エリンギは通年購入することができる食材ですが、10月〜12月が生産量が増えます。今回はそんなエリンギを使った副菜のレシピをまとめてご紹介します。和風だけでなく洋風のレシピでも美味しく食べることができますので、ぜひ参考にしてください。
エリンギは、ヒラタケ科ヒラタケ属のきのこです。
ヨーロッパ原産のきのこで、ヨーロッパから中央アジアにかけて広く分布しています。日本で栽培されるようになったのは1993年です。
エリンギの国内の主な生産地は長野県、新潟県、山形県などです。
出典:市場統計情報(東京都中央卸売市場)
エリンギの旬は10月〜12月頃です。ただし、人工栽培されているため、通年手に入れることができます。
エリンギに含まれるビタミンB群やカリウム、食物繊維の含有量は数あるきのこの中でもトップクラスといわれています。ビタミンB1には疲労回復効果が、カリウムには高血圧の改善効果が期待できます。
さらに、ビタミンDやパントテン酸も多く含まれています。パントテン酸は三大栄養素(たんぱく質、脂質、炭水化物)の代謝を高めます。
エリンギを食べる前に水洗いしてしまうと、風味が落ちてしまうため水洗いは不要です。汚れが気になる場合は、濡らしたキッチンペーパーで拭き取る程度でOKです。
水洗いしてしまうと、エリンギに含まれる水溶性の栄養素(ビタミンB群やカリウム)が流れてしまう点もデメリットといえます。
農薬の心配をする方がいらっしゃるかもしれませんが、多くのきのこが無農薬で栽培されています。
エリンギを生食してしまうと、食中毒を起こす可能性があります。そのため、食べる際は加熱が必須です。
エリンギは他のきのこと比較すると、火を通してもカサが減りにくく、適度な弾力や歯ごたえがキープしやすい食材です。味も淡白なので、どんな食材との相性も◎。
エリンギの切り方によって食感が変わる点は特徴的です。
例えば、繊維に沿うように切ったエリンギはコリコリとした食感になります。反対に、繊維を断つように切ると、柔らかい食感を楽しむことができます。
料理に合わせてカットし、様々な食感を楽しみましょう。
最初に、エリンギを使った和食の副菜レシピをご紹介します。
Filyのレシピはすべて小麦粉・乳製品・白砂糖不使用です。
きのこたっぷりの和風きのこマリネのご紹介です。和風の味付けときのことの相性が抜群です。
てんさい糖を使うことで、まろやかな甘さに仕上がり、コクも増します。
同じ分量であれば、お好みのきのこで美味しくお召し上がりいただけます。
和風きのこマリネのレシピはこちら
手早く作れる超簡単副菜です。
このレシピではごま油を使用しています。ごま油には、悪玉コレステロール値を抑えるリノール酸や抗酸化物質のオレイン酸などが豊富に含まれています。
エリンギきんぴらのレシピはこちら
すりおろしにんにくを入れて風味豊かに仕上げます。
このレシピではにんにくを使用しています。にんにくの香り成分である硫化アリルには、血中コレステロールの増加抑制などの効能が期待できます。
出来上がりはアルミホイルが熱くなっているので注意しましょう。
ピリ辛エリンギのホイル焼きのレシピはこちら
ごぼうとエリンギの食感が両方楽しめるひと品です。お酒のおつまみにもぜひ。
豆板醤には、食欲増進作用や発汗作用が期待できます。
うどんやそうめんの具材としてもおすすめです。
ごぼうとエリンギのピリ辛炒めのレシピはこちら
エリンギの食感にたらこをからめ、ソテーに仕上げたひと皿です。エリンギのコリコリとした食感と、たらこのつぶつぶとした食感がからまり◎。たらことしょうゆは相性抜群です。
エリンギのたらこソテーのレシピはこちら
エリンギの食感としょうがの風味が美味しいひと品です。
しょうがの辛み成分であるジンゲロール、ショウガオール、ジンゲロンには、新陳代謝を上げる作用が期待できます。
エリンギとほうれん草のしょうが炒めのレシピはこちら
風味豊かなピーマンと組み合わせて、食感を楽しめるエリンギ副菜に。
ピーマンは非常に栄養価の高い野菜で、β-カロテンやビタミンC・U、ピラジンなどを含みます。タミンPは熱に弱いビタミンCを守ってくれる作用があります。そのため、本来熱に弱いビタミンCですが、ピーマンのビタミンCは熱に強くなっています。
エリンギとピーマンのしょうゆ炒めのレシピはこちら
下味がしっかり染み込んだ2種類のきのこをサクサク食感でいただきます。
このレシピでは、片栗粉を使用しています。片栗粉で揚げると小麦粉と比べて、サクっとした食感に仕上がります。
汁けをとってから片栗粉を丁寧にまぶし、カラっと仕上げましょう。
きのことかぼちゃの竜田揚げのレシピはこちら
さっと作れるエリンギの簡単和風スープです。白いりごまを使って風味豊かに仕上げます。
エリンギの和風スープのレシピはこちら
次に、エリンギを使った洋風の副菜レシピをご紹介します。
きのこたっぷりで作るイタリアン風きのこのマリネのご紹介です。きのことバルサミコ酢の相性が抜群です。
このレシピでは味付けにバルサミコ酢を使用しています。バルサミコ酢には抗酸化作用が期待できるポリフェノールが豊富に含まれています。
同じ分量であれば、お好みのきのこで美味しくお召し上がりいただけます。
イタリアンきのこマリネのレシピはこちら
エリンギのコリコリ食感がクセになるひと品。
このレシピでは豆乳マヨネーズ(卵不使用)を使用しています。従来のマヨネーズと比べるとあっさりした味わいです。また、使用しているチーズは植物性チーズ(ヴィーガン)です。
焦げないように焼く時間は調整しましょう。
エリンギのマヨチーズ焼きのレシピはこちら
エリンギの食感とにんにくの風味がクセになるひと品です。お酒のおつまみにもおすすめです。
米粉と片栗粉をしっかりまぶすことでジューシーに仕上がります。
エリンギスティックのレシピはこちら
アンチョビとレモンの風味がアクセントになったひと品です。ごぼうとエリンギのそれぞれの食感をお楽しみください。
ごぼうには食物繊維(不溶性食物繊維と水溶性食物繊維ともに)が多く含まれていますので、腸内環境を整えたり、血糖値の上昇速度を緩やかにしてくれることが期待できます。
アンチョビの塩けをきかせながら仕上げます。アンチョビは種類によって塩分が異なりますので、味を確認し塩加減を調整しましょう。
ごぼうとエリンギのアンチョビ炒めのレシピはこちら
マヨネーズは油分の役割と味付けの役割があり一石二鳥。マスタードがアクセントです。
ケルセチンは脂溶性の栄養素です。溶けるため、油と一緒に摂ることで吸収されやすくなります。油で炒めたりドレッシングなどを使うと良いです。
エリンギと玉ねぎのマヨマスタード炒めのレシピはこちら
肉厚エリンギの食感とガーリックの風味が美味しい一皿。彩り豊かななのも◎。
赤パプリカには、黄パプリカに含まれない、β-カロテン(ビタミンA)やカプサイシンが含まれます。β-カロテンには抗酸化作用があります。カプサイシンには発汗作用があります。黄パプリカにはビタミンCが多く含まれています。
食材の大きさを揃えることで火の通りが均一になります。また、そうすることで見栄えもきれいに仕上がります。
エリンギのガーリック炒めのレシピはこちら
3種類のきのこを使ってうまみアップのひと品です。
このレシピではエリンギ以外にしめじとマッシュルームを使用しています。しめじには、他の野菜にはないビタミンDが含まれています。ビタミンDはカルシウムの吸収をアップさせます。
オリーブオイルににんにくの香りを移しましょう。
きのこのバルサミコソテーのレシピはこちら
エリンギの香りにパセリをちらしたシンプルなスープです。
エリンギのスープのレシピはこちら
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