生鮭を使った和風のレシピをご紹介します。鮭のふりかけやお寿司、煮物など様々な料理で美味しく食べることができます。生鮭を調理する際のポイントも合わせて解説していますので、ぜひ参考にしてください。
「鮭」には様々な呼び名があります。スーパーに行くと生鮭や塩鮭、サーモンなど様々な表記がなされていますが、これらの違いはどこにあるのでしょうか。
まず、「生鮭」と「塩鮭」の違いですが、塩鮭は塩漬けにし保存性を高めた鮭で、生鮭は塩漬けにしていません。「塩鮭」は塩分量よってさらに甘口(甘塩)、中辛、辛口(辛塩)に分けられます。具体的な塩分濃度は加工メーカーなどによって異なりますが、塩分濃度が3%未満を甘口、3%以上6%未満を中辛、6%以上10%未満を辛口(辛塩)と表記することが多いようです。甘口(甘塩)といっても砂糖が加えられて甘くなっているわけではなく、あくまで塩分量が少ないという意味になります。
生鮭は塩鮭のように塩が加えられていないため、魚特有の臭みを感じることがあります。調理前に臭みを取ることで、より美味しく食べることができます。
臭みを取る方法はいくつかあります。一番手軽なのは流水で洗い流したり、熱湯をかけ回してキッチンペーパーで水けを取る方法です。他には、生鮭に塩を適量かけ10分程放置した後に余分な水分をキッチンペーパーで丁寧に拭き取る方法もあります。
今回ご紹介するレシピでは生鮭を使用しています。上述の通り、生鮭は塩漬けされていないため調理で塩を加えます。塩漬で代用すること自体は可能ですが、レシピの表記通りに作ると塩分がかなり濃くなってしまいます。塩分の摂り過ぎを避けるためにも、生鮭の使用をおすすめします。
塩鮭を使ったレシピはこちらの記事でまとめてご紹介していますので、ぜひ参考にしてください。
生鮭を使用した和風のレシピをご紹介します。
Filyのレシピはすべて小麦粉・乳製品・白砂糖不使用です。
淡白な鮭を味噌味で炒めて、ごはんが進む一品に仕上げました。ピーマンもたくさんいれて食べごたえも◎。簡単に作れるご飯のお供です。
ピーマンは非常に栄養価の高い野菜で、β-カロテンやビタミンC・U、ピラジンなどを含みます。タミンPは熱に弱いビタミンCを守ってくれる作用があります。そのため、本来熱に弱いビタミンCですが、ピーマンのビタミンCは熱に強くなっています。
焼け鮭の残りがあるときなどに、ぜひお試しください。
ピーマンと鮭のふりかけのレシピはこちら
大きめに切った鮭とごぼうは食べごたえ◎。
ごぼうには食物繊維(不溶性食物繊維と水溶性食物繊維ともに)が多く含まれていますので、腸内環境を整えたり、血糖値の上昇速度を緩やかにしてくれることが期待できます。
鮭は熱湯をかけて生臭さをとりましょう。
鮭とごぼう煮のレシピはこちら
甘味噌だれが鮭によく馴染み◎。
キャベツにはビタミンU(キャベジン)という栄養素が含まれます。その名の通り、キャベツから発見されたビタミン様物質です。まだ不明な部分が多い栄養素ですが、胃酸の分泌抑制や胃粘膜の新陳代謝の促進などの効果があるといわれています。
鮭とキャベツのみそ炒めのレシピはこちら
甘酸っぱいトマトケチャップ味でゴーヤが苦手な方でも美味しくいただけます。ゴーヤと玉ねぎは食感をほどよく残して仕上げます。
ゴーヤにはビタミンCが豊富に含まれています。
ゴーヤのわたも一緒に調理しています。わたは果皮より栄養が多く、苦味もあまりありません。
鮭とゴーヤのケチャップ炒めのレシピはこちら
フライパンだけで作る簡単鮭の南蛮漬けです。ピーマンとパプリカも加えて彩り豊かに仕上げました。
パプリカやピーマンにはビタミンCが含まれています。
鮭と野菜は熱いうちにすぐに漬け込むことで味がしっかり染み込みます。
鮭とパプリカの南蛮漬けのレシピはこちら
次にメイン食材に生鮭を使った、和風レシピを紹介します。
しょうがで鮭のさくみをとって、香ばしくカラっと揚げました。
このレシピでは揚げ油でオリーブオイルを使用しています。オリーブオイルは発煙点が高く、揚げ物におすすめです。
片栗粉をまぶす前に水けをしっかり取り除きましょう。また、片栗粉をつけたら少し馴染ませることで、油に入れたときに散らばりにくくなります。
鮭の竜田揚げのレシピはこちら
フライパンでふっくら塩焼き。超シンプルな料理ですが、いつ食べてもほっこりする美味しさです。
生鮭の塩焼きのレシピはこちら
ごはんが進む鮭の照り焼きのレシピです。小麦粉は使わずカロリーオフ。
このレシピでは砂糖の代わりにメープルシロップを使用しています。カロリーが白砂糖の2/3と低く、GI値(食後の血糖値の上がりやすさを示す数値)も73と白砂糖(GI値100)より低いのが特徴です。
メープルシロップは沸点が高いので焦げつきにくいです。
鮭の照り焼きのレシピはこちら
包み焼きにして魚と野菜のうまみを逃さない!お味噌のこっくり味でいただきます。
しめじには、他の野菜にはないビタミンDが含まれています。ビタミンDはカルシウムの吸収をアップさせます。また、脂質の代謝をサポートするビタミンB2も含まれています。
包み焼きでうまみをとじこめ美味しく仕上げます。
鮭としめじのホイル焼きのレシピはこちら
みそとマヨネーズの焦げた風味が美味。ごはんとよく合います。
このレシピでは豆乳マヨネーズ(卵不使用)を使用しています。従来のマヨネーズと比べるとあっさりした味わいです。
途中焦げるようならアルミホイルをかぶせ火を通しましょう。
鮭のねぎみそマヨ焼きのレシピはこちら
最後に生鮭を使った主食料理を紹介します。
程よい塩気の効いた鮭の玄米おにぎりです。
ごまには強い抗酸化作用があるビタミンEが含まれています。
こちらのレシピで使用している生鮭の塩焼きのレシピはこちらでご紹介しています。
鮭の玄米おにぎりのレシピはこちら
焼き鮭を使った簡単なお寿司です。
このレシピでは米酢を使用しています。酢には疲労回復や血糖値の上昇を抑えるのに効果的なクエン酸や、血行を良くしたり免疫力向上の効果が期待できるアミノ酸などが含まれています。酢には他にもミネラルの吸収や胃酸の分泌を高め消化を促進するなどの働きもあります。
具材を加えたら、ざっくり混ぜ合わせましょう。
鮭寿司のレシピはこちら
鶏そぼろ・炒り卵・鮭の3色丼です。栄養と彩りのバランスがよく、お弁当にもおすすめです。
このレシピでは、てんさい糖を使って甘みをつけています。てんさい糖を使うことでまろやかな甘さに仕上がり、コクも増します。てんさい糖には普通の砂糖(白砂糖)よりもミネラル類が豊富に含まれているのが特徴です。ミネラル類は、美容や健康に効果的です。
鶏肉は、汁けをとばして味をしっかりと染み込ませましょう。炒り卵を作る際に泡立て器を使うのがポイントです。細かくきれいに仕上がります。
三色丼(鶏・卵・鮭)のレシピはこちら
鮭を使ったチャーハンのレシピです。鮭の塩けとごまの香りの相性バツグンです。
このレシピでは、栄養素がたっぷりの玄米ごはんを使用しています。
温かい玄米ごはんを使うことで、火の通りが早くなり時短になります。ごはんと同時に塩を加えることがポイントです。米粒同士がくっつきにくくなり、パラパラに仕上がります。
鮭炒飯のレシピはこちら
和風だしとおしょうゆで作る和風パスタです。鮭ともよく合います。青ねぎで風味アップ。
ねぎに含まれる辛味成分であるアリシン(硫化アリル)には、抗酸化作用や血栓予防作用、食欲増進作用などが期待できます。
鮭の和風パスタのレシピはこちら
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