腐ったトマトは全体がブヨブヨと柔らかくなったり、黒く変色したり、異臭を放ちます。この記事では、腐ったトマトの特徴やトマトが腐る原因、トマトの正しい保存方法などをご紹介します。トマトが腐ってしまう前におすすめの大量消費レシピもあわせてご紹介しますのでぜひ参考にしてください。
トマトが腐ってしまうとどうなるのでしょうか。腐ったトマトの見た目の特徴をご紹介します。
腐敗が進むと、ヘタ周辺や実の表面にカビが生えます。白カビや黒カビが生えることが多いです。
ヘタの周りは細菌が多く発生するため、白カビはヘタの周辺に発生することが多いです。白カビが生えているトマトを食べる際は、ヘタを取りいつもより入念に水洗いをしてください。そしてサラダなどの生食ではなく加熱料理として使う方がベターです。また、心配な方や免疫力が低い子ども、高齢者の方は食べるのを控える方が良いでしょう。
黒カビは白カビよりも毒性が強いと言われています。そのため、黒カビが広範囲に生えてしまっている場合は食べずに処分するようにしましょう。
トマトのカビについては下記の記事で詳しく解説しています。あわせてご覧ください。
トマトにカビ...食べられる?白・黒・緑の違いは?原因と対処法を解説
熟して食べ頃のトマトは赤みが強いですが、腐敗が進むと全体的に黒っぽく変色します。特に、ヘタ周辺や表面の傷周辺から腐敗が進みやすいです。
ただし、中には黒い品種も存在します。「インディゴ・ローズ」というトマトの品種は、皮(外側)が黒く、中身は赤紫色をしています。
トマトが黒く変色する原因や対処法については下記の記事で詳しく解説しています。
トマトの中が黒い!腐ってる?食べられる?原因と対処法を解説
トマトの皮がシワシワになっていることがあります。シワシワになっているからといって必ずしも腐っているというわけではありませんが、トマト内の水分がかなり蒸発してしまっています。
大玉トマトの場合、皮だけが乾燥していて中身はそのままであることが多いです。切って中身が問題なさそうであれば食べてもOKですが、あまりにも水分がなくなっている場合は栄養や味が劣りますので、食べずに処分する方がよいでしょう。
ちなみに、皮がシワシワになったトマトを80℃ほどのお湯に10秒浸けたり、水に30分ほど浸けることでハリのあるトマトに戻ります。
腐敗が進むとトマト全体が柔らかくなるだけでなく、トマトの一部に穴が開いて中身が溶け出してる状態になります。
表面の傷や割れ目から穴が開くことが多いです。
トマトが全体に柔らかくなっていて形が崩れているような場合は腐ってる可能性が大ですので、食べずに廃棄しましょう。食害にあったトマトも、他の菌が入り込む可能性が高いので食べない方が安全と言えます。
トマトが腐ると、トマトから異臭を放つ汁が出ます。この場合は、トマトが全体的に腐敗していることがほとんどなので廃棄処分しましょう。
新鮮なトマトでも、穴や傷、割れ目から汁が出ることもありますが、新鮮なトマトから出る汁は臭くありません。
汁が出ているからとすぐに捨てるのではなく、トマトの表皮の状態(ツヤ、ハリがあれば○)などを確認してから判断しましょう。
虫に食べられることがあります。その場合、トマトに穴が開いています。
トマトをよく食べる虫は、オオタバコガやタバコガ、ハスモンヨトウなどの幼虫です。丸く穴が開いている場合はオオタバコガ、クレーター状に跡がついている場合はハスモンヨトウによる食害です。
食害にあったトマトには糞や他の菌などが付着していることがほとんどなので、食べない方がベターです。
腐ったトマトは、見た目だけでなく臭いや味からも判断することができます。
トマトの臭いの原因や対処法はこちらの記事で詳しく解説しています。
トマトは元々酸味のある野菜です。ですがトマトが腐ると、普通のトマトでは感じないような酸っぱい臭いがします。腐敗具合によっては、生ゴミやカビのような悪臭がすることもあります。
見た目は問題なくても、明らかにいつもと違う臭いがする場合は腐っている可能性が高いので、食べずに廃棄することをおすすめします。
野菜といえば青臭さを感じるものが多いですが、トマトは特に青臭さを感じやすい野菜です。そのため、多少青臭くても腐敗しているというわけではありませんが、カビ臭い場合は注意が必要です。
カビが生えているようには見えなくても、カビの胞子が飛び散り繁殖し始めているとカビ特有の臭いを放つことがあります。
心配な方は食べずに処分するのが良いでしょう。
見た目や臭いで腐っていると判断できることがほとんどですが、腐っていることに気付かずに食べてしまうこともあると思います。
完熟したトマトはほどよい甘みと酸味があって美味しいですが、腐っているトマトは、強い酸味や時には苦味を感じることもあります。
トマトの味が変だなと思った時は、ただちに食事を中止しそれ以上食べないようにしましょう。
腐っているトマトは、トマト全体がブヨブヨとし、形が崩れてしまうほど柔らかくなります。トマトの腐敗が進んでいる証拠ですので、原型を留めないトマトを食べるのは避けましょう。
新鮮なトマトは、皮がピンとしていてハリがあります。そのため、多少の柔らかさはあっても、少し触った程度で型くずれすることはありません。
トマトを触るとトマトの表皮がヌルヌルとしていることがあります。きゅうりやトマトなどの水分が多い野菜は、腐り始めると表面にヌメリが出てくるのが特徴としてあります。
腐っている場合は、ぬるぬるするだけでなく変色していたり悪臭がすることが多いです。その場合は食べないようにしましょう。
稀に農薬などでぬめり感が出ていることがあるので、その場合は水洗いするとヌメリが取れます。
もしかして腐ってる?と思ったトマトも、下記のような状態であれば腐ってないこともあります。
トマトは水分を多く含む野菜で、約90%以上が水分だと言われています。そのため、新鮮なトマトでも触ると柔らかいのが特徴です。
触って柔らかいからといって必ずしも腐っているわけではありません。新鮮なトマトは柔らかいものの皮にツヤやハリがあったり、鮮やかな赤であることが特徴です。一方で腐っているトマトは、皮がシワシワになっていたり、黒や茶色などに変色していることがほとんどです。
見た目や臭い、切った断面などが問題なければ、腐っているわけではありませんので美味しくいただきましょう。
また、トマトはぶつかったり潰れたりすることで柔らかくなりやすいとも言われています。ぶつかったり潰れただけのトマトは品質には問題ないので普段通り食べてもOKです。
トマトのヘタが取れているのは、腐っているからではありません。普通に保存していてもポロッと取れることはあります。ヘタが取れていても実に問題なければ普通に食べることが可能です。
また、ヘタやヘタの周りが茶色く変色していることがありますが、トマト自体には問題ないことがほとんどです。しっかりと水洗いをし、気になる場合は変色部分を切ってから食べましょう。
ただし、茶色く変色してしまっているあたりがブヨブヨと柔らかくなっている場合は、腐っている可能性があるので注意しましょう。
切ったら中身が緑色なのは、腐敗ではなく未熟な状態で完熟していないことが原因です。
一般的に食べられているトマトの色は赤色ですが、成熟する前のトマトは緑色(青)をしています。トマトは成熟して赤くなっている状態で食べる野菜で、表面や中身が緑色の状態のトマトは成熟する前の未熟果です。トマトは基本的に一部が赤くなった状態で収穫され、スーパーなどの店頭に並ぶ頃に赤く成熟します。
表面は赤いのに中だけ緑色の状態なのは、完全に成熟していないためです。完全に成熟しているトマトと比較して固かったり甘みが感じられなかったりしますが、食べても問題はありません。
ただし、表面まで緑色の場合は食べてはいけません。
表面が緑色のトマトはトマチンと呼ばれる天然毒素が多く含まれています。マチンは、じゃがいもに含まれている天然毒素ソラニンと似た構造をもつアルカロイド配糖体です。トマトの表皮や花や葉、茎などに含まれていて、雑菌や害虫から実を守るために生成されると言われています。
基本的にトマトの天然毒素の含有量は、未成熟の場合でも致死量には至らないと言われていますが、中毒症状が出ることもありますし、高齢者や小さなお子様など免疫力のない方は注意が必要です。
出典:日本植物生理学会
食べようと思ったトマトが腐っていた、、、という経験はありませんか?そもそもなぜトマトは腐ってしまうのでしょうか。トマトが腐ってしまう主な原因をご紹介します。
トマトは暖かい環境で育つ野菜です。そのため「トマトは暑さに強い」と思っている方が多くいらっしゃいます。確かにそうなのですが、だからといって高温に耐えられるというわけではありません。
トマトだけに限らず多くの野菜に共通することですが、室温が高い環境で保存をすると野菜の腐敗が進みます。室温が高いとトマト内の温度も上がり、腐敗が進みやすくなります。
ただし、トマトは低温にも弱い野菜です。トマトの低温貯蔵の最適温度は8〜10℃と言われています。保存最適温度よりも低い温度で保存すると、味や食感が劣る低温障害を起こす可能性があります。
トマトの保存最適湿度は90〜95%と言われています。上記でもご紹介した通り、トマトは約90%前後もの水分を含んでいる野菜です。そのため湿度が極端に低い環境では水分が蒸発して傷みやすくなってしまいます。
トマトにとって最適な湿度を保つことで、腐敗するのを防ぐことが可能です。トマトの正しい保存方法はこの記事の後半でご紹介します。
トマトが何かしらの病気にかかっていることで腐敗が進むこともあります。外見で判断できればいいのですが、中には判断することが難しいような病気もあり、病気の元となる病原菌が潜んでいると時間の経過とともに感染し、トマトを腐らせてしまいます。
トマトに多く発生する病気には、炭そ病や黒斑病、褐色腐敗病、尻腐れ病などがあります。
炭そ病や黒斑病はトマトが黒く変色していきます。皮の表面だけが変色している場合は、その部分を取り除けば食べることが可能ですが、進行すると腐敗していってしまいます。
炭そ病と黒斑病は糸状菌(カビ)が原因の病気です。高温湿度の環境で感染しやすいです。そのため梅雨の季節や降雨量の多い年に発症することが多い病気です。
褐色腐敗病は、果実の先端部から茶色く変色していき進行すると腐敗してしまいます。
褐色腐敗病の原因となっているのも糸状菌で、カビが生育しやすい高温多湿条件では、果実の表面に白色のカビが発生することもあります。梅雨などの季節は、土壌中で生存している糸状菌が水分と一緒に根や茎の傷などから侵入して感染しやすくなります。
尻腐れ病は、トマトのお尻の部分(ヘタの反対側)が黒くなります。
石灰(カルシウム)不足が原因で起こるもので、チッ素成分や水分が多かったり、土壌の乾燥などが原因で起こる生理障害です。病原菌による病気ではありませんので、黒い部分を取り除けば食べることができます。尻腐れ病になっているトマトは甘みが強くて美味しいと言われています。トマトジュースやケチャップにしたり、カプレーゼにして食べるのがおすすめです。
基本的には尻腐れ病である場合食べることができますが、場合によっては茶色くなった部分にカビが発生することもありますので、カビが生えていないか異臭がするなどの異変が見られないかよく確認するようにしましょう。
腐ったトマトを誤って食べてしまった場合、特に何も症状がでなければ問題ありません。しかし、食べてから数時間たってから腹痛や胃痛、下痢などの症状が表れることがあります。
腐ったトマトを食べた後に上記のような症状が出た場合は、専門医に診てもらうようにしましょう。症状が出た場合は、自己判断で市販の下痢止めなどの薬を飲むのはやめたほうが良いとされます。自己判断で市販の薬を使うと、症状の原因である細菌やウイルスの排出を邪魔してしまい病状が悪化してしまうことがあります。
出典:食中毒かな?と思ったら(農林水産省)
腐らせてしまったトマトは生ゴミとして捨てましょう。
トマトに限らず腐敗した食材からは水分が出てきて悪臭がします。そのままゴミ箱に入れずに一度新聞紙に包んでビニール袋に入れ密閉して捨てると良いでしょう。
新聞紙に包むと、腐ったトマトから出てくる水分を新聞紙が吸収してくれます。また、新聞紙に使われているインク(済)には臭いを吸着・消臭する効果があるので悪臭を軽減してくれます。
それでも臭いが気になる場合は、重曹をふりかけておくと良いでしょう。重曹にも臭いを吸着・消臭する効果があります。
そのまま他のゴミと一緒にゴミ箱に入れておかないことが大切です。
完熟したトマトは常温に置いておくとそのまま熟し続け、1日〜2日で腐敗してしまいます。
熟したトマトは通年常温以外で保存したほうが長持ちさせることができます。
ただし、冬場なら常温保存も可。その場合は8〜10℃以下になる場所で保存しましょう。暖房器具を使っている部屋などで10℃を超える場合は、冬場でも冷蔵庫で保存するのがベストです。
トマトに限らず多少でも腐敗してしまった食材は、加熱しても安全に食べられるということはありません。
腐敗してしまった食材には細菌が増殖している状態です。すべての細菌が食中毒を起こす原因になるとは限りませんし、加熱すれば死滅する細菌の場合もあります。しかし、加熱しても死滅しない細菌の場合もありますし、小さなお子様や高齢者の方など免疫力が十分にない方や腸内環境が整っていない方など、体質的に食中毒になりやすい方もいます。
多少でも腐っている場合は破棄するのが無難です。
お弁当にトマトを入れることはおすすめできません。なぜなら、カットしたトマトからは水分が出てくるため、食中毒となる細菌が増殖しやすいためです。
そのため、トマトをお弁当に入れるのであればカットせずに丸ごと入れられるミニトマトにしましょう。
ミニトマトをお弁当に入れる際は、ヘタに細菌がついている可能性があるので必ずとって入れてください。
冷凍すると常温保存や冷蔵保存するよりも日持ちはしますが、腐らないというわけではありません。
基本的に野菜などの食材の鮮度が落ち、栄養価が落ちたり腐敗してしまうのは、空気に触れて酸化が進んだり、乾燥したりといった外的要因や食品に含まれる酵素や微生物の働きなどの内的要因によるものです。
冷凍庫などの低温の環境では、腐敗や食中毒の原因になるほとんどの菌類や微生物、酵素の分解作用が働くことはありませんので、外的要因である乾燥や酸化を防げれば鮮度が落ちたり栄養価が落ちてしまうことを防ぐことができます。
しかし、冷凍していても長く保存していれば鮮度は落ちますし、腐敗もします。冷凍すればいつまでも美味しく食べられるというわけではないので、1ヶ月を目安に早めに食べきりましょう。
トマトが腐りにくい、正しい保存方法をご紹介します。保存方法ごとに賞味期限が異なるので、合わせてご紹介します。
トマトの詳しい保存方法についてはこちらの記事でご紹介していますのであわせてご覧ください。
熟していない青いトマトのみ常温で保存します。常温で保存した場合の賞味期限は、夏場は2〜3日、冬場は1週間ほどです。
追熟の最適温度は15〜25℃と言われているため、常温で保存することで成熟が進み、美味しいトマトになります。
常温で保存し、トマトを追熟させる場合は、1つずつ新聞紙にくるみ、ヘタを下にしてカゴに入れ、冷暗所に置いておきます。ヘタを下にすることで、トマトが乾燥するのを防げます。
上述の通り、トマトの追熟最適温度は15〜25℃です。熟したトマトを常温保存するとさらに熟して傷んでしまうため、熟したトマトは通年常温以外の保存がおすすめです。
ただし、冬場なら常温保存も可。その場合は8〜10℃以下になる場所で保存しましょう。暖房器具を使っている部屋などで10℃を超える場合は、冬場でも冷蔵庫で保存しましょう。
常温保存以外の保存方法は後ほどご紹介します
冷蔵保存で保存した場合のトマトの賞味期限は2週間です。
トマトを丸ごとそのまま、もしくはトマトを切って保存する場合で、保存方法が異なりますのでそれぞれを詳しく解説します。
熟したトマトは通年冷蔵保存します。熟したトマトは、トマト同士がくっつくとその部分から傷みやすくなります。さらに、トマトに含まれるビタミンCが15%も失われてしまうことも!(常温で1週間保存した場合)
しかし、保存最適温度(8〜10℃)以下の冷蔵庫で保存すると低温障害を起こしてしまうので、冷蔵保存する場合は低温になりすぎない野菜室で保存します。
1つずつ丸ごとペーパーで包み、ヘタを下にしてポリ袋に入れて軽く口を閉じます。野菜室で約2週間保存できます。
切ったトマトはラップをして、そのままチャック付きビニール袋に入れて、野菜室で保管します。切ったトマトは傷みが早いので数日以内に使い切るようにしましょう。
冷蔵でトマトを保存した場合の賞味期限は1ヶ月です。
トマトの細胞が壊れて旨味成分である「グルタミン酸」や「アスパラギン酸」などが外に出やすくなるため、甘みとうまみが増しより美味しく食べることができます。また、冷蔵することによりトマトの酸味が和らぎます。ただし冷凍したトマトは食感が劣るので、生食ではなくソースやスープなどの加熱料理に使用しましょう。
トマトの皮剥きが必要なレシピに使う時や、カットする時間がない時、用途が決まっていない時などはトマトを丸ごと冷凍するとよいです。
ヘタを取って、丸ごと冷凍用のチャック付きビニール袋に入れます。冷凍庫で約1ヶ月保存できます。
丸ごと冷凍したトマトを解凍する方法には自然解凍、水に入れて解凍、電子レンジで解凍などがあります。
自然解凍する場合は、凍ったトマトを5分ほど室温に戻します。しかし、水と一緒にトマトの汁も抜けてしまい味が劣ってしまうのでおすすめしません。
トマトの皮を剥く場合は、水にさらして解凍するのがおすすめです。トマトのお尻の方(ヘタの反対側)に十字に切れ目を入れ、水に30秒〜1分ほど浸けます。その後手で皮を剥きます。
電子レンジで解凍する場合は、耐熱皿にトマトをのせてそのまま解凍します。
皮を剥いたトマトはソースやスープなどに、皮つきのトマトはすりおろしてドレッシングなどにおすすめです。
ざく切りにして冷凍すると、料理をする時にすぐに使えて便利です。
トマトを水洗いし水けをしっかり取ります。好みの大きさにカットし、冷凍用のチャック付きビニール袋に入れて保存します。冷凍庫で1ヶ月保存できます。
トマトがなるべく重ならないように入れると、使いたい分だけ手で折れるので取り出しやすくなります。
上述の通り、冷凍トマトは解凍しても生食には適さないので、加熱して食べるのがおすすめです。解凍しすぎると旨味成分や甘み成分、栄養などが流れ出るため、冷凍のカットトマトは凍ったまま加熱料理に加えましょう。
なお、トマトソースを作って冷凍することも可能です。
トマトソースのレシピはこちら
トマトを乾燥させてから保存した場合の賞味期限も1ヶ月です。
野菜は干すことで保存期間が伸びるのはもちろんですが、栄養価が高まる、甘みが増す、噛みごたえが増す(いつもとは違う食感が楽しめる)、かさが減るのでたくさん食べられる(その分栄養が取れる)などのメリットがあります。
乾燥トマトはお味噌汁の具やサラダのトッピングとしてお使いいただけます。凝縮した旨みと、いつもと違う食感が楽しめます。
一番よい乾燥方法は天日干しです。
水洗いし水けをしっかり取ったトマトを輪切りにします。輪切りにしたトマトをザルに並べ、2日ほど天日干しします。干す前に塩を一振りしても◎。天日干ししたトマトは密閉容器に入れ常温で1ヶ月保存できます。
天日干しすることで、トマトに含まれるリコピンの量が4倍になると言われています。リコピンは抗酸化作用のある栄養素です。リコピンの抗酸化作用は同じ抗酸化作用を持つベータカロテンの2倍以上、ビタミンEの100倍以上といわれています。肌や血管の老化を防いだりガンや動脈硬化などを予防する効果が高いことがわかっています。
天日干しができない方はオーブンでトマトの水分を抜くこともできます。鉄板の上にクッキングシートを敷き、その上にトマトを並べます。100〜110℃で20〜30分程度でゆっくり加熱します。
オーブンよりももっとお手軽なのがレンジで乾燥させる方法です。耐熱皿の上にキッチンペーパーを敷き、その上に輪切りにしたトマトを並べます。600Wで5〜8分ほど加熱します。
最後にトマトの大量消費におすすめのレシピを紹介します。作り置きの保存期間は冷蔵で2〜3日が目安です。Filyのレシピはすべて小麦粉・乳製品・白砂糖不使用です。
フレッシュなトマトを使ったナムルです。甘いトマトとごま油の相性が抜群です。とても簡単に作れます。
こちらのレシピでは生姜を使っています。生姜の辛み成分であるジンゲロール、ショウガオール、ジンゲロンには、新陳代謝を上げる作用が期待できます。
そのまま食べてもよいですが、冷やすとさらに美味しくいただけます。
トマトのナムルのレシピはこちら
トマトでドレッシングを作ることもできます。こちらのレシピでは冷凍トマトをすりおろして使います。
このドレッシングでは、オメガ3が豊富に含まれるえごま油を使っています。えごま油は熱に弱く、クセがないのでサラダにぴったりです。
冷凍トマトを使ったおすすめのレシピには他にもイタリアンめんつゆがあります。
トマトドレッシングのレシピはこちら
トマトとアーモンドミルクで作る冷製トマトミルクスープです。アーモンドミルクなので、さっぱりとした舌触りです。トマトは丸ごと一個使っています。
このレシピでは、アーモンドミルクを使用しています。カゼインフリー(乳製分不使用)で、アーモンドミルクにはビタミンやミネラル、食物繊維などが豊富に含まれています。
時間がない時は、フードプロセッサーを使ってトマトを潰しても美味しくいただけます。
冷製トマトミルクスープのレシピはこちら
たっぷりのトマトを使ったトマト味噌のレシピをご紹介します。トマト味噌は、パスタやラタトゥイユ、野菜炒めなどに使える万能調味料です。
煮詰まってくると焦げやすくなるので、フライパンの底からこそげるように混ぜるのがポイントです。
トマトみそのレシピはこちら
トマトで作るチキンカレーです。トマトのうまみが凝縮した一品です。カレー粉で簡単に作れます。
トマトに含まれるビタミンCは、鶏肉のたんぱく質がコラーゲンになるのに必要不可欠な栄養素です。コラーゲンには美肌効果が期待できます。
熟したトマトを使うのがポイントです。
トマトのチキンカレーのレシピはこちら
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