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白玉粉とは?原料や代用品、上新粉・もち粉・だんご粉との違いを解説

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白玉粉とは?原料や代用品、上新粉・もち粉・だんご粉との違いを解説

白玉団子の原料である白玉粉。もちもちでつるんとした食感が好きな方も多いかと思います。そんな白玉粉の原料や製造方法、用途などを解説していきます。代用できる穀類も紹介します。

白玉粉の原料・製造方法

白玉粉はもち米を原料とする米粉の一種です。

もち米とは白く不透明で、お餅やお赤飯にする粘性のあるお米のことです。もち米と対になるのは「うるち米」です。うるち米は、一般的に食べられている半透明のお米のことです。有名な品種には「あきたこまち」や「コシヒカリ」などがあります。

白玉粉は、まずもち米を水洗いして12時間程度水に浸して吸水させます。吸水させたら原料に対して1〜2倍の水を加えながら石臼で水びきします。この時に出る乳液をふるいにかけて粗粒を分離して、再び粗粒を水びきしたら、沈殿したもの(でんぷん)を圧搾機で脱水し、脱水したものを賽の目切りにして乾燥させるという製造方法で作られています。

古くは寒い季節にのみ製造されていましたが、現在は1年中製造されています。

同じく米粉の一種である上新粉やもち粉よりも白玉粉の価格が高めなのは、このように製造過程が多いからです。

白玉粉の別名

白玉粉は、別名「寒晒粉(かんざらしこ)」といいます。「寒晒」は、寒い季節を象徴する言葉です。昔は、もち米を原料に冬の寒さが厳しい頃に清潔な流水の得られる場所で白玉粉を製造していたため、このような名前がつきました。冬の寒さの中での工程が、白玉の滑らかな舌触りと独特のマイルドな味を生み出し、さらに雑菌の増殖を防ぐ効果があったといわれています。

九州の島原地方には「白玉粉」を「寒晒粉」を読んでいた名残があり、白玉スイーツを「かんざらし」と呼ぶことがあります。

白玉粉の品質・見た目

白玉粉は、充分に乾燥し光沢がある純白で微細な粉末のものが良質であるとされています。

白玉粉は、細かいかたまりがたくさんありザクザクとしています。サラサラとした粉状になっていないのは、製造の過程で一度賽の目に切ってから乾燥させているからだと考えられ、品質が悪いからではありません。白玉粉の細かいかたまりは、触れるとすぐに崩れます。

白玉粉の用途

白玉粉は、上述したようにもち米のでんぷんを乾燥させて作られているため、こめ粉というよりはでんぷん粉に近く、独特の風味があります。

もち米のでんぷんは粘り気を出す働きのあるアミロペクチンできているので、白玉粉には強い粘り気を出すという特徴があります。また、粒子が細かいためやわらかくなめらかな食感を出すことができる他、冷めても固くならないという特徴があり、白玉団子や大福などの和菓子に使われることが多いです。

和菓子作りだけではなく、料理に白玉粉を使うこともできます。例えば、白玉粉の原料はもち米なので、白玉粉を入れてご飯を炊くことでもちもちとした食感が出て、もち米がなくてもおこわ風の炊き込みご飯を作ることができます。

また、白玉粉ももち米のでんぷんを取り出して作られているものなので、じゃが芋のでんぷんを取り出して作られている片栗粉と同じように、料理にとろみをつけることができます。白玉粉は粒が細かいので片栗粉よりもだまになりにくく、片栗粉と同じように濃厚なとろみをつけることができます。

小麦粉の代用として、揚げ物の衣として使うこともできます。揚げ物の衣として使うとサクサクでしっかりとした食感のある仕上がりになります。また、白玉粉は油の吸収率が小麦粉よりも低いので白玉粉を衣にして揚げると、サクサク感が長続きしますしカロリーを低くすることができます。

白玉粉は原料がもち米なので、離乳食初期のとろみづけなどに使うことができます。ただし、白玉団子にする場合は、注意が必要です。白玉団子を食べさせる目安としては、乳歯が奥歯まで生え揃ってからといわれています。個人差はありますが、おおよそ3歳頃から食べることができます。柔らかいので子供のおやつにもぴったりなのですが、おもちのような粘り気があるため幼児であっても喉に詰まらせてしまう危険があります。必ず大人がそばで見ている状態で与えましょう。

白玉粉のカロリー(糖質)

白玉粉のカロリーは、100gあたり347kcalです。これは、お茶碗大盛りのご飯食べるよりも多いカロリーです。ご飯茶わんに軽く一杯(約150グラム)で約240kcalです。

白玉粉の糖質は100gあたり約80gで、白玉粉の8割が糖質ということになります。

白玉団子約1個分を約5gとすると、白玉団子1つのカロリーは約17kcal、糖質は約4gなので少量であればダイエット中に食べても問題ないですが、大福にしてあんこなどと一緒に食べるとさらにカロリーと糖質は高くなりますので、ダイエット中の方は食べすぎないように注意が必要です。

カロリーとはエネルギー量のこと。もともとはエネルギー量の単位がkcal(キロカロリー)なのでそう呼ばれるようになりました。三大栄養素である炭水化物・脂質・たんぱく質のエネルギー量の合計がその食品のエネルギー量つまりカロリーです。食品成分表には記載がありませんが、炭水化物から食物繊維を引いたものが糖質です。そのため、カロリーが高い=糖質が高い、とは限りません。炭水化物(糖質)や脂質が低く、たんぱく質が豊富な食品もカロリーが高くなります。

白玉粉の成分

白玉粉100gに含まれる成分は、下記の通りです。

  • 炭水化物…80~90g

  • 食物繊維…0.5g

  • タンパク質…7g

  • 脂質…1.2g

  • ビタミンB…0.03㎎

  • ビタミンB2…0.01mg

  • ナイアシン…0.4㎎

  • 葉酸…14㎍

  • カルシウム…5㎎

  • リン…45㎎

  • 鉄分…1.1㎎

  • マグネシウム…6mg

  • カリウム…3㎎

白玉粉の原料はもち米であるため、もち米と同じくタンパク質やビタミンなども含まれます。特に栄養面に優れているというわけではありませんが、体に悪い成分は含まれているわけではありません。

白玉粉のGI値は65で中GIです。

GIとは、グライセミック・インデックス(Glycemic Index)の略で、食後の血糖値の上昇度を表す値です。食品の炭水化物を50g摂取した際の血糖値の上昇度合いを、ブドウ糖(グルコース)を100とした場合の相対値で表します。55以下を低GI、56〜69を中GI、70以上を高GIと分類し、GI値が高ければ高いほど血糖値が急上昇します。急激な血糖値の上昇は、体に負担をかけるため、緩やかな上昇が理想的です。

一方、白玉粉には「グルテン」が含まれません。グルテンは小麦などに含まれるたんぱく質の一種です。グルテンは料理をおいしくしますが、消化されにくいという性質があり、肥満やむくみの原因となる他、疲れやすくなるなどの症状が身体に出ることもあります。近年グルテンを摂取しないグルテンフリーの生活を起こっている人も多く、白玉粉は小麦粉の代用として使われることも多いです。

白玉粉の販売場所・値段

白玉粉はスーパーなどで購入することができます。片栗粉などと同じ粉物のコーナーもしくは、製菓コーナーに置かれています。値段は200gで200円〜400円程で、米粉の中では値段が高いです。業務用スーパーでは大容量のものがスーパーに比べると安い値段で売られています。また、Amazonなどネット通販でも購入することができます。

白玉粉の賞味期限・保存方法

白玉粉の賞味期限は製造メーカーにもよりますが、おおよそ1年〜2年です。しかし、賞味期限は未開封であることや正しく保存できていることが前提となるため、開封したものは賞味期限に関わらず、できるだけ早めに使い切ったほうが安全です。

開封後は特にきちんとした環境で保存しておくことが大切です。開封後は密閉できる容器に入れて直射日光の当たらない暗くて涼しい場所に置きましょう。

冷蔵庫で保存することもできますが、温度変化によって結露が起こると白玉粉が水分を吸収してしまい、傷む原因となってしまうので、長時間や頻繁な扉の開け閉めなどによる急激な温度変化を避けるよう注意が必要です。

白玉粉は、小麦粉などの粉ものに比べるとコナダニなどの虫がつきにくく傷みにくいといわれており、賞味期限が過ぎていても保存状態がよければ使えます。ただし、カビ臭かったり色が変わっている場合は使用を避けましょう。

白玉粉団子の一般的なレシピ

白玉粉といえば「白玉粉団子」を思い浮かべる人が多いのではないでしょうか。白玉粉団子は自宅でも簡単に作ることができます。

材料(2人前)

白玉粉…100g
水…80ml

作り方

  1. ボウルに白玉粉を入れ、水を少しずつ加えながら耳たぶ程度の固さになるまで混ぜ合わせる。
  2. 一口大に丸め中央部分にくぼみを作る。
  3. 沸騰したお湯に、丸めた生地を入れて茹でる。
  4. 白玉団子が浮き上がってから、さらに1分ほどゆでる。
  5. 水気をきったら、冷水に入れ粗熱を取る。

まず、ボウルに白玉粉を入れたら、水を少しずつ加えながら混ぜ合わせます。耳たぶぐらいの固さになったら、一口大にまるめてくぼみを作ります。成形したら、沸騰したお湯に入れて浮き上がってくるまで茹でます。浮き上がってきたら、そこからさらに1分程度ゆでます。茹で上がったら水気をきり、冷水に入れて粗熱をとったら完成です。

出来上がった白玉団子はそのままでも食べることができますが、きなこや黒蜜、砂糖醤油の葛餡(みたらし団子)をかけたり、あんこを包んで大福にして食べても良いです。
ダイエット中の方には、おからパウダーやオートミールを加えると糖質を抑えることができるのでおすすめです。

白玉粉の代用品は?違いは?

上新粉

上新粉(じょうしんこ)は、白玉粉の代用品として団子を作ることができる他、焼き菓子や料理にとろみをつけたり揚げ物の衣にすることができます。

ただし、白玉粉とは原料や製造方法が違うため調理法や食感などに違いがでます。例えば団子を作る場合、上新粉はお湯でこねる必要があります。これは、上新粉の糊化温度(粘りが出る温度)が、90℃前後と白玉粉よりも高いためです。食感は、白玉粉よりも固くしっかりとした歯ごたえがでます。そのため、小さな子供や年配の方が食べるのであれば上新粉のみを使って団子などを作るのは避けたほうが良いでしょう。

上新粉と白玉粉は混ぜて使うこともできます。上新粉と白玉粉を混ぜることで、上新粉で作ったような歯ごたはそのままに、柔らかく滑らかに仕上がります。

上新粉は、うるち米を原材料として作られる米粉の一種です。うるち米とは、一般的に食べられているお米のことです。白玉粉はもち米を原料にして作られるので、原料が異なります。

上新粉は、もち米のでんぷんを取り出して乾燥させている白玉粉とは製造方法も異なります。上新粉は、ロール製粉という製造方法で作られています。まず、水洗いしたうるち米を乾燥させロール製粉機で製粉します。製粉したものをふるいにかけて粒子の粗いものと細かいものとでわけたもののうち、目の細かいほうが上新粉になります。目の粗いほうは「並新粉(なみしんこ)」といいます。

ちなみに、うるち米を胴搗き製法(どうつきせいほう)で上新粉よりもさらに粒子を細かくしたものが「上用粉(じょうようこ)」となります。胴搗き製法は、精米後にお米の水分が多く保たれた状態で、杆搗き臼(きねつきうす)で徐々に細かくしていく製法です。ロール製法よりも時間はかかりますが、より質のよい粉が得られます。関西地方では古くよりこの製法が主流であり、関西では上用粉がよく使われます。

上新粉の見た目は白玉粉と同じく見た目は純白ですが、小さなかたまりができていることが多い白玉粉とは違い、さらさらとしています。

上新粉は食品の表面を滑らかにし、やわらかくもっちりとした歯ごたえ出します。そのため、まんじゅうの主原料として使われます。また、お湯を加えてこねるとお餅のようになる特徴があり、団子や柏餅、すあま、ういろうなどの和菓子を作る際に使われることも多いです。また、ちまきに使われたり料理にとろみをつけるための片栗粉の代用として使われることもあります。和菓子を作る際に使われるという点では白玉粉と共通していますが、上新粉は特に歯切れのよさや歯ごたえが求められるものに使われます。

上新粉のカロリーは、100gあたり約362kcalで、糖質はおおよそ77gです。そのため、白玉粉と大して差はありません。

だんご粉

だんご粉は、白玉粉の代用品として団子を作ることができる他、焼き菓子や料理にとろみをつけたり揚げ物の衣にすることができます。

ただし、白玉粉とは原料が異なるため使い方や食感に違いが出ます。例えばだんご粉を使って団子を作る際は、お湯を加えてこねる必要がありません。食感は、白玉粉を使うよりもコシがでます。なめらかさや柔らかさよりもコシを求めるのであればだんご粉を使うと良いでしょう。

だんご粉と白玉粉を混ぜて使用することもできます。だんご粉と白玉粉を混ぜると、コシがありながらも滑らかな仕上がります。

だんご粉は、うるち米ともち米を原材料として作られる米粉の一種です。白玉粉はもち米しか使われていませんが、だんご粉にはうるち米も使われているという点が大きな違いです。

だんご粉は、うるち米ともち米を(2つのお米の割合はメーカーによって異なります)精白し、水につけたあと挽き、乾燥させるという製法で作られています。メーカーによっては、でんぷんを入れている場合もあります。

見た目は白く、白玉粉を比べると粉の粒子が粗いです。

だんご粉は加熱後にこねなくてもほどよい粘りが出るのが特徴で、その名の通りお団子を作るのに適しています。みたらし団子などを作る際に使われます。

だんご粉のカロリーは100gあたり約360kcal、糖質は約77gです。カロリーでみると白玉粉よりも高いですが、糖質は白玉粉とさほど変わりません。

もち粉

もち粉は白玉粉の代用品として団子を作ることができる他、焼き菓子や料理にとろみをつけたり揚げ物の衣にすることができます。

ただし、白玉粉とは製造方法が異なるため風味や食感に違いが出ます。もち粉はもち米をそのまま乾燥させて粉状にしているので、白玉粉よりもお米の風味が強くなります。また、もちもちとした食感になります。

もち粉は、もち米を原材料として作られる米粉の一種です。

もち粉と白玉粉の大きな違いは、製造方法にあります。もち粉は、精白したもち米を水で洗い、乾燥させ粉状にするという方法で製造されます。白玉粉とは異なりでんぷんを取り出して乾燥させて粉状にしているわけではありません。

もち粉の見た目も白く、白玉粉よりもキメが細かくサラサラとしています。。

もち粉は、水で溶くとなめらかで粘りのある生地になるのが特徴で、求肥を作る際に使われることが多いため「求肥粉」と呼ばれます。求肥の他にも、大福などの和菓子を作る際や、ケーキやドーナツといった洋菓子に使用することもできます。

もち粉のカロリーは100gあたり約360kcalで、糖質はおよそ80gです。白玉粉よりも高いです。

米粉

米粉は白玉粉の代用品として団子を作ることができる他、焼き菓子や料理にとろみをつけたり揚げ物の衣にすることができます。

だただし、原料や粒子の大きさが異なるため食感に違いがでます。米粉は白玉粉よりも粒子が細かいためよりなめらかな食感になりますが、コシや弾力はでません。

米粉は、米を製粉した白い粉の総称です。

米粉は大別してもち米から作られるものと、うるち米から作られるものがあります。

もち米からなる代表的な米粉は白玉粉です。
うるち米からなる代表的な米粉は上新粉です。

スーパーなどで「米粉」や「米の粉」として売られているものには「製菓用米粉」とグルテンを添加した「製パン用米粉」の二種類があります。原料はうるち米なので、上新粉と同じですが上新粉とは製法が異なります。一般的には、うるち米からロール製法で作られた粉が「上新粉」、胴搗き製法で作られた粉がスーパーなどで売られている米粉や米の粉に分類されます。

米粉は、上新粉として売られているものよりも粒が細かいのが特徴で、主にクッキーなどを作る際の小麦粉の代用品として使われます。

強力粉

強力粉は焼き菓子を作ることができる他、料理にとろみをつけたり揚げ物の衣の代用品にはなります。ただし、食感に違いが出ます。

強力粉にはグルテンが含まれるため、白玉粉よりもふわっとした食感になります。また、強力粉は粘りが強く、弾力が出ます。団子を作ることもできますが、スイーツにするのには向いていません。強力粉で作る団子は「すいとん」として食べられることが多いです。

強力粉(きょうりきこ)は小麦粉の一種で、粒が最も硬い硬質小麦という種類の小麦から製粉されています。そのため、もち米を原料としている白玉粉と大きく異なります。

強力粉は、小麦を挽いた後、ふるう・分離させるを繰り返して製造されています。

見た目は白玉粉と同じく白色です。粒が粗いのが特徴で、手で握っても指跡がつかないほどにサラサラしています。

強力粉は1.5~13.5%のグルテンを含み、粘りと弾力が最も強いのが特徴で、こねると生地がよく伸びモチモチふわふわの食感になります。パンやピザ生地を作る際に使われます。

強力粉100gのカロリーは366kcalで、糖質は68gです。カロリーで見ると強力粉のほうが高いですが、糖質は白玉粉よりも低いです。

薄力粉

薄力粉は焼き菓子を作ることができる他、料理にとろみをつけたり揚げ物の衣の代用品にはなります。ただし、食感に違いが出ます。

薄力粉にもグルテンが含まれるため、白玉粉よりもふわっとした食感になります。上記で紹介した強力粉と同じ小麦粉の一種ではありますが、強力粉よりもグルテンの含有量が少なく粘りが出ないため団子にするのには不向きです。

薄力粉(はくりきこ)は粒が柔らかい軟質小麦(なんしつこむぎ)という種類の小麦から製粉されています。「薄力小麦粉」といわれる場合もありますが、全く同じものを指し、違いはありません。「薄力小麦粉」を略して生まれたのが「薄力粉」という言葉です。

製造方法は上述した強力粉と同じです。

見た目は白玉粉と同じく白色です。強力粉と似ていますが、薄力粉は軟らかい小麦からつくられているため、粒が細かくしっとりしているのが特徴です。手で握るとある程度固まります。

薄力粉はグルテンの含有量が6.5~8%(原料小麦によって違いがあります)と最も少ない小麦粉です。グルテン量が少ないため粘りが出にくいのが特徴で、水でこねるとふんわりとした生地になります。そのため、クッキーやスポンジケーキなどのお菓子作りに使われます。天ぷらや唐揚げの揚げ物にも薄力粉がよく使われ、カリッとした歯切れのよい食感に仕上がります。

薄力粉100gのカロリーは349kcalで、糖質量は73gです。カロリーで見ると白玉粉と大きな差はありませんが、糖質量は薄力粉のほうが低いです。

片栗粉

片栗粉(かたくりこ)は白玉粉の代用品として焼き菓子を作ったり、揚げ物の衣にすることができます。また、水と混ぜて加熱すると餅のようになる性質があるため団子を作ることもできます。

ただし上新粉とは原料が異なるため、水でこねてもまとまりにくく、上新粉のような食感にはなりません。

片栗粉は、じゃがいものでんぷんを原材料として作られる粉です。白玉粉とは原材料が異なります。

片栗粉はじゃが芋をすりつぶして液体状にした後、繊維質や不純物を取り除いて洗浄し、(2~3回繰り返す)しばらく置いて沈殿したデンプンを取り出して乾燥させるという製造方法で作られます。

片栗粉の見た目は白いです。白玉粉よりもしっとりていて、握るとギュっとした感触があり指跡が残ります。

片栗粉は、水と熱を加えることで強いとろみがつく特徴があり、あんかけなど料理にとろみをつけるのに使用することが多いです。また、天ぷらなどの揚げ物の衣としても使われます。

片栗粉100gあたりのカロリーは338kcalで、糖質量は81.6gです。白玉粉よりもカロリーは低いですが、糖質量はさほど差がありません。

コーンスターチ

コンスターチは白玉粉の代用品として焼き菓子を作ったり、揚げ物の衣にすることができます。また、水と混ぜて加熱すると餅のようになる性質があるため団子を作ることもできます。

ただし白玉粉とは原料が異なるため、水でこねてもまとまりにくく、上新粉のような食感にはなりません。

コーンスターチはトウモロコシを原材料として作られるでんぷん粉です。一般的によく食されるスイートコーン(甘味種)ではなく、デントコーン(馬歯種)という品種のトウモロコシが使われます。

トウモロコシを液体に浸して柔らかくした後機械で粉砕し、胚芽、皮、タンパク質、そしてでん粉に分けます。このとき分けられたでん粉がコンスターチです。

白玉粉と同じく白色です。粒子が細かく指で触るとまとわりつく感覚があります。

安定した粘度が出るのが特徴で、料理のとろみ付けや揚げ物の衣などに使われます。また、片栗粉に比べて粘度は低いですが、温度が下がってもとろみが残るのでプリンやカスタードなどの冷たいお菓子にも使われます。

コーンスターチ100gあたりのカロリーは354kcalで、糖質86gです。白玉粉のほうがカロリーは低いですが、糖質量はコーンスターチのほうがやや多いです。

タピオカ粉

タピオカ粉は白玉粉の代用品として団子を作ることができる他、焼き菓子や料理にとろみをつけたり揚げ物の衣にすることができます。

ただし、白玉粉とは原料が異なるため食感などに違いがでます。例えば、タピオカ粉で団子を作るとより弾力のある仕上がりになります。

タピオカ粉は、キントラノオ目トウダイグサ科植物キャッサバを原材料として作られるでんぷん粉です。
キャッサバのでんぷんを取り出して作られています。

見た目は白く、片栗粉やコーンスターチに似ています。

タピオカ粉は弾力が出るのが特徴で、タピオカはもちろんのこと焼き菓子を作るときにも使われます。また、料理のとろみ付けにも使われます。

タピオカ粉100gのカロリーは351kcal糖質は85gです。白玉粉のほうがカロリーは低いですが、糖質量はタピオカ粉のほうがやや多いです。

わらびもち粉

わらびもち粉は白玉粉の代用品として団子を作ることはできません。なぜなら、原料や性質が違うからです。わらび餅を思い浮かべるとわかりやすいと思いますが、わらびもち粉のみで団子を作ろうとしても別物になります。一方で、焼き菓子を作る際や料理のとろみ付け、揚げ物の衣の代用品にはなります。

ただし、食感に違いがでます。わらびもち粉はもち米を使用しているわけではないので、白玉粉のようにモチモチとした食感にはなりません。

わらびもち粉は、わらび粉に、甘藷でん粉(かんしょでんこ)や馬鈴薯でん粉(ばれいしょでんこ)などを合わせたものです。「もち」と名前がついていますが、わらびもち粉はもち米を原料として作られているわけではありません。

わらび粉は、シダ植物の一種であるわらび(蕨)の根からとれるでんぷんを原料にして作られたてんぷん粉です。わらびから採れるでんぷん粉はわずか7〜8gと少なく、さらに製造に手間がかかることから価格が高いため、わらび粉にさつま芋のでんぷんを粉にした甘藷でんこや、じゃが芋のでんぷんを粉にした馬鈴薯でん粉などを合わせて作ったものが、わらびもち粉です。ちなみに、わらびのでんぷんのみを使用したわらび粉は「本わらび粉」といいます。

白玉粉と同じくてんぷんを取り出して作られたものなので、見た目は白く小さなかたまりがいくつもあります。

わらびもち粉は火にかけると粘りが出てトロリとした状態になる性質があり、その名の通りわらび餅を作るのに使われることが多いです。

わらびもち粉100gあたりのカロリーは343Kcal で、糖質量はおよそ84gです。白玉粉よりもカロリーは低いですが、糖質量はさほど変わりません。

糯米粉

糯米粉(もちまいこ)は、白玉粉の代用品として使うことができます。食感にも大きな違いはでません。ただし、糯米粉として販売されているものの中には、じゃが芋のでんぷん(馬鈴薯澱粉)を混ぜているものがあります。その場合は風味や食感に違いが出ます。

「糯米粉(もちまいこ)」は、もち米を原料とした粉を意味する中国語であり、中国では点心(間食)に欠かすことができない材料のひとつです。

製造方法も白玉粉と同じなので、糯米粉は中国版の白玉粉といってよいでしょう。

原料も製法も白玉粉と同じなので、海外で白玉粉が手に入らない場合はチャイニーズマーケットで売られている糯米粉で代用することができます。

餅は白玉粉の代用品として使うことはできません。なぜなら、餅はもち米を蒸して乾燥させたものであり、白玉粉とは性質が異なるからです。乾燥させた餅をフードプロセッサーなどで粉状にしたとしても、白玉粉はもち米からでんぷんを取り出して乾燥させ粉状にしたものであるため、白玉粉の代用品として使うことはできません。

餅(もち)は、もち米を蒸したあとに杵(きね)などでついてつぶし、成形したもののことをいいます。

もち米を使用しているという点では白玉粉と共通していますが、餅はそのまま食べたり焼いたりして食べるものなので、原材料ではありません。

ちなみに、もち米の状態であれば、もち米を水に浸し水分を含ませた後にフードプロセッサー水ともち米を入れて粉砕し、このとき出てくる乳液を布の上に出して絞り、乾燥させると白玉粉になります。

白玉粉のレシピ・使い方

最後に白玉粉を使ったレシピを紹介します。Filyのレシピはすべて小麦粉・乳製品・白砂糖不使用です。

白玉だんご

もちもちの白玉をこしあんで頂くひと皿です。

白玉だんごのレシピ・作り方

みたらし団子


白玉粉で作る美味しいみたらし団子のレシピです。家庭で簡単に作れます。

みたらし団子のレシピ・作り方

白玉ごま団子

白玉粉で作る簡単ごま団子です。ごまの風味をきかせ、こんがり揚げたひと品です。

白玉ごま団子のレシピ・作り方

きなこ抹茶白玉

白玉粉に抹茶を加えて作った白玉だんごに、きなこを添えたひと皿です。

きなこ抹茶白玉のレシピ・作り方