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ズッキーニがぬるぬる...ぬめりが出る原因と対処法は?食べて大丈夫?

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ズッキーニがぬるぬる...ぬめりが出る原因と対処法は?食べて大丈夫?

ズッキーニをカットしたときにぬるぬるするなと感じたことがある方は多いのではないでしょうか。本記事ではズッキーニがぬるぬるする原因やぬるぬるするズッキーニの対処法などを解説します。

ズッキーニがぬるぬるする原因は?食べられる?

ズッキーニにぬめりが出る理由は下記の通りです。

カットした断面のぬめりはたんぱく質と糖質の複合物質

ズッキーニをカットすると断面からぬめりのある液体が出てくることがあります。

これは、ズッキーニに含まれるたんぱく質と糖質の複合物質です。例えばオクラやなめこなどのぬめりも、食材がもつ成分と水分が合わさったものです。厳密にはオクラやなめこのぬめりとなっている成分とは異なり、ズッキーニのぬめりとなっているのは「イソプレノイド」と呼ばれる化合物群ではないかといわれています。

ぬめりがあると腐敗しているのではと心配になる方も多いと思いますが、腐敗しているわけではないので食べても問題ありません。

全体的にぬめりがあるのは腐敗

ズッキーニの表面など全体的にぬめりが出ている場合は、腐敗している可能性が高いです。腐敗しているズッキーニは当たり前ですが食べることができないので破棄しましょう。

ズッキーニに限らず、食材は腐敗が進むと全体的にぬめりが出てきたり糸を引くほどネバネバすることがあります。これは、雑菌が増殖していることが原因であるといわれています。

腐敗が進みぬめりが出ている場合は、酸っぱい臭いがするなど異臭がしたり溶け出している部分があるなど腐敗のサインが見られることが多いです。

ぬるぬるするズッキーニの対処法

ズッキーニがぬるぬるする原因はおわかりいただけたかと思います。続いて、腐敗しているわけではなくズッキーニに含まれる成分によってぬるぬるするズッキーニの対処法を紹介します。

気になる場合は洗ってぬめりを落とす

上述したように、ズッキーニに含まれている成分によってぬめりが出ている場合は腐敗しているわけではないので食べても問題ありません。ぬめりとなる成分に毒性があるわけでもないので、そのまま調理をして大丈夫です。

気になる場合は洗ってぬめりを落としてから調理をすると良いでしょう。ただ、ズッキーニのぬめりは水洗いでは落ちにくいです。ぬめりを落としたいときは酢を使うとぬめりが中和され落ちやすくなります。魚のぬめりなどもお酢で落とすことができるので覚えておくと便利です。

お酢で洗ったら酸っぱくなってしまうのでは?と心配になる方も多いと思いますが、最後に水で洗って酢を落とせば料理の味を損ねてしまうことはありません。

手袋をして下処理をする

ズッキーニのぬめりが気になる時は手袋をすると良い

ズッキーニのぬめりは人体に害がないといってもやや厄介で、手についてしまうと中々落とすことができません。乾いてしまうとカピカピになって手の肌がつっぱったようになったり、人によっては長芋や里芋を触ったときのようにかゆみが出てしまう人もいます。

そのため、ぬめりがあるズッキーニの下処理をするときは手についてしまわないよう手袋をすることをおすすめします。

手についたズッキーニのぬるぬるの落とし方

ぬめりがあるズッキーニを下処理するときは上述したように手袋をつけて行うのがベストではありますが、そのまま触ってしまって手についてしまうこともあるかと思います。手についてしまったズッキーニのぬめりの落とし方を紹介します。

なるべく早く洗う

ズッキーニのぬめりが手についてしまったときは、できるだけ早く洗って落とすことが大切です。上述したようにズッキーニのぬめりは、乾いてしまうと糊がついて乾いてしまったときのように肌がつっぱったようになってしまいます。

乾いてしまうとベタベタとして落としにくくなってしまいますし、かゆみが出てくることもあるので手についたら早めに洗うようにしましょう。

酢で洗うと効果的

ズッキーニのぬめりを落とす時は、酢水で洗うと落ちやすい

ズッキーニのぬめりを落とすときにお酢を使うと良いと紹介しましたが、手についてしまったズッキーニのぬめりを落とすときも酢が有効です。

お酢を水で薄めたものを使って洗い、その後水やお湯で洗い流すと良いです。一度で落ちない場合は何度か繰り返すことで綺麗に手についてしまったぬめりを落とすことができます。

お酢を使って手を洗った後は、手荒れ防止のためしっかりと保湿しましょう。

腐ったズッキーニの特徴

カットした断面がぬるぬるしていても腐敗しているわけではないので食べることができますが、下記のような特徴があるズッキーニは腐敗しているので食べることはできません。腐敗のサインがみられないかしっかりとチェックしてから食べましょう。

見た目

腐ったズッキーニの見た目の特徴は下記の通りです。

  • カビが生えている

  • 全体的にシワシワ

  • 溶け出している

  • 全体的に変色している

表面に白いホコリのようなものがついているときは白カビ、黒い斑点が一箇所にまとまって黒く変色しているように見える箇所がある場合は黒カビが生えている可能性があります。ヘタの部分はとくにカビが生えやすく、ヘタのみであれば切り落とせば食べられることもありますが、全体的にカビが生えてしまっている場合は破棄しましょう。カビは、カビ毒を発生させて下痢や嘔吐などの中毒症状を起こす可能性があります。

新鮮なズッキーニの表面はハリがありますが、全体的にシワシワになっているものは水分が抜けて乾燥してしまっている状態です。少し水分が抜けてしまった程度であれば問題ありませんが、完全に抜けてシワシワになっていたり、溶け出している場合は腐敗しています。

また、変色しているからといって必ずしも腐敗しているとは限りませんが、全体的に茶色っぽくなっていたり黒っぽく変色している場合も破棄してください。

臭い・味

腐ったズッキーニの臭いや味の特徴は下記の通りです。

  • 酸っぱい匂い・味

  • 生ゴミ臭

  • カビ臭い

ズッキーニは青臭さがある野菜ですが、そこまで臭いがきつい野菜ではありません。酸っぱい臭いや味がする場合や、生ゴミのような臭いがする場合は腐敗している可能性が高いです。

ズッキーニに限らず食材は腐敗すると、多くのバクテリアが活動し酢酸発酵することが多いので酸っぱい臭いがしたり酸っぱい味がします。この現象は味噌や醤油といった発酵食品にも起きていますが、発酵とは異なり次第に味や臭い、形が崩れるなど食材が変化していく現象はあるときに「腐敗」とよばれます。あきらかにいつもとは異なる酸っぱい味や生ゴミのような異臭がする場合は食べずに破棄するようにしましょう。

また、カビが生えていないように見えてもカビ臭さを感じる場合は見えない部分にカビの胞子が入り込んでいる可能性があります。カビには様々な種類があり、墨汁のような臭いを感じさせる「2-メチルイソボルネオール」や土臭さや泥臭さを感じさせる「ジェオスミン」といった代表的な悪臭を放つ種類がいます。また、カビ自体は臭いを感じさせる成分を出さない種類もいますが、カビ自体が臭いを出さなくてもカビの餌になる物質がカビの作用によって変化することで発生する臭いなどで、人に「カビ臭い」と感じさせます。心配な方は破棄するのが無難です。

触感

腐ったズッキーニの触感の特徴は下記の通りです。

  • ぶにょぶにょしている

  • 全体的にぬめりがある

  • 糸をひいている 

新鮮なズッキーニには張りがあり、ある程度硬さがありますが、腐敗が進んでいるとぶにょぶにょとした柔らかい触感になります。また、上述したように全体的にぬめりが出ている場合や糸をひく場合も腐敗が進んでしまっている状態なので、残念ですが破棄しましょう。

ズッキーニの正しい保存方法

腐敗によるぬめりは、ズッキーニを正しく保存することである程度防ぐことができます。ズッキーニに限らず野菜は購入したら正しく保存することで長持ちさせるだけではなく、鮮度を保ちより長く美味しく食べることができます。ズッキーニを購入したら正しく保存しましょう。

ズッキーニの正しい保存方法をご紹介します。

常温保存

丸ごと(3〜4日)

ズッキーニは丸ごとかごに入れて冷暗所で保存すれば3〜4日ほど日持ちする

ズッキーニは常温保存も可能です。夏野菜は乾燥と寒さに弱いので新聞紙で一本丸ごと包んで、通気性のよいザルに入れて冷暗所(直射日光があたらず、室温が0℃〜15℃に保たれている場所)で保存しましょう。

常温保存の期間の目安は3〜4日程です。

夏は室内の気温が高くなりやすいので、冷房が効いた部屋で保存するようにしましょう。室温が高くなりすぎる場合は、常温ではなく冷蔵で保存するのがおすすめです。

冷蔵保存

ズッキーニを1週間ほどもたせたい場合や、カットしたズッキーニは冷蔵で保存しましょう。ズッキーニは乾燥しやすいため、ラップなどでしっかりと密閉します。

ズッキーニを冷蔵保存した場合の保存期間の目安は1週間です。

丸ごと(1週間)

ズッキーニは丸ごと新聞紙に包みポリ袋に入れて冷蔵保存する

1週間程もたせたい場合は、冷蔵庫の野菜室で保存しましょう。一本丸ごと新聞紙やキッチンペーパーで包み、ラップまたはジッパー付きポリ袋に入れます。これで乾燥と冷えを防ぎます。

極度に乾燥に弱い葉物野菜は湿らしたキッチンペーパーで包むことがありますが、ズッキーニはそこまでする必要はありません。皮に水分を多く付着すると、かえって傷みが早くなる場合があるので注意しましょう。

容器などに入れて、立てて保存するとさらに長持ちします。野菜は育ったときと同じ状態で保存するのがよく、横にすると元の状態に戻ろうとして余計なエネルギーを消費し、味が悪くなります。

カット(2〜3日)

カットしたズッキーニは切り口にラップを密着させ冷蔵保存する

カットしたズッキーニは冷蔵保存が必須です。カットしたズッキーニは乾燥しやすく痛みやすいので、切り口の部分にぴったりとラップを密着させて包み、冷蔵用ポリ袋に入れ冷蔵庫の野菜室で保存します。

カットしたズッキーニは傷みやすいので2〜3日を目安に食べきるようにしましょう。

冷凍保存

ズッキーニは冷凍保存することで常温や冷蔵保存よりも長く日持ちします。ズッキーニを冷凍保存した場合の保存期間は1ヶ月が目安です。

冷凍したズッキーニを加熱調理に使用すると、火の通りが早いので調理時間が短く済みます。また、冷凍したズッキーニの食感は生のズッキーニと変わらないので、冷凍しても美味しく食べることができます。

丸ごと生のまま(1ヶ月)

ズッキーニは丸ごと1本ラップに包み冷凍用保存袋に入れて冷凍する

ズッキーニは丸ごと1本、生のまま冷凍保存が可。皮むきやカットなどの下処理が必要ないので、時間がない時でもすぐに冷凍できます。

ズッキーニを水洗いしてしっかりと水けを取り、ラップできっちり包みます。乾燥を防ぐためにヘタの部分もしっかりラップします。冷凍用ジッパー付きポリ袋に並べて入れ、冷凍庫で保存します。

丸ごと冷凍したズッキーニを解凍する際は、ポリ袋に入れたままのズッキーニをボウルに入れて30秒ほど流水解凍します。半解凍状態でお好みの大きさにし調理に使用します。

カット生のまま(1ヶ月)

ズッキーニを食べやすい大きさにカットし冷凍用保存袋に入れて冷凍する

ズッキーニを事前にカットしておくと、使いたい時にすぐに調理できて便利です。

水洗いして水けを取ったズッキーニを、輪切り、角切り、くし形切りなどお好みの方法でカットし、冷凍用ポリ袋に入れます。この時、ズッキーニが重ならないように平らに並べることがポイントです。使いたい時に使いたい分だけを取りやすくなります。

カットして冷凍したズッキーニは凍ったまま調理に使用します。サラダなど加熱しない料理に使いたい場合は、自然解凍をしてから使いましょう。

カットして加熱(1ヶ月)

ズッキーニを加熱してから冷凍保存することもできる

冷凍保存には直接冷凍する(ダイレクトフリージング)という方法がありますが、家庭用冷凍庫では急速凍結(瞬間冷凍)ができないため、味や食感、色が悪くなることが多いです。特にズッキーニのように水分量の多い野菜はこの傾向が顕著です。緩慢冷凍(徐々に冷凍すること)する過程で身の中に氷結晶ができ、開け閉めで冷凍庫内の温度が上がったときに、それが水蒸気となり身がスカスカになってしまいます。

そのため、ズッキーニを冷凍する際は1cmの厚さの輪切りにオリーブオイルでさっと炒めてます。バットに取り出して粗熱を取ったら、重ならないようにジッパー付きポリ袋に入れて冷凍しましょう。加熱調理することで甘みが増し、食感が悪くなるのを防ぎます。

加熱調理することで失われる栄養素もあるので直接冷凍とどちらがよいか一概にはいえませんが、1ヶ月後に美味しくいただくには、調理した後に冷凍するのがよいでしょう。

冷凍したズッキーニの解凍方法

冷凍したズッキーニは、解凍せず冷凍のまま調理するのが◎。解凍すると水分が出てベチャベチャになってしまいます。冷凍室から出して1分ほど常温で置いておくと、包丁で切れるくらいの硬さになります。

ズッキーニは冷蔵や冷凍保存の他にも、醤油漬けや酢漬けにして保存する漬け保存や、天日干しやオーブンで水分を飛ばして保存する乾燥保存をすることもできます。詳しいズッキーニの保存方法についてはこちらの記事で紹介していますので参考にしてください。

新鮮なズッキーニの選び方

当たり前ですが、新鮮なズッキーニを選び購入した方が、日持ちしますし美味しく食べることができます。最後に新鮮なズッキーニの選び方を紹介します。

ズッキーニを購入するときの注目すべきポイントは下記の通りです。

  • ヘタの切り口が変色しておらずみずみずしいもの

  • 太さが均一である

  • 大きさのわりにずっしりと重い

  • 表面にツヤがある(つやつやしすぎているものは熟度不足なのでNG)

  • 傷や変色がない

  • 鮮やかな緑色(黄色ならムラのないもの)