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メイン食材が大根だけのレシピ11選。簡単に作れて作り置きもできる

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メイン食材が大根だけのレシピ11選。簡単に作れて作り置きもできる

冬野菜の定番である大根。和風だけでなく洋風でも美味しくいただけます。今回は、大根だけをメイン食材に使用したレシピをご紹介します。大根を大量消費したい時にもおすすめです。

大根ってどんな野菜?

大根の原産地・生産地

大根の原産地は諸説ありますが、野生種が地中海沿岸地方に多く、最古の栽培記録がエジプトにあることから、地中海沿岸が主な原産地域だとする説が有力だと言われています。エジプトでは紀元前から栽培されており、日本には奈良時代に伝わり、江戸時代には栽培が始まったと考えられています。

近年大根は千葉県や北海道、青森県、鹿児島県、神奈川県などで主に栽培されています。

出典:令和3年産指定野菜(秋冬野菜等)及び指定野菜に準ずる野菜の作付面積、収穫量及び出荷量(農林水産省)

大根の旬

大根の旬は10月〜3月頃の秋、冬です。秋〜冬に収穫される旬の大根は、寒さで甘みが増していると言われています。

ちなみに、春の七草である「すずしろ」は大根のことを指します。春の七草と言いますが、実際には冬(1月7日)に、七草粥として食べる風習があります。

大根の旬は、品種や栽培地域などによって若干異なる場合があります。

大根の栄養

大根の可食部(根)100gあたりのエネルギー(熱量)は15kcalです。他の野菜と比べると、じゃがいもは59kcal、トマトは20kcal、ほうれん草は18kcalですので、野菜の中でも特にカロリーが低いことがわかります。

大根の特筆すべき栄養は酵素です。大根には、アミラーゼやプロテアーゼ、リパーゼ、オキシダーゼ、グリコシダーゼ、ベルオキシダーゼなど数種類の消化酵素が含まれています。アミラーゼ(別名ジアスターゼ)はでんぷんを分解する酵素で、食べ物の消化をサポートし、さらに胸焼けや胃もたれを防ぐ効果があります。プロテアーゼはたんぱく質を、リパーゼは脂質を分解する作用があると言われています。これらの消化酵素は大根をすりおろした方が作用しやすくなります。

出典:食品成分データベース(文部科学省)

大根の調理のポイント

栄養面では生で食べるのがベスト

大根の栄養素の観点から見ると、大根は生で食べるのが一番よいと言われています。

大根の根に含まれるアミラーゼ(酵素)は熱に弱いため、栄養を活かすなら生で食べるのがベストです。さらにビタミンCやカリウムも水溶性であるため、茹でることで水に溶け出してしまいます。熱を通す場合は、スープなどにして汁ごと食べる方がいいでしょう。

アミラーゼとは

アミラーゼはでんぷん(糖質)を分解する酵素の総称で、ジアスターゼとも呼ばれます。でんぷんはそのままでは体内に吸収できないので、糖に分解する必要があります。それをアミラーゼが助けてくれます。アミラーゼは唾液にも含まれており、食べ物の消化や吸収を助けるため、胃腸の負担を軽くします。

皮ごと食べるとさらに◎

大根を料理に使用する際、皮を剥くことがありますが、実は皮と皮のすぐ下に一番栄養があると言われています。したがって、皮ごと食べるのが◎。ただし、煮物など味を染み込ませたい料理の場合は皮を剥いて、皮だけを他の料理に使用するとよいでしょう。

大根をすりおろす際は、皮ごとすりおろすのがおすすめ。また、大根おろしの汁にも大根の栄養が含まれていますので、捨てないようにしましょう。汁ごと一緒に食べるようにしてください。

部位ごとに味が異なる

大根の根は部位によって辛さや甘さ、食感が異なるため、料理によって使い分けるのが◎。

大根の上部(上部)は、大根の部位の中で最も甘みが強く、水分が多いのが特徴です。みずみずしくシャキシャキとした食感を楽しむことができます。大根の上部(首部)はサラダや野菜スティックなど生で食べるのに適しています。

大根の中心部は甘みと辛みのバランスがちょうどよいのが特徴です。ややかための食感なので、おでんや豚汁などの加熱料理に使用すると柔らかくなって食べやすくなります。

大根の下部(先端)は最も辛みが強く水分は少ない部位です。漬物や薬味、大根おろしに適しています。ただし辛いのが苦手な方は、大根の上部(首部)を大根おろしにするのがおすすめです。

大根だけレシピ【洋風】

まずはじめに、大根だけを使った洋風大根レシピをご紹介します。Filyのレシピはすべて小麦粉・乳製品・白砂糖不使用です。

大根サラダ

大根サラダ

大根だけで作るシンプルサラダです。

このレシピでは黒酢を使用してます。黒酢の種類によっては小麦や大麦を使用しているものもありますが、Filyでは玄米を使った米黒酢を使用しています。

大根の皮は剥かずにそのまま使うのがポイントです。皮に含まれる栄養を取り逃がすことなく使え、時短にもなりゴミも出ません。

大根サラダのレシピはこちら

大根フライ

大根フライ

サクサクとした衣とみずみずしい大根がマッチしたひと品です。

このレシピでは、衣として米粉と片栗粉を使用しています。小麦粉よりもカリッと仕上げることができます。

衣はまんべんなくまぶし、最後に火を強めてからりと仕上げましょう。

大根フライのレシピはこちら

大根ステーキ

大根ステーキ

中までほくほくで美味しい大根ステーキです。

このレシピでは砂糖の代わりにメープルシロップを使用しています。カロリーが白砂糖の2/3と低く、GI値(食後の血糖値の上がりやすさを示す数値)も73と白砂糖(GI値100)より低いのが特徴です。

大根は柔らかくなるまで下茹でしましょう。

大根ステーキのレシピはこちら

大根だけレシピ【和風】

次に、和風の大根レシピをご紹介します。

大根の漬物

大根の漬物

簡単に作れる大根の漬け物です。

このレシピではごま油を使用しています。ごま油には、悪玉コレステロール値を抑えるリノール酸や抗酸化物質のオレイン酸などが豊富に含まれています。

冷蔵庫で30分ほど寝かすと食べ頃になります。

大根の漬け物のレシピはこちら

大根の甘酒漬け

大根の甘酒漬け

甘酒を使った、べったら風の漬物です。

甘酒は、お米の甘みと酸味があるのが特徴です。炭水化物が主成分で、その他ビタミンB1やB2、ナイアシンなども少量含まれています。本レシピでは砂糖不使用の米糀のものを使用しています。

大根は、茹でたら熱いうちに漬け込みましょう。剥いた皮は漬け物やきんぴらなどに活用できます。

大根の甘酒漬けのレシピはこちら

大根の唐揚げ

大根の唐揚げ

あまり揚げ物のイメージがない大根ですが、唐揚げにすると大変美味しいです。

このレシピでは、衣に片栗粉を使用しています。片栗粉で揚げると小麦粉と比べて、サクっとした食感に仕上がります。

大根は汁けをしっかりとり、片栗粉は薄くまぶしましょう。

大根の唐揚げのレシピはこちら

大根とのりのかき揚げ

大根とのりのかき揚げ

揚げた大根は外はサクサク、中はジューシー。海苔の風味がクセになるひと品です。

揚げ油には、高温でも酸化しづらいオリーブオイルや米油がおすすめです。また、たねには小麦粉の代わりに米粉と片栗粉を使用しています。

たねを落としたら、上下を返すまで触らずに揚げましょう。

大根とのりのかき揚げのレシピはこちら

大根だけレシピ【その他】

大根だけを使ったキムチをご紹介します。

大根のキムチ

大根のキムチ

ピリッとした辛さがクセになる大根のキムチです。

こちらのレシピでは生姜を使っています。生姜の辛み成分であるジンゲロール、ショウガオール、ジンゲロンには、新陳代謝を上げる作用が期待できます。

りんごは皮ごとすりおろしましょう。一晩浸けると食べ頃になります。

大根キムチのレシピはこちら

大根だけレシピ【葉】

大根葉のふりかけ

大根葉のふりかけ

実は大根の白い部分よりも栄養価が高い大根の葉。そんな大根の葉を使ったふりかけです。ご飯のおともにぜひ。

ちりめんじゃこはたんぱく質が豊富です。大豆の約1.2倍で、カロリーは半分。カルシウムやビタミンDも豊富です。

ごま油と組み合わせることで、大根の葉特有の青臭さや苦味が和らぎます。

大根葉のふりかけのレシピはこちら

大根葉のカレーそぼろ

大根葉のカレーそぼろ

ひき肉と一緒にスパイシーに炒めたひと品です。

ご飯やオムレツなどのトッピングとしておすすめです。

汁けがなくなるまで炒めましょう。

大根葉のカレーそぼろのレシピはこちら

大根葉とツナの卵炒め

大根葉とツナの卵炒め


大根葉に卵を加えて立派なひと品に!

ツナには脂質とたんぱく質が豊富に含まれています。ビタミン・ミネラル類ではビタミンKとナイアシンの成分が比較的多いです。ビタミンKは血液を凝固させる働きを持つ脂溶性ビタミンです。 ナイアシンはビタミンB群エネルギーの代謝に関与するビタミンです。

調味料を加えたら、汁けをしっかりとばしましょう。

大根葉とツナの卵炒めのレシピはこちら