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ズッキーニは冷凍保存できる?正しい冷凍方法を解説

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ズッキーニは冷凍保存できる?正しい冷凍方法を解説

結論からいうと、ズッキーニは冷凍で保存することが可能です。冷凍ズッキーニは炒め物や煮物との相性が◎。生食としても食べることは可能ですが、食感が落ちてしまいます。この記事ではズッキーニの正しい冷凍保存方法と解凍方法、そして冷凍ズッキーニを使ったおすすめのレシピを詳しくご紹介しています。

ズッキーニは冷凍保存できる?

ズッキーニは冷凍保存することができます。あまり冷凍のイメージがないかもしれませんが、冷凍保存することで、常温保存冷蔵保存よりも長く日持ちします。

常温では2〜3日、冷蔵では1週間ほど保存できますが、それ以上長く保存したい場合は冷凍保存がおすすめです。ズッキーニを冷凍保存した場合の保存期間は1ヶ月が目安です。

冷凍保存したズッキーニを完全に解凍してしまうと、中の水分が抜けてしまうため、凍ったまま、もしくは半解凍の状態で調理するようにしましょう。

ズッキーニの3つの冷凍方法

丸ごと生

ズッキーニは丸ごと1本、生のまま冷凍保存が可。皮むきやカットなどの下処理が必要ないので、時間がない時でもすぐに冷凍できます。

ズッキーニは水分を多く含む野菜です。本来野菜は冷凍すると水分が抜けて味や食感が落ちてしまいますが、丸ごと保存することで水分が抜けにくく、食感や味をキープすることが可能です。

ズッキーニを水洗いしてしっかりと水けを取り、ラップできっちり包みます。乾燥を防ぐためにヘタの部分もしっかりラップします。冷凍用ジッパー付きポリ袋に並べて入れ、冷凍庫で保存します。

切って生

ズッキーニを事前にカットしておくと、使いたい時にすぐに調理できて便利です。

水洗いして水けを取ったズッキーニを、輪切り、角切り、くし形切りなどお好みの方法でカットし、冷凍用ポリ袋に入れます。この時、ズッキーニが重ならないように平らに並べることがポイントです。使いたい時に使いたい分だけを取りやすくなります。

切って加熱

冷凍保存には直接冷凍する(ダイレクトフリージング)という方法がありますが、家庭用冷凍庫では急速凍結(瞬間冷凍)ができないため、味や食感、色が悪くなることが多いです。特にズッキーニのように水分量の多い野菜はこの傾向が顕著です。緩慢冷凍(徐々に冷凍すること)する過程で身の中に氷結晶ができ、開け閉めで冷凍庫内の温度が上がったときに、それが水蒸気となり身がスカスカになってしまいます。

そのため、ズッキーニを冷凍する際は1cmの厚さの輪切りにオリーブオイルでさっと炒めます。バットに取り出して粗熱を取ったら、重ならないようにジッパー付きポリ袋に入れて冷凍しましょう。加熱調理することで甘みが増し、食感が悪くなるのを防ぎます。

加熱調理することで失われる栄養素もあるので直接冷凍とどちらがよいか一概にはいえませんが、1ヶ月後に美味しくいただくには、調理した後に冷凍するのがよいでしょう。

冷凍したズッキーニの解凍方法

丸ごと生で冷凍したズッキーニは半解凍してカット

丸ごと生で冷凍したズッキーニは、ポリ袋に入れたままの状態でボウルに入れ30秒ほど流水解凍します。ポリ袋が水に上に浮かんでくるので、小さめのボウルなどを重しにすると◎。全解凍してしまうと、水分が出すぎてしまうので、半解凍で水から取り出すようにします。ズッキーニの表面が少しやわらかくなって少し水分を感じるようになったら半解凍できている証拠です。

半解凍したズッキーニにはさくっと簡単に包丁が入ります。

写真は幅1cmの輪切りですが、料理に合わせてお好みの大きさにカットし使用します。切った後に放置すると水分が抜けて食感が悪くなるので、切ったらすぐに調理に使用するようにしましょう。

生で食べる場合は自然解凍

ズッキーニを生食したい場合は、自然解凍がおすすめ。ポリ袋に入れたままの状態で常温に置き解凍しましょう。輪切りやスティック切りなど、解凍しづらいものは袋から取り出して皿の上に並べて解凍してもOKです。

加熱料理では凍ったまま使う

冷凍したズッキーニを加熱料理に使用したい場合は、解凍せず冷凍のまま使用します。解凍してしまうと水分が出て水っぽくなってしまうためです。

調理してから冷凍したズッキーニも同様で、極力ダメージを与えないために冷凍の状態のまま調理に使うのがベストです。

冷凍ズッキーニを使ったレシピ

冷凍ズッキーニを使ったおすすめのレシピをご紹介します。冷凍したズッキーニは煮物や炒め物にして食べると美味しくいただけます。サラダやフライなどは、冷凍保存していないものの方が美味しく召し上がることができます。Filyのレシピはすべて小麦粉・乳製品・白砂糖不使用です。

ズッキーニの佃煮

ズッキーニの佃煮

甘辛酸っぱい絶妙な味付けで、ごはんがよく進みます。たくさん食べられるので、大量消費に特におすすめです!

白砂糖よりGI値が低いてんさい糖を使っています。GI値とは食後の血糖値の上がりやすさを示す数値です。てんさい糖を使うと、コクのあるまろやかな仕上げになります。

淡泊なズッキーニにしっかり味が染み込むまで煮込むのが調理のポイントです。

ズッキーニの佃煮のレシピはこちら

鶏とズッキーニの味噌焼き

鶏とズッキーニの味噌焼き

鶏のズッキーニの味噌焼きです。鶏肉とズッキーニの食感が◎。にんにく風味でご飯が進みます。

鶏肉はたんぱく質が豊富なので、ビタミンCが含まれるズッキーニと、栄養的にも好相性です。

鶏肉は常温に戻して調理しましょう。火が通りやすくなります。また、鶏肉にしっかりと下味をつけるのがポイントです。鶏肉をこんがり焼くことで、香ばしく美味しく仕上がります。

鶏とズッキーニの味噌焼きのレシピはこちら

なすとズッキーニのミートソース

なすとズッキーニのミートソース

ズッキーニとなすを使ったミートソースです。パスタなどでお召し上がりください。

なすにはナスニンというポリフェノールが含まれています。ナスニンを始めとするポリフェノールには抗酸化作用があり、動脈硬化や老化予防、生活習慣病の予防が期待できます。

ミートソースはたくさん作って冷凍保存するのがおすすめです。

なすとズッキーニのミートソースのレシピはこちら

ズッキーニとチキンのトマト煮

ズッキーニとチキンのトマト煮

ズッキーニはどんな料理にもよく合う万能野菜です。ズッキーニとトマトの相性は特に◎。

トマトに含まれるリコピンにも、抗酸化作用があがります。ズッキーニ、トマトに含まれるビタミンCは、鶏肉のたんぱく質がコラーゲンに変わるのに必要不可欠な栄養素です。コラーゲンには美肌効果などが期待できます。

蓋をして、焦げないように途中混ぜながら、しっかり煮込むのがポイントです。

ズッキーニとチキンのトマト煮のレシピはこちら

ズッキーニのスパニッシュオムレツ

ズッキーニのスパニッシュオムレツ

スパニッシュオムレツとは、フライパンで平らに丸く焼くオムレツのことを指します。このレシピでは夏野菜のズッキーニとツナを使っています。

ズッキーニの含まれるビタミンCは、卵の含まれるたんぱく質がコラーゲンになるのに必要不可欠な栄養素です。コラーゲンは美肌効果が期待できます。

ズッキーニのスパニッシュオムレツのレシピはこちら