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大根の切り方17種類。基本からオシャレまで。料理別におすすめな切り方を紹介

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大根の切り方17種類。基本からオシャレまで。料理別におすすめな切り方を紹介

大根は煮物をはじめ汁物や漬物、炒め物など様々な料理に使用される食材です。そんな大根には色々な切り方があります。今回は大根の切り方を17パターンご紹介していきます。輪切りや乱切り、千切りなどの基本的なカット方法から、色紙切りやよりけんなど普段聞き慣れないおしゃれな切り方もご紹介していますのでぜひ参考にしてください。

大根の切り方について

料理によって使い分ける

大根のカット方法は、料理によって使い分けると◎。煮込み料理では煮崩れしやすいため輪切りや乱切りなど大きめのカットが、味噌汁や炒め物では火を通りやすくするために半月切りやいちょう切り、さいの目切りなどがおすすめです。また、サラダや漬物など火を通さずに味を染み込ませたい料理には、拍子切りや細切りにした大根がおすすめです。

大根を色紙切りやよりけんなどおしゃれにカットすれば、おもてなし料理にも使えます。

皮は厚めに剥く

大根の皮には太い繊維があり筋っぽくなっています。かたい皮があることで味が染み込みにくかったり、火が通りにくくなるので、料理に合わせて、大根の皮は厚めに剥くようにしましょう。また、皮を剥くことで苦味が軽減され口当たりが良くなります。

「厚め」とは、大根の皮と実の境界線にある薄い線までという意味です。だいたい4〜5mmほどの厚さになります。この境目の線が大根の筋になるので、ここまでしっかりと取り除くことで美味しく調理することができます。

剥いた皮も調理に使える

剥いた皮は捨てずに他の料理に使用しましょう!

実と比較すると筋っぽくてかたい食感ですが、皮だけ別で保存して皮だけを別の料理に使うと、大根の皮に含まれている栄養素もしっかり摂取することができるのでおすすめです。

大根の皮は、千切りにして冷蔵保存か冷凍保存しておくと良いです。大根の皮はきんぴら漬物などにして食べると美味しいですよ。

大根の切り方【基本編】

大根の切り方には輪切りやスライス、乱切り、半月切り、いちょう切り、拍子切り(拍子木切り)、短冊切り、薄切り、角切り、さいの目切り、細切り、千切りなどがあります。

大根の重さを大きさとカットサイズ別に写真付きで解説

輪切り・スライス

切る手順

大根の輪切りは、3〜5cm幅に切る

  1. 大根を洗い、好みの厚さ(3〜5cm幅など)に切る(スライスの場合は2〜3mmほどに)。
  2. 皮を剥く。

合う料理

輪切りにした大根

輪切りにした大根は煮物に適しています。輪切りにした大根は、面取りをすると煮崩れしにくくなります。

また、薄くスライスした大根はサラダや漬物、しゃぶしゃぶなどにおすすめです。

乱切り

切る手順

大根の乱切りは、細く切った大根を回しながら切る

  1. 大根を洗い、10cm幅に切って皮を剥く。
  2. 縦4等分に切る。
  3. 横向きに置いて斜め45度に包丁を入れ切る。
  4. 手前に90度回し、再度斜め45度に包丁を入れ切る。

合う料理

乱切りにした大根

乱切りにした大根は、炒め物や煮込料理(ポトフ、シチューなど)に使用するのにおすすめです。輪切りの大根よりも火の通りが早いです。

半月切り

切る手順

大根の半月切りは、料理に合わせて3〜5mmほどに切る

  1. 大根を洗い4〜5cmの長さに切って皮を剥く。
  2. 切り口を底(下)にし、縦半分に切る。
  3. 半分に切った切り口を底(下)にして横向きに置き、端から好みの厚さ(3〜5mmほど)に切る。

合う料理

半月切りにした大根

半月切りにした大根は、サラダや汁物、炒め物に適しています。薄く切っているので火の通りが早いです。煮込み料理に使用すると煮崩れてしまうので☓。

いちょう切り

切る手順

大根のいちょう切りは四等分にして2本ずつ切る

  1. 大根を洗い4〜5cmの長さに切って皮を剥く。
  2. 切り口を底(下)にし、十字を入れるように4等分に半分に切る。
  3. 切り口を底(下)にし横向きに置き、端から好みの厚さ(3〜8mmほど)に切る。

合う料理

いちょう切りにした大根

いちょう切りにした大根は、酢の物や漬物、炒め物、汁物など幅広い料理に使用することができます。薄く小さく切っているので、味が染み込みやすく、また火の通りも早いので◎。

拍子切り(拍子木切り)

切る手順

大根の拍子木切りは、1cm幅に切る

  1. 大根を洗い、5〜6cmの長さに切って皮を剥く。
  2. 切り口を底(下)にして端から1cm幅に切る。
  3. 1cm幅に切った大根を数枚重ねて寝かせ1cm幅で切る。

合う料理

拍子切りにした大根

拍子木切りにした大根は、漬物やピクルス、汁物、炒め物などにおすすめです。カット面が多いので味が染み込みやすいのが◎。

短冊切り

切る手順

大根の短冊切りは、1〜3mmの薄さに切る

  1. 大根を洗い、4〜5cmの長さに切って皮を剥く。
  2. 切り口を底(下)にして端から1〜2cm幅に切る。
  3. 大根を寝かせて端から1〜3mmほどに薄く切る。

合う料理

短冊切りにした大根

短冊切りにした大根は、サラダや浅漬け、和え物、汁物、炒め物などを作る時におすすめです。薄く切っているので味も染み込みやすく火の通りも早いです。

薄切り

切る手順

大根の薄切りは、2〜4mmに切る

  1. 大根を洗い、4〜5cmの長さに切って皮を剥く。
  2. 切り口を底(下)にして2〜4mm幅に切る。
  3. 料理に合わせて食べやすい幅に切る。

薄切りにした大根

薄切りした大根は、サラダや酢の物、和え物、スープ、炒め物などに使用できます。

角切り

切る手順

大根の角切りは、1.5または2cm角に切る

  1. 大根を洗い、4〜5cmの長さに切って皮を剥く。
  2. 切り口を底(下)にして1.5〜2cm幅に切る。
  3. 切った大根を寝かせて1.5〜2cm幅に切る。
  4. 横向きに置いて1.5〜2cm幅に切る。

合う料理

角切りした大根

角切りにした大根は、スープや和え物(ナムルやキムチなど)、炒め物などにおすすめのカット方法です。さいの目よりも大きめのカットなので、歯ごたえがあって◎。

さいの目切り

切る手順

大根のさいの目切りは、1cm角のサイコロ状に切る

大根を洗い、4〜5cmの長さに切って皮を剥く。

  1. 切り口を底(下)にして1cm幅に切る。
  2. 切った大根を寝かせて1cm幅に切る。
  3. 横向きに置いて1cm幅に切る。

合う料理

サイコロ状にカットした大根

さいの目切りにした大根は、サラダや汁物、和え物(ナムル、キムチなど)、炒め物などにおすすめのカット方法です。カット面が多いため味が染み込みやすく、サイズが小さく見た目がかわいいのが特徴です。

細切り

切る手順

大根の細切りは、3〜5mmほどの薄さで切る

  1. 大根を洗い、4〜5cmの長さに切って皮を剥く。
  2. 切り口を底(下)にして3〜5mm幅に切る。
  3. 短い辺が上下になるように並べ、端から3〜5mm幅で切る。

合う料理

細切りにした大根

細切りにした大根は、サラダや汁物、炒め物、煮物などに向いてます。

千切り

切る手順

大根の千切りは、1〜2mm幅で切る

  1. 大根を洗い、4〜5cmの長さに切って皮を剥く。
  2. 切り口を底(下)にして1〜2mm幅に切る。
  3. 短い辺が上下になるように並べ、端から1〜2mm幅で切る。

合う料理

千切りした大根

千切りの大根は、サラダや和え物、酢の物、汁物などにおすすめです。

大根おろし

切る手順

大根おろしは、「の」の字を角ように大根を動かしてする

  1. 大根を洗って手で持ちやすい長さに切る。
  2. 皮を剥く(剥かずにそのまますりおろしても◎)。
  3. 「の」の字を書くように大根を動かすと甘めの大根おろしが、大根を素早く上下に動かすと辛めの大根おろしができる。

合う料理

透明のボウルに入った大根おろし

大根おろしは、魚やお肉に添えるだけでなく、和え物や汁物、煮物、鍋などにもおすすめです。

大根おろしの詳しい方法はこちらの記事でご紹介しています。

大根の切り方【おしゃれ編】

最後に、大根のちょっと変わったおしゃれなカット方法をご紹介します。

色紙切り

切る手順

大根の色紙切りは、大根を色紙のように正方形に切る

  1. 大根を洗い、4〜5cmの長さに切って皮を剥く。
  2. 丸みのある部分を切り落として正方形に整える。
  3. 横に倒して端から薄く切る。

合う料理

色紙切りした大根

色紙切りにした大根は、人参の色紙切りを重ねてお祝いの汁物などに使用します。

桂むき

切る手順

大根の桂むきは、刃を大根に真っ直ぐ当てて親指を添えて薄く削いでいく

  1. 大根を洗い、5cmほどの持ちやすい長さに切って皮を剥く。
  2. 皮を剥く要領で薄く剥く。

合う料理

薄く桂むきにした大根

大根の桂むきはそのままで使用するよりも、ツマ(けん)などを作る際に用いるカット方法です。桂むきにした大根を適度な長さに切って、サラダなどに使用するのも◎。

つま(けん)

切る手順

大根のつま(けん)は、桂むきにした大根を数枚重ねて細く切る

  1. 大根を桂むきにする(切り方は上記参照)。
  2. 桂むきにした大根を10cmほどに切って数枚重ねる。
  3. 端から1〜2mmほどの千切りにする。

合う料理

大根のつま

つま(けん)は主に刺身に添えられています。大根を添える理由は、見栄えをよくするだけでなく、鮮度を保つためだと言われています。

よりけん

切る手順

大根のよりけんを作る際は、桂むきにした大根を斜め切りする

  1. 大根を桂むきにする(切り方は上記参照)。
  2. 桂むきにした大根をまな板に広げ、包丁の先を使って斜めに引き切りする。
  3. 切ったものを爪楊枝に巻きつける。
  4. 爪楊枝を外して水に浸ける。

合う料理

大根のよりけん切り

大根のよりけんは、刺身のつま(けん)や汁物などに使われることが多いです。大根以外には人参やきゅうり、かぼちゃなどでも作ることができます。