さつま揚げとは、魚(主にスケトウダラ)のすり身にねぎや人参などの野菜を加えて成形し油で揚げたものです。さつま揚げは冷蔵庫で保存するのが基本ですが、長く保存したい場合は冷凍保存もおすすめです。今回はさつま揚げの正しい保存方法を詳しく解説しています。さつま揚げを使ったおすすめの作り置きレシピもあわせてご紹介しています。
さつま揚げは、未開封の場合でも常温保存はNGです。すぐに食べる場合でも冷蔵庫で保存するようにしましょう。
また、他の食材は乾燥させたり醤油などに漬けて保存することができますが、さつま揚げは乾燥保存や漬け保存には適していません。すぐに食べる場合は冷蔵、長く保存したい場合は冷凍で保存します。
さつま揚げは、魚のすり身を油で揚げたものです。そのためさつま揚げの表面には油分が付着しています。さつま揚げの油抜きは必須というわけではありませんが、油抜きをすることで油臭さが抑えられたり、味が染み込みやすくなったり、酸化を抑え長持ちさせることができます。
さつま揚げの油抜きの方法は主に2パターンあります。さつま揚げに熱湯をかけるか、熱湯の中に1〜2分ほど入れて油を落とします。いずれも熱湯を使用しますので、やけどに注意しながら行ってください。
下記のような特徴がある場合は、賞味期限内であっても腐っている可能性があります。心配な方は食べずに廃棄するようにしましょう。
異臭(酸っぱい臭い)がする
糸を引くようにネバネバする
表面にヌメリがある
さつま揚げは冷蔵庫での保存が基本です。冷凍するよりも美味しさがキープできます。未開封の場合はそのまま、開封したら保存袋に移し替えて保存します。
未開封のさつま揚げは、購入時のパッケージのまま保存してOKです。保存期間は賞味期限内が目安です。
開封したらパックから取り出し、1枚ずつラップで包んでから冷蔵用保存袋に入れて冷蔵庫で保存します。さつま揚げは油でコーティングされていますので、さつま揚げ同士がくっつくことはありませんが、ラップで包むことで空気に触れるのを防ぐことができます。
賞味期限内の保存が可能ですが、開封後のさつま揚げは傷みやすいので、なるべく早めに使い切ることをおすすめします。
さつま揚げは冷凍で保存することもできます。冷蔵よりも保存期間が長く、約1ヶ月ほど日持ちします。
解凍せず凍ったまま料理に使用することができます。凝った状態でも包丁で簡単に切れますが、冷凍する前に切っておけば調理時間が短縮できます。
さつま揚げの油抜きをし、キッチンペーパーで水けをしっかり取ります。さつま揚げが冷めたら1枚ずつラップで包み冷凍用保存袋に入れて冷凍室へ。
冷凍前にカットしておけば、調理にすぐに使えて便利です。
油抜きをしたさつま揚げの水けをキッチンペーパーで拭き取り、使いやすい大きさにカットして冷凍用保存袋に入れて冷凍します。
カットしたさつま揚げ同士がくっつかないように、半分凍った状態で袋を軽く揉むと、バラバラに冷凍保存することが可能です。
味を付けてから冷凍する方法も。
油抜きをしたさつま揚げを食べやすい大きさにカットし、煮汁(だし汁1/2カップ、しょうゆ小さじ1、みりん小さじ1)で10分ほど煮ます。粗熱が取れたら冷凍用保存袋に入れ冷凍庫へ。
味が染み込んでいるので、調理時間が短縮されます。
冷凍したさつま揚げは、凍ったまま調理に使用することができます。解凍する場合は前日もしくは半日前に冷蔵庫に移して自然解凍を行いましょう。常温解凍だと水分が出すぎてしまい、食感や味が悪くなってしまいます。
電子レンジでの解凍は、余計に熱が通ってしまい食感が固くなってしまうのでNG。トースターを使えば食感を損ねることなく解凍することが可能です。トースターでの解凍は、500Wで10〜15分を目安に加熱します。
最後に、さつま揚げを使ったおすすめの作り置きレシピをご紹介します。作り置きの保存期間は冷蔵で2〜3日が目安です。Filyのレシピはすべて小麦粉・乳製品・白砂糖不使用です。
甘辛に仕上げたきんぴらはご飯のおともとして、お酒のおつまみとしておすすめのひと品です。
人参には、β-カロテン(ビタミンA)が含まれています。β-カロテンは、皮膚や喉などの粘膜や細胞の代謝を促進する働きがあり、また抗酸化作用もあるので、アンチエイジング効果も期待できます。β-カロテンは皮のすぐ下に最も多く含まれているため、皮ごと使用するのがおすすめです。
最後に酢を加え、人参の甘さを引き出しましょう。
さつま揚げと人参のきんぴらのレシピはこちら
さっと炒めるだけの簡単レシピです。甘辛い味付けでご飯がすすみます。
ピーマンは非常に栄養価の高い野菜で、β-カロテンやビタミンC・U、ピラジンなどを含みます。タミンPは熱に弱いビタミンCを守ってくれる作用があります。そのため、本来熱に弱いビタミンCですが、ピーマンのビタミンCは熱に強くなっています。
汁けがなくなるまで炒め合わせるのがポイントです。
さつま揚げとピーマンの甘辛炒めのレシピはこちら
食材は大根とさつま揚げの2つのみ。シンプルに仕上げた煮物です。
大根には、アミラーゼやプロテアーゼなど数種類の消化酵素が含まれています。アミラーゼ(別名ジアスターゼ)はでんぷんを分解する酵素で、食べ物の消化をサポートし、さらに胸焼けや胃もたれを防ぐ効果があります。プロテアーゼはたんぱく質を分解する作用があるといわれています。
大根に竹串を刺し、スーッと通ったらさつま揚げと調味料を加えましょう。
大根とさつま揚げの煮物のレシピはこちら
さつま揚げと切り干し大根の煮物のレシピはこちらでご紹介しています。
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