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もやしから水分が出る...食べられる?原因と対処法を解説

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もやしから水分が出る...食べられる?原因と対処法を解説

保存していたもやしから水が出ていて食べられるのか不安になったことがある方は多いのではないでしょうか。本記事では水分が出てしまっているもやしについて、正しい保存方法なども合わせて紹介します。

水分がでているもやしは食べられる?

袋に水分が溜まっている場合は破棄

保存していたもやしの袋に水分が溜まってしまっている場合は、腐敗している可能性が高いです。

もやしは水分量が多い野菜なので、もやしを購入したときの袋詰された状態で冷蔵庫に入れておくと、もやしから出てきた水分が袋に溜まってしまうことがあります。

保存中に水分が出てきてしまったもやしは鮮度が落ちている状態で、柔らかくしなしなになってしまっています。また、溜まった水に雑菌が増殖している可能性が高いので、食べると食中毒を引き起こす原因になります。水分が溜まっている状態になってしまった場合は、破棄するのが無難です。

調理をして水分が出るのは問題ない

もやしをフライパンで炒めたとき、レンジで加熱をしたときなど、もやしから水分が出てきてびちゃびちゃになってしまった経験がある方は多いのではないでしょうか。

この場合は、もともともやしに含まれていた水分が加熱することによって出てきているだけなので、食べても問題ありません。

水分が出てくることで、もやしの食感が柔らかくなったり料理全体が水っぽくなるといったデメリットはありますが、もやしの品質に問題があるわけではないので食べても大丈夫です。

余分な水分をキッチンペーパーを使って拭き取るなどの対処をすると、料理を美味しく仕上げることができます。

水分が出ている以外の注意すべきもやしの特徴

もやしは非常に傷むのが早い野菜なので、購入したら新鮮なうちにすぐに使わないと変色するなどの異変が見られます。保存中に水分が出てくる以外の注意すべきもやしの特徴は下記の通りです。

見た目

腐ったもやしの見た目の特徴は下記の通りです。

  • カビが生えている

  • 全体的に黒・茶・透明に変色している

  • 出てきている水分が茶色や黒色

  • 溶けだしている

白いふわふわとしたほこりのようなものがついているときは白カビ、黒いすすのような斑点がついているときは黒カビが生えています。カビはカビ毒を発生させ、下痢や嘔吐などの中毒症状を起こす原因になるためカビが生えている場合は一部のみであっても破棄しましょう。

もやしが変色する原因は腐敗だけではありませんが、全体的に変色してしまっている場合も腐敗と考えて破棄するようにしてください。

また、見るからに溶け出している場合も腐敗がかなり進んでいる状態なので破棄してください。

臭い・味

腐ったもやしの臭いや味の特徴は下記の通りです。

  • 酸っぱい匂い・味。

  • 生ゴミ臭。

  • カビ臭い。

もやしは、特有の土っぽい臭いはあるもののそこまで臭いがきつい野菜ではありません。酸っぱい臭いや味がする場合や、生ゴミのような臭いがする場合は腐敗している可能性が高いです。

もやしに限らず食材は腐敗すると、多くのバクテリアが活動し酢酸発酵することが多いので酸っぱい臭いがしたり酸っぱい味がします。この現象は味噌や醤油といった発酵食品にも起きていますが、発酵とは異なり次第に味や臭い、形が崩れるなど食材が変化していく現象はあるときに「腐敗」とよばれます。あきらかにいつもとは異なる酸っぱい味や生ゴミのような異臭がする場合は食べずに破棄するようにしましょう。

また、カビが生えていないように見えてもカビ臭さを感じる場合は見えない部分にカビの胞子が入り込んでいる可能性があります。カビには様々な種類があり、墨汁のような臭いを感じさせる「2-メチルイソボルネオール」や土臭さや泥臭さを感じさせる「ジェオスミン」といった代表的な悪臭を放つ種類がいます。また、カビ自体は臭いを感じさせる成分を出さない種類もいますが、カビ自体が臭いを出さなくてもカビの餌になる物質がカビの作用によって変化することで発生する臭いなどで、人に「カビ臭い」と感じさせます。心配な方は破棄するのが無難です。

触感

腐ったもやしの触感は下記の通りです。

  • 簡単に潰れるぐらい柔らかい

  • ぬるぬるしている

  • 糸を引いている

新鮮なもやしは張りがありシャキっとしていますが、腐敗すると簡単に潰れてしまうぐらい柔らかくなってしまいます。また、ぬめりが出ていたり糸を引いている場合も腐敗しています。ぬめりが出たり糸を引くようになってしまうのは、雑菌が増殖していることが原因と考えて良いでしょう。食べてしまうと腹痛や嘔吐といった症状が出てしまうことがあるので、残念ですが破棄してください。

新鮮なもやしの選び方

当たり前ですが、新鮮なもやしを購入する方が、より長く美味しく保存することができます。新鮮なもやしには下記のような特徴があります。

  • 透明感があり色が白くて太い

  • ひげ根が変色しておらず短いもの

  • 長さが短め

  • ピンとしていて弾力がある

  • 袋に水が溜まっていない

ひげ根が濃い茶色に変色していたり、ひげ根が長すぎるもやしは避けましょう。

こんなもやしは食べられる!

一見腐っているように見えても食べれる状態であることもあります。ここからは腐っていると思われがちですが、腐敗していないもやしの特徴を紹介します。

ひげが茶色く変色している

もやしのひげとは、もやしの根本についているひょろっとした部分を指します。

ひげの部分だけが茶色く変色してしまっている場合は、腐敗しているわけではないので食べても問題ありません。ただ、鮮度が落ちている状態といえます。そのため、ひげが茶色く変色してしまっている場合は腐敗してしまわないうちに早めに食べきることが大切です。

ちなみにもやしのひげは食べることができます。栄養がたっぷりつまっているのでそのまま食べるのが望ましいですが変色している場合など気になる場合はカットして調理をしても良いでしょう。栄養を無駄にしないためには新鮮なうちにカットせずに食べるのがベストです。

先っぽが黒い

「もやし」と一口にいっても様々な種類があります。一般的にスーパーで販売されていることが多いのは「緑豆もやし」と「豆もやし」です。

豆もやし大豆を発芽させたもので、先端に大きな豆がついているのが特徴です。豆もやしの場合は豆の部分が黒っぽく変色してくることがありますが、先っぽだけが黒く変色しているのみで、異臭や溶けている部分があるなど腐敗のサインが見られなければ食べても大丈夫です。

先っぽが黒いだけではなく腐敗のサインが見られる場合は破棄してください。ただし、腐敗まで進んでいなくても鮮度が落ちている状態なので、早めに食べきるようにしましょう。

しんなりしている

新鮮なもやしは張りがあり、みずみずしくシャキシャキとした食感を楽しむことができますが、保存しているとしんなり柔らかくなってしまうことがあります。

しんなり柔らかくなってしまうのは、もやしに含まれている水分が抜けてしまっているためです。お花に水やりをしないとしおれてしまうのと同じ現象であり、腐敗しているわけではありません。

水が袋に溜まってしまうほど水分が出ている場合は食べられませんが、保存中に水分が抜けて多少しんなりした程度ならば、さっとお湯で湯がくと再び水分を吸い、ハリが戻ります。

ただし、水分を吸って張りが戻っただけで鮮度が落ちている状況であることには変わりありません。早めに食べきるようにしましょう。

もやしを長持ちさせる保存方法

もやしは非常に傷むのが早い野菜なので、正しく保存できていないとあっという間に鮮度が落ちて腐敗していってしまいます。鮮度が落ちてしまうと腐敗していなくても食感や味は新鮮な状態のときと比較して悪くなってしまうので、長く美味しく食べるためにも正しく保存しましょう。

冷蔵保存

もやしをすぐに使う場合は冷蔵保存がおすすめです。生のまま保存する方法が一番手軽ですが、あまり日持ちはしないのですぐに食べる必要があります。加熱すれば保存期間が少し長くなります。

生のまま袋に入れて(2〜3日)

もやしを生のままポリ袋に入れて口を閉じて冷蔵保存する

購入後、もやしを袋から取り出し、ポリ袋に入れます。軽く口を閉じてチルド室で保存します。開封して使いかけのもやしもポリ袋に入れて保存しましょう。

もやしを購入したままの袋で保存するのは避けましょう。上述したようにもやしは水分を多く含む(95%)野菜なので、袋に入れたままだと蒸れてすぐに傷んでしまいます。傷んでしまうと芽や根の部分が茶色く変色してしまいますし、ぬめりが出て、臭いがきつくなります。

未開封であっても、包装のまま保存せず、ポリ袋や保存袋などに入れて保存するのがおすすめです。
ポリ袋に入れて保存すれば、2〜3日ほど保存することが可能です。水洗いをしてから調理しましょう。

お湯をかけてから(1週間)

もやしに熱湯をかけ、粗熱が取れたら保存容器に入れて冷蔵で保存すれば1週間ほど日持ちする

熱湯をかけてから冷蔵保存するという方法もあります。生のまま保存するともやしの水分が出やすいですが、加熱してから保存することで水分が出にくくなります。また、調理時間を短縮することもできます。

水洗いして水けを切ったもやしをザルに入れ、上から熱湯をまわしかけます。もやしが冷めたらキッチンペーパーで水けを切り、保存容器に入れます。蓋をしてチルド室で保存すれば、約1週間ほど保存することができます。

水や熱湯で茹でるという方法よりも、熱湯をかける方が、栄養素の流出を抑えることができます。熱湯を使用するので、やけどには十分注意してください。

水に浸けて(7〜10日)

もやしを水に漬けて冷蔵保存すれば7〜10日ほど日持ちするが、水溶性の栄養素が流出してしまうので注意

水につけて冷蔵保存する方法が、冷蔵保存の中では一番長持ちします。水に浸ければ、シャキシャキ感を保って7〜10日ほど保存することが可能です

保存容器にもやしを入れ、もやしがひたひたに浸かるくらいの水を入れ蓋をし冷蔵庫へ。チルド室では水が凍ってしまう可能性もあるので注意してください。水は2日おきに取り替えるようにしましょう。

長持ちはする一方で、もやしに含まれている水溶性のビタミンやカリウムなどが流出してしまうというデメリットも。もやしの栄養を効率よく摂取したい場合は、水に浸ける以外の方法で保存することをおすすめします。

冷凍保存

冷蔵ではあまり日持ちしないもやしも、冷凍することで約1ヶ月ほど保存することができます

生のもやしと比べると食感は落ちてしまいますが、味が染み込みやすくなりますので、炒め物やスープなどの加熱料理に使うのがおすすめです。冷凍後のもやしは、袋の上から軽くもむだけでほぐせるので、使いたい分だけ取り出すことが可能です。

生のまま(1ヶ月)

もやしを生のまま冷凍用保存袋に入れて冷凍保存する

もやしを水洗いし水けを切り、さらにキッチンペーパーを使って水分をしっかり取ります。水分が残っていると霜となってしまい味が悪くなってしまうためです。水けが取れたら、冷凍用保存袋になるべく平らになるように入れます。密封し冷凍庫へ。

冷蔵庫の急速冷凍機能を使うと、短時間で冷凍することができるのでおすすめです。急速冷凍機能がない場合は、金属トレイの上にもやしが入った保存袋を置いて冷凍すると◎。

生のまま冷凍したもやしは、凍ったままスープや炒め物などに入れて調理することができます。解凍してしまうと、水っぽくなってしまうのでNG。

茹でてから(1ヶ月)

もやしを茹でてから冷凍用保存袋に入れて冷凍保存する

冷凍する前に茹でることを「ブランチング」といいます。ブランチングすることで変色しづらく、食感も悪くなりづらいというメリットがあります。

もやしをさっと水洗いします。ザルに入れて上から熱湯をまわしかけます。粗熱が取れたらキッチンペーパーを使って水けをしっかりと取り、冷凍用保存袋に入れ冷凍庫へ。こちらも急速冷凍機能もしくは金属トレイを使って冷凍すると◎。旨みがぎゅっと閉じ込められます。

冷凍する前に茹でてあるので、調理時間が短縮されるのも◎。

その他にも天日干しやオーブンで加熱してもやしの水分を飛ばしてから乾燥保存したり、醤油や塩に漬けてから保存することも可能です。もやしの保存方法についてはこちらの記事を参考にしてください。

腐敗する前に!もやしの大量消費レシピ

最後に、もやしが腐ってしまう前に大量消費できるおすすめのレシピをご紹介します。

Filyのレシピはすべて小麦粉、乳製品、白砂糖不使用です。

もやしのごまみそ和え

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もやしの簡単即席副菜です。作り置きにおすすめです。

もやしのごまみそ和えのレシピはこちら

もやしの唐辛子炒め

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唐辛子入りのもやし炒めの作り方をご紹介します。ピリっとした辛さとごま油の風味に食欲をそそられます。

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豚肉ともやしの甘酢炒め

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トマトケチャップの酸味を効かせた、ご飯がすすむひと品です。

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