煮込みハンバーグとハンバーグにはソースの量や作り方に違いがありますが、他に違いはあるのでしょうか。煮込みハンバーグとハンバーグの違いを解説します。
両者の違いは意外と曖昧だったりします。
ハンバーグと煮込みハンバーグに使う具材は基本的に一緒です。牛肉と豚肉の合い挽き肉と玉ねぎ、つなぎに塩・卵・パン粉・牛乳などを使用します。
敢えて違いを指摘するならば、煮込みハンバーグは野菜やきのこ類をソース作りで炒めて使うことが多いです。
ハンバーグと煮込みハンバーグはそれぞれ様々な作り方がありますが、ハンバーグは焼いて比較的短時間で火を通すのに対し、煮込みハンバーグは煮込んでじっくり火を通すという違いがあります。
ハンバーグは片面だけ焼き目をつけ、ひっくり返した後はフライパンで短い時間で焼き上げますが、煮込みハンバーグは両面に焼き目をつけ、ソースで10分以上じっくり煮込んで作られることが多いです。焼いたハンバーグは固くしっかりとした食感で、煮込んだハンバーグはやわらかい食感に仕上がりやすいです。
ただし、煮込みハンバーグでも煮込まないハンバーグ同様にしっかり火を通した後で軽く煮込む作り方もあります。この方法では煮込んでいる際にハンバーグから肉汁が流出しにくく、食べ応えのあるしっかりとした食感を保ったハンバーグが楽しめます。
また、ハンバーグと煮込みハンバーグの違いについて、ソース量の違いを思い浮かべる方も多いでしょう。ハンバーグは焼いた後に比較的少量のソースをかけて食べますが、煮込みハンバーグはハンバーグを煮込んだたっぷりのソースと一緒に食べるイメージがあるでしょう。
ただし、ハンバーグでもソースの量を多めにするレシピはありますし、煮込みハンバーグでも少なめのソースで食べることもあるので、ソースの量による違いはあいまいともいえるでしょう。ただし、煮込みハンバーグの方が比較的具沢山なソースを作ることが多いです。
それぞれに違った美味しさがあります。
ハンバーグは短い時間で焼き、お肉の旨味をぎゅっと閉じ込める分、お肉が持つ本来の旨味をダイレクトに味わうことができます。良いお肉を手に入れた場合は煮込みハンバーグにするよりもハンバーグとして作った方が素材の良さを生かすことができるでしょう。
ただし、そのまた逆も然りで、材料、特にひき肉の状態が悪いとその影響を受けやすく、仕上がりにも大きな影響が出てしまいやすいです。
煮込みハンバーグはソースで煮込んでしっかり火を通し、味をつける作り方なので、ソースを上手く作ることができれば味は丸く収めることができます。
ひき肉が少し古く、臭いが気になるといった場合や、ハンバーグが焼いていて崩れてしまったという場合でもリカバリーをすることができ、じっくり煮込むので火の通りを気にする心配もないなど、失敗しにくいメリットもあります。
生焼けだった、固くなってしまったという場合は煮込みハンバーグにするのがおすすめです。
ハンバーグが固くなってしまった、崩れてしまったという失敗をしてしまった場合、もう一度熱を加えてどうにかしてみようと思う方もいるでしょう。しかし、熱を加えることでハンバーグから水分が飛んでしまうため、さらに固くなってしまうだけで意味がありません。
フライパンはもちろん、電子レンジやオーブンといった方法でも結果は変わらず、一度抜けてしまった水分を戻すことはできません。冷蔵庫や冷凍庫で保存してみてもさらに水分が飛ぶだけです。
崩れてしまったハンバーグは煮込みハンバーグとして多めのソースで煮込むことで、温め直しにもなると同時に、ハンバーグに水分を与えて柔らかくなるので、食べやすくなります。使ったひき肉が傷んでいてハンバーグのお肉の匂いが気になるという場合にもおすすめです。
簡単な作り方は、
ソースにはきのこ類や野菜を加えれば冷蔵庫の整理にもなり、一石二鳥です。生クリームやパセリなどを加えると、高級店で出てくるような、見た目でも楽しめるハンバーグが出来上がります。
また、ソースで煮込めば時間が経ってもパサパサになりにくいので、普段のハンバーグより美味しさが長くキープできます。
デミグラスソース以外のソースで煮込むのもおすすめです。
トマト缶とコンソメなどで作るトマトソースも煮込みハンバーグの定番です。トマト缶には栄養もたくさん含まれており、特に抗酸化作用を持つリコピンは生トマトの3倍の量が含まれています。
トマトソースも具材にきのこ類や野菜を入れて作ると食べ応えも栄養価もアップさせることができます。
ハンバーグに多いトマト系のソースに飽きてきたという方におすすめなのがカレーソースです。前日に作ったカレーが残っている場合、そのまま使ってみても美味しく食べることができます。
カレーソースはさらにチーズをトッピングすることでこってりとした味わいと抜群の食べ応えになるのでおすすめです。茹で卵のトッピングも相性が良いですよ。
こってりとしたソースが多いハンバーグですが、その中でもマイルドな味わいが楽しめるのがホワイトソースです。優しい甘みも感じられるので、お子様向けにもおすすめです。
ホワイトソースもチーズとの相性が良いので、食べ応えをプラスしたい方は是非のせてみてください。付け合わせの野菜にブロッコリーやニンジン、コーンなどを合わせれば栄養価もアップできます。
ハンバーグを醤油や和風だしベースのソースで煮込めばデミグラスソースよりもあっさりとしたテイストで食べることができます。きのこ類やタマネギなど、お好みの具材と一緒に煮込んでみてください。
仕上げの段階で水溶き片栗粉を使ってとろみをつけるとハンバーグによく絡むようになります。
変わり種では、鶏がらスープをベースとした中華風のソースで煮込むのもおすすめです。和風ソースよりもあっさりとしたテイストになるので、夏の暑い時期でもさっぱりと食べることができます。八宝菜風に白菜やきのこ類などのたくさんの具材と一緒に煮込んで作れば栄養満点のおかずになります。
こちらも仕上げの段階で水溶き片栗粉を使ってとろみをつけるとハンバーグによく絡むようになります。
勿論、煮込みハンバーグ以外にもリカバリー方法はあります。
ハンバーグを肉団子の代わりとしてスープや鍋に入れるのもおすすめで、スープがしみ込んでやわらかくなります。ミネストローネやトマト鍋に入れるのがおすすめです。
キャベツをまいてロールキャベツにリメイクする方法もあります。キャベツの代わりに白菜を巻くのもおすすめで、白菜が美味しい冬の時期に鍋として食べるのもおすすめです。大量消費が難しい白菜を一気に使うこともできます。
中華料理などで使われる肉団子の代わりに使うこともできます。甘酢餡で絡めてもいいですし、野菜などと一緒に炒め物にしてしまえば、栄養価もあっぷしたおかずに大変身です。
崩れてしまっているハンバーグも餡に絡めれば食べやすくなります。失敗していないハンバーグを甘酢餡のたれで食べても美味しいので、いくつか作った内の1つが割れてしまったという場合にもおすすめです。
固くなってしまったハンバーグは、崩してひき肉として使うこともできます。麻婆豆腐、チャーハン、ボロネーゼ、ドライカレー、キーマカレー、タコライスなど幅広い料理に使うことができます。ハンバーグとして作ったので既に下味が付いており、タマネギなどのつなぎに含まれる旨味も詰まっているので、ただひき肉を使うよりも美味しく仕上げることができます。
ハンバーグが激しく崩れてしまっている場合は、調理に使ったフライパンをそのまま使えば逃げてしまった肉汁の旨味を別の料理に生かせます。
Filyのレシピはすべて小麦粉・乳製品・白砂糖を不使用です。
肉料理を代表する人気の料理ハンバーグの基本レシピをご紹介します。相性抜群の手作りソースの作り方も紹介します。
このレシピでは、米粉と米粉のパン粉を使用しています。米粉は小麦粉と比べて、油を吸収しにくいためカリッと揚げることができます。
ハンバーグのレシピはこちら
豆腐と鶏肉で作ったハンバーグのレシピをご紹介します。ハンバーグと相性抜群な手作りソースの作り方も紹介します。ふんわり柔らかな豆腐ハンバーグをぜひお楽しみください。
豆腐ハンバーグのレシピはこちら
本格デミグラスソースで作る煮込みハンバーグです。じっくり時間をかけて煮た本格デミグラスソースとジューシーなハンバーグの相性はバツグンです。
本格デミグラスソースで作る煮込みハンバーグのレシピはこちら
Most Popular
中が茶色いじゃがいもは食べられる?空洞や輪になってる場合は?
食品事典
大根は中身が茶色に変色しても食べられる?原因と対処法を解説
食品事典
スカスカなかぶは食べてOK?スが入る原因は?
食品事典
ハンバーグが固くなる原因と柔らかく作るコツを徹底解説
食品事典
麻婆豆腐が辛い時に甘くする方法。おすすめの調味料や食品は?
食品事典
トマト缶は一缶でトマト何個分?サイズ別に解説
食品事典
冬におすすめの天ぷら具材36品。冬野菜や冬が旬の魚介類を紹介
食品事典
エリンギが水っぽい...食べられる?濡れてる原因と対処法は?
食品事典
冷凍したじゃがいもが黒っぽく変色...食べてOK?原因と対処法を解説
食品事典
里芋は生で食べられる?生食のメリットと注意点を解説。
食品事典