40代になると、肌のエイジングサインを感じやすい方も多いのではないでしょうか。エイジングサインだけでなく、ニキビや敏感症状で悩む方もいらっしゃると思います。そこでこの記事では、様々な肌悩み別におすすめの化粧水を紹介します。
40代になると、肌の水分量と皮脂量は急激に低下してしまいます。
肌の水分量は生まれたときから右肩下がりで減少し続けます。肌の皮脂量は30代がピークでそこから減少します。30代から水分をこれ以上失わないように皮脂が多く分泌されますが、その皮脂も30代からは減少し、40代からは急激に肌が乾燥していきます。その結果、ハリやツヤが失われ、肌のキメが乱れやすくなります。
女性は40代で女性ホルモンが減ることでコラーゲンの生成も減ってしまいます。その結果、シワやたるみ、シミなどエイジングの症状が進みます。また、ホルモンバランスの変化から、肌が敏感になることがあります。例えば、肌がヒリヒリしたり、赤みやかゆみなどの敏感症状が出る場合は、通常のスキンケアを一旦やめて、低刺激性のスキンケアを行うことを推奨します。
40代では、ハリや弾力不足によるたるみやシワなどのエイジングの症状が進みやすいです。そのため、エイジングケアを行いたい方は、エイジングケア成分が配合された化粧水を選びましょう。
シワやたるみにおすすめのエイジングケア成分は、下記の通りです。
ニールワン
レチノール(ビタミンA)
パルミチン酸レチノール(ビタミンA誘導体)
ただし、シワやたるみなどのエイジングの症状は、化粧水のみで完全に収まることはありません。それは、化粧品の目的が「あくまで肌を健やかに保つこと」だからです。深いシミやシワでお悩みの方は、美容皮膚科などでの施術が必要な場合があります。
上述の通り、40代では肌の水分量と油分量が急激に減ってしまい、肌が乾燥しやすくなります。乾燥は、小じわやくすみなどの様々な肌トラブルの原因ともなりますので、40代では高保湿成分が配合された化粧水を選ぶことをおすすめします。
代表的な保湿成分には、セラミド類やヒアルロン酸、レチノール、ナイアシンアミド、コラーゲン、アミノ酸、グリセリン、スクワラン、ワセリンなどがあります。また、ブランド独自の保湿成分などもありますので、どの成分にどんな働きがあるのかを確認してみましょう。
<保湿成分の特徴>
セラミド類
角質層に存在するうるおい成分で、水分を挟み込む性質を持つ。動物型・ヒト型・疑似型があり、最近はなじみがよいヒト型が人気。
ヒアルロン酸
水分を抱えこむ性質を持つ。1gで2リットル以上の水分を抱えることができる。
コラーゲン
水分を抱えこむ性質を持つ。分子が大きいため角質層まで浸透しないが、肌表面に保護膜を作り肌を保湿したり保護することができる。
レチノール
ヒアルロン酸の産生を促進し、皮膚の水分量を増やすことができる。
アミノ酸
水分をつかむ性質を持つ。単体ではうるおいのキープ力は少なめだが、分子が小さいため浸透しやすい。
グリセリン
角質層の水分を保持する。水分を外部から取り込む働きもある。
スクワラン
水分の蒸散を防ぐことに優れている。
ワセリン
ワセリン自体には保湿成分はないが、肌に塗ることで油膜を張ることができ、水分の蒸散を防いだり、外部からの刺激から肌を保護することができる。
一般的に「美白」とは、メラニンの生成を抑えてシミやそばかすを防ぐという意味で使われる言葉です。「美白=顔全体が白くなる」という意味ではありません。肌の奥に潜んでいたメラニンが、シミとなって肌の表面に現れやすい40代では、美白ケア成分が配合された化粧水を使うことで、今あるシミを薄くしたり、今後出てくる可能性があるシミを予防することが可能になります。
代表的な美白成分には、
などがあります。
「皮膚の漂白剤」といわれるハイドロキノンは、強力な成分ですので、使用には注意が必要です。
ただし、シワやたるみと同様に、シミも化粧水だけで完全に無くすことはできません。完全なシミ取りは、美容クリニックや皮膚科などでの施術が必要です。
肌の乾燥などが原因で起こる毛穴トラブルを抱えている40代もいらっしゃると思います。一言で毛穴トラブルといっても、毛穴には主に、詰まり毛穴・開き毛穴・たるみ毛穴の3つのタイプがありますが、40代の方が特に感じやすいトラブルは開き毛穴とたるみ毛穴です。
開き毛穴とは、毛穴が開いてしまっている状態のことを指します。すり鉢状に開いていることから、すり鉢毛穴ということもあります。開き毛穴の主な原因は、皮脂の過剰分泌や乾燥なので、拭き取り化粧水や、保湿ケアに特化した化粧水がおすすめです。また、レチノールやペプチドなど肌のハリを促進させる成分もおすすめです。
たるみ毛穴とは、皮膚がたるむことで毛穴が開いてしまう状態のことを指します。たるみ毛穴の原因は、加齢や紫外線ダメージによるコラーゲンやエラスチンなどの量の減少や質の低下です。肌全体のハリや弾力が失われ、毛穴が引っ張られることで開いてしまいます。そのため、コラーゲンなどの産生を促すレチノールやペプチド、ビタミンC誘導体などの成分が配合された化粧水がおすすめです。
ちなみに、詰まり毛穴とは、毛穴に汚れが詰まっている状態を指します。詰まり毛穴を長期間放置すると酸化し、黒ずみ毛穴となります。詰まり毛穴におすすめの成分は、皮脂の分泌を抑制してくれるナイアシンアミドやビタミンC誘導体、アゼライン酸、毛穴詰まりを解消してくれるサリチル酸などです。
ストレスや生活環境、ホルモンバランスの変化により、肌が敏感になりやすい40代の方もいらっしゃると思います。普段使っている化粧水で肌がピリピリしたり赤みが出るような時は、肌に負担の少ない低刺激成分で作られた化粧水に切り替えてみましょう。
敏感肌向けのスキンケアブランドは、低刺激成分で作られていることが多いため、化粧水選びに迷った際はおすすめです。敏感肌向けのブランドには、ラロッシュポゼやビオデルマ、ディセンシア、アクセーヌ、dプログラム、キュレルなどがあります。また、一般の化粧品ブランドの中に、敏感肌向けのスキンケアラインが用意されていることがあります。例えば、SHISEIDOの「ジェントルフォース」やIPSAの「センシティブ」などのシリーズは、敏感肌の方向けに低刺激な成分で作られています。
ただし、低刺激性の商品でも、使用されている成分によっては肌トラブルに繋がる可能性もあります。下記は、肌トラブルの原因となりやすいといわれる添加物です。成分との相性は人それぞれですので、下記の成分で必ずしも刺激を感じるというわけではありません。また、下記以外の成分で刺激を感じることもあります。
鉱物油
アルコール(エタノール)
パラベン
シリコン
合成着色料
合成香料
石油系界面活性剤
タルク
ラウリル硫酸Na
化粧水は毎日使用するものなので、使い心地の良い化粧水を選ぶことが大切です。例えば、香りやテクスチャー、ボトルの形状(ミスト式、ポンプ式など)、使用時間帯(朝用・夜用)などです。
特に香りやテクスチャーは人によって好みが大きく分かれます。化粧水は、大きく分けると、とろみのあるしっとりタイプの化粧水と、水のように軽いさっぱりタイプがあります。例えば、朝はさっぱりタイプでメイクに響かないようにスキンケアを行い、夜はしっとりタイプで保湿をしっかり行うなどの使い分けもよいでしょう。
化粧品の香りが苦手な方は、「無香料」「微賦香(香りが穏やか)」と書かれた化粧水がよいです。ただし、「無香料」の化粧水でも、原料の香りがするものもありますので、不安な方はテスターやサンプルで香りを確認してから購入しましょう。
使いやすさを重視したい場合は、ポンプ式やスプレー式の化粧水がおすすめです。特にスプレー式(ミスト状の化粧水)は、メイクの上から使用できるものが多いため、外出先の肌の水分補給としても使いやすいです。
POLA(ポーラ)は、スキンケアアイテムやメイクアップアイテムなど美容関連アイテムを展開しているブランドです。最高峰ライン「B.A.(ビーエー)」やシワに特化した「リンクルショットシリーズ」など、20以上のブランドを展開しています。
この商品は、POLA最高峰のエイジングケア*ブランド「B.A」の化粧水です。B.Aは遺伝子が後天的に変わる仕組みである「エピゲノム」に着目したブランドです。これまで「がらくた」と考えられていた98%ものDNAの中から、遺伝子スイッチを後天的にONにする細胞を発見し、その細胞に働きかけることでエイジレスな状態を目指します。ポーラオリジナル複合保湿成分「仙人穀ロスマ」が配合されています。仙人穀ロスマは、紀元前4000年頃から栽培されているといわれているスーパーフードのセンニンコク(仙人穀)の種子エキスと、セージ葉エキスを配合した複合成分で、生命感あふれるようなハリ肌をサポートしてくれます。
*年齢に応じたお手入れ
微賦香でアレルギーテスト済み**です。
**全ての方にアレルギーが起こらないというわけではありません。
たくさんの名品を生み出してるB.Aは、40代の方にピッタリのスキンケアラインです。遺伝子レベルのサイエンスに基づき、生命感あふれるようはハリ肌へと導きます。
同シリーズの美容液「B.A セラム レブアップ」は、肌にさらなるハリ感やうるおい感を与え、たるみ毛穴を目立たなくしてくれます。
Attenir(アテニア)は、ファンケルグループのブランドで、一流ブランドの品質を3分の1の価格で提供することをコンセプトにしています。商品開発・製造・販売を自社で行い、削減したコストを惜しみなく商品研究や品質向上に投資しています。
この商品は、40代からのエイジングケア*シリーズ「ドレスリフト」の弱酸性の化粧水です。とろみのある美容液のようなローションが素早く角層のすみずみまで浸透して、乾燥による小ジワやくすみの気にならないハリ・弾力のある肌へ導きます。保湿成分として、サーチュライザーS6と発酵コラーゲンが配合されています。サーチュライザーS6はブドウ新芽由来の独自原料で、肌自体のハリや弾力を保つ力を引き出し、美肌レベルを高い状態にキープしてくれます。発酵コラーゲンは麹菌で発酵させて低分子化した特別なコラーゲンで、より早く確実に角質層へ浸透しハリを補ってくれます。
*年齢に応じたお手入れ
鉱物油フリー、パラベンフリー、オイルフリー、無着色で、アレルギーテスト済み**です。
**全ての方にアレルギーが起こらないというわけではありません。
この化粧水は、詰替え用の販売もありますので、コスパの良いブランドをお探しの方におすすめです。
同シリーズには、洗顔料や乳液(日中用)、クリーム(夜用)があります。また、同ブランドのクレンジングオイルは、低価格で人気の高いスキンケアアイテムです。大容量のエコパックタイプもあるため、継続利用がしやすいです。
CHANEL(シャネル)は、フランスで1910年に設立されたラグジュアリーブランドです。女性用の帽子専門店が始まりでした。その後、服飾と香水へと展開し、1924年に初めてメークアップコレクションを、1927年にスキンケアラインを発表しました。
この商品は、シャネルの先進エイジングケア*ライン「ル リフト」の化粧水です。ル リフト製品には、自然由来成分のアルファルファ濃縮エキスが配合されており、肌にハリや弾力を与え、なめらかな肌へ導きます。とろみのあるやわらかなテクスチャーで素早く角質層まで浸透し、乾燥が進みバランスを失った肌のバリア機能と水分バランスを整えてくれます。ヒアルロン酸Naやグリセリン、ポリクオタニウム-51、スフィンゴモナス培養エキス、チューベロース多糖体、 BGなど様々な保湿成分が配合されており、ふっくらと跳ね返すような弾力を肌に与えることができます。
*年齢相応のお手入れ
ル リフトシリーズは、自然が持つパワーと革新のテクノロジーによる先進エイジングケアで、さまざまな肌悩みやピンポイントにアプローチします。ハリと弾力がみなぎる肌へと導きます。
同ラインには、美容液や乳液、クリーム、アイクリーム、ハンドクリームもあります。
コスメデコルテは、株式会社コーセーから誕生した最高級の化粧品ブランドです。
この商品は、トータルエイジングケア*ライン「AQ」の医薬部外品の化粧水です。乾燥でくすみがちな肌をみずみずしく潤し、肌本来の透明感のある肌へ導きます。有効成分のコウジ酸を配合しています。コウジ酸は、コウジが糖を発酵させることによって作られ、シミやそばかすの原因になるメラニンを生成する酵素(チロシナーゼ)を抑えてくれます。保湿成分にはケイケットウエキス、天然ミネラルやアミノ酸を豊富に含むシラカバエキス、シラカンバ樹液を配合しています。
*年齢に応じたお手入れ
肌をしっかりと保湿しながら美白ケアをしたい40代の方におすすめです。美白有効成分配合の高保湿ローションが、角層深部まで巡り、ハリと輝きも与えてくれます。
同シリーズのスキンケアアイテムには、クレンジングや洗顔料、乳液、クリーム、オイルなどが揃っています。
SK-Ⅱは、「すべての女性に透明感あふれるクリアな素肌を」という思いのもと誕生したスキンケアブランドです。日本酒作りの職人集団である杜氏の手肌の美しさの秘密が「発酵」と「酵母」にあることにインスピレーションを受けて独自の天然由来成分「ピテラ」が誕生しました。「ピテラ」はキメ、ハリ、しわ、ツヤを整える作用を持ち、展開している全ての商品にこのピテラを配合し、肌悩みに合わせた様々なスキンケアラインナップを揃えています。
この商品は、SK−Ⅱを代表する化粧水です。SK−Ⅱの独自成分「ピテラ」が90%以上も配合されています。ピテラには、ビタミンやミネラル、アミノ酸、有機酸など50種類以上の微量栄養素を含んでおり、これらには肌本来の機能を整える効果があります。また、ピテラには、人の肌が元々持っている天然保湿因子(NMF)も含んでいるため、肌なじみが良いです。
SK-II独自成分の「ピテラ」により、肌のキメを整えくすみを解消し、透明感のある肌へと導きます。発酵成分のため独特な香りがしますが、さらっとしたテクスチャーで肌なじみが良いです。
化粧水の後は、美容液はクリームを使ってスキンケアルーティンを完成させましょう。
クレ・ド・ポー・ボーテは、独自の最新肌サイエンス研究から生まれた資生堂の最高級ブランドです。肌を構成する最小単位の「細胞」に半世紀にわたり着目し、細胞を生み出し、育み、満たすアプローチを採用しています。
この商品は、モイストタイプの化粧水(医薬部外品)で、濃密なうるおいで肌を満たして肌あれや乾燥を防ぎ、美しく透明感のある健やかな肌へ導くことができます。有効成分としてトラネキサム酸とグリチルリチン酸ジカリウムが配合されています。トラネキサム酸には、肌荒れ改善や美白効果が、グリチルリチン酸ジカリウムには消炎作用があり、肌荒れやニキビの予防・ケアが期待できます。保湿・整肌成分として独自成分スキンイルミネイター*を配合しており、乾燥などの環境ダメージから肌を守るとともに、うるおい溢れた肌へと導きます。しっかり保湿をすることで、乾燥による小じわや毛穴の目立ちを防ぎます。
*加水分解シルク、加水分解コンキオリン、テアニン、トウキエキス、シソエキス、グリシン、グリセリン、PEG/PPG-14/7ジメチルエーテル、トレハロース
アレルギーテスト済み**で、ニキビのもとになりにくい処方***です。
**全ての方にアレルギーが起こらないというわけではありません。
***全ての方にニキビができないというわけではありません。
肌をうるおいで満たしてくれるだけでなく、肌荒れや美白効果がある有効成分(トラネキサム酸、グリチルリチン酸ジカリウム)が配合されていますので、あらゆる肌悩みをお持ちの40代におすすめです。
化粧水の前に同ブランドの美容液「ル・セラム」を使用するとより効果的です。
アクセーヌは、1970年代に頻発した化粧品アレルギーを2度と繰り返さないために、皮膚科専門医とともに共同研究され生まれました。肌への負担が少ない商品が多いことから、皮膚科でも紹介されています。
この商品は、潤いの持続性に特化したシリーズ「モイストバランス」の保湿化粧水です。セラミド類似成分であるラウロイルグルタミン酸ジ(コレステリル/オクチルドデシル)が配合されており、肌のバリア機能を高めます。また、業界最小レベルの超微細ナノカプセル化する新技術が採用されています。ナノ化することで、角質細胞の隅々にまで潤いを届けることができます。また、角質細胞の表面を一時的に水になじみやすい状態へ変化させ水分補給をする「セルバウンス技術」により、肌に透明感とハリを引き出します。
無香料、無着色、アルコール(エタノール)フリー、ノンコメドジェニックテスト済み*です。
*すべての方に肌トラブルが起こらない、ニキビのもと(コメド)ができないというわけではありません。
乾燥などにより肌が敏感になっている40代の方におすすめの1本です。セラミド類似成分が配合されているので、肌をしっかりと保湿しながら肌のバリア機能を高めてくれます。
化粧水の後は、同シリーズの「モイストバランス ジェル」で肌を保護することで、保湿効果が高まります。
DIOR(ディオール)は、フランスのファッションデザイナー、クリスチャンディオールが創業したブランドです。世界4箇所にイノベーションセンターを設け、約350人の研究者が最先端の研究・開発を行っています。また、世界に7つのディオールガーデンを所有しており、希少な花々をそれぞれの土地に適した方法で有機栽培しています。
この商品は、Diorのプレミアムエイジングケア*「プレステージ」の化粧水です。92%が自然由来成分で構成されています。ダメージを受けやすい肌のうるおいバランスを正常に整え、肌のキメが整った繊細な肌へと導きます。4万本ものバラからスキンケアのために開発されたグランヴィルローズの有用成分が配合されています。
グランヴィルローズは、フランスのディオールガーデンで有機栽培されています。22種類の微量要素とローズミネラル(亜鉛、銅、マグネシウム)を抽出し、ミクロ化テクノロジーによって融合させたローズマイクロドロップが、1本の化粧水に100万個配合されています。
*年齢に応じたお手入れ
40代の脂性肌は、いわゆる「乾燥性脂性肌(インナードライ肌」であることが多いです。肌が乾燥していると、それ以上水分を減らさないよう肌が余分な油分を分泌してしまうことが原因です。そのため、肌をしっかりと保湿することで、皮脂の分泌を抑えることが可能です。
同シリーズのスキンケアアイテムには、クレンジングや洗顔料、美容液やクリーム、マスクなどがあります。ライン使いがしやすいブランドです。
VERIMA(ヴェリマ)は、ドイツのラウ女史という美容研究家によって生まれたオーガニックブランドです。創業当初からエイジングケアの研究に注力しており、厳選された植物成分で実感できる真実のスキンケアを提供しています。
この商品は、「スペシャル(センシティブ)」ラインの化粧水です。水分不足による年齢サインが気になる方や、赤みなどの肌トラブルが出やすい敏感肌の方におすすめのラインです。高い保湿力で肌をやわらかく整え、肌の赤みや乾燥対策が可能です。保湿成分として、ローズ水やアロエヴェラ、メリッサなどを配合しています。ローズ水はローズオイルを抽出するときに得られる水で、保湿力があるといわれています。アロエヴェラには保湿作用や消炎作用があり、メリッサには肌のキメを整える作用があります。
鉱物油フリー、合成保存料フリー、合成着色料フリー、合成香料フリーです。遺伝子組み換え原料は使用せず、動物実験も行っていません。
植物の力でスキンケアを行いたい40代の方におすすめの化粧水です。VERIMAでは、最先端の研究に基づき、高い効果が得られる製品作りを行っています。
同シリーズには、クレンジングミルクやクリーム(昼用・夜用)、美容液、リラックスマスクなどがあります。よりエイジングケアに特化したい場合は、「ハーモニートリートメントローション」もおすすめです。
ゲランは、フランスのブランドです。フランス皇帝御用達の香水ブランドとして始まり、現在ではスキンケアやメイクアップも展開しています。
この商品は、ハチミツとロイヤルゼリーを使用したエイジングスキンケア*ライン「アベイユ ロイヤル」の化粧水です。うるおいでバリア機能をサポートして乾燥を軽減し、毛穴の目立たないなめらかな肌になります。ゲランでは、フランスの稀少な黒ミツバチが持つ高い修復力を、10年以上もの歳月を費やし研究してきました。また、10年以上にわたってミツバチの保護に積極的に取り組んでいます。この商品には、フランス・ウェッサン島のハチミツとロイヤルゼリーが配合されています。ハチミツには、アミノ酸、微量元素、果糖が豊富に含まれており、皮膚の再生を促進する作用があるといわれています。ロイヤルゼリーは、蜂からわずかな量しかとれない貴重な物質で、ストレスへの抵抗力を高める作用があるといわれています。凝縮したロイヤルゼリーをマイクロカプセル化して配合することで、うるおいに満ちた肌へ導きます。
*年齢に応じたケア
この記事の冒頭でも解説した通り、たるみ毛穴の主な原因は加齢や紫外線ダメージによるコラーゲンやエラスチンなどの量の減少や質の低下です。皮膚の再生を促進する作用を持つハチミツが配合されているため、ダメージを受けた毛穴をふっくらとさせることが期待できます。
たるみ毛穴には、同シリーズのオイル美容液やクリームもおすすめです。
キールズは米国ニューヨークでアポカセリー(調剤薬局)として始まったブランドです。アポカセリーとは、カウンセリングをもとに顧客一人ひとりに適した薬草や原料を調合し、薬やお茶を販売する店を指します。Nature(自然)・Science(科学)・ Service(サービス)という3つの信念をコンセプトにしています。
この商品は、「皮膚のガードマン」といわれるカレンデュラの花びらを配合した化粧水です。乾燥などで肌トラブルが起きがちな季節も、カレンデュラの整肌効果で肌を穏やかに整えてトラブルが起きにくい健康的な肌に導くことができます。ごぼう根エキスは、毛穴にアプローチし、キメの整った肌に導きます。
アルコールフリー、パラベンフリー、シリコンフリー、硫酸塩フリーです。
通常の化粧水としての使用以外に、肌を整える導入化粧水としても使用することができます。また、紫外線をたっぷり浴びてしまった日などは、コットンパックもおすすめです。
アルコールフリーなので、ニキビ肌への負担が少ないです。鎮静作用をもつカレンデュラは、カレンデュラの花びらが入っていますので、花びらの付着が気になる方はコットンで肌をやさしくパッティングしましょう。紫外線をたくさん浴びてしまった日や、肌を引き締めたい時は、コットンパックがおすすめです。
化粧水で肌を整えた後は、同ブランドの美容オイル「ミッドナイトボタニカル コンセントレート」と保湿クリーム「キールズ クリーム UFC」でしっかりと保湿を行いましょう。
琉白(るはく)は、国産オーガニックスキンケアブランドです。沖縄の月桃(げっとう)やシークワーサー、ニガリ、海ぶどうなどを原料として使用しています。当ブランドの月桃スキンケアシリーズは、上記でご紹介したエコサート認証を受けており、毎年更新しています。
この商品は、原材料の100%は天然由来、29.7% は有機栽培でフランスエコサート認証を取得しているナチュラル&オーガニック化粧品の高保湿化粧水です。月桃ハーブ水をベースに海洋深層水や海ぶどうエキス、6種の植物エキス、ニガリを配合しています。月桃ハーブ水はポリフェノールを豊富に含み、殺菌・抗菌作用のあるといわれています。海ぶどうエキスは、ミネラルなどの豊富な栄養素を含み、くすみのない透明感のある肌を保つ作用が、6種の植物エキス(カニナバラ果実エキス、セイヨウノコギリソウエキス、セージ葉エキス、タチジャコウソウ花/葉エキス、クビレヅタエキス、ゲットウ根/種子/茎エキス)には乱れやすい肌のバランスを整える作用が、そしてニガリには、肌のミネラルバランスを整えて保湿性を高める作用があるといいわれています。
合成保存料(パラベン、フェノキシエタノール)フリー、合成香料フリー、合成着色料フリー、アルコールフリー、石油由来成分フリー、動物由来成分フリーです。
ヴィーガンコスメを使用している方や、ヴィーガンコスメに興味がある40代の方におすすめです。
化粧水の後は、同ブランドの美容オイルと保湿クリームで、しっかりと油分を補給しましょう。スペシャルケアアイテムとして乳液シートマスクもおすすめです。
化粧水がなかなか浸透しにくいと感じるのは、肌の表面に溜まった古い角質が原因かもしれません。そんな時は、角質ケアがおすすめです。週1〜2回程度の頻度で、クレイマスクや酵素洗顔、スクラブ洗顔などの角質ケアアイテムを使って、古い角質を取り除きましょう。
また、自分の肌質や肌悩みに合ったスキンケアアイテムで、メイクなどの汚れはしっかりと落とし、その後のスキンケアではしっかりと保湿するという正しいスキンケアを心がけることも大切です。
化粧水の使用方法として、コットンの使用を推奨しているブランドがあります。手で直接つけるのとどう違うのか疑問に感じてる人は多いのではないでしょうか。
手とコットンにはどちらにもメリット・デメリットがあります。肌負担を考慮すると、基本的には手で化粧水をつけるのを推奨します。しかしムラができやすかったり、目元や鼻などの細かい箇所につけづらいというデメリットがあります。
反対に、コットンを使用する方が細かい部分まで均等につけることができますが、摩擦により肌負担が大きくなるというデメリットがあります。
いずれの方法でも注意すべきことは、摩擦やパッティング(肌を叩くこと)を避けることです。赤みや色素沈着、ハリやシミなどの肌トラブルを招く恐れがあるため、肌全体に優しくなじませるのがポイントです。化粧水を「叩き入れる」のではなく「肌の上にのせる」イメージで浸透させましょう。
コットンを使用する際は、肌負担が少ないコットン(オーガニックなど)を選び、コットン全体がひたひたになるくらい化粧水をたっぷり使用し(その分コストがかかります)、過度の摩擦を避けましょう。
乾燥が気になる時や紫外線を浴びた日は「コットンパック」がおすすめ
肌が乾燥していたり、外出して紫外線をたっぷり浴びてしまった日は、いつもよりも入念なスキンケアが必要です。そこでおすすめなのが、化粧水とコットンを使用したコットンパックです。フェイスパックのような機能を果たしてくれます。
やり方はとても簡単です。コットンに化粧水をたっぷりつけ、顔全体にコットンをのせ5分程度そのまま放置するだけです。コットンを2枚に裂いて使うのもおすすめです。
ただし長時間コットンをのせたままだと、コットンが肌の水分を奪ってしまいますので、長時間のコットンパックは避けましょう。また、コットンパックの後のスキンケアもしっかりと行ってください。
保湿が重要だからといって、化粧水を規定量以上に使用していませんか?化粧水はたくさん塗る方が肌に良いというわけではありません。角質に浸透できる水分量は決まっているので、肌に塗った分全てが浸透するというわけではないからです。一時的に肌に浸透したりプルプルになっている感覚があるかもしれませんが、すぐに蒸発するため、あまり意味がありません。
反対に、使用量よりも少ない量を使用すると、十分に保湿されない可能性があります。そのため、ブランドが定めた使用量はしっかりと守りましょう。
使用量は「100円玉大」など硬貨の大きさで明記されていることが多いです。「適量」と書かれている場合は、100〜500円玉くらいの量を使用するのがよいです。
スキンケアとは、端的にいってしまえば「肌を保湿すること」です。肌の保湿は「水分を補充し、油分でカバーする」のが基本です。油分は肌の上に油膜を張り、水分が逃げるのを防ぎます。
化粧水は肌に水分を補充するものなので、化粧水だけではスキンケアは不十分ということになります。化粧水の後は、油分を多く含む乳液やクリームなど必ず使用しましょう。
テレビCMや広告などで「肌の奥まで浸透!」などの文言を見聞きしたことがある人は多いのではないでしょうか?しかし、実際には化粧品は皮膚の一番外側の部分である「角層」までしか浸透しません。人間の皮膚には、外部からの侵入物を体内に取り込まないシステムが備わっているためです。バリア機能を持つ角質をしっかりと保湿し、いい状態に保つことが極めて重要です。
基本的なステップは、化粧水→乳液の順番です。水分を補給したあとに油分で膜を張って水分を閉じ込めます。商品の中には「先行乳液」といって、化粧水の前に使用するものもあります。例えば、スキンケアブランドのアルビオンはスキンケアの最初のステップに乳液を使用します。化粧水の使用方法については、ブランドの公式サイトなどで確認を行いましょう。
日本には四季があり、それぞれも季節によって気候が大きく変わります。気候により肌の状態は左右されやすいため、できれば季節ごとに化粧水を使い分けるのがよいでしょう。
例えば、乾燥しやすい秋冬には保湿効果が高い化粧水を、皮脂分泌が多くなりやすい春夏には皮脂分泌を抑える作用もある化粧水を使用するなど、肌の状態に合わせて異なるスキンケアを取り入れてみましょう。
ただし、一度開封した化粧水はできるだけ早く使い切る方がよいので、次のシーズンに持ち越さないよう、使い切れる容量を購入するようにしましょう。
年齢によって肌の状態は変わるので、使用する化粧水も変える必要があります。冒頭でもお話しましたが、40代では水分量と油分量が急激に減少するため、肌の変化を感じやすいです。
30代で使用していた化粧水では保湿が物足りなく感じるなど肌の変化を感じたら、化粧水を含むスキンケアを見直すべきタイミングといえます。
基本的には、朝晩で使い分ける必要はありません(朝・夜専用のものでない限り)。しかし、朝のメイクの前に油分が多い化粧水を使用すると、メイクのりが悪くなってしまいます。そのため、朝は油分の少ないもの、夜は油分が多いものなど、朝晩でスキンケアアイテムを使い分けるのもありです。
スキンケアのアイテム同士の相性やなじみが良いのは同じブランドでスキンケアアイテムを揃える「ライン使い」です。
各スキンケアブランドは、基本的にライン使いすることを全体に化粧品を開発していますので、相性や効果を考慮すると、ライン使いをすることで効率的に肌のケアが可能です。
とはいえ、別のブランドのアイテムを組み合わせて使用する方が、肌の調子が良いと感じる人もいると思います。ライン使いだけがスキンケアの正解ではないので、自分の肌の状態に合わせて最適なアイテムを選ぶようにしましょう。
拭き取り化粧水とは、洗顔の代わりに、コットンに化粧水を付けて汚れを取り除いたり、古い角質を落とすものです。もともとはフランス発祥のスキンケアアイテムといわれています。フランスの水道水は硬水で、硬水に含まれるマグネシウムやカルシウムなどのミネラルにより肌が乾燥したり肌荒れの原因となるため、フランスなどのヨーロッパでは、クレンジングや洗顔などはコットンや布で拭き取るのが主流です。
日本の水質は軟水なので、わざわざ拭き取り化粧水を使う必要はありません。ただし、拭き取り化粧水で古い角質を落とし化粧水の浸透が高くなる効果があるので、スキンケアに取り入れるのはありです。使用時はコットンによる摩擦には十分注意しましょう。
かずのすけ, 白野実(2019)『美肌成分事典』主婦の友インフォス
上原恵理(2021)『医者が教える 人生が変わる美容大事典』KADOKAWA
永松麻美(2021)『正しい知識がわかる 美肌事典』高橋書店
すみしょう(2021)『最短で美肌になるために知っておきたい スキンケア大全』KADOKAWA
久光一誠(2021)『効果的な「組み合わせ」がわかる 化粧品成分事典』池田書店
川島眞, 川田暁, 神田吉弘, 世喜利彦, 能﨑章輔(2018)『美容の科学』じほう
宇山侊男, 岡部美代治, 久光一誠(2020)『化粧品成分ガイド 第7版』フレグランスジャーナル
小林智子(2022)『すっぴん肌が好きになる 肌トラブル大全』WAVE出版
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