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ヒアルロン酸入り化粧水おすすめ12選!人気商品や海外ブランドを紹介

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ヒアルロン酸入り化粧水おすすめ12選!人気商品や海外ブランドを紹介

代表的な保湿成分であるヒアルロン酸が入った化粧水を紹介します。ヒアルロン酸のメリットや注意点、種類なども詳しく解説します。国内で人気な定番アイテムから、日本ではまだあまり知られていない海外ブランドまで幅広くおすすめします。

ヒアルロン酸について

ヒアルロン酸とは

ヒアルロン酸は、代表的な保湿成分の一つです。ヒアルロン酸1gあたりが保持できる水分量は、なんと最大6リットルといわれています。

ヒアルロン酸は、元々人間の皮膚に存在する成分です。人間の皮膚は、「表皮」「真皮」「皮下組織」の3つの層から成り、ヒアルロン酸は主に真皮に存在します。真皮は、肌のハリや弾力を司る土台といわれており、コラーゲンやエラスチンといった成分があります。これらの間を埋めるのがヒアルロン酸の役目です。水分を大量に保持することで、肌のハリや弾力を維持しています。

化粧品に配合されるヒアルロン酸は、ニワトリのトサカから抽出する方法が一般的でしたが、近年では、天然のものは貴重で高価という点と、動物・環境保護の観点から、乳酸球菌による発酵法で製造したものが多く使用されています。上述の通り、水分保水力に優れているため、化粧品への配合量は1%程度までのことが多いです(配合量が多いと、ベタつきを感じることがあります)。また、保湿目的ではなく化粧品のテクスチャー向上の目的で、ヒアルロン酸が0.01%程度配合されることもあります。

ヒアルロン酸のメリット

ヒアルロン酸の最大のメリットは、保湿効果が高いことです。乾燥から肌を守り、肌のキメを整えてくれます。

保湿成分は、厳密にいうとヒューメクタント(保持)エモリエント(満たす)オクルーシブ(留める)の3種類があり、その中でもヒアルロン酸は「ヒューメクタント(保持)」の役割があります。角層の中で水分を保持することで肌の水分量を高め、肌をうるおいで満たしてくれるのです。

ヒアルロン酸は、エモリエントやオクルーシブの保湿成分と組み合わせることで、さらに高い保湿が期待できます。

<ヒアルロン酸の効果的な組み合わせ>

ヒアルロン酸類 ×セラミド類

セラミドも元々人の皮膚に存在する成分。角層にある細胞同士の隙間を埋めているセラミドと合わせて使うことで、より保湿力が増す。


ヒアルロン酸類 × スクワラン

スクワランは水分を肌に留めるオクルーシブの性質を持つ保湿成分。油性成分なので、水分の蒸発を抑えることが可能に。油性成分は他にもたくさんあるが、炭化水素であるスクワランは、細菌のエサになりにくいのでおすすめ。

ヒアルロン酸が減少すると、肌のハリや弾力が低下してしまいます。その結果、ほうれい線やマリオネットライン(あああ)などのシワやたるみが深くなりやすいです。

ヒアルロン酸の注意点

上記で、ヒアルロン酸は人間の肌に元々存在する成分とご紹介しました。しかし、ヒアルロン酸は、加齢とともに減少してしまいます。40歳を境に急激に減少しますが、それ以前からヒアルロン酸の減少は始まっています。例えば、0歳のときのヒアルロン酸の量を100%だとすると、30歳では65%、50歳では45%、そして60歳では25%程度にまで減ってしまいます。

体内で減ってしまったヒアルロン酸の産生量を元に戻すことはできません。また、化粧品に配合されているヒアルロン酸によって、体内のヒアルロン酸が増えることもほぼありません。上述したように、ヒアルロン酸は主に真皮に存在する成分です。化粧品が浸透するのは、肌表面の「角層」までですから、角質層よりも深い場所ある真皮に直接届くことはありません。

また、美容皮膚科などで行われる「ヒアルロン酸注射」は、ほうれい線やたるみなどを改善する目的で、肌に直接ヒアルロン酸を注入する美容医療の一つとして知られています。スキンケアよりもより速く効果を実感しやすい施術ですが、費用や副作用などを踏まえて慎重に検討する必要があります。

ヒアルロン酸の種類

ヒアルロン酸にはいくつかの種類があり、それぞれ特徴が異なります。大別すると、基本タイプ高保湿タイプ浸透タイプ修復タイプ吸着タイプ・超低分子タイプの5種類にわけることができます。

成分の分子量って?

皮膚の一番表面にある角層層は、異物を体内に取り込まない体のバリア機能を兼ね備えています。成分の分子量が相当小さいものでないと、何層にも及ぶ肌のバリアを通り抜けることはできません。


・表皮:分子量3000以上の物質をブロック

・真皮:分子量800以上の物質をブロック

・毛穴・汗腺:分子量1000以上の物質をブロック


例えば、一般的なヒアルロン酸の分子量は800万、水溶性コラーゲンの分子量は30万なので、角質層を超えて浸透することはありません。

基本型(ヒアルロン酸Na)

一般的なヒアルロン酸で、ヒアルロン酸にナトリウムを混ぜて安定化させた成分です。分子が大きいため、角質層を超えて浸透することはありません。肌の表面で水分を保持し、うるおいをキープする働きがあります。多くの化粧品で使用されています。

高保湿型(スーパーヒアルロン酸、カルボキシメチルヒアルロン酸Na)

ヒアルロン酸Naに油性成分を加えたヒアルロン酸です。1gあたり最大12リットル(ヒアルロン酸Naの2倍!)もの水分を抱え込む力があります。スーパーヒアルロン酸は正式には「アセチルヒアルロン酸Na」といいます。両親媒性(水・油両方となじみやすい性質を持つ)で、皮膚や毛髪との親和性に優れています。

浸透型(加水分解ヒアルロン酸)

ヒアルロン酸を糖やオリゴ糖のサイズにまで小さく分解(分子量1万以下)したヒアルロン酸です。「ヒアルロン酸」という名前が付いていますが、ヒアルロン酸としての性質はありません。ヒアルロン酸Naと比べて水に非常に溶けやすく、一般的な糖類と同様、角質層への浸透が良いことから、「浸透型ヒアルロン酸」と呼ばれます。

修復型(加水分解ヒアルロン酸アルキル(C12−13)グリセリル)

加水分解ヒアルロン酸に、油分となじみやすい成分を付加したヒアルロン酸です。肌のバリア機能にアプローチする働きがあります。

吸着型(ヒアルロン酸ヒドロキシプロピルトリモニウム)

ヒアルロン酸に、ブラス(+)の電気を持たせた成分です。主にヘアケア製品に、毛髪修復やスタイリングの目的で配合されます。プラスに荷電させることでイオンの力が加わり、毛髪への吸着量が多くなるため、洗っても落ちづらいのが特徴です。

超低分子型(ヒアルロン酸オリゴ糖4糖)

分子量800と、現在の技術でつくることができる最小単位のヒアルロン酸です。そのため、他のヒアルロン酸とは違い、角質層のバリアを超えて、肌の奥まで浸透することが可能です。

ヒアルロン酸化粧水おすすめ12 選

IPSA|ザ・タイムR アクア

IPSA(イプサ)は、資生堂の子会社として1986年に設立されたスキンケア・メイクアップブランドです。
IPSAの「レシピづくり」に定評があります。IPSA独自の肌診断(イプサライザー)で肌状態を総合的、科学的に分析し、個々人に合ったスキンケアをレシピストが提案します。

この商品は、保湿や美白、肌荒れ、ニキビなど、あらゆる肌トラブルを防ぎながら肌への水分補給ができる医薬部外品の化粧水です。イプサの独自の保湿成分「アクアプレゼンターIII」配合により、乾いた分だけ角層に水分を浸透させ補水することが可能です。アクアプレゼンターIIIには、アセチル化ヒアルロン酸ナトリウムをはじめとする保湿成分が含まれています。アセチル化ヒアルロン酸ナトリウムは「スーパーヒアルロン酸」と呼ばれ、通常のヒアルロン酸の2倍の保水力を持っているといわれています。有効成分としてトラネキサム酸とグリチルリチン酸ジカリウムが配合されています。トラネキサム酸には肌荒れ防止や美白作用があり、グリチルリチン酸ジカリウムには強力な消炎効果があるといわれています。

アルコールフリー、油分フリーで、ノンコメドジェニックテスト済み*です。
*全ての方にニキビができないというわけではありません。

すべての肌タイプの方が使用出来ます。

同ブランドの化粧液「ME」シリーズも人気の高い製品です。

ETVOS|アルティモイストローション

ETVOS(エトヴォス)は、2007年創業の日本の化粧品メーカーです。日本ではじめて国産のミネラルファンデーションを製造・開発したメーカーとして知られています。ミネラルファンデーションとヒト型セラミドを配合したスキンケアを主力商品としています。

この商品は、エトヴォス独自の複合成分であるセラミディアル®コンプレックスで、角層にうるおいを与えて肌を整えることができる化粧水です。セラミディアル®コンプレックスは、保湿成分のヒト型セラミド(セラミドEOP、NG、NP、AG、AP)とナイアシンアミドを配合しています。ヒト型セラミドには、角層の細胞と細胞の間を埋めて水分を抱え込む働きがあり、人の肌に元々存在するセラミドと同様の構造をしているため、肌に馴染みやすいのが特徴です。ナイアシンアミド(ビタミンB3)は、10年以上前から多くの化粧品に配合されている、多くの可能性を秘めた成分です。また、肌にうるおいを与えるナス果実エキスや2種のヒアルロン酸も配合されていて、肌の水分をしっかり蓄えてみずみずしい肌へと導きます。さらに、美容成分であるPOs-Ca®とリピジュアにより、角層のすみずみにまで水分が行き届きます。上述したように、ヒアルロン酸とセラミドの組み合わせは高い保湿力が期待できます。

石油系界面活性剤フリー、鉱物油フリー、シリコンフリー、着色料フリー、合成香料フリー、パラベンフリー、アルコールフリーです。
パッチテスト済み*、アレルギーテスト済み*、スティンギングテスト済み*です。
*全ての方にアレルギーや肌トラブル、皮膚刺激が起こらないというわけではありません。

ヒト型セラミドとナイアシンアミド配合の美容液や、ヒト型セラミド配合のクリームもおすすめです。

b.glen|クレイローション

b.glen(ビークレン)は、2003年にアメリカ・カリフォルニア州のビバリーヒルズで誕生したスキンケアブランドです。高度なテクノロジーとプロフェッショナルな人の力で、徹底的なパーソナライゼーションサービスを提供しています。アメリカに本社を置くブランドですが、高品質の製品を作るために、2014年に生産拠点を日本に移しました。

この商品は、天然クレイの「モンモリロナイト(ベントナイト)」が配合された医薬部外品の化粧水です。とろみ感のあるやさしいテクスチャーで肌にすっと馴染み、ニキビや肌荒れを防ぐだけではなく、うるおいのヴェールで外部の刺激から肌を守ることができる化粧水です。有効成分としてグリチルリチン酸ジカリウムを配合しています。グリチル酸ジカリウムは、甘草から抽出したエキスで、消炎作用があり、肌荒れを防ぐ効果が期待できます。また、保湿効果の高いヒアルロン酸(ヒアルロン酸ナトリウム液)や潤いを与えるカミツレエキス、肌荒れを防ぐ作用のある納豆エキス、環境ストレスから肌を守るオウゴンエキスの4つの美容成分も配合されています。

同ブランドには、クレンジングや洗顔料、美容液、クリームなどが揃っているため、ライン使いがしやすいです。

RMK|バランス スキンコンディショナー

RMK(アールエムケー)は、エキップ社が展開する日本のコスメブランドです。エキップ社は、SUQQU(スック)やathletia(アスレティア)の運営も行っています。RMKでは、創業以来定評のあるベースメイクを中心に、スキンケアやポイントメイク、ネイルなどの製品を取り揃えています。

この商品はマイルドなテクスチャーでうるおいを均一に角層まで届け、乾燥などによってゆらぎがちな肌のバリア機能をサポートする医薬部外品の化粧水です。保湿成分として、高い保水力のあるヒアルロン酸(ヒアルロン酸Na-2)を配合しています。また、有効成分としてニコチン酸アミドとグリチルリチン酸ジカリウムが配合されています。ニコチン酸アミドは、皮膚や粘膜を正常に保つ作用や血行をよくする作用があります。グリチル酸ジカリウムは甘草から抽出したエキスで、消炎作用があります。

アルコールフリーです。

同ブランドのスキンケアアイテムには、クレンジングや洗顔料、美容液、クリームなどがあります。メイクアップのアイテムも豊富に揃っているので、ライン使いがしやすいブランドです。


ドクターケイ|薬用Cクリアホワイトローション

ドクターケイは、「肌は心を映す鏡」という信念のもと、肌悩みを解決して健やかに過ごして欲しいという思いから誕生しました。ビタミンC研究の第一人者で美容皮膚科医である亀山孝一郎の30年に及ぶ臨床研究から生まれた、高機能、高濃度、高感度という3つのコンセプトを掲げるスキンケアブランドです。

この商品は、毛穴はもちろん、シミや肌荒れに総合的にアプローチする美容成分がたっぷり配合された医薬部外品の化粧水です。ドクターケイオリジナル処方「カクテルビタミン」などの働きにより、毛穴やシミの目立たない、透明感のある肌へと導きます。10種類ものビタミンケア成分が配合されています。ビタミンC誘導体(L-アスコルビン酸 2-グルコシド、テトラへキシルデカン酸アスコルビル)とナイアシンアミドが中心となり、ビタミンAやB群(B2、B5、B12)、ビタミンEなどの成分が相乗効果を発揮しあらゆる肌悩みにアプローチします。美白有効成分の「L-アスコルビン酸 2-グルコシド(ビタミンC誘導体)」を高濃度配合、肌荒れ・ニキビを防ぐ有効成分「グリチルリチン酸ジカリウム」も配合されています。さらに、毛穴にアプローチする作用がある8種類の植物エキス(アーティチョークエキス、ビルベリー葉エキス、カモミラエキス-1など)で、毛穴の目立たない肌に導きます。

パラベンフリー、アルコールフリー、鉱物油フリー、合成着色料フリー、合成香料フリーです。

化粧水で水分を補給した後は、同ブランドの美容液や乳液、クリームでスキンケアルーティンを完成させましょう。

NOV|ACアクティブ フェイスローション モイスト

NOV(ノブ)は、1985年に誕生した、敏感肌のためのスキンケアブランドです。臨床皮膚医学に基づき、皮膚の専門家から最新の知見を収集し、安全性の高いスキンケアの開発・販売しています。スキンケアラインだけでなく、ボディケアやヘアケア、メイクアップ、赤ちゃんのためのスキンケアラインもあります。

この商品は、大人ニキビ肌のスキンケアライン「ACアクティブシリーズ」の医薬部外品の化粧水です。ACアクティブシリーズは、ニキビをケアしながら、毛穴のつまりやテカリ、乾燥、シミ、くすみなどの様々な肌悩みにも同時にアプローチするシリーズです。有効成分として、BHA(サリチル酸)、アラントイン、ビタミンB6誘導体(塩酸ピリドキシン)が配合されています。サリチル酸には抗菌作用が、アラントインには肌あれを予防する作用が、そしてビタミンB6誘導体(塩酸ピリドキシン)には皮脂を抑制する作用があるといわれています。また、保湿成分としてAHA(グリコール酸、乳酸)とヒアルロン酸Na-2、リピジュアなどを配合しているため、肌にたっぷりとうるおいを与えなめらかな肌に整えることができます。

オイルフリー、無香料、無着色で、パッチテスト済み、アレルギーテスト済み*、ノンコメドジェニックテスト済み**です。
* 全ての方にアレルギーが起こらないというわけではありません。
** 全ての方にニキビができないというわけではありません。

同シリーズには、クレンジングや洗顔料、乳液、美容液などが揃っています。ライン使いすることで、効率よくニキビケアが可能です。

PHYT'S|ミセルローション

PHYT'S(フィッツ)は、フィトセラピーとアロマテラピーのフュージョンから1972年にフランスで生まれたオーガニックコスメブランドです。天然由来成分100%にこだわり、2002年にスキンケアブランドとして世界で初めて、オーガニックコスメ認証「COSMEBIO(コスメビオ)」を取得しました。フィッツの製品は、世界の有名スパなどでも使用されています。

この商品も、オーガニックコスメ認証「COSMEBIO(コスメビオ)」を取得した化粧水です。100%天然由来成分を使用し、内10%はオーガニック成分を使用しています。肌バリア機能の保持に欠かせない「水分」と肌の関係について研究を重ねて誕生したシリーズ「アクア24H シリーズ」の化粧水で、肌を乾燥から守りうるおいで満たされた肌へと導きます。この化粧水に使用されているヒアルロン酸(ヒアルロン酸Na)は、小麦由来の植物性ヒアルロン酸です。ケミカルのヒアルロン酸が肌に合わない方におすすめの成分です。その他、オーガニックのダマスクバラ花水が配合されており、肌をうるおし、ふっくらとした肌に導くとともに、優しい香りにはリラックス効果もあるといわれています。

石油由来原料フリー、防腐剤フリー、着色料フリー、合成香料フリー、遺伝子組み換え成分フリーで、動物実験を行っていません。

化粧水の後は、植物性ヒアルロン酸が配合された同シリーズの美容液やクリームを使い、スキンケアルーティンを完成させましょう。

キールズ|キールズ IRS エッセンス ローション

キールズは米国ニューヨークでアポカセリー(調剤薬局)として始まったブランドです。アポカセリーとは、カウンセリングをもとに顧客一人ひとりに適した薬草や原料を調合し、薬やお茶を販売する店を指します。Nature(自然)・Science(科学)・ Service(サービス)という3つの信念をコンセプトにしています。

この商品は、全ての肌タイプに馴染むとろみ感のあるテクスチャーで、肌へ潤いを届けるだけではなく毎日の様々な環境の変化に立ち向かう生き生きとした肌へ導く化粧水です。保湿成分にはヒアルロン酸(ヒアルロン酸Na)が配合されています。また、整肌成分にアイリスルートエキス(イリス根エキス)、LHA(リポヒドロキシ酸) カプリロイルサリチル酸を配合しています。アイリスルートエキスは肌の機能をサポートし、イキイキと健康的な肌へ導きます。LHAは肌表面の古い角質を除去し、成分が角質層まで浸透しやすいようにします。

エイジングケアには、1台7役のスーパークリーム「キールズ SP マルチクリーム」がおすすめです。

CHANEL|ル リフト ローション

CHANEL(シャネル)は、フランスで1910年に設立されたラグジュアリーブランドです。女性用の帽子専門店が始まりでした。その後、服飾と香水へと展開し、1924年に初めてメークアップコレクションを、1927年にスキンケアラインを発表しました。

この商品は、シャネルの先進エイジングケア*ライン「ル リフト」の化粧水です。ル リフト製品には、自然由来成分のアルファルファ濃縮エキスが配合されており、肌にハリや弾力を与え、なめらかな肌へ導きます。とろみのあるやわらかなテクスチャーで素早く角質層まで浸透し、乾燥が進みバランスを失った肌のバリア機能と水分バランスを整えてくれます。ヒアルロン酸Naやグリセリン、ポリクオタニウム-51、スフィンゴモナス培養エキス、チューベロース多糖体、 BGなど様々な保湿成分が配合されており、ふっくらと跳ね返すような弾力を肌に与えることができます。
*年齢相応のお手入れ

同ラインには、美容液や乳液、クリーム、アイクリーム、ハンドクリームもあります。

ゲラン|オーキデ アンペリアル ホワイト ザ エッセンス ローション

ゲランは、フランスのブランドです。フランス皇帝御用達の香水ブランドとして始まり、現在ではスキンケアやメイクアップも展開しています。

この商品は、ゲランのプレミアムスキンケアラインで、エイジングケア*とブライトニングケア**の両方ができる「オーキデ アンペリアル」の化粧水です。96%天然由来成分配合のベタつかないテクスチャーで肌にすっと浸透し、使うたびいきいきとした透明感溢れる肌へ導いてくれます。整肌成分として、オーキッド エッセンス ウォーターや天然PHAなどが配合されています。オーキッド エッセンス ウォーター(オーキッドエキス、ヒアルロン酸)には、優れた保湿効果があるといわれ、角層のすみずみまでうるおいを届けます。天然PHAには、メラニンを含む古い角質をやさしく除去し、キメが整った肌へ導く効果が期待できます。また、オーキッドブライトテクノロジーにより組み合わせられた貴重な蘭のエキスとペプチドが、乾燥などによるくすみの原因に働きかけます。
*年齢に応じたお手入れ
**メイクアップ効果による

同ラインには、美容液や日焼け止め、ファンデーションなどがあります。

AVEDA|ボタニカル キネティクス トリートメント ローション

AVEDA(アヴェダ)は、高品質のオーガニックアイテムを取り扱うアメリカのブランドです。ヘアケアのアイテムで人気が高いAVEDAですが、スキンケアも展開しています。

この商品は、AVEDAのベーシックスキンケアライン「ボタニカル キネティクス」のヴィーガン化粧水です。乾燥が気になる肌の角層のすみずみまで潤いを届け、すっきりと明るい印象に導きます。保湿成分に、ヒアルロン酸ナトリウムと藻類由来成分(クロレラエキス)が配合されています。クロレラエキスには、角層の水分量を増加させる他、肌を柔らかくする効果があるといわれています。AVEDA独自のアロマブレンド(ローズ、ジャーマンカモミール、ユーカリプタスなど)には、リラックス効果も期待できます。

この化粧水を含む、AVEDAの全製品において、以下の成分は使用していません。

パラベン、鉱物油、ワセリン、パラフィン、ホルムアルデヒド、ラウレス硝酸ナトリウム、オキシベンゾン、ベンゼン、レチニル パルミテート、マイクロスタリン ワックス、ポリエチレンビーズ、トリクロサン、トリクロカルバン、ラノリン、カルミン、タルク、合成香料

またAVEDAでは、製品の製造に風力発電や太陽光発電を使用しており、ボトルは100%再生繊維を使用するなど、環境保全への取り組みにも注力しています。

同シリーズには、洗顔料やクレイマスク、クリーム、アイクリームなどのアイテムがあります。

PAUL & JOE BEAUTE|モイスチュア ローション

PAUL & JOE BEAUTE(ポールアンドジョーボーテ)は、フランスのファッションブランド「PAUL & JOE」のコスメティックラインです。かわいいパッケージには定評があり、お部屋に置いておくだけで気分が上がるようなブランドです。

この商品は、とろみのあるまろやかなテクスチャーで、年代を問わず角層全体をうるおいとハリで満たすことが期待できる化粧水です。イタリア南部の樹齢100年以上のオリーブの実から抽出した上質なオイルを配合しており、皮膚から水分蒸散を抑えてうるおいを保ち、皮膚を柔らかくするエモリエント効果が期待できます。保湿成分として、ヒアルロン酸を4種類(ヒアルロン酸Na、加水分解ヒアルロン酸、酵母培養液、ヒアルロン酸ヒドロキシプロピルトリモニウム)とローヤルゼリーエキスを配合しています。

同ブランドのクレンジングクリームやオイルもおすすめです。アイクリームや美容液などスペシャルケアアイテムも揃っています。

化粧水に関するQ&A

スキンケア以外でヒアルロン酸を得る方法

ヒアルロン酸は、食事を通して取り入れることも可能です。例えば、動物性の食品(魚の目、うなぎ、鶏の手羽、軟骨、皮など)やムコ多糖類の食品(納豆、山芋、おくら、海藻、もずくなど)に多く含まれているといわれています。

ただし、これらの食品に含まれるヒアルロン酸の分子は大きいため、体内に吸収されにくいです。そのため、スキンケアやサプリメントでしっかりと補うことが大切です。

また、しっかりと睡眠を取り、適度に運動することも大切です。スキンケアだけでなく、体の内側から整えて、健やかな肌を手に入れましょう。

化粧水の正しい使い方

ほとんどの化粧水が、洗顔後に使用するように設計されています。洗顔後の肌は乾燥しやすいので、洗顔後すぐに使用しましょう。

化粧水の使用方法として、コットンの使用を推奨しているブランドがあります。手で直接つけるのとどう違うのか疑問に感じてる人は多いのではないでしょうか。

手とコットンにはどちらにもメリット・デメリットがあります。肌負担を考慮すると、基本的には手で化粧水をつけるのを推奨します。しかしムラができやすかったり、目元や鼻などの細かい箇所につけづらいというデメリットがあります。

反対に、コットンを使用する方が細かい部分まで均等につけることができますが、摩擦により肌負担が大きくなるというデメリットがあります。

いずれの方法でも注意すべきことは、摩擦やパッティング(肌を叩くこと)を避けることです。赤みや色素沈着、ハリやシミなどの肌トラブルを招く恐れがあるため、肌全体に優しくなじませるのがポイントです。化粧水を「叩き入れる」のではなく「肌の上にのせる」イメージで浸透させましょう。

コットンを使用する際は、肌負担が少ないコットン(オーガニックなど)を選び、コットン全体がひたひたになるくらい化粧水をたっぷり使用し(その分コストがかかります)、過度の摩擦を避けましょう。

化粧水はたっぷり使う方が肌に良い?

保湿が重要だからといって、化粧水を規定量以上に使用していませんか?化粧水はたくさん塗る方が肌に良いというわけではありません。角質に浸透できる水分量は決まっているので、肌に塗った分全てが浸透するというわけではないからです。一時的に肌に浸透したりプルプルになっている感覚があるかもしれませんが、すぐに蒸発するため、あまり意味がありません。

反対に、使用量よりも少ない量を使用すると、十分に保湿されない可能性があります。そのため、ブランドが定めた使用量はしっかりと守りましょう。

使用量は「100円玉大」など硬貨の大きさで明記されていることが多いです。「適量」と書かれている場合は、100〜500円玉くらいの量を使用するのがよいです。

スキンケアは化粧水だけでもOK?

スキンケアとは、端的にいってしまえば「肌を保湿すること」です。肌の保湿は「水分を補充し、油分でカバーする」のが基本です。油分は肌の上に油膜を張り、水分が逃げるのを防ぎます。

化粧水は肌に水分を補充するものなので、化粧水だけではスキンケアは不十分ということになります。化粧水の後は、油分を多く含む乳液やクリームなど必ず使用しましょう。

化粧品はライン使いする方がよい?

スキンケアのアイテム同士の相性やなじみが良いのは同じブランドでスキンケアアイテムを揃える「ライン使い」です。

各スキンケアブランドは、基本的にライン使いすることを全体に化粧品を開発していますので、相性や効果を考慮すると、ライン使いをすることで効率的に肌のケアが可能です。

とはいえ、別のブランドのアイテムを組み合わせて使用する方が、肌の調子が良いと感じる人もいると思います。ライン使いだけがスキンケアの正解ではないので、自分の肌の状態に合わせて最適なアイテムを選ぶようにしましょう。

化粧水は肌の奥まで浸透するって本当?

テレビCMや広告などで「肌の奥まで浸透!」などの文言を見聞きしたことがある人は多いのではないでしょうか?しかし、実際には化粧品は皮膚の一番外側の部分である「角層」までしか浸透しません。人間の皮膚には、外部からの侵入物を体内に取り込まないシステムが備わっているためです。バリア機能を持つ角質をしっかりと保湿し、いい状態に保つことが極めて重要です。

化粧水と乳液はどちらを先に使う?

基本的なステップは、化粧水→乳液の順番です。水分を補給したあとに油分で膜を張って水分を閉じ込めます。商品の中には「先行乳液」といって、化粧水の前に使用するものもあります。例えば、スキンケアブランドのアルビオンはスキンケアの最初のステップに乳液を使用します。化粧水の使用方法については、ブランドの公式サイトなどで確認を行いましょう。

化粧水は季節によって変えるべき?

日本には四季があり、それぞれも季節によって気候が大きく変わります。気候により肌の状態は左右されやすいため、できれば季節ごとに化粧水を使い分けるのがよいでしょう。

例えば、乾燥しやすい秋冬には保湿効果が高い化粧水を、皮脂分泌が多くなりやすい春夏には皮脂分泌を抑える作用もある化粧水を使用するなど、肌の状態に合わせて異なるスキンケアを取り入れてみましょう。

ただし、一度開封した化粧水はできるだけ早く使い切る方がよいので、次のシーズンに持ち越さないよう、使い切れる容量を購入するようにしましょう。

化粧水は年齢によって変えるべき?

年齢によって肌の状態は変わるので、使用する化粧水も変える必要があります。例えば、皮脂の分泌量は20〜30代をピークにどんどん減ってきます。

20代で使用していた化粧水では保湿が物足りなく感じるなど肌の変化を感じたら、化粧水を含むスキンケアを見直すべきタイミングといえます。

化粧水は朝と晩で使い分けるべき?

基本的には、朝晩で使い分ける必要はありません(朝・夜専用のものでない限り)。しかし、朝のメイクの前に油分が多い化粧水を使用すると、メイクのりが悪くなってしまいます。そのため、朝は油分の少ないもの、夜は油分が多いものなど、朝晩でスキンケアアイテムを使い分けるのもありです。
化粧品はライン使いする方がよい?
スキンケアのアイテム同士の相性やなじみが良いのは同じブランドでスキンケアアイテムを揃える「ライン使い」です。

各スキンケアブランドは、基本的にライン使いすることを全体に化粧品を開発していますので、相性や効果を考慮すると、ライン使いをすることで効率的に肌のケアが可能です。

とはいえ、別のブランドのアイテムを組み合わせて使用する方が、肌の調子が良いと感じる人もいると思います。ライン使いだけがスキンケアの正解ではないので、自分の肌の状態に合わせて最適なアイテムを選ぶようにしましょう。

拭き取り化粧水ってどうなの?

拭き取り化粧水とは、洗顔の代わりに、コットンに化粧水を付けて汚れを取り除いたり、古い角質を落とすものです。もともとはフランス発祥のスキンケアアイテムといわれています。フランスの水道水は硬水で、硬水に含まれるマグネシウムやカルシウムなどのミネラルにより肌が乾燥したり肌荒れの原因となるため、フランスなどのヨーロッパでは、クレンジングや洗顔などはコットンや布で拭き取るのが主流です。

日本の水質は軟水なので、わざわざ拭き取り化粧水を使う必要はありません。ただし、拭き取り化粧水で古い角質を落とし化粧水の浸透が高くなる効果があるので、スキンケアに取り入れるのはありです。使用時はコットンによる摩擦には十分注意しましょう。

参考文献

  • かずのすけ, 白野実(2019)『美肌成分事典』主婦の友インフォス

  • 上原恵理(2021)『医者が教える 人生が変わる美容大事典』KADOKAWA

  • 永松麻美(2021)『正しい知識がわかる 美肌事典』高橋書店

  • すみしょう(2021)『最短で美肌になるために知っておきたい スキンケア大全』KADOKAWA

  • 久光一誠(2021)『効果的な「組み合わせ」がわかる 化粧品成分事典』池田書店

  • 川島眞, 川田暁, 神田吉弘, 世喜利彦, 能﨑章輔(2018)『美容の科学』じほう

  • 宇山侊男, 岡部美代治, 久光一誠(2020)『化粧品成分ガイド 第7版』フレグランスジャーナル

  • 小林智子(2022)『すっぴん肌が好きになる 肌トラブル大全』WAVE出版