ビタミンCは、ニキビケアやシミケア、毛穴ケアなどあらゆる肌悩みにアプローチができる万能な成分です。ビタミンC(ピュアビタミン)単体は不安定な成分なので、化粧水にはビタミンC誘導体として配合されていることがほとんどです。そこで今回はビタミンC誘導体配合のおすすめの化粧水をご紹介します。ビタミンC誘導体の種類についても詳しく解説していきます。
ビタミンCは別名「アスコルビン酸」や「L-アスコルビン酸」といいます。ビタミンCは、さまざまな効果が期待できる成分です。主な効果には、
美白*作用(シミ・そばかす・くすみ予防)
皮脂分泌抑制作用(ニキビ・肌荒れ防止)
コラーゲン生成促進作用(たるみ予防、ハリ・弾力アップ)
毛穴縮小作用(毛穴引き締め)
血行改善
などが挙げられます。そのため、様々な肌悩みをお持ちの方におすすめの成分です。
しかし、ビタミンC単体はとても不安定な成分で、すぐに酸化してしまいます。ビタミンCは、短時間で酸素と反応してしまい、肌に塗る前に壊れてしまうのです。また、ビタミンC単体は肌へ吸収されにくいというデメリットもあります。
そのため、化粧品で使用されるビタミンCは、別の物質と結合させて安定性を高め、効果を発揮しやすくした「ビタミン誘導体」として配合されることがほとんどです。一般的なビタミンC誘導体は、皮膚内で分解されてビタミンCとなります。
ビタミンC誘導体には様々な種類がありますが、成分表に「L-アスコルビン酸」「アスコルビン酸」「アスコルビル」などと表記があれば、ビタミンC誘導体が配合されているということになります。
ビタミンC誘導体の種類については、後ほど詳しく解説していきます。
*美白とは、メラニンの生成を抑えてシミやそばかすを予防すること、できてしまったシミやそばかすを薄くするという意味で使われる言葉です。
ビタミンCは刺激性が高い成分です。ビタミンC誘導体としても、人によっては乾燥や肌のつっぱりを感じる場合があります。敏感肌や乾燥肌の方は、高濃度配合の化粧品は避け、使用頻度を減らすなどの工夫をしてしましょう。
ビタミンC誘導体は、即効性が高いものが多いですが、効果を持続させるためには、継続利用が必要です。最低でも1本を使い切るまでは続けて使用し、肌の変化を観察しましょう。
「ビタミンC配合の化粧品で日焼けする」などの迷信がありますが、ビタミンC誘導体配合の化粧品は朝のスキンケアで使用して全く問題ありません。ビタミンCというとレモンをイメージする方が多いと思います。レモンの皮に含まれている「ソラレン」という成分には光毒性(紫外線に反応して炎症が起きる)があります。しかし、「ソラレン」という成分は、ビタミンC誘導体とは全く別の成分で、ビタミンC誘導体配合の化粧品にソラレンは含まれません。そのため、ビタミンC誘導体配合の化粧品を朝使用しても、ビタミンC誘導体の成分が原因でシミができたり、シミが濃くなることはありません。
また、ビタミンC誘導体の表示名は医薬部外品と化粧品で異なります。(詳しくは後述します。)さらに、ビタミンCの効果効能は、医薬部外品と化粧品で違いがあります。例えば、シミやソバカスを防ぐ美白有効成分として認められているのは、医薬部外品のみであり、化粧品では美白の効果効能を謳うことはできません。目的に応じて医薬部外品と化粧品の使い分けを行うことが大切です。
ビタミンC誘導体は、大別すると水溶性・油溶性・両溶性の3種類に分けることができます。
水溶性ビタミンC誘導体は、水に溶けやすいビタミンC誘導体です。化粧水や美容液などの化粧品に配合されます。
水溶性ビタミンC誘導体は即効型と持続型の2タイプに分けることができます。
即効型は、肌に入りにくいというデメリットがありますが、肌に入ると即効性があり、効果を実感しやすいです。持続型は、水溶性ビタミンC誘導体の中で最も安定性が高いといわれています。持続型も肌へ浸透しにくいのですが、肌の中に入ると持続性が高いです。
主な水溶性ビタミン誘導体を下記でご紹介します。医薬部外品の有効成分として承認されているものは、医薬部外品の表示名も記載しています。
<水溶性ビタミンC誘導体(即効型)の種類>
アスコルビル酸エチル(医薬部外品:3-O-エチルアスコルビン酸)
ビタミンCにエチルを結合したビタミン誘導体。メラニンの生成を遅らせたり、色を薄くする作用があり、シミやソバカスを防ぐ医薬部外品の有効成分として承認されている。他のビタミンC誘導体は、皮膚の中で分解されてビタミンCになるのに対し、アスコルビル酸エチルはそのままの状態で効果を発揮することができる。
APMリン酸アスコルビルMg(医薬部外品:リン酸L-アスコルビルマグネシウム)
ビタミンCにリン酸とマグネシウムを結合させたビタミンC誘導体。1982年に医薬部外品の有効成分に承認されている。メラニンの還元作用に加えて、抗酸化作用もあることから、抗シワ・エイジングケアの成分として配合されることもある。
ビスグリセリルアスコルビン酸
ビタミンCにグリセリンを結合させたビタミン誘導体。メラニンの生成抑制や排泄促進、還元作用がある。保湿力が高いグリセリンと結合しているため、乾燥を感じにくく、乾燥による小じわの改善や肌のキメを整える作用も報告されている。
APS、アスコルビルリン酸Na(医薬部外品:リン酸 L-アスコルビルナトリウム)
<水溶性ビタミンC誘導体(持続型)>
アスコルビルグルコシド(医薬部外品:L-アスコルビン酸 2-グルコシド)
ビタミンCにグルコース(ブドウ糖)を結合させたビタミンC誘導体。メラニンの生成抑制や排泄促進、還元作用があり、医薬部外品の有効成分として承認されている。
油溶性ビタミンC誘導体は、油に溶けやすい性質を持ったビタミンC誘導体で、クリームやオイルなどの化粧品に配合されます。皮膚の中へ浸透しやすく、ゆっくりとビタミンCになります。水溶性ビタミンC誘導体よりもビタミンCの含有量が低いため、刺激性も低いのが特徴です。
主な油溶性ビタミンC誘導体は下記の通りです。
テトラへキシルデカン酸アスコルビル(医薬部外品:テトラ 2-ヘキシルデカン酸アスコルビル EX)
ビタミンCにヘキシルデカン酸を結合させたビタミンC誘導体。メラニンの生成抑制や排泄促進、還元作用がある。
ステアリン酸アスコルビル
ビタミンCにステアリン酸を結合させたビタミンC誘導体。
パルミチン酸アスコルビル
ビタミンCにパルミチン酸を結合させたビタミンC誘導体。
両溶性(両親媒性)ビタミンC誘導体は、水にも油にも溶けやすい性質を持つビタミンC誘導体です。あらゆるビタミンC誘導体の中で最も肌へ入りやすい性質を持ち、即効性も高いといわれています。ただし、安定性が低く酸化しやすい点と、ビタミンCの含有量が低いという点はデメリットです。
主な両溶性ビタミンC誘導体は下記の通りです。
パルミチン酸アスコルビルリン酸3Na(別名:APPS)
リン酸型のビタミンC誘導体にパルミチン酸を結合させ、皮膚のより深部に届くように設計されたビタミンC誘導体。ただし安定性が低く処方が難しい。
イソステアリルアスコルビルリン酸2Na(別名:APIS、ファンコスC-IS)
ビタミンCにイソステアリルリン酸エステルを結合させたビタミンC誘導体。安定性が高く、皮膚のより深部に届くのが特徴的。
保湿は、肌質に関係なく全ての方に必要なことです。保湿をすることで、様々な肌トラブルを防ぐことができます。
保湿成分には、セラミド類やヒアルロン酸、コラーゲン、レチノール、ナイアシンアミド、アミノ酸、グリセリン、スクワラン、ワセリンなどがあります。
また、ブランド独自の保湿成分などもありますので、どの成分にどんな働きがあるのかを確認してみましょう。
<保湿成分の特徴>
セラミド類
角質層に存在するうるおい成分で、水分を挟み込む性質を持つ。動物型・ヒト型・疑似型があり、最近はなじみがよいヒト型が人気。
ヒアルロン酸
水分を抱えこむ性質を持つ。1gで2リットル以上の水分を抱えることができる。
コラーゲン
水分を抱えこむ性質を持つ。分子が大きいため角質層まで浸透しないが、肌表面に保護膜を作り肌を保湿したり保護することができる。
レチノール
ヒアルロン酸の産生を促進し、皮膚の水分量を増やすことができる。
アミノ酸
水分をつかむ性質を持つ。単体ではうるおいのキープ力は少なめだが、分子が小さいため浸透しやすい。
グリセリン
角質層の水分を保持する。水分を外部から取り込む働きもある。
スクワラン
水分の蒸散を防ぐことに優れている。
ワセリン
ワセリン自体には保湿成分はないが、肌に塗ることで油膜を張ることができ、水分の蒸散を防いだり、外部からの刺激から肌を保護することができる。
ビタミンC誘導体以外にも、美白効果が期待できる成分は複数あります。すでにできてしまったシミを薄くしたり、シミを予防するためには、美白成分配合の化粧水を使用するのがおすすめです。
代表的な美白成分には、
トラネキサム酸
ニコチン酸アミド
ナイアシンアミド
アルブチン
コウジ酸
などがあります。
「皮膚の漂白剤」といわれるハイドロキノンは、強力な成分ですので、使用には注意が必要です。
ただし、スキンケアだけでシミを完全に無くすことはできません(化粧品はあくまで肌を健やかに保つことを目的としてるため)。完全なシミ取りは、美容クリニックや皮膚科などでの施術が必要です。
ビタミンC誘導体には、シワやたるみにアプローチする作用もありますが、ビタミンC誘導体以外にもエイジングのサインにアプローチする成分は複数あります。
シワやたるみ、くすみなどのエイジングが気になる方には、エイジングケアに特化したブランドや、ブランドのスキンケアシリーズから出ている化粧水がおすすめです。
シワやたるみにおすすめの成分は、
ニールワン
ナイアシンアミド
レチノール(ビタミンA)
パルミチン酸レチノール(ビタミンA誘導体)
セラミド3・セラミド6 Ⅱ
などがあります。
シミ同様、シワやたるみなどのエイジングの症状は、スキンケアのみで完全に収まることはありません。
ビタミンC誘導体には、皮脂の分泌を抑制する作用があるため、ニキビケアとしてもご使用いただける成分です。ニキビにアプローチする成分は、ビタミンC誘導体以外にもたくさんあります。
ニキビケア成分は、皮脂分泌抑制成分、抗炎症成分、抗菌(殺菌)成分、抗酸化成分の4カテゴリーに分けることができます。アプローチ方法によって、選ぶべき成分は異なります。
皮脂分泌抑制成分
ナイアシンアミド
サリチル酸
アゼライン酸
抗炎症成分
ナイアシンアミド
トラネキサム酸
グリチルリチン酸ジカリウム(グリチルリチン酸2K)
グリチルレチン酸ステアリル
アラントイン
抗菌(殺菌)成分
イソプロピルメチルフェノール
シメン-5-オール
サリチル酸
イオウ
レゾルシン
抗酸化成分
フラーレン
トコフェルリルリン酸Na
アスタキサンチン
ユビキノン
ニキビ肌におすすめの化粧水はこちらの記事で紹介していますので、参考にしてください。
肌が敏感になっている場合、化粧品に配合されている成分で刺激を感じることがあります。そのため、肌に負担の少ない低刺激成分の化粧水を選ぶことをおすすめします。
例えば、敏感肌向けのスキンケアブランドは、低刺激成分で作られていることが多いため、化粧水選びに迷った際はおすすめです。ただし、低刺激性の商品でも、使用されている成分によっては肌トラブルに繋がる可能性もあります。
下記は、有名な敏感肌向けのブランドの一例です。
ラロッシュポゼ(フランス)
ビオデルマ(フランス)
アベンヌ(フランス)
ディセンシア(日本)
アクセーヌ(日本)
dプログラム(日本)
アルージェ(日本)
キュレル(日本)
ミノン(日本)
NOV(日本)
また、一般の化粧品ブランドの中に、敏感肌向けのスキンケアラインが用意されていることがあります。例えば、SHISEIDOの「ジェントルフォース」やIPSAの「センシティブ」などのシリーズは、敏感肌の方向けに低刺激な成分で作られています。
敏感肌向けの化粧水はこちらの記事で紹介していますので、参考にしてください。
化粧水は毎日使用するものなので、使い心地の良い化粧水を選ぶことが大切です。例えば、香りやテクスチャー、ボトルの形状(ミスト式、ポンプ式など)、使用時間帯(朝用・夜用)などです。
特に香りやテクスチャーは人によって好みが大きく分かれます。化粧水は、大きく分けると、とろみのあるしっとりタイプの化粧水と、水のように軽いさっぱりタイプがあります。例えば、朝はさっぱりタイプでメイクに響かないようにスキンケアを行い、夜はしっとりタイプで保湿をしっかり行うなどの使い分けもよいでしょう。
化粧品の香りが苦手な方は、「無香料」「微賦香(香りが穏やか)」と書かれた化粧水がよいです。ただし、「無香料」の化粧水でも、原料の香りがするものもありますので、不安な方はテスターやサンプルで香りを確認してから購入しましょう。
使いやすさを重視したい場合は、ポンプ式やスプレー式の化粧水がおすすめです。特にスプレー式(ミスト状の化粧水)は、メイクの上から使用できるものが多いため、外出先の肌の水分補給としても使いやすいです。
ドクターシーラボは、1995年に皮膚科医によって開発されたドクターズコスメです。
この商品は、高濃度高浸透のビタミンC誘導体(パルミチン酸アスコルビルリン酸3Na、3-O-エチルアスコルビン酸)が配合された化粧水です。毛穴やくすみ、ハリ、キメ、乾燥など肌悩みに深く、そして早く浸透するように、ビタミンCの濃度が史上最高濃度*で配合されています。また、美容成分としてナイアシンアミドやオリーブ果実エキス、PPG-20メチルグルコースが配合されており、肌のキメを整え、すこやかな状態へと導きます。
*歴代「シーラボ Vエッセンスローション」史上
鉱物油フリー、パラベンフリー、アルコールフリー、無香料、無着色でアレルギーテスト済み*です。
*全ての方にアレルギーが起きないというわけではありません。
同シリーズには、洗顔料や保湿ジェルなどのアイテムもあります。
ドクターケイは、「肌は心を映す鏡」という信念のもと、肌悩みを解決して健やかに過ごして欲しいという思いから誕生しました。ビタミンC研究の第一人者で美容皮膚科医である亀山孝一郎の30年に及ぶ臨床研究から生まれた、高機能、高濃度、高感度という3つのコンセプトを掲げるスキンケアブランドです。
この商品は、毛穴はもちろん、シミや肌荒れに総合的にアプローチする美容成分がたっぷり配合された医薬部外品の化粧水です。ドクターケイオリジナル処方「カクテルビタミン」などの働きにより、毛穴やシミの目立たない、透明感のある肌へと導きます。10種類ものビタミンケア成分が配合されています。ビタミンC誘導体(L-アスコルビン酸 2-グルコシド、テトラへキシルデカン酸アスコルビル)とナイアシンアミドが中心となり、ビタミンAやB群(B2、B5、B12)、ビタミンEなどの成分が相乗効果を発揮しあらゆる肌悩みにアプローチします。美白有効成分の「L-アスコルビン酸 2-グルコシド(ビタミンC誘導体)」を高濃度配合、肌荒れ・ニキビを防ぐ有効成分「グリチルリチン酸ジカリウム」も配合されています。さらに、毛穴にアプローチする作用がある8種類の植物エキス(アーティチョークエキス、ビルベリー葉エキス、カモミラエキス-1など)で、毛穴の目立たない肌に導きます。
パラベンフリー、アルコールフリー、鉱物油フリー、合成着色料フリー、合成香料フリーです。
化粧水で水分を補給した後は、同ブランドの美容液や乳液、クリームでスキンケアルーティンを完成させましょう。
トリロジーは、ニュージーランド発のローズヒップオイル含むスキンケアから始まったコスメブランドです。現在では、未来のためのナチュラルなスキンケアを主軸に、スキンケアのみならずボディケア、ヘアケア製品を作り、世界20カ国以上で販売されています。
この商品は、自然由来のビタミンC誘導体を配合したミスト状の化粧水です。メイクの上からも使うことが可能です。保湿成分として、保湿効果の高いアロエ(アロエベラ液汁)を配合しています。その他には、皮脂分泌のバランスを整えて正常化する効果があるだけではなく、甘くエキゾチックな香りでリラックス効果をもたらすイライラン(イランイラン花油)や、防腐効果があり肌を強化し肌の調子を整えることができるマンダリン(マンダリンオレンジ果皮油)が配合されています。
合成香料や合成色素、遺伝子組み換え植物、石油系原料、シリコンオイルとその誘導体を使用していません。
Cブースター トリートメント(美容液)、Cモイスチュアライジング ローション(保湿乳液)とライン使いするとより効果的です。
ETVOS(エトヴォス)は、2007年創業の日本の化粧品メーカーです。日本ではじめて国産のミネラルファンデーションを製造・開発したメーカーとして知られています。ミネラルファンデーションとヒト型セラミドを配合したスキンケアを主力商品としています。
この商品は、ニキビや毛穴ケアシリーズ「バランシングライン」の医薬部外品の化粧水です。浸透力の高い有効成分ビタミンC誘導体(3-O-エチルアスコルビン酸)や、抗炎症作用がある有効成分グリチルリチン酸2Kが配合されています。保湿成分にはヒアルロン酸とヒアルロン酸の2倍の保湿力をもつリピジュア(メタクリロイルオキシエチルホスホリルコリン・メタクリル酸ブチル共重合体液)が配合されているので、乾燥から肌を守ることができます。さらに、整肌成分として配合されている植物性プラセンタ(カッコンエキス・クロレラエキス・アロエエキス-2)が、ハリとつやのある肌に導きます。
界面活性剤フリー、鉱物油フリー、シリコンフリー、着色料フリー、香料フリー、パラベンフリー、アルコール不フリーで、パッチテスト済み*、スティンギングテスト済み*です。
* 全ての方に肌トラブルや皮膚刺激が起こらないというわけではありません。
同シリーズのクリームジェルと美容液にも、ビタミンC誘導体が配合されてます。
オルビスは、株式会社ポーラ・オルビスホールディングスが展開しているブランドです。美しさを引き出すというコンセプトをもとに、肌が持つ力を最大限に発揮できる、「水環境」を叶える、科学に裏打ちされた心地よさを提供するスキンケア商品が特徴のブランドです。
この商品は、オルビスの美白*と保湿のシリーズ「アルビスブライト」の化粧水です。以前あった「アクアフォースホワイト」がパワーアップしたシリーズです。「点」ではなく「全方位」からのケアに着目したシリーズで、シミの根源まで広く・深く全方位アプローチし、速攻・持続の保湿成分で肌になめらかさやみずみずしさを与えます。乳化成分をビタミン誘導体(L-アスコルビン酸 2-グルコシド)とともに高圧処理し、約1/10サイズまで微細化した高圧処理ビタミンCがメラノサイトまで浸透し、シミやソバカスの原因となるメラニンの生成を食い止めます。透明感を阻害する原因にアプローチする独自の複合成分「ブライトVCコンプレックス**」を配合しており、クリアな肌をキープします。さらに、肌荒れ有効成分としてグリチルリチン酸ジカリウムを配合し、速攻性(ヒアルロン酸ナトリウム)と持続性の保湿成分(ソルビトール発酵多糖液)により、肌を徹底保湿します。
*メラニンの生成を抑え、シミ・ソバカスを防ぐ
**L-アスコルビン酸 2-グルコシド、油溶性甘草エキス、パウダルコ樹皮エキス
オイルフリー、無香料、無着色で、アレルギーテスト済み*です。
*全ての方にアレルギーが起こらないというわけではありません。
オルビス ブライト ローションには、さっぱりタイプとしっとりタイプの2種類があります。普通肌〜脂性肌の方はさっぱりタイプ(L)、普通肌〜乾燥肌の方はしっとりタイプ(M)がおすすめです。
同シリーズには、洗顔料と保湿液があります。また、ブライトシリーズの全アイテムを試せるトライアルセットもあります。
アクセーヌは、最新の皮膚生理学に基づいた肌トラブルの解決策を追求し、低刺激でアレルギーの原因にならず効果の実感できる化粧品を開発しているブランドです。
この商品は、アクセーヌのシミ・くすみが気になる肌向けのシリーズ「ホワイト エマルジョン」の化粧水です。ホワイトエマルジョンは、メラニンの過剰な生成を抑え、透明感の回復を促すビタミンC誘導体(パルミチン酸アスコルビルリン酸3Na)や、保湿成分の高分子ゲル成分、リン脂肪酸をカプセル化した独自技術「多層リリースエマルジョン」を配合し、乾燥している角層を潤してシミ、くすみのない透き通った明るい肌へと導きます。
界面活性剤フリー、アルコールフリー、無香料、無着色で、ノンコメドジェニックテスト済み*です。
*全ての方に肌トラブルが起こらない、ニキビのもと(コメド)ができないというわけではありません。
同シリーズのスキンケアアイテムには、美容液やシートマスクがあります。
キュレルは花王株式会社が展開する、乾燥性敏感肌のためのスキンケアブランドです。セラミド不足に着目し、花王の皮膚科学を駆使して洗浄から保湿まで一貫してセラミドの働きを補い、潤いを与えることができるスキンケアを製品化しています。
この商品は、シミ・ソバカスを防ぎたい乾燥性敏感肌向けシリーズ「美白*ケア」の医薬部外品の化粧水です。美白有効成分として「L-アスコルビン酸 2−グルコシド(ビタミンC誘導体)」が配合されています。保湿成分としてユーカリエキスが配合されており、角層深部まで潤いを届け、外部からの刺激を受けにくい肌へと導きます。
*メラニンの生成を抑え、シミ・ソバカスを防ぐ
使用感に応じて3つの化粧水が用意されています。
化粧水I(ややしっとり)・・・みずみずしく潤う使い心地
化粧水II(しっとり)・・・しっとり潤う使い心地
化粧水III(とてもしっとり)・・・とてもしっとり潤う使い心地
アルコール(エチルアルコール)フリー、無香料、無着色で、アレルギーテスト済み**、乾燥性敏感肌の方の協力によるパッチテスト済み**です。
**全ての方にアレルギーや皮膚刺激が起こらないというわけではありません。
キュレルの美白乳液やクリームには、美白有効成分「カモミラET」と独自開発のセラミド機能成分「ヘキサデシロキシPGヒドロキシエチルヘキサデカナミド」と配合されています。カモミラETには、メラニンをつくる指令をブロックする作用があり、メラニンの生成を抑えてシミ・そばかすを防ぐことが期待できます。
アンプルールは、先端の美容皮膚研究を基礎元に開発されたドクターズコスメのブランドです。独自の厳密な測定基準の元、美容やバイオサイエンスなどさまざまな知識をもつ専門家たちが、英知を集結して開発したスキンケア商品を販売しています。
この商品は、美白ケア*シリーズ「ラグジュアリーホワイト」の化粧水です。新安定型ハイドロキノンやトリプルセラミドなどの美容成分を配合し、美白*はもちろん、うるおいとハリに満たされた肌へと導きます。新安定型ハイドロキノンは、不安で扱いにくい性質を持つ従来のハイドロキノンに、性質を安定させる成分を合成させてできたものです。ハイドロキノンは、イチゴやブルーベリーなどから採れる「肌の漂白剤」と呼ばれるスキンケア成分です。植物が紫外線を浴び発生した活性酸素により、酸化した細胞を元の状態に戻す働きがあるといわれています。新安定型ハイドロキノンの働きをさらにパワーアップさせる独自の「AOカプセル」には、速攻型ビタミンC誘導体(3-O-エチルアスコルビン酸)やレスベラトロール、α-リポ酸、マキベリーエキスの4つの成分が配合されています。さらに、うるおいとハリで満たれた肌へ肌状態を底上げするトリプルセラミド、外的ストレスに働きかけ肌質を整える整肌成分のグリチルリチン酸2Kなども配合しています。
*メラニン生の生成を抑え、シミ・ソバカスを防ぐ
同ラインには、クレンジングや洗顔料、美容液、クリームなど、スキンケアアイテムが一通り揃っています。ライン使いしやすいブランドです。
IGNIS(イグニス)は、アルビオングループのスキンケアブランドです。植物の無農薬栽培にこだわり、独自成分の研究・開発に取り組むとともに、産地や栽培方法が明確な素材を積極的に使った製品を提供しています。
この商品は、紫外線が気になる春夏用シリーズ「ホワイトラインプレミアム」の医薬部外品の美白*化粧水です。シリーズの共通成分として美白有効成分のビタミンC誘導体「Lーアルコルビン酸2ーグルコシド」が配合されています。保湿成分にはイグニスこだわりの自然素材の北海道ハスカップエキス(ロニセラカエレア果汁)、バラの実エキス(エイジツエキス)、白神産メリッサエキス(メリッサエキス)、アンズ果汁、白神産ヨモギ水(ヨモギ水)が配合されています。
*メラニンの生成を抑えて日やけによるシミ、ソバカスを防ぐこと
同シリーズのスキンケアアイテムにはクレンジングクリームや洗顔料、乳液などがあります。
化粧水の使用方法として、コットンの使用を推奨しているブランドがあります。手で直接つけるのとどう違うのか疑問に感じてる人は多いのではないでしょうか。
手とコットンにはどちらにもメリット・デメリットがあります。肌負担を考慮すると、基本的には手で化粧水をつけるのを推奨します。しかしムラができやすかったり、目元や鼻などの細かい箇所につけづらいというデメリットがあります。
反対に、コットンを使用する方が細かい部分まで均等につけることができますが、摩擦により肌負担が大きくなるというデメリットがあります。
いずれの方法でも注意すべきことは、摩擦やパッティング(肌を叩くこと)を避けることです。赤みや色素沈着、ハリやシミなどの肌トラブルを招く恐れがあるため、肌全体に優しくなじませるのがポイントです。化粧水を「叩き入れる」のではなく「肌の上にのせる」イメージで浸透させましょう。
コットンを使用する際は、肌負担が少ないコットン(オーガニックなど)を選び、コットン全体がひたひたになるくらい化粧水をたっぷり使用し(その分コストがかかります)、過度の摩擦を避けましょう。
乾燥が気になる時や紫外線を浴びた日は「コットンパック」がおすすめ
肌が乾燥していたり、外出して紫外線をたっぷり浴びてしまった日は、いつもよりも入念なスキンケアが必要です。そこでおすすめなのが、化粧水とコットンを使用したコットンパックです。フェイスパックのような機能を果たしてくれます。
やり方はとても簡単です。コットンに化粧水をたっぷりつけ、顔全体にコットンをのせ5分程度そのまま放置するだけです。コットンを2枚に裂いて使うのもおすすめです。
ただし長時間コットンをのせたままだと、コットンが肌の水分を奪ってしまいますので、長時間のコットンパックは避けましょう。また、コットンパックの後のスキンケアもしっかりと行ってください。
保湿が重要だからといって、化粧水を規定量以上に使用していませんか?化粧水はたくさん塗る方が肌に良いというわけではありません。角質に浸透できる水分量は決まっているので、肌に塗った分全てが浸透するというわけではないからです。一時的に肌に浸透したりプルプルになっている感覚があるかもしれませんが、すぐに蒸発するため、あまり意味がありません。
反対に、使用量よりも少ない量を使用すると、十分に保湿されない可能性があります。そのため、ブランドが定めた使用量はしっかりと守りましょう。
使用量は「100円玉大」など硬貨の大きさで明記されていることが多いです。「適量」と書かれている場合は、100〜500円玉くらいの量を使用するのがよいです。
スキンケアとは、端的にいってしまえば「肌を保湿すること」です。肌の保湿は「水分を補充し、油分でカバーする」のが基本です。油分は肌の上に油膜を張り、水分が逃げるのを防ぎます。
化粧水は肌に水分を補充するものなので、化粧水だけではスキンケアは不十分ということになります。化粧水の後は、油分を多く含む乳液やクリームなど必ず使用しましょう。
テレビCMや広告などで「肌の奥まで浸透!」などの文言を見聞きしたことがある人は多いのではないでしょうか?しかし、実際には化粧品は皮膚の一番外側の部分である「角層」までしか浸透しません。人間の皮膚には、外部からの侵入物を体内に取り込まないシステムが備わっているためです。バリア機能を持つ角質をしっかりと保湿し、いい状態に保つことが極めて重要です。
基本的なステップは、化粧水→乳液の順番です。水分を補給したあとに油分で膜を張って水分を閉じ込めます。商品の中には「先行乳液」といって、化粧水の前に使用するものもあります。例えば、スキンケアブランドのアルビオンはスキンケアの最初のステップに乳液を使用します。化粧水の使用方法については、ブランドの公式サイトなどで確認を行いましょう。
日本には四季があり、それぞれも季節によって気候が大きく変わります。気候により肌の状態は左右されやすいため、できれば季節ごとに化粧水を使い分けるのがよいでしょう。
例えば、乾燥しやすい秋冬には保湿効果が高い化粧水を、皮脂分泌が多くなりやすい春夏には皮脂分泌を抑える作用もある化粧水を使用するなど、肌の状態に合わせて異なるスキンケアを取り入れてみましょう。
ただし、一度開封した化粧水はできるだけ早く使い切る方がよいので、次のシーズンに持ち越さないよう、使い切れる容量を購入するようにしましょう。
年齢によって肌の状態は変わるので、使用する化粧水も変える必要があります。例えば、皮脂の分泌量は20〜30代をピークにどんどん減ってきます。
20代で使用していた化粧水では保湿が物足りなく感じるなど肌の変化を感じたら、化粧水を含むスキンケアを見直すべきタイミングといえます。
基本的には、朝晩で使い分ける必要はありません(朝・夜専用のものでない限り)。しかし、朝のメイクの前に油分が多い化粧水を使用すると、メイクのりが悪くなってしまいます。そのため、朝は油分の少ないもの、夜は油分が多いものなど、朝晩でスキンケアアイテムを使い分けるのもありです。
スキンケアのアイテム同士の相性やなじみが良いのは同じブランドでスキンケアアイテムを揃える「ライン使い」です。
各スキンケアブランドは、基本的にライン使いすることを全体に化粧品を開発していますので、相性や効果を考慮すると、ライン使いをすることで効率的に肌のケアが可能です。
とはいえ、別のブランドのアイテムを組み合わせて使用する方が、肌の調子が良いと感じる人もいると思います。ライン使いだけがスキンケアの正解ではないので、自分の肌の状態に合わせて最適なアイテムを選ぶようにしましょう。
拭き取り化粧水とは、洗顔の代わりに、コットンに化粧水を付けて汚れを取り除いたり、古い角質を落とすものです。もともとはフランス発祥のスキンケアアイテムといわれています。フランスの水道水は硬水で、硬水に含まれるマグネシウムやカルシウムなどのミネラルにより肌が乾燥したり肌荒れの原因となるため、フランスなどのヨーロッパでは、クレンジングや洗顔などはコットンや布で拭き取るのが主流です。
日本の水質は軟水なので、わざわざ拭き取り化粧水を使う必要はありません。ただし、拭き取り化粧水で古い角質を落とし化粧水の浸透が高くなる効果があるので、スキンケアに取り入れるのはありです。使用時はコットンによる摩擦には十分注意しましょう。
かずのすけ, 白野実(2019)『美肌成分事典』主婦の友インフォス
上原恵理(2021)『医者が教える 人生が変わる美容大事典』KADOKAWA
永松麻美(2021)『正しい知識がわかる 美肌事典』高橋書店
すみしょう(2021)『最短で美肌になるために知っておきたい スキンケア大全』KADOKAWA
久光一誠(2021)『効果的な「組み合わせ」がわかる 化粧品成分事典』池田書店
川島眞, 川田暁, 神田吉弘, 世喜利彦, 能﨑章輔(2018)『美容の科学』じほう
宇山侊男, 岡部美代治, 久光一誠(2020)『化粧品成分ガイド 第7版』フレグランスジャーナル
小林智子(2022)『すっぴん肌が好きになる 肌トラブル大全』WAVE出版
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