ピーリング成分であり古い角質を除去するグリコール酸。肌のコンディションや肌トラブルの改善をサポートしてくれることから人気の成分です。本記事ではグリコール酸が配合された、おすすめ化粧水を、人気アイテムから海外ブランドまで紹介していきます。
グリコール酸とは、自然界ではブドウの実や葉、サトウキビなどに含まれる成分です。化粧品に使用されているグリコール酸は、アミノ酸やクロロ酢酸をもとに科学的に合成されたものが使用されます。白色の結晶または結晶性の粉末で、水に溶けやすい性質を持っています。
グリコール酸は、ピーリング作用のある酸性成分です。角質をやわらかくしたり、皮膚の表面に蓄積した余分な角質を除去する効果があります。角質を除去することで、肌表面がなめらかに整い、ブライトニング効果によるくすみの改善や、毛穴・ハリの改善によるコラーゲンの産生促進などの効果も期待できます。また、ニキビケア(白ニキビ、ニキビ跡など)成分として使われることもあります。
グリコール酸は、日本人の肌との相性が良いといわれる成分です。高濃度のグリコール酸は、医療機関でケミカルピーリング剤として使用されます
ピーリング成分「AHA」とは?
ピーリング成分は、酸の種類や濃度によって「AHA」タイプと「BHA」タイプに分けられます。グリコール酸はAHAタイプのピーリング成分です。AHAは「α−ヒドロキシ酸(alpha hydroxy acid:AHA)」のことを指し、グリコール酸以外にクエン酸やリンゴ酸、乳酸などがあります。グリコール酸は、これらのAHAの中でもっとも強い作用を持ちます。具体的には、皮膚表面のタンパク質を破壊することで角質細胞同士の結合を弱め、古い角質を取り除きます。その際に肌が炎症を起こし細胞に刺激を与えることで、ターンオーバーを促進します。また、グリコール酸はAHAの中で最も低分子な構造なので、肌への浸透率が高く、高いピーリング作用が期待できます。
上述の通り、グリコール酸のピーリング作用が比較的強いという点と、肌への浸透が良いという点から、グリコール酸で肌に刺激を感じる場合があります。そのため、敏感肌の方や、乾燥などで肌のバリア機能が低下している方は使用を控えることをおすすめします。配合量がより少ない化粧品を選んだり、使用頻度を少なくするなどの工夫をして肌の様子を観察してみましょう。
グリコール酸が3.6%以上配合されている場合は、劇物扱いとなります。肌質関係なく、あらゆる方にとって使用には十分注意する必要があります(3.6%以上の配合でも、pH調整が行われることで濃度が下がり、実際は3.6%以下となる場合もあります)。
「サトウキビ由来」「自然由来のグリコール酸」などと書かれていると肌に優しい印象を覚えますが、化粧品に配合されているグリコール酸は化学合成されたもので、強い作用を持ちます。
グリコール酸などを使用したピーリングは、肌表面がなめらかになることから人気なスキンケアですが、頻度が高いと肌を傷つけてしまう可能性もあるので、ピーリングのしすぎにも注意する必要があります。
グリコール酸のようにピーリング作用のある成分は以下の通りです。
乳酸:人の体内にも存在する成分で、グリコール酸よりもピーリング作用はマイルド。
リンゴ酸:リンゴなど果物や野菜に含まれる成分で、グリコール酸や乳酸よりもピーリング作用がマイルド。
クエン酸:柑橘系の酸味成分で、リンゴ酸よりも分子量が大きく作用がマイルド。
酒石酸:AHAに分類されるが、ピーリングよりも引き締め効果が高い。
サリチル酸:殺菌効果も高く、ニキビケア化粧品にも配合される。
プロテアーゼ・パパイン:タンパク質を分解する酵素で、古くなった角質や角栓をはがれやすくする。
リパーゼ:皮脂を分解する酵素で、毛穴に詰まった皮脂を分解する。
次に、グリコール酸配合の化粧水に限らず、あらゆる化粧水を選ぶ上で大切なことを解説します。
保湿は、肌質に関係なく全ての方に必要なことです。保湿をすることで、様々な肌トラブルを防ぐことができます。特に乾燥肌の方は、保湿成分が配合された高保湿化粧水がおすすめです。
保湿成分には、セラミド類やヒアルロン酸、レチノール、ナイアシンアミド、コラーゲン、アミノ酸、グリセリン、スクワラン、ワセリンなどがあります。
また、ブランド独自の保湿成分などもありますので、どの成分にどんな働きがあるのかを確認してみましょう。
肌が敏感になっている場合、化粧品に配合されている成分で刺激を感じることがあります。そのため、肌に負担の少ない低刺激成分の化粧水を選ぶことをおすすめします。
例えば、敏感肌向けのスキンケアブランドは、低刺激成分で作られていることが多いため、化粧水選びに迷った際はおすすめです。ただし、低刺激性の商品でも、使用されている成分によっては肌トラブルに繋がる可能性もあります。
下記は、有名な敏感肌向けのブランドの一例です。
ラロッシュポゼ(フランス)
ビオデルマ(フランス)
アベンヌ(フランス)
ディセンシア(日本)
アクセーヌ(日本)
dプログラム(日本)
アルージェ(日本)
キュレル(日本)
ミノン(日本)
NOV(日本)
また、一般の化粧品ブランドの中に、敏感肌向けのスキンケアラインが用意されていることがあります。例えば、SHISEIDOの「ジェントルフォース」やIPSAの「センシティブ」などのシリーズは、敏感肌の方向けに低刺激な成分で作られています。
化粧水は毎日使用するものなので、使い心地の良い化粧水を選ぶことが大切です。例えば、香りやテクスチャー、ボトルの形状(ミスト式、ポンプ式など)、使用時間帯(朝用・夜用)などです。
特に香りやテクスチャーは人によって好みが大きく分かれます。化粧水は、大きく分けると、とろみのあるしっとりタイプの化粧水と、水のように軽いさっぱりタイプがあります。例えば、朝はさっぱりタイプでメイクに響かないようにスキンケアを行い、夜はしっとりタイプで保湿をしっかり行うなどの使い分けもよいでしょう。
化粧品の香りが苦手な方は、「無香料」「微賦香(香りが穏やか)」と書かれた化粧水がよいです。ただし、「無香料」の化粧水でも、原料の香りがするものもありますので、不安な方はテスターやサンプルで香りを確認してから購入しましょう。
使いやすさを重視したい場合は、ポンプ式やスプレー式の化粧水がおすすめです。特にスプレー式(ミスト状の化粧水)は、メイクの上から使用できるものが多いため、外出先の肌の水分補給としても使いやすいです。
アクセーヌは、1970年代に頻発した化粧品アレルギーを2度と繰り返さないために、皮膚科専門医とともに共同研究され生まれました。肌への負担が少ない商品が多いことから、皮膚科でも紹介されています。
この商品は、大人ニキビライン「シーバムクリーン アップ」の医薬部外品の化粧水です。有効成分として、アラントインとビタミンE誘導体(酢酸トコフェロール)が配合されています。アラントインには、傷んだ皮膚や粘膜などの修復を促す作用があり、ビタミンE誘導体には、血行を良くして肌荒れを防止する作用や抗酸化作用があるといわれています。保水効果が高いといわれるキトサンAHA(キトサン+グリコール酸)が配合されています。キトサンは甲殻類の抽出物から作られた成分で、外科手術用の糸や人工皮膚などにも使用されるほど生体親和性が高い成分です。アクセーヌの独自製法により、キトサンを化粧品に配合することに成功しました。AHAであるグリコール酸と複合した成分により、保湿をしながら肌表面をやわらかくし、アクネ菌の増殖を抑える作用があります。
アルコール(エタノール)フリー、無香料、無着色で、ノンコメドジェニックテスト済み*です。
* 全ての方に肌トラブルが起こらない、ニキビのもと(コメド)ができないというわけではありません。
同シリーズには、洗顔料や保湿液、日焼け止めベース乳液があります。
NOV(ノブ)は、1985年に誕生した、敏感肌のためのスキンケアブランドです。臨床皮膚医学に基づき、皮膚の専門家から最新の知見を収集し、安全性の高いスキンケアの開発・販売しています。スキンケアラインだけでなく、ボディケアやヘアケア、メイクアップ、赤ちゃんのためのスキンケアラインもあります。
この商品は、大人ニキビ肌のスキンケアライン「ACアクティブシリーズ」の医薬部外品の化粧水です。ACアクティブシリーズは、ニキビをケアしながら、毛穴のつまりやテカリ、乾燥、シミ、くすみなどの様々な肌悩みにも同時にアプローチするシリーズです。有効成分として、BHA(サリチル酸)、アラントイン、ビタミンB6誘導体(塩酸ピリドキシン)が配合されています。サリチル酸には抗菌作用が、アラントインには肌あれを予防する作用が、そしてビタミンB6誘導体(塩酸ピリドキシン)には皮脂を抑制する作用があるといわれています。また、保湿成分としてAHA(グリコール酸、乳酸)とヒアルロン酸Na-2、リピジュアなどを配合しているため、肌にたっぷりとうるおいを与えなめらかな肌に整えることができます。
オイルフリー、無香料、無着色で、パッチテスト済み、アレルギーテスト済み*、ノンコメドジェニックテスト済み**です。
* 全ての方にアレルギーが起こらないというわけではありません。
** 全ての方にニキビができないというわけではありません。
同シリーズには、クレンジングや洗顔料、乳液、美容液などが揃っています。ライン使いすることで、効率よくニキビケアが可能です。
アベンヌは、南フランスのアベンヌ村に湧き出る温泉水を使用し、大地が育んだ自然の恵みと皮膚科学研究によって、肌に優しいスキンケアを開発し続けている敏感肌向けスキンケアブランドです。アベンヌ温泉水は、5奥年前の古く複雑な地層に200〜300年浸透し、50年かけて湧き出ていきます。そんなアベンヌ温泉水には、ミネラル成分や天然の活性成分が豊富に含まれています。
この商品にも、ブランドの主成分であるアベンヌ温泉水が使用されています。また、ピーリング作用のあるグリコール酸も配合されています。この化粧水では、アベンヌ独自のうるおいキープ&ムーブシステムを採用しています。アベンヌ温泉水で肌を整えながら、水分と3つの保湿成分(シーロケットエキス、ムチンライク、ヒアルロン酸誘導体)を補給し角層細胞の循環と保水バランスを整えます。
無香料でアレルギーテスト済み*、ノンコメドジェニック**です。
*全ての方にアレルギーや皮膚刺激が起きないわけではありません。
**全ての方にニキビができないわけではありません。
化粧水の後は、同ブランドのクリーム「イドランス クリーム n」で油分を補給しましょう。
ヘレナ ルビンスタインは、1902年にマダム・ヘレナルビンスタインによって創業されたコスメブランドです。今でこそ乾燥肌や脂性肌などの肌質に合わせたスキンケアは「当たり前」になっていますが、ヘレナルビンスタインは、当時美容界で初めて肌質に合わせたスキンケアの提唱を行ったブランドです。
この商品は、速攻・集中エイジングケア*シリーズの「リプラスティ」の化粧水です。水溶層とオイル層の二層タイプの化粧水で、オイルで肌をうるおし保護しながら、磨かれたようなクリアな肌印象へ導きます。ピーリング成分として、グリコール酸やサリチル酸が配合されています。イソへキサデカンなどのオイルには、皮膚からの水分蒸発を防止し、皮膚を柔らかくするエモリエント作用があります。その他にも保湿成分としてグリセリンなどが配合されています。
*年齢に応じたハリ感を与えるスキンケア
同シリーズには、美容液やクリームなどがあります。クリーム「リプラスティ R.C. クリーム」は、バンデージメソッドでハリ感を与える働きがある、ブランドの人気商品です。
The Ordinar(ジオーディナリー)は、2016年にカナダで誕生したスキンケアブランドです。スキンケア成分1つ1つにスポットをあてたアイテムの中から、肌悩みに合わせて商品を選ぶことができます。
この商品はグリコール酸を7%配合しており、角質を優しく除去することで肌を整えることができる拭き取り化粧水です。植物由来のタスマニア酸のペッパーベリーとアロエベラ、高麗人参(オタネニンジン根エキス)を配合し、肌の刺激や赤みをやわらげ健康的な肌へ導きます。pHは約3.6に保たれています。pHの値が高くなると(中性やアルカリ性に傾くと)塩分が増加し、酸性の処方よりもさらに刺激が強くなるといわれています。
アルコールフリー、オイルフリー、シリコンフリー、ナッツフリー、ビーガン、グルテンフリー、クルエルティフリーの商品です。
1日1回(できれば夜)、洗顔後にコットンにたっぷり含ませて顔全体、首になじませます。目の周りは避けて使用してください。洗い流す必要はありません。日焼けの可能性が高まるため、使用は夜の時間帯がおすすめです。朝のスキンケアで使用する場合は、日焼け止めを塗布し日焼け対策をしっかり行いましょう。
敏感肌の方や肌荒れしている方などの使用は避けるよう推奨されています。使用前に必ずパッチテストを行い、自分の肌に合うかどうかを確認しましょう。
同ブランドの人気商品には、「血みどろピーリング」とSNSで話題となったレチノイド美容液などがあります。
ほとんどの化粧水が、洗顔後に使用するように設計されています。洗顔後の肌は乾燥しやすいので、洗顔後すぐに使用しましょう。
化粧水の使用方法として、コットンの使用を推奨しているブランドがあります。手で直接つけるのとどう違うのか疑問に感じてる人は多いのではないでしょうか。
手とコットンにはどちらにもメリット・デメリットがあります。肌負担を考慮すると、基本的には手で化粧水をつけるのを推奨します。しかしムラができやすかったり、目元や鼻などの細かい箇所につけづらいというデメリットがあります。
反対に、コットンを使用する方が細かい部分まで均等につけることができますが、摩擦により肌負担が大きくなるというデメリットがあります。
いずれの方法でも注意すべきことは、摩擦やパッティング(肌を叩くこと)を避けることです。赤みや色素沈着、ハリやシミなどの肌トラブルを招く恐れがあるため、肌全体に優しくなじませるのがポイントです。化粧水を「叩き入れる」のではなく「肌の上にのせる」イメージで浸透させましょう。
コットンを使用する際は、肌負担が少ないコットン(オーガニックなど)を選び、コットン全体がひたひたになるくらい化粧水をたっぷり使用し(その分コストがかかります)、過度の摩擦を避けましょう。
保湿が重要だからといって、化粧水を規定量以上に使用していませんか?化粧水はたくさん塗る方が肌に良いというわけではありません。角質に浸透できる水分量は決まっているので、肌に塗った分全てが浸透するというわけではないからです。一時的に肌に浸透したりプルプルになっている感覚があるかもしれませんが、すぐに蒸発するため、あまり意味がありません。
反対に、使用量よりも少ない量を使用すると、十分に保湿されない可能性があります。そのため、ブランドが定めた使用量はしっかりと守りましょう。
使用量は「100円玉大」など硬貨の大きさで明記されていることが多いです。「適量」と書かれている場合は、100〜500円玉くらいの量を使用するのがよいです。
スキンケアとは、端的にいってしまえば「肌を保湿すること」です。肌の保湿は「水分を補充し、油分でカバーする」のが基本です。油分は肌の上に油膜を張り、水分が逃げるのを防ぎます。
化粧水は肌に水分を補充するものなので、化粧水だけではスキンケアは不十分ということになります。化粧水の後は、油分を多く含む乳液やクリームなど必ず使用しましょう。
スキンケアのアイテム同士の相性やなじみが良いのは同じブランドでスキンケアアイテムを揃える「ライン使い」です。
各スキンケアブランドは、基本的にライン使いすることを全体に化粧品を開発していますので、相性や効果を考慮すると、ライン使いをすることで効率的に肌のケアが可能です。
とはいえ、別のブランドのアイテムを組み合わせて使用する方が、肌の調子が良いと感じる人もいると思います。ライン使いだけがスキンケアの正解ではないので、自分の肌の状態に合わせて最適なアイテムを選ぶようにしましょう。
テレビCMや広告などで「肌の奥まで浸透!」などの文言を見聞きしたことがある人は多いのではないでしょうか?しかし、実際には化粧品は皮膚の一番外側の部分である「角層」までしか浸透しません。人間の皮膚には、外部からの侵入物を体内に取り込まないシステムが備わっているためです。バリア機能を持つ角質をしっかりと保湿し、いい状態に保つことが極めて重要です。
基本的なステップは、化粧水→乳液の順番です。水分を補給したあとに油分で膜を張って水分を閉じ込めます。商品の中には「先行乳液」といって、化粧水の前に使用するものもあります。例えば、スキンケアブランドのアルビオンはスキンケアの最初のステップに乳液を使用します。化粧水の使用方法については、ブランドの公式サイトなどで確認を行いましょう。
日本には四季があり、それぞれも季節によって気候が大きく変わります。気候により肌の状態は左右されやすいため、できれば季節ごとに化粧水を使い分けるのがよいでしょう。
例えば、乾燥しやすい秋冬には保湿効果が高い化粧水を、皮脂分泌が多くなりやすい春夏には皮脂分泌を抑える作用もある化粧水を使用するなど、肌の状態に合わせて異なるスキンケアを取り入れてみましょう。
ただし、一度開封した化粧水はできるだけ早く使い切る方がよいので、次のシーズンに持ち越さないよう、使い切れる容量を購入するようにしましょう。
年齢によって肌の状態は変わるので、使用する化粧水も変える必要があります。例えば、皮脂の分泌量は20〜30代をピークにどんどん減ってきます。
20代で使用していた化粧水では保湿が物足りなく感じるなど肌の変化を感じたら、化粧水を含むスキンケアを見直すべきタイミングといえます。
基本的には、朝晩で使い分ける必要はありません(朝・夜専用のものでない限り)。しかし、朝のメイクの前に油分が多い化粧水を使用すると、メイクのりが悪くなってしまいます。そのため、朝は油分の少ないもの、夜は油分が多いものなど、朝晩でスキンケアアイテムを使い分けるのもありです。
スキンケアのアイテム同士の相性やなじみが良いのは同じブランドでスキンケアアイテムを揃える「ライン使い」です。
各スキンケアブランドは、基本的にライン使いすることを全体に化粧品を開発していますので、相性や効果を考慮すると、ライン使いをすることで効率的に肌のケアが可能です。
とはいえ、別のブランドのアイテムを組み合わせて使用する方が、肌の調子が良いと感じる人もいると思います。ライン使いだけがスキンケアの正解ではないので、自分の肌の状態に合わせて最適なアイテムを選ぶようにしましょう。
拭き取り化粧水とは、洗顔の代わりに、コットンに化粧水を付けて汚れを取り除いたり、古い角質を落とすものです。もともとはフランス発祥のスキンケアアイテムといわれています。フランスの水道水は硬水で、硬水に含まれるマグネシウムやカルシウムなどのミネラルにより肌が乾燥したり肌荒れの原因となるため、フランスなどのヨーロッパでは、クレンジングや洗顔などはコットンや布で拭き取るのが主流です。
日本の水質は軟水なので、わざわざ拭き取り化粧水を使う必要はありません。ただし、拭き取り化粧水で古い角質を落とし化粧水の浸透が高くなる効果があるので、スキンケアに取り入れるのはありです。使用時はコットンによる摩擦には十分注意しましょう。
かずのすけ, 白野実(2019)『美肌成分事典』主婦の友インフォス
上原恵理(2021)『医者が教える 人生が変わる美容大事典』KADOKAWA
永松麻美(2021)『正しい知識がわかる 美肌事典』高橋書店
すみしょう(2021)『最短で美肌になるために知っておきたい スキンケア大全』KADOKAWA
久光一誠(2021)『効果的な「組み合わせ」がわかる 化粧品成分事典』池田書店
川島眞, 川田暁, 神田吉弘, 世喜利彦, 能﨑章輔(2018)『美容の科学』じほう
宇山侊男, 岡部美代治, 久光一誠(2020)『化粧品成分ガイド 第7版』フレグランスジャーナル
小林智子(2022)『すっぴん肌が好きになる 肌トラブル大全』WAVE出版
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