ヴィーガンコスメとは、動物由来の成分を一切使用していないコスメです。近年、環境保全などの目的からヴィーガンコスメを選ぶ人が増えています。世界的に有名なヴィーガン認証を取得しているアイテムもあります。この記事では、ヴィーガンのクレンジングを種類別にご紹介しています。
「ヴィーガン」とは、動物由来の食品や成分などを完全に排除する考え方・それを実践する人のことを指します。英語「vegan」が語源で「ビーガン」と表記される場合もあります。ヴィーガンコスメは、成分に動物由来の成分が一切入っていないコスメを指します。動物はもちろん、ハチミツや乳製品、卵、虫由来の成分も一切含まれません。
スキンケア製品でよく使用される下記のアイテムは、実は動物由来の成分です。つまり、ヴィーガンコスメと謳うものは、これらの成分を使用することなく作られています。
ハチミツ
ミツロウ
ヒアルロン酸(ニワトリのトサカから抽出)
セラミド(馬の脳や脊髄、牛乳から得られる)
スクワラン(サメ類の肝油から抽出)※最近では植物性スクワランも多い
コラーゲン(豚や魚など、動物の皮やウロコから抽出)
グリセリン(牛脂の油脂)※植物性グリセリンも多く使用されている
エラスチン(豚や魚などの結合組織から抽出)
ケラチン(動物の角や爪、毛から得られるたんぱく質)
ラノリン(羊の毛から採取したオイル)
乳成分(動物のミルク)
シルク(蚕の繭から抽出)
コチニール色素(昆虫の赤色色素)
ムスク(鹿の分泌液)
「ヴィーガンコスメ」とよく混同される言葉に「クルエルティフリー」があります。
クルエルティフリー(cruelty-free)とは、化粧品の開発や製造などあらゆるフェーズにおいても、動物実験を行わないことを指します。「ヴィーガン」が化粧品に使用されている原料の由来に着目しているのに対し、クルエルティフリーは、ブランドや企業の方針が焦点となります。
ヴィーガンだからクルエルティフリー
クルエルティフリーだからヴィーガン
というわけではありません。ヴィーガンコスメでも、動物実験を行っていたり、動物実験を行っている原料を使用しているものがあり、逆にクルエルティフリーでもハチミツなどの成分を使用している場合があります。もちろん、ヴィーガンでもありクルエルティフリーでもあるコスメも存在します。ヴィーガンコスメを購入する際は、ブランドの方針や成分の詳細などをしっかりと確認しましょう。
クルエルティフリーに関しては、公式サイトなどを詳しくチェックしましょう。残念ながら、透明性に欠けるブランドがあるのも事実です。自社では動物実験を行っていなくても、動物実験を行っている原料を他社から購入して製造していたり、第三者機関に動物実験を委託しているメーカーもあります。
<最近注目を浴びているフェアトレード・エシカルコスメとは?>
フェアトレードとは、公平・公正な貿易のことを指します。発展途上国からの原料製品を適切な価格で継続的に購入することで、立場の弱い発展途上国の労働者や生産者の生活改善と自立を目指します。
エシカルコスメとは、人や環境(地球)、社会にやさしいコスメのことを指します。エシカルコスメ自体に明確な基準があるわけではありませんが、一般的には上記でご紹介したヴィーガンコスメやクルエルティフリー、フェアトレードを実践しているようなコスメを包括する表現で使われることが多いです。
このように、肌にも地球にもやさしいコスメの人気が、日本でも高まっています。
最近注目を浴びている化粧品のジャンルに「オーガニックコスメ」があります。「ヴィーガンコスメ」との違いを説明します。
農薬や化学肥料を使用しないで栽培した植物をオーガニック(有機栽培)植物といいます。そして、オーガニック植物を使用して作られた化粧品を「オーガニックコスメ」といいます。
基本的には、オーガニックコスメのほとんどがヴィーガンコスメと考えてもよいですが、例外もあります。例えば、オーガニックのハチミツやシルクなどを使用したオーガニックコスメはヴィーガンコスメとはいえません。
オーガニックのクレンジングはこちらの記事でまとめていますので、ぜひ参考にしてください。
ヴィーガンコスメは、動物由来の成分は不使用なので、動物性の成分が合わない方の肌に合う可能性があります。また、ヴィーガンコスメは、化学合成成分の配合率が低い(もしくはゼロ)ので、化学合成成分によるアレルギー反応が出にくい点もメリットです。全ての化学成分が悪いというわけではありませんが、ケミカルコスメで肌トラブルがある方は、ヴィーガンコスメの方が肌に合う可能性があります。
環境保護や動物愛護の観点からヴィーガンコスメを選択する方も多いです。
ヴィーガンコスメの市場はまだ小さいのが現状です。欲しいアイテムが手に入りにくいという点はヴィーガンコスメのデメリットといえるでしょう。また、植物性だからといって、必ずしも全ての肌質に合うというわけではありません。植物由来の成分に対してアレルギー反応がでる可能性もあります。そのため「ヴィーガンだから安心」と過信するのではなく、自分に合った化粧品を選ぶようにしましょう。
当たり前ですが、クレンジングの目的はメイクを落とすことです。どんな肌質の人でも、メイクをした日は、クレンジングでしっかりとメイクの汚れを落とすことが大切です。化粧水や美容液、乳液などのスキンケアの効果を高めるためにも、クレンジングで汚れをしっかり落とすことが重要です。
特に、オイルタイプは、クレンジング剤の中でも洗浄力が高く、しっかりメイクをする人に向いています。オーガニックのものは、通常のクレンジングオイルより洗浄力が低い傾向にあるものの、しっかりメイクでも落とすことが可能です。
逆にナチュラルメイク(下地にフェイスパウダーのみ)の日は、クリームやミルク、水性ジェル、乳液など洗浄力の弱いクレンジング剤を使うのがおすすめです。
メイクの濃淡に関わらず、アイメイクやリップなどのポイントメイクは、色素沈着を防ぐために専用のポイントメイク落としを使うことをおすすめします。
ヴィーガンのクレンジングを選ぶ上でまず確認していただきたいのが、そのクレンジングがヴィーガンの認証を受けているかどうかです。
下記に主な国際的ヴィーガン認証をまとめましたので、クレンジング本体や公式サイトなどに表示があるかどうかを確認しましょう。
The Vegan Society(ヴィーガン協会)
Vegan Action(ヴィーガンアクション)
BIORUIS(ビオリス)
Vegetarian Society(イギリスベジタリアン協会)
Vege Project Japan(ベジ・プロジェクトジャパン)
動物実験を行っていないことを証明するために、クルエルティフリーの認証マークを取得しているブランドもあります。クルエルティフリー認証にはうさぎのイラストが用いられることがほとんどです。これは、うさぎが動物実験で多く使われる動物であるため、クルエルティフリーの認証マークとして多く使用されています。
下記が、主なクルエルティフリー認証です。これらの認証マークにもうさぎが使用されています。
PETA (ペタ、People of the Ethical Treatment of Animalsの略)
Leaping Bunny(リーピングバニー)
IHTK
CCF
ヴィーガンコスメの特徴として、低刺激成分が使用されていることが多いという点があります。例えば、アルコールはケミカルの成分ではなく小麦由来のものを配合したり、エイジングケア成分も植物由来のものを使用することで、刺激を抑えられます。
ケミカルの成分と比較すると、効果も穏やかな傾向がありますが、肌負担は抑えることが可能です。そのため、科学的な成分が原因で肌トラブルが起きやすい方は、低刺激成分配合のヴィーガンのクレンジングをおすすめします。
また、多くのヴィーガンクレンジングが、肌トラブルを引き起こす原因といわれる下記の添加物を排除して作られています。
鉱物油
アルコール(エタノール)
パラベン
シリコン
合成着色料
合成香料
石油系界面活性剤
タルク
ラウリル硫酸Na
ただし、成分との相性は人それぞれですので、上記の成分で必ずしも刺激を感じるというわけではありません。また、上記の成分以外の成分で刺激を感じることもあります。
ヴィーガンコスメが自分の肌に合うかどうかが不安な方は、アレルギーテストなどを実施している化粧水を選ぶとよいでしょう。
アレルギーテスト
正式名称はリピート・インサルト・パッチテスト法(パッチテスト)。化粧品が発売される前に実際に対象の人に試し、アレルギー症状が出るかどうかを判断する。「アレルギーテスト済み」や「パッチテスト済み」と書かれた化粧品は、高いレベルで安全性を確保できた化粧品のことを指す。
スティンギングテスト
化粧品の使用によって、刺激が少ないことを確認するためのテスト。「スティンギング(stinging)」とはピリピリ、ヒリヒリといった一過性の刺激感のことを指し、主に敏感肌を対象にテストを実施することが多い。「スティンギングテスト済み」と書かれた化粧品は、皮膚刺激を感じにくいことが確認されている。
ノンコメドジェニックテスト
ニキビの元であるコメド(面包)ができにくいことを確認するためのテスト。ニキビの原因となりうる成分を極力除いて開発されることが多い。「ノンコメドジェニックテスト済み」や「ノンコメドジェニック処方」と書かれた化粧品は、コメドができにくい=ニキビができにくいことが確認されている。
ただし、これらのテストを実施していても、すべての人に皮膚刺激やアレルギー反応が出ないというわけではありません。
香りには、ローズやラベンダー、シトラス系、フローラル系など様々な種類があり、現在化粧品に使用されている香料は3,000種類以上といわれています。 香りにはリラックス効果があるといわれていますので、自分が心地よく感じる香りのクレンジング剤を選ぶとよいでしょう。
ヴィーガンコスメの香料は、合成香料を使用せず、精油(エッセンスオイル)で香り付けしているものがほとんどです。精油の香りは、合成香料とは違い深みのある香りが特徴的です。
香りが苦手な方は無香料のクレンジング剤を選びましょう。ただし、無香料だからといって香りが全くしないというわけではありません。香料不使用というだけで、原料特有の匂いがすることがあります。サンプルやテスターなどで、香りを確認してから購入することを推奨します。
THE BODY SHOP(ザボディショップ)は、英国ブライトン発祥のブランドです。THE BODY SHOPの商品は全てクルエルティフリーです。動物実験を行わず、動物毛や昆虫などから得られる色素を使用しない、100%ベジタリアンの商品を提供しています。
この商品は、95%天然由来成分配合のヴィーガンクレンジングオイルです。さらりとした軽い質感のテクスチャーがすっと肌に伸び、メイクはもちろん毛穴汚れまで瞬時にオフします。英国産カモマイルオイル、ヒマワリシードオイル、パパイアシードオイルの3種類の植物オイルを配合しています。
全ての肌タイプの方にお使いいただけます。
同ブランドのカモマイルシリーズには、クレンジングバームとクレンジングウォーターもあります。
Waphyto(ワフィト)は、2020年に始まった日本のブランドです。フランスで体系化されたフィトテラピーと日本で確立した本草学の二つに、先進のバイオテクノロジーを融合させた独自の「植物バイオメソドロジー」で、植物本来の個性を引き出し配合した商品を提供しています。Waphytoは、化粧品の商品開発において、外部委託も含め動物実験を行っていないクルエルティフリーブランドです。また、9割以上の製品がヴィーガン処方です。
この商品は、天然由来成分97%以上でできているヴィーガンのクレンジングオイルです。摩擦による肌への負担を考慮し、肌のうるおいは守りながら不要な汚れだけを落とします。ヒマワリ種子やマカデミアナッツなどの植物オイルをベースとしています。ヒマワリ種子油はオレイン酸やリノール酸を多く含み、肌を保護しやわらかくしてくれる作用が、マカデミアナッツ種子油にはオレイン酸やパルミトレイン酸を多く含み、肌を保護してうるおいをキープする作用があるといわれています。また、Waphyto独自の5大植物成分(桑、菊、ツボクサ、ヨモギ、スギナ)や、ソメイヨシノ、スイゼンジノリ、ノニも配合しています。
パラベンフリー、エタノールフリー、フェノキシエタノールフリー、エタノールフリー、石油系界面活性剤フリー、合成着色料フリー、合成香料フリーです。
全ての肌タイプの方にお使いいただけますが、低刺激処方にこだわっていることから敏感肌の方にはおすすめの商品です。
クレンジング後の洗顔は、レジェナフォーミングウォッシュがおすすめです。
ベアミネラルは、カリフォルニア州サンフランシスコで誕生したブランドです。クリーン・ナチュラルなミネラルファンデーションを初めて世に送り出したブランドです。ベアミネラルは動物実験を行っておらず、製品のほとんどがヴィーガン処方となっています(一部の製品には、ビーズワックスやハニーなどが使用されています)。
この商品は、さらりとした軽いテクスチャーのオイルが、濃いメイク汚れもするっと簡単に落とします。ミネラルを含む美容保湿成分(ザクロ花エキス、ヒマワリ種子油、海塩)が、しっとりとなめらかな洗い上がりの肌に導きます。天然香料由来のベルガモットとタンジェリンの香りには、リラックス効果があります。
パラベンフリー、フタル酸エステルフリー、紫外線吸収剤フリー、PGフリー、マイクロビーズフリー、グルテンフリー、合成香料フリー、ラウリル硫酸Naフリー、PEGフリーです。動物実験は行っておらず、ノンコメドジェニックテスト済み*、アレルギーテスト済み*です。
*全ての方にニキビができない、アレルギーが起きないということではありません。
W洗顔不要です。
全ての肌タイプの方にお使いいただけます。
洗顔後の保湿には、ピュアネス モイスチャライザーがおすすめです。
DAMDAM(ダムダム)は、日本古来の伝統文化と独自のエッセンシャルを融合させた、日本発のクリーンビューティーブランドです。米やこんにゃくなど、日本由来のナチュラルな原料を用い、シンプルでミニマリスティックなスキンケアを提供しています。
この商品は、日本で昔から行われてきた「お米のとぎ汁で肌を洗浄する」という習慣に着想を得たクレンジングオイルです。西暦1100年から続く、保湿力の高いコメヌカ油を主要成分とし、メイクをやさしく落としながら柔らかい洗い上がりの肌へと導きます。繊細な目の周りにも負担なくご使用いただけます。
パラベン・シリコン・アルコール、合成香料・着色料などの化学物質・合成物質フリーの低刺激処方です。また、ヴィーガンで動物実験も行わない等環境への配慮も大切にした商品です。
クレンジングオイルだけで洗顔まで完了することもできますが、メイク落としとしてだけ使い、洗顔を別途するという使い方もできます。皮脂が気になる朝には洗顔としても使っていただけます。
あらゆる肌質の方にご使用いただけますが、毛穴つまりや肌のベタつきでお悩みの方に特におすすめのクレンジングオイルです。
クレンジング後に洗顔を行う場合は、同ブランドの「ノーマッズクリームピュリファイングクレンザー」がおすすめです。洗顔後は化粧水「パラディシミスト」で保湿をしっかり行いましょう。
ジョンマスターオーガニック(john masters organics)は、1991年にヘアケアブランドからスタートしたアメリカのヘア・スキンケアブランドです。「地球に敬意を払うラグジュアリーなビューティーラインを」というコンセプトのもと、オーガニック植物や、天然由来成分を使った製品を世に送り出しています。
この商品は、米国のUSDA ORGANICに準じ70%以上がオーガニック成分でできており、お肌に乗せるととろけてオイルに変わってするりとお肌に馴染むクレンジングバームです。ガルシニアインディカ種子脂(コクムバター)が肌に必要な潤いを残しながらメイクや汚れを落とし、保護成分のヒポファエラムノイデス油(サジーオイル)やエモリエント成分のコメヌカ油などが肌をしっとりとやわらかく保ちます。
ラウリル硫酸Naフリー、パラベンフリー、フタル酸エステルフリー、合成香料フリー、合成着色料フリーです。また、ヴィーガン認証取得済みであり、開発段階で動物実験を行っていない商品です。
秋冬限定で販売されているクレンジングバームですので、特に乾燥肌にお悩みの方にはおすすめです。スパチュラ付きなので、衛生面も安心してご使用いただけます。
クレンジング後の洗顔には「B&Sモイスチャライジングフォーミングフェイスウォッシュ」がおすすめです。泡タイプで出てくるので、時短になる便利な洗顔料です。
Farmacy(ファーマーシー)は、アメリカ・ニューヨーク生まれのスキンケアブランドで、サステナビリティと科学に根付いています。環境保護の活動に注力しており、リサイクル可能な素材や、植物性インクの使用などを行っています。環境だけでなく、人の肌にとってもやさしい製品作りを行っており、パラベンや硫酸塩、フタル酸エステルなどの成分は使用していません。200万以上の成分情報を開示するなど、消費者にとっての製品選びの透明性を保っています。
この商品は、ヒマワリとショウガ根オイルが配合されており、アイメイクやファンデーションなどの頑固なメイクや不純物を瞬時に溶かし落とします。ターメリックやモリンガエキスも配合されており、肌の汚れを落とすだけでなく、日焼けや大気汚染などによる肌ダメージにアプローチする効果があるといわれています。また、パパイヤ酵素には、毛穴の汚れを落とし肌のキメを整える作用があります。
パラベンフリー、ミネラルオイルフリー、ホルムアルデヒドフリー、フタル酸エステルフリー、合成香料フリーです。またこの商品は、グルテンフリー、クルエルティフリー、ヴィーガンです。
人の健康や環境に害を及ぼす可能性のある成分不使用なので、敏感肌の方でも安心してご使用いただけるクレンジングバームです。
スキンフードは、お米や野菜、フルーツなど"食べてカラダにいいFOODをお肌にも"をコンセプトに掲げるトータルコスメティックスブランドです。カラダだけでなく、お肌にもよいFOODを化粧品に取り入れています。SKINFOODの生産工場であるアイピアリス研究所は1957年に創業されて以来、60年以上もの間スキンケアの研究や開発をし続けています。
この商品は、畑の恵みをたっぷり受けた4種のビーンを配合した「ガーデンビーンジェントル クレンジングライン」のクレンジングバームです。ヴィーガン認証「EVE VEGAN 01」を取得しています。温暖な気候の韓国南部で丁寧に栽培されたダイズ種子エキスやインゲンマメ種子エキス、エンドウ種子エキスを配合しています。特にダイズは「畑の肉」といわれるほどタンパク質が豊富に含まれています。また、自然由来の洗浄成分や保湿成分を配合しているため、やさしい洗い上がりに仕上げることが可能です。
動物実験は行っていません。
全ての肌タイプの方に使っていただけますが、バームタイプなので、乾燥肌〜普通肌の方、比較的濃いメイクの方におすすめです。スパチュラ付きなので、衛生的にも安心してお使いいただけます。
クレンジング後は、同シリーズの「バブルフォームクレンザー」で洗顔を行いましょう。また、より乾燥が気になる方やナチュラルメイクの方には、同シリーズの「ガーデンビーンジェントルセラムクレンザー」がおすすめです。
ロゴナは、1978年に自然からの材料だけで高品質なコスメを作ろうと薬草療法士(ハイルプラクティカー)の創業者ハンス・ハンゼルとその仲間が立ち上げたオーガニックコスメブランドです。国際的なナチュラルコスメ認証のネイトゥルーやBDIHを取得しています。
この商品は、集中保湿ケアシリーズ「クラシック」のヴィーガンのクレンジングジェルです。オイルフリーの弾力のあるジェルで、メイクも毛穴の汚れもスッキリ落とし、くすみのない透明感のあるお肌へ導きます。保湿成分としてオーガニックアロエを配合しており、お肌に潤いとハリを与え、肌荒れを防ぐ作用があります。さらに、オーガニックダマスクローズのエキスが、お肌を引き締め、お肌を明るくしながら整えます。
オイルフリー、石油由来の防腐剤や、人工香料・色素、パラベンなどの化学的原料フリーの肌に優しい処方です。また、動物実験を行わない、リサイクル可能なパッケージを使用するなど環境への配慮も大切にした商品です。
マツエク対応、W洗顔不要です。
全ての肌タイプの方にお使いいただけます。詰まり毛穴などの毛穴トラブルでお悩みの方にもおすすめです。
同シリーズのクレンジングには、オイルやミルク、ウォータータイプがあります。また、同シリーズのスキンケアアイテムには、美容液やクリームもあります。
Herbivore Botanicals(ハービヴォア ボタニカルズ)は、2011年にJulia WillsとAlexander Kummerowによってアメリカ・シアトルの自宅キッチンでスタートしたオーガニックスキンケア、ボディケアのブランドです。
この商品は、100%天然由来成分で、認証オーガニック植物を使用しているヴィーガンのクレンジングジェルです。ジェルクリームタイプの優しく泡立つメイク落とし兼洗顔のクレンザーです。優しくメイクや肌の汚れを落とし、クリアで潤ってバランスの取れた肌に整えます。ベースとなっているローズウオーターとココナッツウォーターが、肌を柔らかく整え、うるおいを与えます。ビーガンスクワランと植物ベースの界面活性剤が、肌のうるおいを保ちながら、汚れやメイク、余分な油分を取り除きます。シロキクラゲエキスは、敏感肌にもうれしい肌あたりのやさしいジェリーテクスチャーをうみだし、同時に肌の水分保持量を増やす作用があります。
石油由来成分フリー、動物由来成分フリー、合成成分フリー、化学薬品フリー、人工着色料フリー、鉱物油(ミネラルオイル)フリー、パラベンフリー、ラウリル酸ナトリウムフリー、フタル酸エステル類フリー、人工防腐剤フリーです。また、動物実験を行わず、リサイクル可能なパッケージを使用するなど環境への配慮も大切にした商品です。
全ての肌タイプの方にお使いいただけますが、毛穴の汚れ、黒ずみ、乾燥、赤みが気になる方に特におすすめです。
化粧水でお肌を整えた後に使用できるフェイスオイルも人気商品です。肌悩みに応じて3種類から選ぶことができます。
ANITIPODES(アンティポディース)は、ニュージーランドで生まれたグリーンビューティーブランドです。ニュージーランドの植物を原料に採用し、革新的なサイエンスのアプローチと融合させ、世界をリードするクリーンな製品作りに取り組んでいます。
この商品は、天然由来成分100%でできたクレンジングクリームで、英国ベジタリアン協会のヴィーガン認証「VegSoc」を受けています。優しく汚れをオフし、肌に潤いを与えながら肌を柔らかく滑らかで明るく輝く肌へ導きます。栄養豊富なアボカドオイルは、ビタミンA、B1、B2、D、オメガ3、9などの天然成分を含み、お肌や唇にたっぷりと潤いを与えます。また、カワカワの葉から抽出したカワカワリーフエキスが、肌を守り、肌荒れを防ぎます。
この商品では、以下の成分は不使用です。
パラベン、硫酸塩、フタル酸エステル、シリコン由来成分、合成フィラー、遺伝子組み換え成分、遺伝子操作成分、動物性成分(はちみつは除く)、合成色素、合成香料、合成日焼け止め、鉱物油、石油化学製品(プロピレングリコールなど)、フェノキシエタノール、BHA(ブチル化ヒドロキシアニソール)、エタノールアミンおよびエトキシル化成分
あらゆる肌タイプの方にお使いいただけます。
クレンジング後は、同ブランドの化粧水や美容液、クリームでスキンケアを完成させましょう。
sukin(スーキン)は、2007年にオーストラリア・メルボルンで誕生したナチュラルコスメブランドです。100%オーストラリア国内生産にこだわり、動物由来成分や遺伝子組み換え成分を一切使用しないフェイス、ボディ、ヘアケアの商品作りを行っています。
この商品は、お肌のうるおいは守りながら、メイク汚れを落とすクリームタイプのクレンジングです。このクレンジングに配合されているローズヒップやシアバター、クワンダンエキス、月見草油などが、肌にうるおいと栄養を与え、ハリのあるすこやかな肌へと導きます。
以下の成分は使用していません。
動物由来成分、遺伝子組み換え成分、石油・鉱物油、パラベン、合成洗剤、フタル酸エステル類、ラウレス硫酸ナトリウム、ラウリル硫酸ナトリウム、シリコン、プロピレングリコール、トリクロサン、MEA / DEA / TEA、EDTA。人工着色料、合成香料
特に乾燥肌の方におすすめです。
同ブランドのローズヒップシリーズには、美容オイルやクリーム、フェイスマスク、スクラブなどがあります。
アルジタルは、イタリアシチリア島の大自然の恵みであるグリーンクレイを生かした肌や心に届く製品づくりをしているブランドです。長い年月をかけて蓄積された海泥(グリーンクレイ)には、美容や健康に重要なミネラルや銀イオンが豊富に含まれています。太陽や月などのリズムに合わせて農作業を行う「バイオダイナミック農法」を実践し、取得するのが最も厳しいとされるデメター認証を受けた植物を一部使用するなど、こだわった製品作りが特徴です。
この商品は、グリーンクレイがメイクや毛穴の汚れまで吸着し、すっきり落とすミルクタイプのクレンジングです。100%天然由来の成分でできた、低刺激処方となっています。グリーンクレイには、うるおいを残しながら不要なものをしっかりと取り除くだけでなく、高い保湿効果や肌を柔らかくする働きがあるといわれています。また、保湿効果の高いピュアアーモンドオイルによって、洗い上がりはしっとりと吸い付くような肌へ導きます。
防腐剤フリーです。
W洗顔不要です。
全ての肌タイプの方にお使いいただけますが、クレイ配合のクレンジングなので、特に毛穴汚れでお悩みの方や脂性肌の方におすすめです。
洗顔後は同ブランドの化粧水「アルジタル ルジアダローション」がおすすめです。W洗顔は不要のクレンジングですが、スッキリとした洗い上がりがお好みの方や、しっかりめのメイクをしている場合は、同ブランドの洗顔料「アルジタル ヴェジタルソープ」での洗顔をおすすめします。
Aesop(イソップ)は、オーストラリア生まれの高級化粧品ブランドです。イソップでは、製品や原料における動物実験を一切行っておらず、外部委託も一切行っていません。イソップは、リーピングバニー認証とB corp認証(社会や環境に配慮した公益性の高い企業に対する国際的な私的認証)を取得しています。また、ミツロウやハチミツ、ラノリンなどの動物由来の成分も一切配合していないヴィーガンコスメブランドです。
この商品は、朝と晩の洗顔に最適なマイルドなクレンジングミルクです。お肌を保護するパンテノール(ビタミンB5)やグレープシード(ブドウ種子油)など複数の植物成分を配合し、洗い上がりのお肌をすっきりと整えます。
アルコールフリー、パラベンフリー、ラウリル硫酸ナトリウムフリー、合成香料フリーです。
W洗顔不要です。
全ての肌タイプのかたにおすすめですが、特に乾燥肌や敏感肌の方におすすめです。
洗顔後の保湿には、化粧水「B&Tバランシングトナー」がおすすめです。
Dr.ハウシュカ(ドクターハウシュカ)は「肌本来の持つ力や働きを信じて、サポートする」ことを大切に考えたドイツのブランドで、全ての製品で自然由来原料のみを使用し、オーガニックナチュラル化粧品の認証であるNARTUEを取得済みです。
この商品は、100%天然由来成分でできたミルクタイプのクレンジングです。アーモンドオイルやアプリコットオイルなど質の高い植物オイルが、肌に必要な油分は奪わず、メイクや肌の汚れだけをしっかりと落とします。肌のバリア機能をサポートする働きも期待できます。香料には天然由来の精油を使用しています。
合成界面活性剤フリー、合成香料フリー、合成着色料フリー、合成保存料フリーです。
敏感肌の方を含むあらゆる肌タイプの方にご使用いただけます。ポイントメイク落としとしても、男性のシェービングクリームとしてもご使用いただけます。ポイントメイクを落とす際は、十分に湿らせたコットンに適量をつけ、丁寧に拭き取ります。
洗顔後のスキンケアアイテムには、化粧水や美容オイル、乳液、クリームがあります。
江原道は日本のブランドです。女優だった創業者が、自身の過敏な肌のために香料や合成色素、石油系鉱物油フリーの自然派化粧品の開発を行ったのが始まりです。創業当時から、製品の製造過程において動物実験を行っておりません。
この商品では、温泉水やシラカバエキス、6種類の天然ハーブ(ラベンダーやローズマリーなど)をブレンドした「SPA水」が使用されています。
香料フリー、合成色素フリー、石油系鉱物油フリー、オイルフリー、アルコールフリーです。
マツエク対応、W洗顔不要、濡れた手で使用不可、ウォータープルーフメイク対応です。
リキッドタイプなので、水のようにさらさらとしたテクスチャーです。拭き取り後の肌にうるおいを残しながらも、ベタつきはなくさっぱりと仕上がります。香りはほとんどありません。
敏感肌の方も含め、あらゆる肌タイプの人が使用できます。
同ブランドのオーガニックコットンを使ってやさしく拭き取りましょう。原料に農薬や化学肥料を使わない綿を使用しており、化学処理をせず、無漂白・無着色に仕上げています。大判で柔らかく肌ざわりのよいコットンです。
IINLIGHT beauty(インライトビューティー)は、イギリス・コーンウェル地方生まれの100%オーガニックコスメブランドです。植物療法医・漢方医のスピーツィア博士の、バイオ親油性マトリックス特許技術による抽出とブレンド方法で、植物のパワーが肌に最も効果的に働くように考えられた製品が特徴です。
この商品は、肌とまつ毛に潤いと栄養を与えながらウォータープルーフマスカラなどの頑固なメイクアップや日中に蓄積された不純物もしっかりと落とすポイントメイク落としです。国際的なオーガニック認証「ソイルアソシエーション認証」と「コスモス認証」を取得しています。ブラッククミンシードオイルやグレープシードオイルを配合し、潤いや栄養を与えてくれるので、まつ毛美容液としての効果も期待できます。
界面活性剤フリーです。
敏感肌の方を含む全ての肌タイプの方にお使いいただけます。
お顔全体のクレンジングには、同ブランドのクレンジングバーム「インライトビューティーフェイスクレンザー」がおすすめです。
LOGONA(ロゴナ)は、1978年に生まれたドイツのオーガニックコスメブランドです。自然からの材料だけで高品質なコスメを作ろうと、薬草療法士(ハイルプラクティカー)の創業者ハンス・ハンゼルとその仲間が立ち上げたブランドで、ロゴナの全製品は国際的に認知されているナチュラルコスメ認証「ネイトゥルー」またはナチュラルコスメ認証「BDIH認証」を取得しています。
この商品は、エイジングケア*シリーズ「エイジプロテクション」の2層式のヴィーガンのポイントメイク落としです。潤いやハリを与える自社開発の植物コンプレックス成分(ヒッポファンエキス、あるがんオイル、海藻エキス)を配合し、傷みやすいまつ毛を保護しながらメイクを落とします。ヒッポファンエキスはビタミンCなどの抗酸化物質を豊富に含み、肌を柔軟に整える作用が、抗酸化作用に優れたアルガンオイルには、肌をやわらかくしなめらかに整える作用があるといわれています。
*年齢に応じたお手入れ
アルコールフリー、界面活性剤フリー、香料フリーです。動物実験は行っておらず、リサイクル可能なパッケージを使用するなど、環境への配慮も大切にしています。
全ての肌タイプのかたにお使いいただけますが、特にエイジングサインの気になる目元におすすめです。
お顔全体のクレンジングには、「エイジプロテクション クレンジング オイルジェル」がおすすめです。
ダブル洗顔とは、クレンジングと洗顔の両方をする洗顔方法を指します。
クレンジング剤は主にメイクや皮脂などの油性の汚れを落とし、洗顔料はクレンジング剤の残りや角質、ほこりなど水溶性の汚れを落とします。
クレンジング剤の中には「ダブル洗顔不要」の商品があります。これらのクレンジングは、洗顔の役割も果たしますので、クレンジング後の洗顔の手間が省けます。
ダブル洗顔により肌に必要な皮脂まで落としてしまう場合があります。ダブル洗顔不要のクレンジングを使うことで、洗いすぎを防げることがあります。
メイクをしていないという点と、外の汚れがつかないという点を考慮すると、基本的に朝のクレンジングは必要ありません。就寝中にかいた汗や寝具のほこりなどの汚れは、洗顔料で落とすことができます。必要な皮脂を守るために、過度なクレンジングは避けましょう。ただし、脂性肌の方で、皮脂で顔が過度にベタつく場合は、朝にクレンジングしてもよいでしょう。
クレンジングを行うタイミングは、お風呂に入る前、もしくは、入ってすぐです。
お風呂のお湯の温度でのクレンジングは、肌に必要な成分まで落としてしまうため、お風呂に入る直前に洗面所でクレンジングを行うのがベストです。お湯の温度はぬるま湯(ほんのり温かいと感じる人肌程度の温度)が最適です。
肌がふやけた状態は、肌のバリア機能が低下している状態ともいわれています。バリア機能が低下すると、肌のうるおいが逃げやすいと考えられているため、お風呂でクレンジングを行う場合は、入ってすぐにクレンジングを行うことを推奨します。
クレンジングオイルなど、水分を含んだ状態で使用すると洗浄力が低下するクレンジング剤を使用する際は、顔や手の水分をタオルでしっかり拭き取ってからクレンジングを行いましょう。
水ベースの日焼け止めは落としやすいためクレンジングは必須ではありませんが、シリコーンベースの日焼け止めは落としづらいため、クレンジングで丁寧に洗い流すことをおすすめします。
使用前に日焼け止めをよく振るタイプがシリコーンベースです。
ちなみに、日焼け止めは天気に関わらず365日塗ることを推奨します。紫外線はあらゆる肌トラブルの原因となるためです。室内にも紫外線は入ってきますので、外出しない日でもしっかりと日焼け止めを塗りましょう。
クレンジングオイルは洗浄力が高いため、乾燥肌や敏感肌には向かないという意見があります。確かに、洗浄力が高い分、肌に必要な皮脂まで洗い流してしまう場合がありますが、一概に乾燥肌や敏感肌の方に不向きとはいえません。
上記の通り、クレンジングオイルに含まれる油性成分には様々な種類があります。洗浄力が高いながらも肌負担の小さい「油脂系オイル」は、乾燥肌や敏感肌の方におすすめできます。
また、肌負担が小さいミルクタイプなどはその分洗浄力も低いので、長時間クレンジングする傾向にあります。肌負担が小さいクレンジング剤でも肌に置く時間が長いと、肌負担が大きくても短時間で済むクレンジングよりも、肌への負担が結果的に大きくなる場合があります。
したがって、乾燥や敏感の度合いによりますが、「油脂系オイル」は乾燥肌や敏感肌の方でもお使いいただけます。ただし、肌トラブルがある場合は必ず皮膚科に相談してから使用しましょう。
クレンジングを行う前にポイントメイクリムーバーを使うのがおすすめです。少ない肌負担でしっかりと落とすことができ、色素沈着を防ぐこともできます。
コットンに液体を染み込ませて使用するリキッドタイプと、クレンジング剤がシートに染み込んでいるシートタイプがあります。
いずれのタイプも目元や口元に10秒前後押し当て、強い力でこすったりせずやさしく拭き取ります。
クレンジングの際に特に注意していただきたいポイントは以下の通りです。
清潔な手でクレンジングを行う(クレンジング前に手を洗う)
クレンジング剤を肌にのせる時間は30秒〜1分が目安(それ以上やっても落ちない場合は、メイクに対しての洗浄力が弱い可能性があるため使用するクレンジング剤を変える)
摩擦を避けるために、目安の使用量よりもやや多めに使う
クレンジング時やクレンジング後も顔を拭く際はとにかくこすらない(小鼻まわりなどは力が入りにくい薬指を使う)
皮脂量の多いTゾーンからクレンジングをのせる
少量のぬるま湯を肌の上にのせなじませ乳化させる
ぬるま湯で洗い流す。特に生え際や小鼻まわり、フェイスラインは洗い残ししやすいので入念にすすぐ
クレンジング剤に、美白やエイジングケア対策の成分が配合されているものがありますが、クレンジング剤は洗い流すものなので、これらの成分が肌に残ることはほとんどありません。クレンジングはメイクの汚れを落とすために行うものです。クレンジングのみで美白やエイジングケア対策は、美容液や化粧水などで取り入れましょう。
かずのすけ, 白野実(2019)『美肌成分事典』主婦の友インフォス
上原恵理(2021)『医者が教える 人生が変わる美容大事典』KADOKAWA
永松麻美(2021)『正しい知識がわかる 美肌事典』高橋書店
すみしょう(2021)『最短で美肌になるために知っておきたい スキンケア大全』KADOKAWA
久光一誠(2021)『効果的な「組み合わせ」がわかる 化粧品成分事典』池田書店
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