作ってから時間の経ったチキン南蛮は、どのように温めると美味しく食べることが出来るでしょうか。この記事では、チキン南蛮を美味しく温め直すためポイントや方法について詳しく解説します。
油っぽさをなくしつつムラなく温め直すにはどのような方法が最適なのでしょうか。
一度揚げてから時間が経ってしまったチキン南蛮はもう一度揚げればまたサクサクになりそうですが、揚げ直すのはNGです。
一度揚げてしまっているので揚げ直すと焦げてしまいやすく、仕上がりも固くなって油っぽくなります。油をまたたくさん用意するのもとても手間がかかりますよね。
温め直す場合はオーブンやトースターで温め直すのがおすすめです。
チキン南蛮を温め直す際、甘酢たれとタルタルソースも一緒になっている場合は、可能であれば別にしておきましょう。一緒に温めてしまうと、水分の多い甘酢たれとタルタルソースは温まりすぎてしまうので煮詰まって味が濃くなってしまい、風味も飛んでしまいます。
温めた鶏肉に甘酢たれとタルタルソースをかけましょう。タルタルソースは温かい状態よりも冷たい状態の方が美味しいです。
揚げ物をサクサクに温め直すには、余分な油を落とす必要があります。油が残っているとべちゃっとしてしまい、サクサク感がうまく取り戻せません。
油を落とすにはキッチンペーパー(キッチンタオル)を活用するのがおすすめです。電子レンジで温める際にキッチンペーパーを敷いたお皿にチキン南蛮をのせて温めると、油が落ちやすくなります。
ただし、キッチンペーパーは高温で熱するオーブンやトースターでは燃えてしまうので使用は避け、アルミホイルやクッキングシートを使いましょう。
オーブンやトースターでチキン南蛮を温め直す際はアルミホイルやクッキングシートを活用しましょう。
油が落ちた際の受け皿になり、使い終わったらそのまま捨てるだけなので使い方も簡単で、掃除の手間も省けます。フライパンを使って温め直す場合でも洗い物の手間を減らすことができます。
ただし、グリルを使う場合はアルミホイルを使いましょう。高火力のグリルではクッキングシートは燃えてしまう危険性があり、とても危険です。
また、アルミホイルを電子レンジで使ってはいけません。電子レンジでアルミホイルを温めると、アルミホイルの表面にある電子がマイクロ波によって放電し、火花が発生して発火することもあるのでとても危険です。電子レンジの故障にも繋がるので絶対に避けましょう。
チキン南蛮をトースターなどで温め直す際、表面に少しだけごま油を垂らすと香ばしい仕上がりになり、時間が経って落ちてしまった風味を改善できます。
また、ごま油を垂らして温めることで表面をカリっとした状態にすることもできます。より香ばしさを求める方は七味唐辛子などを振ってみても良いでしょう。
一度揚げたチキン南蛮を冷凍していた場合、まずは食べる前日に冷蔵庫に移して解凍しておきましょう。凍ったまま温めるとムラが生じてしまい、うまく温め直すことができません。冷蔵庫に移すのを忘れていた場合は電子レンジで解凍しましょう。
ただし、衣をサクサクに仕上げていた場合は自然解凍をすると衣がしなしなになってしまうので、冷凍した状態のまま電子レンジで解凍するのがおすすめです。
電子レンジで解凍する場合、解凍機能を使うか、500~600Wの設定で5分程度温めましょう。大きさによっては十分に解凍できなかったり、破裂してしまったりすることもあるので、時々電子レンジの中の様子を確認しながら温めましょう。
チキン南蛮を温め直すいろいろな方法を解説します。簡単な方法は上手く温められないことが多いです。
作ってから時間が経ったチキン南蛮はお肉から水分が出て衣がしなしなになっているので、温め直す場合はヒーターで外側からじっくりと温めることの出来るトースターやオーブンを使うのがおすすめです。水分をしっかり飛ばしてサクサクの状態に戻しやすいです。
ただし、トースターやオーブンだけでは中までしっかり温め直すのにとても時間がかかるので、電子レンジと併用することで短い時間でムラなく温められます。
電子レンジ(500~600W)で1分程度温め、トースターやオーブン(200~250℃)で2分温めてみてください。短時間で作り立てのような美味しさを取り戻せます。
食品に簡単に火を通せる電子レンジですが、チキン南蛮を温め直すのに使う場合、温めムラが起きやすく、油が落ちにくいのでやや不向きです。ただし、近年ではチキン南蛮も電子レンジで温めるだけで解凍できる製品も販売されています。
電子レンジを使う場合、サイズによって必要な時間は前後しますが、500~600Wの設定で1~2分温めましょう。温め足りていないと感じたら少しずつ時間を追加して温めてみてください。ただし、温めすぎると破裂することがあるので要注意です。
すでに言及している通り、電子レンジはオーブンやトースター、グリルを併用することで美味しく温め直すことができます。
オーブンやトースターのみを使う場合、すでに説明した通り温めムラが少なく、サクサクに温め直せますが、内側まで温めるのにかなり時間がかかってしまい、外側を焦がす失敗が起きやすいです。
200℃~250℃の設定で5分程度温めましょう。温め足りないと感じた場合は1分程度時間を追加して温めてみてください。
チキン南蛮はグリルで温め直すと美味しく温め直せますが、グリルでは焦げやすく、内側までしっかり温め直すのが難しいです。
グリルのみを使う場合は、アルミホイルを敷いて並べ、一番弱い設定で2~3分温めましょう。加熱時間は短いので、具材の発火を防ぐための水を入れる必要はありませんが、心配な方は少しだけ入れると良いでしょう。
オーブンやトースター以上にうまく温めるのが難しいので、すでに紹介した電子レンジとの併用による温め直しがおすすめです。
チキン南蛮はフライパンを使って温め直すこともできます。大きめのフライパンを使えば一度にたくさん温め直すこともできます。ただし、フライパンに接している面しか温まらず時間もかかるので、オーブンやトースターを使える方はそちらがおすすめです。
フライパンだけを使うと中まで火を通すのにかなり時間がかかるので、電子レンジで1分程度温めてからフライパンで温めるのがおすすめです。電子レンジで温めたら油を引かずにフライパンに並べ、中火(フライパンの底に火が届かない程度)で両面を2分ずつ焼きましょう。
ヘルシーに食品を揚げることの出来るノンフライヤーはチキン南蛮の温め直しにも使えます。余分な油を落とすことができ、サクッと軽いカリカリな食感が手軽に楽しめます。
サイズにもよりますが、150度の設定で5~8分加熱してみてください。温め足りないと感じたら30秒ずつ時間を追加して温めましょう。
鶏肉はもちろん、甘酢だれやタルタルソースの保存方法にも注意が必要です。
作ったチキン南蛮を出しっぱなしにして忘れていたということはありませんか。チキン南蛮の常温保存は基本的にNGです。お酢を使っていて比較的傷みにくいものの、常温では傷みやすいので、なるべく常温で置いておく時間を短くするようにしましょう。
気温が低い時期なら半日くらいは問題ありませんが、梅雨ぐらいからの高温多湿な時期、気温で言えば最高気温が25度を超えるような時期になってくると3~4時間くらいで傷んでしまうこともあるので要注意です。
可能な限り冷蔵保存を心掛け、すぐに食べる場合でもフタやラップで空気に触れる部分を減らしましょう。
揚げたり、タルタルソースを作ったりと手間がかかるチキン南蛮はスーパーなどでお惣菜として購入することも多いですよね。外で購入したチキン南蛮はできる限りその日のうちに食べきりましょう。買ってからすぐに食べず冷蔵庫に入れる場合でも、翌朝には必ず食べましょう。
理由としては、お惣菜のチキン南蛮は作られてから常温の状態で売られていることが多く、どのくらい時間が経過したかわからないので、早めに消費したほうが安全なためです。
チキン南蛮を保存する場合、甘酢たれとタルタルソースは別にして保存しましょう。一緒に保存すると温め直して食べる際に美味しく食べることが出来ません。
甘酢たれは鶏肉に浸したままにすると鶏肉に染み込んでしょっぱくなってしまいます。少しかかっている程度なら問題ありませんが、別々にできるくらいの量があるなら分けて保存しましょう。
タルタルソースは生の玉ねぎを使っているので傷みやすく、先に傷んでしまうこともあるので別々に保存するのがおすすめです。また、タルタルソースは温かい状態よりも冷たい状態の方が美味しいので、別に保存しておき、温めた鶏肉に冷たい状態のタルタルソースをかけた方が美味しいです。
自宅で作ったチキン南蛮を冷蔵保存する場合、鶏肉は1個ずつラップで包んだ上で保存容器(タッパー)または保存袋(ジップロック)に入れて保存しましょう。空気に触れる部分を減らすことで鮮度が長持ちします。
甘酢たれやタルタルソースも保存容器(タッパー)または保存袋(ジップロック)に入れて保存しましょう。こちらも容器に入れる際に空気を抜いて空気に触れる部分を減らすことで鮮度が長持ちします。
保存場所はドアの開閉による温度変化を受けにくい冷蔵庫の奥の方や、チルド室またはパーシャル室がおすすめです。保存可能な期間は2~3日間です。夏場は傷みやすいので、翌日には食べることをおすすめします。
ただし、タルタルソースは凍るとマヨネーズの油が分離して不味くなってしまい、玉ねぎや卵からは水分が抜けすぎて食感が劣化してしまうので、温度が低くなりすぎる場所での保存は避けましょう。
チキン南蛮を冷凍保存する場合、鶏肉だけを冷凍するのがおすすめです。
甘酢たれは簡単に作れるので、鶏肉を解凍した際に改めて作った方が美味しいですし、タルタルソースはすでに説明した通り、凍ると味わい・食感ともにかなり劣化してしまうので冷凍は不向きです。
鶏肉を冷凍する場合、まず金属トレーに並べて急速冷凍しましょう。急速冷凍によって美味しさをキープすることができます。金属トレーがない、急速冷凍しないという方はスキップして次の手順から保存しましょう。
急速冷凍が完了したら一つずつラップに包みましょう。その上からさらにジップロックなどの保存袋に入れて保存すると空気に触れる部分を減らすことができ、劣化を防ぐことができます。
冷凍保存したものは1ヶ月以内に食べましょう。長期間保存すると劣化が進んで美味しさも損なわれていくので、美味しく食べたい方は2週間以内に食べるのがおすすめです。
お肉を冷凍すると冷凍中に細胞が壊れます。細胞が壊れるのは品質の低下であると思われがちですが、肉類などの場合は肉質が柔らかくなることに役立ちます。
作り置きとしても便利なのが「下味冷凍」です。作り方はジッパー付きの保存袋に鶏むね肉と甘酢たれ用の調味料を入れて冷凍するだけです。具材にしっかり味を染み込ませることができます。
調理する場合は事前に冷蔵庫で解凍しておき、鶏肉に衣をつけて揚げ、保存袋に残ったたれをフライパンで軽く煮て沸かしましょう。別途タルタルソースを作ってかければ完成です。
下味冷凍の場合も冷凍庫で保存している間に劣化は進んでしまうので、長くても1カ月以内に調理するようにしましょう。
最後に、チキン南蛮のレシピをご紹介します。
Filyのレシピはすべて小麦粉、乳製品、白砂糖不使用です。
基本のチキン南蛮のレシピをご紹介します。甘酢をしっかりとからめたジューシーな一品です。
手作りのタルタルソースとの相性も抜群です。千切りキャベツと合わせてお楽しみください。
チキン南蛮のレシピはこちら
油で揚げずに出来るチキン南蛮をご紹介します。お肉は鶏むね肉を使うのであっさりとした仕上がりになります。手作りのタルタルソースともよく合います。
揚げないチキン南蛮のレシピはこちら
鶏むね肉で作ったチキン南蛮のレシピです。鶏もも肉よりも脂肪分が少ないためあっさりとした仕上がりになります。
鶏むね肉のチキン南蛮のレシピはこちら
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