保存しておいた肉じゃがからおかしな臭いがした、肉じゃがの色が変わっていたということはありませんか。この記事では、腐ってしまった肉じゃがの特徴や、腐らせずに保存するポイントなどを解説します。
腐ってしまった肉じゃがの特徴を解説します。
腐った食品の見た目は黒っぽく変色してることが多いので、よく観察しましょう。肉じゃがが腐っている場合、にんじんやじゃがいもが黒く変色していることが多いです。腐っているものを取り除いても全体的に腐敗は進んでしまっているので、食べずに処分しましょう。
高温多湿な時期は表面に白い綿のようなカビが生えてしまうこともあります。この場合も表面のカビを取り除いても
また、鼻をつくようなおかしな臭いがしている場合は腐っている可能性が非常に高いので、食べずに処分しましょう。腐った食品は酸っぱい臭いに変わっていることが多いです。
また、食べてみたら味が酸っぱかった、苦みを感じるという場合も腐ってしまっています。食べてしまったものはなるべく吐き出し、残りも食べずに処分しましょう。
見た目や匂いで判断が難しい時は触ってみるとわかりやすいです。ベタベタとした粘り気がでていない場合は問題ありませんが、糸を引いていたり、ぬるぬるとしたぬめりがあるような状態はかなり傷んでいます。
特に湿度と気温の高い梅雨の時期などは傷みやすく、冷蔵庫に入れていても1~2日で腐ってしまうこともあるので、要注意です。
腐った肉じゃがを食べると、繁殖してしまった雑菌や、雑菌が生み出した毒素によって食中毒(腹痛、下痢、嘔吐、発熱など)を起こす可能性があります。
症状は菌にもよりますが、食べてから2~3時間経って出ることが多いです。ただし、数日経ってから症状が出ることもあります。
腐った肉じゃがを食べてしまった場合、症状が軽い場合は腹痛や下痢などの症状だけで数時間のうちに収まります。
ただし、嘔吐がひどく水が飲めない、血が混ざっている、高熱が出ているといったひどい症状の場合には病院に行くことをおすすめします。
肉じゃがは冷蔵庫で保存して早めに食べきりましょう。
作った肉じゃがを鍋やフライパンに入れたまま忘れていたということはありませんか。肉じゃがの常温保存は基本的にNGです。
気温が低い時期ならフライパンや鍋に入れたままでも半日くらいは問題ありませんが、梅雨ぐらいからの高温多湿な時期、気温で言えば最高気温が25度を超えるような時期になってくると2~3時間くらいで傷んでしまうので要注意です。
可能な限り冷蔵保存を心掛け、すぐに食べる場合でもフタやラップで空気に触れる部分を減らしましょう。
肉じゃがを冷蔵保存する場合、保存容器に小分けにして冷蔵庫に入れましょう。じゃがいもは傷みやすいので、なるべく常温で置いておく時間を短くするようにしましょう。
煮汁を多めに入れておくと温め直した時にパサパサになりにくく、フライパンや鍋で温め直す際でも焦げ付くことがないのでおすすめです。
保存場所はドアの開閉による温度変化を受けにくい冷蔵庫の奥の方がおすすめです。冷蔵庫で保存する場合は3日以内に食べるようにしましょう。夏場は傷みやすいので1~2日で食べきった方が良いでしょう。
食べる際はしっかり温め直してから食べましょう。美味しさはもちろん、食中毒を起こす可能性も減らすことができます。
肉じゃがは冷凍すると食感を保つことができません。
肉じゃがは冷凍保存は不向きとされています。理由として、ニンジンとじゃがいもは冷凍するとぶよぶよとした柔らかい食感になってしまいます。これは冷凍によって組織が壊れ、繊維に含まれている水分が氷となって解凍する際に水分となって抜けてしまいスカスカになってしまうためです。また、白滝も冷凍・解凍することで水分が抜けてボロボロになってしまいます。
肉じゃが本来の風味や食感を楽しみたい方は、冷蔵して早めに食べきることをおすすめします。どうしても食べきれず冷凍する場合にはじゃがいもやにんじん、白滝は取り除くか潰しておくと食感の劣化はありません。ただし、取り除けば具材がかなり減ってしまい、潰しても結局は食感が失われてしまうのでおすすめはできません。
潰して冷凍保存した肉じゃがはコロッケやグラタンなどの別の料理にリメイクするのがおすすめです。下味がしっかりついているので、美味しい料理に変身させることができます。
肉じゃがを冷凍する際は密封できる保存袋に入れて冷凍庫に保存しましょう。冷凍の場合は金属トレーの上に平らに乗せて急速冷凍すると旨味を閉じ込めたまま保存ができます。
冷凍庫で保存した場合は、1ヶ月程度保存することができます。冷凍庫に入れている間も味は落ち続けてしまうので、なるべく早めに食べ切るようにしましょう。
冷凍の場合は、食べる前日に冷蔵庫へ移して解凍しておくとムラなく温め直すことができます。冷蔵庫に移してから6~8時間程度で解凍できます。解凍した肉じゃがはフライパンに移して温めるか、中身を耐熱皿に移して電子レンジで2~3分温めましょう。
じゃがいもは冷凍することで有害物質が生成されるため、冷凍しないほうが良いと言われることもあります。
じゃがいもは低温で保存すると、還元糖が増えることがわかっています。還元糖が増えたじゃがいもを高温で加熱調理すると「アクリルアミド」とよばれる成分が生成されやすくなります。アクリルアミドは長期摂取すると人体に悪影響があるといわれている成分であるため、冷蔵・冷凍はしないほうが良いと思っている方も多いようです。
しかし、アクリルアミドと大きく関係しているのは高温で加熱調理をすることです。蒸す・茹でる・煮るといった調理法では冷蔵・冷凍したじゃがいもでも生成されません。
心配な方は冷蔵・冷凍したじゃがいもは揚げ物や炒め物に使わないようにすると良いでしょう。ちなみに炒め物にしたい場合などでも、常温に戻しておくことで還元糖が減るのでアクリルアミドの生成を抑えることができます。
出典:アクリルアミドを減らすために家庭でできること(農林水産省)
また、ニンジンやジャガイモは冷凍で食感が落ちてしまうものの、具材を調味料と一緒に冷凍しておく「下味冷凍」をすることで、味がしっかり染み込んだ肉じゃがをパパっと作ることができます。
作り方も簡単で、お肉、じゃがいも、ニンジン、玉ねぎと味付けに使う調味料をジップロックなどの密封できる保存袋に入れて冷凍しておくだけです。肉じゃがを作る際は冷蔵庫で解凍しておき、中身を鍋で煮るだけです。白滝を入れる方は一緒に冷凍せずに後から加えましょう。
下味冷凍をすることでじゃがいもやにんじんに味が染み込みやすくなるものの、ぶよぶよとした食感になってしまいます。また、ジャガイモは黒く変色し、風味が落ちてしまい、普通に作るよりも美味しく仕上げにくいでしょう。
生の状態では劣化が早いお肉を保存するポイントを紹介します。
スーパーなどで買ったお肉は白トレイにラップをかけられた状態であることが多いですが、そのままの状態では空気に触れる面積が多いでの傷むのが早まってしまいます。
その日のうちに使わない場合は、保存方法を変えることで劣化が進むのを抑え、鮮度を長持ちさせられます。
パックからお肉を取り出し、ラップでぴったりと包みましょう。量が多い場合は小分けにしてラップに包むとより傷みにくくなります。お肉から水分が出てしまっている場合はキッチンペーパーでふき取りましょう。
ラップに包んだお肉をさらにポリ袋などの保存用の袋に入れます。 2重にすることで乾燥や酸化などの劣化をさらに防ぐことができます。保存場所は冷蔵庫の中でもドアの開閉による温度変化を受けにくく、低温がキープされやすいチルド室に入れましょう。
冷蔵庫保存の目安期間は、3~5日間です。なるべく早めに使うことをおすすめします。
冷凍の場合もお肉をラップでぴったりと包み、その上からポリ袋などの保存用の袋に入れましょう。この時、なるべく平たくすると冷凍の場合は解凍の際に便利です。量が多い場合は小分けにしてラップに包み、お肉から水分が出てしまっている場合はキッチンペーパーでふき取りましょう。
金属トレーを持っている方は、金属トレーに載せて冷凍させるとスピーディーに冷凍できます。素早く冷凍させることで、お肉を解凍するときに出やすい水分やうまみ成分を含んだ「ドリップ」の流出を抑えることもできます。この方法であれば1~2カ月程度は保存可能です。ただし、冷凍の場合は乾燥で旨味が落ちてしまうので、出来るだけ早く使った方が良いでしょう。
新鮮なお肉の特徴は下記のとおりです。
パックにドリップ(お肉から出た赤い汁)が溜まっていない
赤身が鮮やかな赤い色をしている
表面に光沢があり、脂肪の色が白色か乳白色で、赤身と脂身の境目がはっきりしている
お店で売られているお肉のトレーの底の方のお肉が黒っぽく見えることがあります。カットしたばかりのお肉は、断面が黒っぽい赤色をしています。お肉は空気に触れることで赤くなるので、トレーの底の方のお肉が黒っぽく見えるのは、お肉がカットされてすぐパックされている、空気に触れていない新鮮な証拠です。
白い脂の部分が多いと料理が脂っぽい仕上がりになってしまうので注意しましょう。特に脂の大きな塊があるお肉は選ばないようにしましょう。
ただし、お肉の脂には旨味が詰まっており、お肉の甘みが集中しているので、脂の少ないものを使うと逆に料理が淡白な味になってしまうでしょう。
切り落とし肉や細切れ肉はサイズがバラバラで、火の通りや味の染み込み具合に差が生じやすいです。なるべくサイズが揃っているものを選ぶと良いでしょう。
少々値は張りますが、部位ごとにスライスされているお肉を選ぶのも手です。
じゃがいもは夏場であっても1ヶ月は常温保存が可能です。
しかし、一般的に野菜は高温多湿に弱く特に梅雨の時期などは食べ物の保存には十分に注意が必要です。じゃがいもも多湿な環境にじゃがいもを放置しておくと、腐敗が一気に進みやすくなります。冷暗所が確保できない場合は、冷蔵保存や冷凍保存をしたほうが長持ちします。
さらに、じゃがいもの冷蔵・冷凍保存には注意が必要です。じゃがいもは0〜5℃の温度で保存するとでんぷんが糖化し、ホクホクとした食感が損なわれてしまいます。また、じゃがいもは常温保存でも十分に長期保存ができる野菜です。そのため、一年を通して基本的には冷蔵・冷凍保存はあまり向かず、常温保存がおすすめです。
じゃがいもは、
90%〜95%の湿度
15℃〜20℃の気温
明るい場所
という条件が揃うと休眠期間を終えて発芽してしまいます。そのため、夏場、日光の当たる場所での常温保存は発芽しやすいので注意が必要です。
しかし、冬場でも全く芽が出ないといわけではありません。暖房が効いた暖かい部屋で常温保存していたり蛍光灯の光に当たっていると発芽してしまいます。また、発芽しやすい品種もあります。
じゃがいもの芽にはソラニンやチャコニンといった天然毒素が含まれているため、そのまま食べてしまうと吐き気や胃痛などの中毒症状が起こる可能性があります。腐敗しているわけではありませんが、じゃがいもの芽はしっかりと取り除いてから食べる必要があります。
高温多湿の場所はカビを繁殖させるなど腐敗をすすめる原因となりますので注意しましょう。また、じゃがいもが日光に当たることで、有毒物質であるソラニンやチャコニンが増えてしまうといわれています。そのため、直射日光が当たる場所での保存は避けることも大切です。
じゃがいもを多く購入した場合は、新聞紙を下に敷いたダンボール等にまとめて入れて、上から新聞紙をかぶせます。
じゃがいもの数がそこまで多くない場合や、ダンボールや新聞紙がない場合は、紙袋に入れましょう。
じゃがいもはそこまで乾燥に弱いわけではないので、一つずつ新聞紙(またはキッチンペーパー)に包まなくても、長く保存できます。特に数が多いときは面倒なのでまとめて保湿。直射日光が当たらず風通しのよい涼しい場所なら、秋・冬は3ヶ月、夏場でも1ヶ月は常温保存が可能です。
ビタミンが多く「大地のりんご」ともいわれるじゃがいもですが、りんごと一緒に常温保存するのがおすすめです。りんごから放出されるエチレンガスは果実の熟成を進めますが、じゃがいもの発芽を抑える効果があります。じゃがいもは暖かく明るい場所で発芽が進むので、繰り返しになりますが、冷暗所で保存するのが大切!じゃがいもの芽はソラニンなどの天然の毒を持っているので、必ず取り除いてから食べるようにしましょう。
じゃがいもは0〜5℃の温度で保存するとでんぷんが糖化し、ホクホクとした食感が損なわれてしまいます。そのため基本的には常温保存がおすすめですが、高温多湿で腐りやすい夏場に1ヶ月よりも長く保存したい(夏も安心して保存したい)場合は、冷蔵保存すると良いでしょう。
じゃがいもは正しく冷蔵すれば半年ほど保存することができます。また、じゃがいもは低温保存すると、収穫直後では少なかった糖分(0.1〜0.5%)が、増加(0.5〜2.5%)します。
丸ごとじゃがいもを冷蔵保存する場合は、一つずつキッチンペーパーに包み、ポリ袋に入れて軽く口を締め、野菜室に入れます。キッチンペーパーに包むことで寒さからじゃがいもを守ることができます。ポリ袋に入れることで乾燥しすぎることを防ぎながら、口は軽く締めることで通気性を保ちます。
1週間に1度はキッチンペーパーが湿っていないか確認し、湿っている場合は新しいものに取り替えましょう。野菜室は温度・湿度ともに冷蔵室より高いので、じゃがいもに適しています。冷蔵保存でもりんごを一緒に入れると効果があります。
長期保存のためにする冷凍ですが、じゃがいもはそのまま冷凍すると水分が凍って細胞が壊れてしまい、ブヨブヨになってしまうので美味しくありません。
冷凍する場合、下茹でしてカットしたものを冷凍しましょう。色々な調理にすぐに使えるので便利です。ただし、食感は冷凍しない場合よりも落ちてしまうので、できる限り冷凍せずに使うことをおすすめします。
最後に、肉じゃがのレシピをご紹介します。
Filyのレシピはすべて小麦粉、乳製品、白砂糖不使用です。
和食の定番、肉じゃがのレシピをご紹介します。野菜の甘みが楽しめる一品です。
こちらのレシピでは牛肉を使用しています。
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