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パスタに使うなすのおすすめの切り方3通りを紹介

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パスタに使うなすのおすすめの切り方3通りを紹介

なすはパスタの具材としても使われることが多いですよね。本記事ではパスタに入れるなすの切り方を紹介します。

パスタに入れるなすの切り方のポイント

火を通りやすくする

パスタに限ったことではありませんが、加熱調理するときのなすの切り方のポイントは火を通りやすくすることです。

切り方自体は何でも大丈夫なのですが、1cm程度の厚さにすると良いとされています。厚すぎると中までしっかりと火が通りづらくなってしまいます。火が通りにくく加熱時間が長くなると色も悪くなりやすいので注意しましょう。

また、厚さは必ず均一に揃えることが大切です。バラバラになってしまうと加熱ムラができてしまいますし、見栄えも悪くなってしまいます。

一口サイズにカットする

パスタに入れるなすは麺と一緒に食べられるよう一口サイズにするのが良いです。

麻婆茄子などの場合はなすがメインですが、パスタの場合は麺がメインなのでパスタや他の具材と一緒に食べやすい大きさにすることが大切です。一口サイズにすと、パスタソースとも絡みやすく美味しく食べることができます。

食べごたえを出したい場合は、火が通りにくくならない程度に厚めにカットして、大きさは一口サイズが良いでしょう。

アク抜きは必要?

なすはアク(苦味・エグみを感じさせ料理の味を落とす成分の総称)がある野菜なので、調理をするときに水にさらしてアク抜きをすることが多いです。しかし、なすのアクとなる成分はポリフェノールであり、身体に害がある成分ではないのでアク抜きは必須ではありません。

水にさらすことでカリウムなどの水溶性の栄養素も流出してしまうので、栄養を無駄にしたくない方はそのまま使うのが◎

苦味が気になる場合や加熱したときの色落ちが気になる場合は、塩水に10分程つけてアク抜きをすると良いでしょう。カットしたなすに塩をふって水分をだしてアク抜きする方法もあります。この場合、水溶性の栄養素の流出を最小限に抑えることはできますが、塩をふりすぎたり長時間置きすぎたりすると水分が出すぎて食感がしんなりしてしまうので注意してください。

皮は剥く?剥かない?

なすは皮を剥かなくても食べられる野菜です。皮にもポリフェノールなどの栄養が含まれているので、皮ごと使うのがおすすめです。

皮にも苦味・エグみとなる成分が含まれているので苦味が気になる方や、皮の食感が気になる方は等間隔に剥くと良いです。全て剥かなくても食べやすくなりますし、火も通りやすくなります。

等間隔に皮をむくと縞模様(しまもよう)になるので、パスタに入れると見た目も華やかに◎

パスタに入れるなすのおすすめの切り方

パスタに入れるなすのおすすめの切り方は下記の通りです。

輪切り

輪切りにしたなす

パスタにいれる茄子は輪切りにする事が多いです。

輪切りにすることで均等な厚さになり、火の通りがより均一になります。これにより、なすがしっかりと柔らかくなり、パスタとの相性がより良くなります。

また、輪切りにしたなすは食感のコントラストを楽しむことができます。パスタとなすの組み合わせでは、なすの柔らかさとパスタのアルデンテな食感との対比が生まれます。そのため食べるときに舌で感じる食感の変化を楽しむことができ、食事の味わい深さが増します。

さらに、なすの輪切りはどんなパスタにも合います。和風パスタやクリームパスタ、トマトソース、オリーブオイルベースのパスタなど、さまざまなパスタのソースとの相性が良いので迷ったら輪切りを選択することをおすすめします。

輪切りにする手順

①まな板の上になすのヘタの部分を右にして横に置く

②ヘタを切り落とす

③右端から1cm程の幅でカットしていく

半月切り

半月切りにしたなす

半月切りとは、その名の通り半月の形にカットする方法です。

半月切りにしたなすは、火の通りが早いです。特に水分不足などが原因でなすの皮が固くなってしまっている場合は輪切りよりも半月切りにしたほうが、しっかり火が通り柔らかくなるので食べやすくなります。

また半月切りは一口サイズで食べやすく他の具材との相性も良いので、特に具だくさんのパスタを作るときにおすすめです。半月切りにすることで調和が取れやすく、一体感が出ますしパスタソースともよく絡みます。

半月切りにする手順

①なすのヘタの部分を右にして横に置く

②ヘタを切り落とす

③縦半分にカットする

④切口を下にむけておき、端から一定の幅でカットする

乱切り

乱切りにしたなす

乱切りは、形を揃えないカット方法です。

乱切りにすることで表面積が大きくなるため、火の通りが早くなります。また、味がしかりと染み込むメリットも。乱切りだとなすの食感が楽しめ、風味もダイレクトにくるので、満足感がアップします。

なすの風味を楽しんだり、しっかりとした食べごたえを出したい場合は乱切りにするのがおすすめです。

ただし、形は揃えないとはいってもやはり大きさは揃えるのがポイントです。大きさがバラバラになってしまうと加熱ムラができる原因になるので注意しましょう。

乱切りにする手順

①なすのヘタの部分を右にして横に置く

②ヘタを切り落とす

③斜め45℃に包丁を入れてカットする

④なすを手前に90℃回して、切り口をむける

⑤斜めにカットする

⑥④〜⑥を繰り返す