ブロッコリーを圧力鍋で蒸す際の蒸し時間の目安は1分!強火で加圧した後、弱火で1分加熱するだけでふっくらと美味しい蒸しブロッコリーが完成します。本記事では圧力鍋でブロッコリーを蒸す方法や、圧力鍋を使うメリット、基本的な圧力鍋の使い方などを詳しく解説しています。
圧力鍋でブロッコリーを蒸す際の蒸し時間の目安はたったの1分!かなり短時間で火が通りますので、忙しい日でもすぐに蒸しブロッコリーを用意することができます。
ブロッコリーを食べやすい大きさにカットし洗います。火の通りが均一になるように、大きさが同じくらいにカットするのがポイントです。ブロッコリーは切ってから洗う方が、汚れが落ちやすいです。ちなみに、ブロッコリーの茎も食べることができるので、外側の固い部分を切り落とし食べやすい大きさにカットしましょう。
カットしたブロッコリーは浮きやすいので、手で水の中に浸けるように揉みながら洗います。この時、力を入れてしまうと蕾が潰れてしまいますので、やさしく扱ってください。切り口からビタミンCやミネラルなどの水溶性成分が流れ出やすくなっているので、洗い時間を5分以内にしましょう。
ブロッコリーの洗い方の詳しい方法はこちらの記事で解説していますので、参考にしてください。
圧力鍋に水を入れます。空焚きを防ぐために最低1カップ(200〜300ml)の水を入れる必要があります。
ブロッコリーは鍋に直接入れてもいいですが、蒸し器やザルに入れてから鍋に入れる方が◎。ベチャベチャになるのを防ぐことができます。
水とブロッコリーを入れたらふたをしっかりと閉じます。
まず初めは強火で加圧します。圧がかかった状態になったら弱火にし1分加熱します。
高圧になるまで待つ必要はありません(仕上がりがとても柔らかくなってしまうため)。シューッと音が出始めたり、圧力表示が上がってきたらすぐに弱火にしましょう。
弱火で1分加熱したら火を止め、自然放置して圧が下がるのを待ちます。すぐにふたを開けたい場合は、ふたの部分に流水をかけて急冷し圧を下げます。圧が下がったらフタを開けて完成です。
圧力鍋の種類によりますが、自然放置で圧を下げると、ブロッコリーに完全に火が通ってしまいかなり柔らかい食感になってしまうことがあります。適度に食感を残したい場合は急冷での減圧がおすすめです。
圧力鍋は、圧力をかけることにより一気に加熱をするため、蒸し器や鍋で加熱するよりも短時間で蒸し上げることができます。高い圧力によって水の沸点が上がり、野菜がより早く加熱されます。
鍋で茹でる時は湯を茹でる時間も必要なため時間がかかりますが、圧力鍋であれば湯を沸かす必要がないため、忙しい日でも短時間で美味しく蒸すことができます。
圧力鍋であれば、時短になるだけではなく電子レンジよりも均一に火を通すことが可能です。
ブロッコリーを電子レンジを使って蒸す場合も鍋で茹でるより時短にはなりますが、電子レンジはマグネトロンからレンジ内にマイクロ波を照射して水分子を振動させ食材を温めるという仕組みであるため、どうしても均一に火が通らずにムラがでてしまうというデメリットがあります。
圧力鍋は鍋内部の温度と圧力が均一に分布するため、火の通りも均等になります。
ブロッコリーを圧力鍋で蒸すことにより、栄養素を逃さずに蒸すことができます。
ブロッコリーにはビタミンCやカリウムなどの水溶性の栄養素が含まれています。水溶性の栄養素は文字通り水に溶けやすいため、茹でる調理では失われやすいのですが、せいろでは蒸気で火を通すため、これらのブロッコリーの栄養素がキープしやすくなります。
圧力鍋で短時間で蒸すことで、ブロッコリーの色や味が保たれやすい点もメリットといえます。
圧力鍋の密封された環境によってブロッコリーの風味が逃げることなく美味しく仕上がります。また、ブロッコリーの鮮やかな緑色も短時間で調理することでキープしやすいです。
圧力鍋は短時間で調理が済むため、ガス代や電気代を節約することができます。
強火で加熱するのは最初だけで、一度圧力がかかれば加圧中は弱火で、そして火を止めても余熱で加圧が進むので、とても経済的な調理法ともいえます。
圧力鍋は、蒸すだけでなく様々な使い方ができる便利な調理器具です。お米を炊くこともできますし、カレーなどの煮込み料理、魚の煮付けなどを作ることもできます。
材料を入れて加圧するだけで美味しい料理が時短でできますので、一家に一台あると大変便利です。
こちらはフィスラー社の圧力鍋です。フィスラーは、ドイツの調理器具を扱う会社で、創業175年を超える老舗です。
この圧力鍋はガス火・IHともに対応しています。加圧中の音や蒸気が気にならないスプリング式の圧力鍋です。圧力鍋を初めて使う方でも使いやすいデザイン設計となっています。3.5Lは2〜3人向け、4.5Lは3〜5人向けです。
圧力鍋の基本的な使い方やお手入れ方法をご紹介します。圧力鍋には電気式とガス・IH式がありますが、ここではガス・IH式の圧力鍋を例に解説します。
圧力鍋で食材を調理する際は、食材の入れすぎに注意が必要です。食材を入れすぎると、圧力がかかりにくくなったり、中身が吹き出すおそれがあります。
お使いの圧力鍋の取扱説明書を確認し、規定量を守るようにしましょう。鍋の深さの2/3まで(豆類は1/3以下)が目安量です。
圧力鍋は文字通り圧力によって食材に火を通しますので、ふたは必ずしっかりと閉める必要があります。
圧力鍋の種類によって構造の違いがありますが、多くの圧力鍋でふたをしめるとカチッと音がしたり、表示されている色が緑や赤に変わるなどの工夫が施されています。
圧力鍋を使用する際に重要なのは、調理中の火加減です。圧のかかり具合に合わせて火加減を調整する必要があります。
十分に圧が加わるまでは強火で加熱し、加圧されたら弱火または火を消してOKです。火を止めても鍋の中では圧力が保たれているので調理が進みます。
ふたを開ける前に、圧力鍋の中の圧力を下げる必要があります。
圧力を下げる方法は主に2つで、自然放置と急冷があります。自然放置とは、文字通りそのまま放置し、ゆっくりと圧力を下げる方法です。豆類や穀類など、余熱で調理するのに適しています。急冷とは、圧力鍋のふたに水をかけて冷やす方法です。余熱調理が費用な場合や急いでふたを開けたい場合に適した方法です。
減圧されたかどうかは、メインバブルの圧力表示やピン、フロートの下がり方で判断できます。お使いの圧力鍋の種類によって圧力を確認する方法は異なりますので、取扱説明書などで確認しましょう。
圧力鍋は高い圧力をかけて使用するため、部品の破損や故障が起きやすいです。安全に使うためにも、定期的に点検することをおすすめします。
点検する主なポイントは下記の通りです。
ゴムパッキンが破れたりゆがんだりしていないか
蒸気口に詰まりはないか
取っ手のネジがゆるんでいないか
メインバブルや圧力表示のパッキンに亀裂や破れなどはないか
安全装置(安全弁)がしっかり動くか
部品が傷んでいる場合は新しい部品を購入し取り替えるようにしましょう。
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