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オクラの賞味期限を状態・保存法別で解説。日持ちさせる方法とは?

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オクラの賞味期限を状態・保存法別で解説。日持ちさせる方法とは?

オクラなど野菜には賞味期限の記載がないので、どれぐらい日持ちをするのか判断が難しいですよね。本記事ではオクラの賞味期限について保存法別に詳しく解説します。

オクラに賞味期限表示の義務なし

オクラを含む野菜や果物などの生鮮食品には、賞味期限や消費期限の表示の義務はありません(一部例外あり)。

そのため、オクラはいつまで食べられるのか迷うことがあります。オクラはそこまで長持ちする野菜ではありませんが、保存方法によっては最大で1ヶ月保存することができます。

今回は、オクラがどのくらい日持ちするかを保存方法別にご紹介しますのでぜひ参考にしてください。

<消費期限と賞味期限の違い>

消費期限・・・定められた方法で保存した場合において、腐敗などの品質の劣化に伴い安全性を欠くおそれがないと認められる期限を示す年月日。開封前の状態で保存すれば、食品衛生上の問題が生じないと認められるもの。そのため、消費期限を過ぎた食品は食べるべきではない。急速に品質が劣化しやすい食品に表示される。


賞味期限・・・定められた方法で保存した場合において、期待されるすべての品質の保持が十分に可能であると認められる期限を示す年月日。賞味期限を超えた場合でも品質が保持されることもある。そのため、賞味期限を過ぎた食品は必ずしもすぐ食べられなくなるわけではなく、消費者自身で判断する必要がある。比較的品質が劣化しにくい食品に表示される。

出典:食品の期限表示について(農林水産省・厚生労働省)

オクラを保存するときの下処理

オクラの頭はつけたまま保存する

オクラを保存するには頭をつけたまま保存する

オクラを保存する際は、オクラの頭の部分を切り落とさないようにしましょう。

頭を取った状態で茹でてしまうと、オクラの中に水分が入ってしまい水っぽくなってしまいます。また、ビタミンCなどの水溶性成分が流出してしまい栄養価が下がってしまいます。

茹でずに保存する場合も、乾燥を防ぐためにそのままの状態で(カットして保存する場合を除く)保存するのが基本です。

保存前の下処理が必要

オクラを保存するには板ずりするといい

オクラを保存する場合、産毛を取ってから保存する方がベターです。産毛があることによって、オクラの味が落ちやすくなるためです。また産毛を取ることで食感も良くなります。産毛は下記の方法で簡単に取ることができます。

  1. ガクとヘタの先端部分を取る
  2. オクラをまな板に横になるように並べ、塩を適量ふって手のひらでゴロゴロ転がす(板ずり)
  3. 水洗いししっかりと水けを取る

ガクとヘタの先端部分は切りますが、オクラの頭の部分を包丁でカットするのは避けましょう。

オクラの賞味期限【保存法別】

冷蔵なら賞味期限は1週間

オクラのヘタの部分を水につけて冷蔵方法すると鮮度をキープしやすい

オクラは水につけた状態であれば冷蔵で1週間保存可能です。

ビンに少量の水(オクラの先が浸かるくらい)を入れ、下処理(上記参照)をしたオクラを下向き(ヘタの部分が下になるように)入れます。ビニールもしくはラップをかけ輪ゴムで止め、冷蔵室で保存します。

保存中は2日に1回ほど水を入れ替えます。水につけて保存することで乾燥するのを防ぐことができますが、長くつけていると水溶性の栄養素が流出してしまうのでなるべく早めに食べ切ることを推奨します。

冷凍なら賞味期限は1ヵ月

オクラをさっと茹でてから冷凍用保存袋に入れて冷凍する

オクラは冷凍で1ヵ月保存可能です。

実はオクラは冷凍保存するのが◎。保存期間が長くなるだけでなく、冷蔵しても食感と味が生のオクラとそこまで変わらないので、美味しく食べることができます。

冷凍保存には直接冷凍する(ダイレクトフリージング)と、茹でてから冷凍する(ブランチング)の2つの方法があります。

どちらの場合も賞味期限は1ヵ月ですが、家庭用冷凍庫では急速凍結(瞬間冷凍)ができないため、生のまま直接冷凍すると、味や食感が悪くなり、変色もします。茹でることでそれらを防ぐことができるのでおすすめです。ただし茹でることでオクラに含まれる水溶性成分が流出するというデメリットもあります。茹でる場合はさっと固めに茹でるのがポイントです。

茹でたオクラをカットしてから冷凍保存することもできる

下処理をしたオクラをさっと茹でます。その後冷まし、水気を拭いてから小口切りをしてチャック付きビニール袋に入れて冷凍する方法もあります。

この場合は、オクラを薄く広げるのがポイントです。使いたい分だけ取り出すことができるので便利です。

茹でてカットし冷凍したオクラは、凍ったまま汁物に加えたり、炒め物の具材として使うとよいです。また、そのまま納豆やそうめんなどのトッピングや和え物にするのもおすすめです。

乾燥なら賞味期限は1ヵ月

乾燥させたオクラは密閉容器に入れて常温または冷蔵で1ヶ月ほど保存可能です。

野菜は干すことで保存期間が伸びるのはもちろんですが、栄養価が高まる、甘みが増す、噛みごたえが増す(いつもとは違う食感が楽しめる)、かさが減るのでたくさん食べられる(その分栄養が取れる)などのメリットがあります。

オクラを乾燥させる方法は、天日干し、オーブン、レンジがあります。

オクラを縦半分に切ってからザルに広げ天日干しする

乾燥方法で一番おすすめなのは天日干しです。

冷蔵や冷凍保存時と同様に、下処理をし産毛を取ります。しっかり水けを拭いてから縦半分に切って天日干しをします。約2〜3日干すと乾燥します。乾燥したオクラは密閉容器に入れ常温または冷蔵で保存します。

天日干しするのは、晴天の午前10時から午後3時までの時間帯がおすすめです。

オーブンを使ってオクラの水分を飛ばすこともできる

オーブンを使うと、短時間で乾燥させることができます。天板の上にクッキングシートを敷き、天日干しと同様に下処理をし水けと取ったオクラを縦半分に切りオーブンに並べます。100〜110℃で20〜30分を目安にしましょう。

乾燥が足りない場合はさらに加熱します。

電子レンジを使えば短時間でオクラの水分を飛ばし乾燥させることができる

電子レンジを使えばもっと簡単に乾燥させることができます。上2つ同様に、ヘタとガクをとってから、板ずりをします。その後水洗いをして、水けを拭いてから縦半分に切ってペーパーを敷いた耐熱皿に並べます。600Wで5〜8分を目安にしましょう。

電子レンジでの乾燥は時短で便利ですが、葉が焦げたり燃えたりする場合があるので、こまめに確認しながら乾燥させましょう。

漬け物なら賞味期限は2週間

オクラは漬物にすると冷蔵で2週間ほど保存可能です。

漬物にすることで、食材を酸素から遮断し酸化を防ぎ、微生物の繁殖も防ぎます。大量消費にもおすすめです。オクラは酢漬けや醤油漬けにして保存することができます。

オクラをさっと茹でて酢ダレに漬けて冷蔵保存すれば2週間ほど日持ちする

下処理をしたオクラをさっと茹で水けを取ります。オクラを密閉容器に入れ、酢150ml、塩小さじ1、テンサイトウ大さじ1で作った漬けだれをひたひたになるように注ぎます。蓋をしっかり閉めて冷蔵庫の冷蔵室で保存します。

オクラは酢と合わせることで血糖値を下げる効果が倍増します!オクラがネバネバするのは、主に水溶性繊維「ペクチン」によるものです。ペクチンには血糖値を下げる働きがあるとされます。

さっと茹でたオクラを醤油ダレにつけて冷蔵保存すれば2週間ほど日持ちする

下処理をしたオクラをさっと茹で水けを取ります。密閉容器にオクラを入れ、しょうゆ:酒:みりん=1:1:1の割合で作った漬けだれを、オクラがひたひたになるくらいまで漬けます。蓋をしっかり閉めて冷蔵庫の冷蔵室で保存します。

保存用なのでそのまま食べると味が濃いですが、サラダのトッピングにて他の野菜と一緒に食べると◎。

オクラの賞味期限【状態別】

生のまま丸ごと冷蔵の賞味期限は3日〜4日

オクラが乾燥しないようにキッチンペーパーに包んでポリ袋に入れてから冷蔵方法する

オクラを水につけずに生のまま丸ごと冷蔵する場合の賞味期限は3日〜4日です。

オクラを生のまま丸ごと冷蔵保存する場合は、オクラが乾燥しないように、数本まとめてキッチンペーパーで包み、ポリ袋に入れて野菜室で保存します。

生のまま丸ごと冷蔵庫で保存する場合は、水につけて保存するよりも痛みやすく日持ちしませんので、すぐに使い切るようにしましょう。

調理して冷蔵の賞味期限は2日〜3日

和え物にしたり焼き浸しにするなど、調理をした状態だと、冷蔵で2日〜3日程保存可能です。ただし、オクラに限らず、調理をした状態での冷蔵保存は痛みやすいので、2日〜3日を目安に早めに食べきることが大切です。

調理したオクラから酸っぱい匂いがするなど異常が見られる場合は、腐敗している可能性が高いので破棄しましょう。

オクラを日持ちさせるコツ

低温や乾燥に注意

オクラは暖かい地域で育つ野菜ですので、寒さに弱いです。冷やしすぎてしまうと低温障害を起こしやすくなります。低温障害とは、冷蔵保存に適さない野菜や果物を冷蔵保存した時に出る障害のことで、変色したり腐敗が進みます。

またオクラは乾燥・多湿にも弱い野菜です。湿度が高すぎても傷む原因となりますので、ある程度の湿度を保って保存することが長持ちするポイントです。

オクラの保存最適温度は10℃前後といわれています。冷蔵で保存する場合は冷えすぎない野菜室で保存するようにしましょう。

出典:野菜の最適貯蔵条件(農研機構)

常温保存はNG

上記で解説した通り、オクラの保存最適温度は10℃前後といわれています。オクラの旬である夏は室温が高く10℃以上になってしまいますので、常温での保存は向きません。

オクラは傷むのが早いので、常温で保存してしまうとすぐに腐ってしまいます。そのためオクラは、すぐに食べる時以外を除いて冷蔵または冷凍での保存が基本となります。

新鮮なオクラを購入する

当たり前ですが、新鮮なオクラを購入することで、少しでも長く保存することができます。新鮮なオクラには下記のような特徴があります。

  • 青々としている

  • ヘタの切り口がみずみずしい

  • しっかりと太っているもの(ただし太すぎるものは苦みが強く味が落ちているためNG)

  • ガクにとげがある

  • びっしりと産毛で覆われているもの

  • すじが白いもの

  • 角がはっきりしたもの

食べられないオクラの特徴

オクラが腐っている場合、下記でご紹介するような状態になります。このようになったオクラは腐っている可能性が高いので、食べずに廃棄しましょう。

見た目

腐ったオクラの見た目の特徴は下記の通りです。

  • カビが生えている

  • 溶け出している

  • 茶色い液体が出ている

  • 中身まで茶色く変色している

表面に白いホコリのようなものがついているときは白カビ、黒い斑点が一箇所にまとまって黒く変色しているように見える箇所がある場合は黒カビが生えている可能性があります。じゃがいもなどの固い野菜の場合は表面にカビが生えていても中まで侵食していなければカビが生えている部分を取り除けば食べることができるといわれていますが、カビはカビ毒を発生させて下痢や嘔吐などの中毒症状を起こす可能性があります。オクラの場合は目に見えない部分までカビの胞子が入り込んでいることもあるため、破棄しましょう。

また、見るからに溶け出している部分があったり茶色っぽい液体が出てきてしまっているようであれば腐敗している可能性が高いです。表面だけではなく中身まで全体的に茶色く変色している場合も腐敗が進んでいる状態なので破棄してください。

臭い・味

腐ったオクラの臭いや味の特徴は下記の通りです。

  • 酸っぱい匂い・味

  • 生ゴミ臭

  • カビ臭い

酸っぱい臭いや味がする場合や、生ゴミのような臭いがする場合は腐敗している可能性が高いです。

オクラに限らず食材は腐敗すると、多くのバクテリアが活動し酢酸発酵することが多いので酸っぱい臭いがしたり酸っぱい味がします。この現象は味噌や醤油といった発酵食品にも起きていますが、発酵とは異なり次第に味や臭い、形が崩れるなど食材が変化していく現象はあるときに「腐敗」とよばれます。あきらかにいつもとは異なる酸っぱい味や生ゴミのような異臭がする場合は食べずに破棄するようにしましょう。

また、カビが生えていないように見えてもカビ臭さを感じる場合は見えない部分にカビの胞子が入り込んでいる可能性があります。カビには様々な種類があり、墨汁のような臭いを感じさせる「2-メチルイソボルネオール」や土臭さや泥臭さを感じさせる「ジェオスミン」といった代表的な悪臭を放つ種類がいます。また、カビ自体は臭いを感じさせる成分を出さない種類もいますが、カビ自体が臭いを出さなくてもカビの餌になる物質がカビの作用によって変化することで発生する臭いなどで、人に「カビ臭い」と感じさせます。心配な方は破棄するのが無難です。

触感

腐ったオクラの触感の特徴は下記の通りです。

  • ぶにょぶにょしていて柔らかい

  • 表面にぬめりがある

オクラは乾燥などが原因で水分が抜けるとしなしなになってしまうことがあります。水分が抜けてしなしなになっているだけであれば腐敗しているわけではありませんが、完全に水分が抜けている状態や触っただけで指の後が残るぐらい柔らかくなってしまっている場合は腐敗しています。

また、オクラは元々ぬめりがある野菜ですが、カットしてもいないのに表面にまでぬめりが出てしまっている場合は腐敗しているので破棄しましょう。

オクラの大量消費レシピ

オクラの大量消費におすすめのレシピをご紹介します。

Filyのレシピはすべて小麦粉、乳製品、白砂糖不使用です。

オクラの酢照り焼き

オクラの酢照り焼き

甘辛い味に酢を加えたさっぱりとした味わいのひと品です。

たれを加えたら、絡めながら煮詰めましょう。

オクラの酢照り焼きのレシピはこちら

オクラと長芋のおろしあえ

オクラと長芋のおろしあえ

淡泊な野菜に、しらすのほどよい塩けがよく合います。

ご飯にかけて食べても美味しくいただけます。

オクラの長芋のおろしあえのレシピはこちら

オクラの肉巻き

オクラの肉巻き

丸ごと使うオクラの歯ざわりが◎。照り焼きだれがごはんによく合います。

豚肉の巻き終わりを下にして焼きましょう。

オクラの肉巻きのレシピはこちら