春の日本の野山に芽吹く筍ですが、どんな美容効果があるかご存知ですか?筍に期待できる美肌やアンチエイジングの効果について、本記事では深掘っていきます。
食事から摂取された糖質は、酵素の働きで分解されてエネルギーに変わります。この酵素を働かせるために必要な補酵素の役割をするのがビタミンB1です。日本人は昔から米を主食としているので、ビタミンB1が不足している人が多いです。ビタミンB1をしっかり摂取することで太りづらくなりダイエット効果が期待できます。
ビタミンB2は動物性食品に多いビタミンですが、植物性食品にもわずかに含まれています。ビタミンB2は炭水化物(糖質)、脂質、たんぱく質の三大栄養の分解に働きます。特に脂質の代謝を助けます。そのため太りにくい身体づくりに効果が期待できます。ビタミンB2が不足すると、脂質が体内に蓄積されやすくなるため、太りやすくなり、ニキビが増える原因のひとつになります。
ビタミンB2は別名「発育のビタミン」ともよばれています。これはたんぱく質の合成を助けて、皮膚や髪、爪などの細胞の再生と新生をサポートするためです。
ビタミンB2は老化や生活習慣病の原因となる過酸化脂質を消去する働きにも関わりがあります。過酸化脂質とは、不飽和脂肪酸が活性酸素などにより酸化されてできる物質のことです。ビタミンB2は過酸化脂質を分解する酵素の働きを助けます。
ビタミンEには強い抗酸化作用があります。
細胞膜にはビタミンEや不飽和脂肪酸が存在しています。不飽和脂肪酸は酸化されると過酸化脂質になり、細胞を破壊します。ビタミンEは自らが酸化されることで、過酸化脂質の生成を抑えます。この働きは老化の予防につながるといわれています。
ビタミンEは血液中のLDL(悪玉)コレステロールの酸化も抑える働きがあり、酸化によって進行する動脈硬化の予防にも役立つといわれています。
ビタミンEには末梢血管を拡張させて血行をよくする働きもあります。血行障害によって起こる肩こりや冷え性などを防ぎます。血行がよくなると肌も明るくなり、若々しい見た目になります。
カリウムは98%が細胞内液に存在し、心臓機能や筋肉機能の調節、細胞内の酵素反応の調節など、様々な効果があります。腎臓でナトリウムが再吸収されるのを抑制し排泄を促進する働きがあるため、血圧を正常に保ちます。また、心臓や筋肉を動かし、熱中症やむくみの予防、また不要な老廃物を体外へ出す働きもあります。
アスパラギン酸は非必須アミノ酸のひとつで、その名の通りアスパラガスから発見されたアミノ酸です。新陳代謝を活発にし角質の水分を保持してくれるので、肌の保湿効果もあります。そのため化粧品にも使われています。
また、アスパラギン酸はカリウムやマグネシウムを細胞に取り込みやすくし、クエン酸回路を円滑に回すことで乳酸をエネルギーに変換して、疲労回復の働きをしています。さらには人間の体液のバランスを整えたり、アンモニアを解毒して肝臓の負担を減らす働きもあります。肝臓が元気だと、代謝機能がアップしたり血中コレステロール値を調整するので、健康的な身体づくりに繋がります。
食物繊維は腸内の善玉菌のエサになり、便のカサを増やし、適度な水分を保つことで、便秘の予防・改善、腸内環境を整えます。腸内環境を整えることは痩せやすい身体づくりに大切だといわれています。
また、便秘の予防・改善はコレステロールのコントロールにもつながります。さらに血糖値の急激な上昇を抑えてくれる効果もあるため、ダイエットや糖尿病の予防にもつながります。他にも免疫やうつ病、脳とも関連があることが近年の研究で明らかになってきています。
チロシンは、神経伝達物質の原料となる非必須アミノ酸の一種で、チーズから発見された成分です。苦味を感じる成分として、果物に多く含まれています。
髪の毛や皮膚の黒色色素であるメラニンの材料にもなるため、チロシンが不足すると白髪の原因にもなります。ただメラニンは人を紫外線から守る働きがありますが、増えすぎるとシミやそばかすが濃くなる原因にもなるので注意が必要です。
可食部100gあたり
エネルギー...30kcal
水分...89.9g
たんぱく質...3.5g
炭水化物...5.5g
脂質...0.2g
食物繊維...3.3g
糖質は1.5gです(炭水化物から食物繊維を引いた値)。ゴーヤは水分が多く、カロリーが低くなっています。
トマト:糖質3.7g、20kcal
ピーマン:糖質2.8g、20kcla
じゃがいも:糖質8.4g、59kcal
西洋かぼちゃ:糖質17.1g、78kcal
です。たけのこは低糖質で、カロリーも低めであるのが分かります。
ちなみにごはん(白米)の糖質は100gあたり35.6g、カロリーは156kcalとなっています。チョコレートの糖質は、ミルクチョコレートの場合100gあたり51.9gで550kcalにもなります。
たけのこのえぐみの原因はシュウ酸とホモゲンチジン酸です。シュウ酸はたけのこが生長して竹になるとなくなる物質です。ほうれん草やチョコレートにも多く入っていることで有名です。結石の原因になるので摂り過ぎに十分注意する必要があります。ホモゲンチジン酸は体に害はないとされています。たけのこを茹でるとアクが出てきますよね、これがえぐみの正体です。
ホモゲンチジン酸はアミノ酸の一種チロシンからなり、難水溶性です。水に溶けないことはないですが、なかなか溶けない厄介な物質です。皮の繊維を柔らかくする、水の温度をあげる、長く水につけることで溶解度を上げます。たけのこの下茹でにかなり長い時間がかかるのは、このホモゲンチジン酸が原因です。
たけのこ下ごしらえ(茹で方・アク抜き)の方法はこちらの記事で詳しく紹介しています。
ビタミンCには、ビタミンEの抗酸化作用を持続させる作用があります。そのため、ぜひ一緒に摂取したい栄養素です。ビタミンCが豊富な野菜にはピーマンやブロッコリー、果物ならアセロラやキウイフルーツがあります。
チロシンは糖質と一緒に摂ると吸収率がアップします。なので、たけのこを食べるときは、ご飯をしっかり食べたり、食後にフルーツを食べるといいでしょう。チロシンにはうつ状態を改善したり、白髪予防にもなります。たけのこご飯は、理にかなっていることがわかりますね。たけのこの栄養をより体内に吸収してくれます。
たけのこには亜鉛が含まれますが、ビタミンAはその亜鉛の吸収を高めてくれます。そして亜鉛はビタミンAの働きを助けるため、相乗効果が期待できます。
抗酸化作用の効果アップが期待でき、筋組織の修復にも効果的です。ビタミンAが豊富な食べ物には、レバーやほうれん草、人参などがあります。
腸内環境を整えるには、腸内の善玉菌の活動を活発にすることと、善玉菌の数と種類の増やすことの両方が大切です。たけのこに含まれる食物繊維は、食物繊維は胃や小腸で消化・吸収されずに大腸まで到達し、善玉菌の活動を活発にするエサになります。発酵食品の効果は個人差が大きいですが、善玉菌の数と種類を増やすのに貢献します。そのため、たけのこを味噌や納豆、漬物と一緒に摂ると整腸作用が期待できます。
最後に、たけのこのおすすめレシピを紹介します。
Filyのレシピはすべて小麦粉・乳製品・白砂糖不使用です。
たけのこの水煮でつくる簡単たけのこご飯です。前述した通り、たけのこに含まれるチロシンは糖質と一緒に摂ると吸収率がアップします。
たけのこ玄米ご飯のレシピはこちら
旬のたけのこに、ちくわの旨みとボリュームをプラス。常備菜やお弁当のおかずにもおすすめのひと品です。煮汁がなくなるまでしっかり炒め煮し、味を含ませましょう。
ちくわとたけのこのきんぴらのレシピはこちら
手羽元としいたけの旨みがたけのこに染み込み美味。食べごたえ満点のひと品です。夕飯の主菜にどうぞ。たけのこに含まれるビタミンCによって、鶏肉に含まれるたんぱく質がコラーゲンになり、美肌効果が期待できます。
鶏とたけのことしいたけの煮物のレシピはこちら
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