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トースターなしでコロッケをサクサクに温め直す方法とは?

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トースターなしでコロッケをサクサクに温め直す方法とは?

コロッケの温め直しはトースター以外にはどのような方法で温め直しができるでしょうか。この記事ではコロッケを温め直す様々な方法や、サクサク感を取り戻して温め直すコツなどを解説します。

コロッケの温め直しはトースター以外なら何がおすすめ?

コロッケはトースター以外ならどのような方法で温めることができるのでしょうか。

そもそもトースターにはどのようなメリットがある?

コロッケの温め直しでは、トースターで温め直すとサクサクで美味しく温め直せると言われています。

これは、トースターが熱源を使って温める仕組みであり、コロッケを外側からじんわりと包み込むように温めることができるため、温めムラが生じにくく、余分な油や水分を落としやすいためです。

また、オーブンやグリルよりも庫内が狭いので温まりやすく、比較的短い時間で温め直すことができます。

トースターに近いのはオーブンやグリル

コロッケをグリルで温め直す

トースターに近い温め方を持つ方法ではオーブンやグリルが挙げられます。どちらもヒーターや直火などの熱源でコロッケを直接温める方法であり、コロッケをムラなく温め直せます。

ただし、トースターより火力が強いので調整が難しく、使い方にもコツが必要なのでトースターのような利便性に欠けるとも言えます。

フライパンは使い勝手が良く温め直すのも簡単で、直火で温めるのでこんがりと温め直せるものの、フライパンに接している面しか温められず、より時間がかかるのが難点です。使い終わった後の洗い物も大変です。

電子レンジだけではうまく温めにくい

食品に簡単に火を通せる電子レンジですが、コロッケを温め直すのに使う場合、温めムラが起きやすいのでやや不向きです。ただし、近年ではコロッケも電子レンジで温めるだけで解凍できる製品も販売されています。

電子レンジを使う場合、オーブンやトースター、フライパンと併用することでサクサクで美味しい状態に温め直すことができます。

揚げ直しはNG

一度揚げてから時間が経ってしまったコロッケはもう一度揚げればまたサクサクになりそうですが、揚げ直すのはNGです。一度揚げてしまっているので揚げ直すと焦げてしまいやすく、仕上がりも固くなって油っぽくなります。油をまたたくさん用意するのもとても手間がかかりますよね。

作り置きする場合は後述の通り、揚げる前の状態で冷凍保存するのがおすすめですが、残り物などを温め直す場合はオーブンやトースターで温め直すのがおすすめです。

コロッケを美味しく温め直すポイント

まず、コロッケを美味しく温め直すコツについて解説します。

サクサクにするには油を落とすのが重要

揚げ物をサクサクに温め直すには、余分な油を落とす必要があります。油が残っているとべちゃっとしてしまい、サクサク感がうまく取り戻せません。

油を落とすにはキッチンペーパー(キッチンタオル)を活用するのがおすすめです。温める前にキッチンペーパーで軽く表面を拭くだけでも油が落ちます。

電子レンジで温める際にもキッチンペーパーを敷いたお皿にコロッケをのせて温めると、コロッケから油が落ちやすくなります。ただし、キッチンペーパーは高温で熱するオーブンやトースターでは燃えてしまうので使用は避け、アルミホイルやクッキングシートを使いましょう。

アルミホイルやクッキングシートは使うべき?

オーブンやトースターでコロッケを温め直す際はアルミホイルやクッキングシートを活用しましょう。

油が落ちた際の受け皿になり、使い終わったらそのまま捨てるだけなので使い方も簡単で、お掃除の手間も省けます。フライパンを使って温め直す場合でも洗い物の手間を減らすことができます。

ただし、グリルを使う場合はアルミホイルを使いましょう。高火力のグリルではクッキングシートは燃えてしまう危険性があり、とても危険です。

また、アルミホイルを電子レンジで使ってはいけません。電子レンジでアルミホイルを温めると、アルミホイルの表面にある電子がマイクロ波によって放電し、火花が発生して発火することもあるのでとても危険です。電子レンジの故障にも繋がるので絶対に避けましょう。

冷凍していたらまずは解凍を

一度揚げたコロッケを冷凍していた場合、まずは食べる前日に冷蔵庫に移して解凍しておきましょう。凍ったまま温めるとムラが生じてしまい、うまく温め直すことができません。

冷蔵庫での解凍を忘れていた場合は電子レンジの解凍機能を使うか、500~600Wの設定で5分程度温めましょう。大きさによっては十分に解凍できなかったり、破裂してしまったりすることもあるので、時々電子レンジの中の様子を確認しながら温めましょう。

コロッケの温め直し方【おすすめ】

出来たてではなく、時間が経って油っぽさやパサパサ感が際立ってしまっているコロッケは、衣のサクサク感を復活させると時間の経過による味の劣化が気になりにくくなります

まず水を吹きかける

コロッケの表面に水をかけてキッチンペーパーで水けを拭き取る

おすすめなのが、コロッケの表面に霧吹きで水をかける方法です。霧吹きがない方はコロッケを弱く流した水道水にさっとくぐらせ、キッチンペーパーで表面をさっと拭いてから温めてみてください。

水をかけることで温めた時に衣から余分な水分を逃げやすくなり、香ばしさをアップさせつつサクサク感を復活させることができます。

次に電子レンジで加熱

電子レンジで加熱する

電子レンジであらかじめ温めることで内側まで温まりやすく、まるで出来立てのようなコロッケが楽しめます。1分程度温めて常温より少し温かい程度の温度にしておきましょう。

一度にたくさんの個数を温めているなどの場合に温め足りないと感じたら、30秒程度時間を追加して温めてみてください。

最後にオーブンorトースターで加熱

電子レンジで加熱したコロッケをオーブンまたはトースターで加熱するとサクサクに仕上がる

オーブンやトースターは包み込むように火を通すことができ、温めムラが少なく、サクサクに温め直せます

電子レンジで温めたコロッケを200℃~250℃の設定で2分温めましょう。温め足りないと感じた場合は30秒程度時間を追加して温めてみてください。

グリルでもOK

コロッケはグリルで温め直してもOKです。ただし、グリルは火力が強いので一番弱い設定にしないとすぐに焦げてしまいます

グリルにアルミホイルを敷いて並べ、一番弱い設定で1~2分温めましょう。外はカリカリで中はホクホクのコロッケが楽しめます。加熱時間は短いので、具材の発火を防ぐための水を入れる必要はありませんが、心配な方は少しだけ入れると良いでしょう。

コロッケの温め直し方法【その他】

コロッケを温め直すいろいろな方法を解説します。簡単な方法は上手く温められないことが多いです。

電子レンジのみ

コロッケを電子レンジで温め直す

電子レンジはコロッケを温め直すのに使う場合、前述の通り、温めムラが起きやすく、油が落ちにくいのでやや不向きです。ただし、近年ではコロッケも電子レンジで温めるだけで解凍できる製品も販売されています。

電子レンジを使う場合、サイズによって必要な時間は前後しますが、500~600Wの設定で1~2分温めましょう。温め足りていないと感じたら少しずつ時間を追加して温めてみてください。ただし、温めすぎると破裂することがあるので要注意です。

すでに言及している通り、電子レンジはオーブンやトースター、グリルを併用することで美味しく温め直すことができます。

オーブンのみ

オーブンのみを使う場合、すでに説明した通り温めムラが少なく、サクサクに温め直せますが、内側まで温めるのにかなり時間がかかってしまい、外側を焦がす失敗が起きやすいです。

温める場合、200℃~250℃の設定で5~10分温めましょう。温め足りないと感じた場合は1分程度時間を追加して温めてみてください。

グリルのみ

コロッケはグリルで温め直すと美味しく温め直せますが、グリルでは焦げやすく、内側までしっかり温め直すのが難しいです。

グリルのみを使う場合は、アルミホイルを敷いて並べ、一番弱い設定で2~3分温めましょう。加熱時間は短いので、具材の発火を防ぐための水を入れる必要はありませんが、心配な方は少しだけ入れると良いでしょう。

オーブンやトースター以上にうまく温めるのが難しいので、すでに紹介した電子レンジとの併用による温め直しがおすすめです。

フライパン

コロッケをフライパンで温め直す

コロッケはフライパンを使って温め直すこともできます。大きめのフライパンを使えば一度にたくさん温め直すこともできます。ただし、前述の通り、フライパンに接している面しか温まらず時間もかかるので、オーブンを使える方はそちらがおすすめです。

フライパンだけを使うと中まで火を通すのにかなり時間がかかるので、電子レンジで1分程度温めてからフライパンで温めましょう。電子レンジで温めたら油を引かずにフライパンに並べ、中火(フライパンの底に火が届かない程度)で両面を2分ずつ焼きましょう。

ノンフライヤー

ヘルシーに食品を揚げることの出来るノンフライヤーはコロッケの温め直しにも使えます。余分な油を落とすことができ、サクッと軽いカリカリな食感が手軽に楽しめます。

サイズにもよりますが、150度の設定で5~8分加熱してみてください。温めましょう。

コロッケのリメイク・アレンジ

残り物や作り置きのコロッケはリメイクやアレンジもおすすめです。

グラタン・ドリア

コロッケのリメイクで人気なのがグラタンやドリアにリメイクして食べる方法です。ホワイトソースやマヨネーズ、チーズなどをのせて電子レンジやオーブンなどで焼けばごちそう感のある一品に仕上がります。

マカロニやパンを入れたグラタンと、ご飯と合わせるドリアのどちらもおすすめです。ブロッコリーやにんじんなどを加えれば栄養バランスはもちろん、見た目も鮮やかになります。

オムレツ

コロッケを卵でとじてオムレツ風にするのもおすすめです。卵を半熟に近い状態で仕上げればパサパサ感はより気になりにくくなります。

ケチャップでも美味しいですが、ソースを工夫してみるのもおすすめです。デミグラスソースやホワイトソースをかけてみても美味しいです。

卵とじどんぶり

コロッケを卵でとじてカツ丼風に仕立てた卵とじどんぶりも美味しいです。コロッケを和風の味付けにした煮汁で軽く煮込めば味が良く染み込んでパサつき感を感じさせないジューシーな仕上がりになります。

煮込みすぎると崩れてしまいますが、崩れてしまえばより味が染み込みますし、卵でとじるので食べにくさもそれほど気になりません。

そば・うどんにトッピング

駅構内などにある立ち食いの蕎麦屋などで定番のコロッケトッピングそばを試してみるのもおすすめです。そばのめんつゆをコロッケが吸い込み、美味しさがぐんとアップします。

コロッケがつゆを少し吸った状態と吸いきってひたひたになった状態のどちらが好みかで分かれます。どちらが好みか試してみるのもおすすめです。

コロッケの保存のポイント

常温保存は危険です。必ず冷蔵庫または冷凍庫で保存しましょう。

冷蔵のポイント・保存期間

コロッケを冷蔵する場合はラップで1個ずつ包み冷蔵用保存袋に入れる

コロッケを冷蔵保存する場合、揚げる前・後の状態を問わず、1個ずつラップで包んだ上で保存容器(タッパー)または保存袋(ジップロック)に入れて保存しましょう。空気に触れる部分を減らすことで鮮度が長持ちします。

保存場所はドアの開閉による温度変化を受けにくい冷蔵庫の奥の方や、チルド室またはパーシャル室がおすすめです。保存期間は2日間です。夏場は傷みやすいので、翌日には食べることをおすすめします。

冷凍のポイント・保存期間

コロッケを冷蔵する場合はラップで1個ずつ包み冷凍用保存袋に入れる

揚げたコロッケは冷凍すると解凍時に衣の水分が飛んでしなしなになりやすく、美味しさが損なわれてしまいます。揚げたものは冷蔵庫に入れて保存期間内に食べきることをおすすめします。

揚げる前の状態のコロッケを作り置きとして保存するなら冷凍がおすすめです。衣を付けてから保存すれば一度解凍して衣を付け直す手間もなく、そのまま揚げることができるので簡単です。衣をつけずに冷凍すると、解凍後に衣がつきにくくなり、失敗しやすいので避けましょう。

コロッケを冷凍する際は、まず金属トレーに並べて急速冷凍しましょう。急速冷凍によって美味しさをキープすることができます。金属トレーがない、急速冷凍しないという方はスキップして次の手順から保存しましょう。

急速冷凍が完了したら一つずつラップに包みましょう。その上からさらにジップロックなどの保存袋に入れて保存すると空気に触れる部分を減らすことができ、劣化を防ぐことができます。

冷凍するとじゃがいもは食感が悪くなると言われがちですが、コロッケの場合はじゃがいもをマッシュしているので食感の変化は起きにくく、冷凍前とほとんど差はありません。作り置きしておけば揚げるだけでいつでも出来たてのコロッケを楽しむことができ、とても便利です。

冷凍保存したものは1ヶ月以内に食べましょう。長期間保存すると劣化が進んで美味しさも損なわれていくので、美味しく食べたい方は2週間以内に食べるのがおすすめです。

コロッケのレシピ

最後にコロッケの作り方をご紹介します。

Filyのレシピはすべて小麦粉、乳製品、白砂糖不使用です。

ポテトコロッケ

ポテトコロッケ

王道コロッケレシピをご紹介します。米粉や米粉のパン粉を使ったヘルシーなコロッケです。

お好みでケチャップなどと合わせてお召し上がりください。

ポテトコロッケのレシピはこちら

鮭コロッケ

鮭コロッケ

ほぐした鮭がたっぷり入ったコロッケ。鮭のうまみがにじみ出て、そのままでも美味しくいただけます。

鮭コロッケのレシピはこちら

カニクリームコロッケ

カニクリームコロッケ

グルテンフリー(小麦粉不使用)のカニクリームコロッケのレシピをご紹介します。手作りトマトソース のレシピも紹介します。

カニクリームコロッケのレシピはこちら