1. Fily
  2. Food
  3. Encyclopedia
  4. じゃがいもを洗う時のたわしの代用品。泥が取れる洗い方とは?

じゃがいもを洗う時のたわしの代用品。泥が取れる洗い方とは?

公開日

更新日

じゃがいもを洗う時のたわしの代用品。泥が取れる洗い方とは?

じゃがいもはたわしを使って洗うと綺麗に泥汚れを落とすことができます。本記事ではじゃがいもを洗うときのたわしの代用になるものを紹介します。

じゃがいもを洗うときにたわしを使う理由

じゃがいもを洗うときにたわしを使う理由は下記の通りです。

泥をしっかり落とせる

じゃがいもを洗うときに、たわしを使うと、泥汚れなどをしっかり綺麗に落とすことができます。

じゃがいもは土の中で育っているものを掘り起こして収穫しているため、土や泥がついています。スーパーなどで販売されているじゃがいもはある程度汚れを落としてから並べられていることも多いですが、それでも汚れはついていますし、農家直営店などは泥付きのまま販売していることもあります。

調理をする際はもちろん泥汚れは落としたほうが良いのですが、じゃがいもは芽の部分など表面に凹凸があるものが多いです。そのため凹凸の部分に泥汚れが入り込んでしまっていて綺麗にするのは難しいです。そこでたわしを使うと、なかなか落ちない泥汚れを綺麗に落とすことができます。

一般的にスーパーなどで販売されているじゃがいもの品種は男爵かメークインが多いです。男爵は特に表面に凹凸が多く汚れを落としにくいのでたわしを使うのがおすすめです。

新じゃがいもなら皮も剥ける

じゃがいもは長期保存できる野菜であるため、基本的には収穫してから貯蔵して1年中店頭に並べられます。
一般的に、春から初夏にかけて収穫され市場に出回るものを新じゃがといいます。

新じゃがは一般的に発売されているじゃがいもと比較して小振りで、皮が薄いのが特徴です。皮にも栄養素が含まれているので皮ごと食べるのが理想的ではありますが、土臭さを軽減したり残留農薬の懸念から剥いて調理をしたい場合もあるでしょう。

新じゃがであれば皮が薄いのでたわしを使って汚れを落とせるのと同時に、皮をむくこともできるので一石二鳥です。

たわしの種類

続いて、じゃがいもを洗うときにはどんなたわしが良いのか解説します。

おすすめはパームたわし

じゃがいもを洗うときにおすすめのたわしは「パームたわし」です。一般的によく使われている茶色いたわしです。

「パーム」とは、ヤシの実の繊維を意味し、正確にはココヤシの実(ココナッツ)から取り出した繊維を重ねて作られています。天然素材のたわしなので食品にも安心して使うことができます。天然素材であるパームは細かい毛がポロポロと抜け落ちてしまうことがあります。メーカーによって強度が異なるので、口コミなどを参考に抜けにくいものを選ぶと良いです。

汚れを落としたら、しっかりと洗い流しパームがついていないことを確認しましょう。

金たわし

金たわしを使ってじゃがいもを洗うこともできます。

金たわしは、鉄やステンレスを加工した金属製のたわしです。パームたわしとは異なり抜け落ちたりしないのがメリットです。

ただし、元々頑固な焦げつきや錆(さび)を落とすことに使われるほど高い研磨力があります。じゃがいもを傷つけてしまって、痛めたり風味を落としてしまうことがあるので力強くこすりすぎないようにしましょう。

また、金たわしの中には掃除用にクレンザーがついているものもあります。こちらは当たり前ですが使えないので注意してください。

グッズ

野菜を洗う専用のたわしも販売されています。

例えば、がんこ本舗が販売している「海をまもるキッチンブラシ」は、天然素材で作られている土付き野菜の泥落としや薄皮剥きに最適です。耐熱100℃で熱湯消毒可能なので衛生面的にも◎

近年では100円均一などでも、野菜を洗うのに最低なシリコンブラシなどが販売されています。手軽に購入できるのでぜひ試してみてください。

じゃがいもを洗う時のたわしの代用

じゃがいもを洗うときはたわしがなくても、他のもので代用可能です。たわしの代用におすすめなものは下記の通りです。

アルミホイル

たわしがないときには、アルミホイルで代用可能です。

アルミホイルで代用する場合は、アルミホイルを丸めてじゃがいもをこすります。丸めることでアルミホイルに凹凸ができて、落としにくい泥汚れを落としてくれます。

使ったアルミホイルはそのまま捨てられるので、用具を洗う手間も省けて時短になります。

スポンジ

スポンジを使ってじゃがいもを洗うこともできます。スポンジはたわしと比較して柔らかいので、表面を傷つける心配があまりありません。ただし、力強く擦ってしまうとやはり傷がついてしまうので、スポンジを使う際も優しくこすることが大切です。

また、スポンジを使う場合も衛生面には十分注意しましょう。普段食器を洗うのに使っているスポンジを使う場合は、こすったあとしっかり洗い流します。洗剤が残っていたりすると料理全体の味に影響してしまうことがあります。

ちなみに、食器用の中性洗剤は野菜の洗浄にも使えます。ただ、じゃがいもは流水で洗うだけでも十分汚れを落とすことができるので洗剤を使って洗う必要はありません。

メラミンスポンジ

メラミンスポンジを使ってじゃがいもを洗うことも可能です。

メラミンスポンジとは、メラミンフォームと呼ばれる素材からつくられた硬いスポンジです。洗剤を使わなくても汚れを落とすことができるスポンジとして注目を集め、近年では100円均一などでも手軽に購入することができます。

メラミンスポンジは密集した網目状の構造をしているため、じゃがいもの表面の汚れを削り落としてくれます。

ただし、メラミンスポンジの構造上じゃがいもの表面に傷ができてしまいます。また、水を含むと膨らむ性質があり、ボロボロと細かくなってしまうこともあります。じゃがいもにメラミンスポンジの一部が残ってしまい口に入ってしまうこともあるので十分注意が必要です。

じゃがいもの皮について

上記で紹介したように新じゃがは皮が薄いので、たわしなどの用具を使って洗えば簡単に剥くことができます。そもそもじゃがいもの皮は剥くべきかどうか解説します。

皮ごとの方が栄養を無駄にしない

じゃがいもの皮は剥かなくても食べることができます。

じゃがいもにはビタミンCやビタミンB1、カリウム、食物繊維などの様々な栄養が含まれており、皮の部分にも栄養がありますので、皮ごと食べることで、効率よく栄養を摂ることが可能です。

特に新じゃがの場合は皮が薄く皮ごとでも食べやすいので、皮ごと調理するのがおすすめです。

新じゃがの皮を守りながら泥を落とす方法

上述したように新じゃがの皮は薄いので、たわしやアルミホイルを使って泥を落とそうとするとどうしても皮まで剥けてしまいます。

皮ごと調理をしたい場合は、たわしなどは使わずに洗いましょう。

たわしなどを使わずに綺麗に泥を落とす場合は、しばらく水につけてから流水で洗うと良いです。水につけておくことで泥汚れがふやけるので、流水をあてながら手で優しくこすると綺麗に汚れを落とせます。