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麻婆豆腐の味変の調味料。ちょい足しで辛味・コク・風味をプラス!

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麻婆豆腐の味変の調味料。ちょい足しで辛味・コク・風味をプラス!

市販の麻婆豆腐の素や作った麻婆豆腐の味が何となく物足りない、いつもの味で飽きたということはありませんか。この記事では麻婆豆腐を味変する様々な調味料やリメイクの方法などを紹介します。

麻婆豆腐の味変のポイント

麻婆豆腐を味変する場合、多くの方は七味唐辛子やラー油などで辛くすることを思い浮かべるでしょう。ただし、辛くする以外にも風味を加えて香り豊かにしたり、コクを加えて奥行きのある味わいに変えたりすることもできます。

麻婆豆腐の味変①辛味を足すor抑える

麻婆豆腐の味変の定番は、七味唐辛子やラー油で辛味をプラスする方法です。四川風の麻婆豆腐作りで使われる花椒や、近いテイストの山椒を使えば、本場に近いテイストに味変もできます。

また、辛すぎる場合には酸味や甘みを加えることで辛味を抑えることもできます。マヨネーズやお酢を加えればさっぱりとして食べやすくなるので、食べていて味に飽きてきた場合にもおすすめです。

麻婆豆腐の味変②コクを足す

麻婆豆腐を食べていて味の濃さではない物足りなさを感じた場合、コクのある調味料を足してみると味に深みを出すことができます。

チーズを入れれば食べ応えをアップさせることができ、コチュジャンはコクと辛味をプラスできます。また、本格的な麻婆豆腐を作る際に使われる甜麺醤や豆鼓醤もおすすめです。

麻婆豆腐の味変③風味を足す

麻婆豆腐に食べ飽きた場合や、一風変わったテイストに変えてみたい場合、風味を足すことのできる調味料などを加えてみましょう。

ごま油や香味油で香りを変えるだけでも味わいのバランスが変わります。

麻婆豆腐を辛くする

麻婆豆腐に辛味をプラスできる調味料を紹介します。

七味唐辛子

七味唐辛子は辛味を足すトッピングでは定番ですね。辛いだけでなく、風味もプラスでき、味に深みも出ます。好みに合わせて一味唐辛子に変えてみるのも良いでしょう。
 
一味唐辛子は最初の香味野菜を炒めるタイミングで加えることで、麻婆豆腐にしっかりとした辛味を加えることができます。

ラー油

ラー油も中華料理によく使われる調味料で、ごま油などの植物油に唐辛子を加えて造られる香味油です。辛みと香ばしさを手軽に加えることができ、辛いもの好きな方に好まれています。

近年ではフライドガーリックなどのサクサク食感が楽しめる「食べるラー油」が人気で、食べるラー油を加えることで麻婆豆腐に食感の違いも生み出すことができます。

豆板醤

豆板醤は中華料理では定番の中国発祥の発酵調味料の1つです。主な原料はそら豆と唐辛子で、ピリッと辛く、しょっぱいテイストが特徴です。麻婆豆腐などの中国の四川料理はもちろん、韓国料理でもよく使われる調味料です。
 
旨味もたっぷりで、豆板醤・甜麺醤・豆鼓醬の3つがあればいつもの料理が本格的な中華料理に近づきます。

コチュジャン

韓国料理によく使われるコチュジャンも豆板醤の代わりに使われることがあります。豆板醤と同じ唐辛子を原料とする調味料ですが、コチュジャンはお米やもち米などを原料としています。そのため、炒めると焦げやすい特徴があります。
 
強い辛みがありますが、お米由来の甘みも感じられるテイストです。

花椒(ホアジャオ)

花椒(ホアジャオ)は、中国原産のミカン科サンショウ属の低木になる、しびれるような辛さとさわやかな香りが特徴的なスパイスで、主に四川料理で使われます。日本では四川山椒と呼ばれることもあります。
 
四川式の麻婆豆腐では必須のスパイスですが、日本で一般的なレシピの多くでは使われることは少なく、隠し味として使われることがあります。
 
ホールのままで売られていることもあれば、粗挽きまたは粉状に挽かれて売られていることもあり、近年では日本のスーパーで見かけることもあります。

山椒

山椒(サンショウ)は、日本原産のミカン科サンショウ属の低木になる小さな果実を乾燥させたスパイスです。
 
花椒とは同じ種類の木になる実から造られますが、花椒は熟した実を乾燥させて果皮のみを使用するのに対し、山椒は熟す前の果皮を粉末にして作られているため、さわやかな香りが特徴で、花椒のしびれるような辛味に比べると辛味はマイルドです
 
日本ではメジャーなスパイスであり、麻婆豆腐を作る際、花椒の代わりとして使われることがあります。

麻婆豆腐の辛味を減らす

辛くなりすぎた場合に辛さを誤魔化す調味料を紹介します。

マヨネーズ

マヨネーズは麻婆豆腐の辛味を抑える調味料として定番です。原料の卵のまろやかさとお酢のさっぱりさで麻婆豆腐がマイルドな口当たりになり、辛みが抑えられます。
 
ただし、風味が強めな分、入れすぎると味のバランスが崩れやすいので少しずつ加えるようにしましょう。

ケチャップ

保育園や幼稚園で出る麻婆豆腐はケチャップが使われていることが多く、一般の家庭でも、お子さん向けにおすすめです。ケチャップの甘酸っぱさが辛味を抑えてくれます。
 
ただし、洋風な風味が麻婆豆腐の味に大きな影響を与えてしまうため、美味しいものの、麻婆豆腐とは少し違う味になってしまうともいわれます。

お酢

お酢を入れることで辛さがマイルドになり、辛みを抑えることができます。隠し味にも使われることがあり、違和感なく溶け込んでくれます。中華料理には黒酢がとても相性が良くおすすめですが、黒酢がない場合は他のお酢でも大丈夫です。
 
ただし、入れすぎると味のバランスがおかしくなってしまうので注意しましょう。

蜂蜜(はちみつ)

大きなものを買うとなかなか使い道がなく、寒い時期には固まってしまいがちな蜂蜜ですが、麻婆豆腐に甘みを加える隠し味として使われます。
 
優しい甘みが特徴的で、コク深さもプラスできます。お子さんが食べる麻婆豆腐に加えるのもおすすめです。

メープルシロップ

カエデ科の木の樹木を煮詰めて造られるメープルシロップは、砂糖や蜂蜜に比べると甘さはやや控えめで、隠し味として使うのはもちろん、麻婆豆腐が辛いけど甘くしすぎたくはないという方におすすめです。
 
ちなみに、スーパーなどで見かける「ケーキシロップ」や「パンケーキシロップ」は、カエデの樹液由来ではないシロップをベースに、メープルシロップを配合するなどしてメープルシロップ風に調製したものです。

麻婆豆腐にコクをプラスする

コクをプラスして麻婆豆腐を奥行きのある味わいに変えることができます。

チーズ

チーズのせ麻婆豆腐は人気のレシピでもあり、チーズのうまみをプラスすることでこってりと食べ応えのある麻婆豆腐になります。チーズは牛乳などと同じくカゼインを含んだ食品なので、辛みを抑える効果も期待でき、まろやかな味わいも辛味を少し抑えてくれます。粉チーズは隠し味として使われることもあります。
 
粉チーズやスライスチーズを完成した麻婆豆腐の上にのせるだけでも良いですが、卵とチーズで麻婆豆腐を包むのもおすすめです。

焼き肉のたれ

野菜やフルーツなどの様々な旨味が凝縮された焼き肉のたれも隠し味におすすめです。味付けの時に何となく味が決まらないときに少し入れるだけでぐっと味がまとまることもあります。

入れすぎてしまうと味のバランスがおかしくなってしまったり、濃くなりすぎたりするので要注意です。

甜麺醤(テンメンジャン)

中華料理に欠かせない調味料の甜麺醤は、小麦粉、塩、麹などから造られるコクのある甘口の味噌です。日本の味噌は米や大豆を原料としますが、甜麺醤には米や大豆が使われていないため、独特の味わいです。
 
麻婆豆腐に使うことでコクを加え、本格的な味に仕上げることができます。

豆鼓醤(トウチジャン)

豆鼓醤(トウチジャン)も中国発祥の調味料の1つで、蒸した大豆を塩漬けにし、発酵させて干した「豆豉」に砂糖や醤油、油などを加え使いやすくペースト状にしたものです。日本の食品でいえば八丁味噌に近いテイストと言われます。
 
少し濃いめのしょっぱさと独特の旨みがあり、中華料理に風味やコクを出すために使われます。

卵黄

麻婆豆腐に卵黄をトッピングすることでまろやかなコクをプラスすることができます。舌触りが滑らかになり、辛みもマイルドになります。

卵黄も美味しいですが、温泉卵にしてもとろりとした食感を楽しむことができ、卵白も無駄にならないのでおすすめです。

麻婆豆腐に風味をプラスする

風味をプラスすることでテイストを変えて麻婆豆腐を楽しむこともできます。

ごま油、香味油

ごま油や香味油を麻婆豆腐にさっとかけて香りづけするだけで、香り豊かな麻婆豆腐になります。特に中華料理と相性の良いごま油は、サラダ油の代わりに香味野菜や豆板醤を炒めるのに使われることもあります。
 
香味油では花椒油やねぎ油、マー油などがおすすめです。

青ネギ

トッピングの定番の青ネギは、麻婆豆腐の彩りを良くし、シャキシャキとした歯ごたえも楽しめます。青ネギの少しピリッとする爽やかな風味が麻婆豆腐の美味しさをより一層引き立てます。
 
青ネギは他にも様々な料理のトッピングとして使えるので、冷蔵庫にストックしておくと便利です。甘みがあって風味が良い九条ネギを使うのもおすすめです。

柚子胡椒

柚子胡椒は、唐辛子を粗刻みにし、ユズの果皮と塩を入れて磨り潰し、熟成させた調味料です。発祥は九州で、九州では一般的な調味料として多くの料理で使用されています。

麻婆豆腐にピリッとした爽やかな味わいに加えることができるトッピングとして人気を集めており、豆板醤を使わない和風麻婆豆腐のレシピにも使われています。

にんにく

にんにくは麻婆豆腐に使う香味野菜の定番で、香り以外にも様々な効果を発揮してくれます。うまみ成分のグルタミン酸が豊富で、お肉の旨味を引き出してくれるほか、後から加えればスパイシーさが強いテイストに変えることができます。
 
後から味変として加える場合、チューブタイプのすりおろしを使うと便利です。

生姜

生姜も麻婆豆腐に使う香味野菜の定番で、すっきりとした香り以外にも様々な効果を発揮してくれ、麻婆豆腐にコクも加えてくれます。体が温まる効果もうれしいポイント。
 
こちらもチューブタイプのすりおろしを使うと簡単です。

レモン

レモンを絞って酸味とほろ苦さを加えることで麻婆豆腐を少し爽やかなテイストに変えることができます。ポッカレモンなどの調味料を使うのもおすすめです。

意外な組み合わせだと思うかもしれませんが、レモンと豆板醤はとても相性が良く、カルディでも「レモン麻婆豆腐の素」が発売されています。

麻婆豆腐のアレンジレシピ

いつもの味に飽きたらアレンジまたはリメイクもおすすめで、作りすぎて余っている場合にもおすすめです。

コロッケ

マッシュ状にしたジャガイモやおからなどと麻婆豆腐を混ぜ、衣をつけて揚げることで簡単にコロッケが作れます。いつもよりもスパイシーで食べ応えのあるコロッケになります。

作りすぎて冷凍していた場合の消化にもおすすめです。麻婆豆腐を冷凍すると豆腐がボロボロになってしまいますが、コロッケにすることで気にならなくなります。

パングラタン

麻婆豆腐を耐熱皿に移し、パンやチーズをのせてオーブンで焼くだけでパングラタンに早変わりします。いつもの麻婆豆腐が少しおしゃれな一品に早変わりです。量が少ない場合はトマトやホールトマト缶を加えるのもおすすめです。

パンの代わりにペンネ入れても美味しくなります。ご飯を加えれば食べ応えのあるドリアにもなり、簡単に作れるので、忙しい時のお昼ご飯などにおすすめです。

オムレツ

麻婆豆腐を卵で包み、オムレツにすることで卵の柔らかい甘みと一緒に麻婆豆腐が楽しめます。ただし、ゆるめの麻婆豆腐では卵に包むのが少々難しいので、フライパンで水溶き片栗粉を加えて再加熱するか、別の料理にリメイクしてみましょう。

ご飯も残っている場合、麻婆豆腐とご飯を混ぜて炒めたものを卵でとじればオムライス風に変身させることもできます。

クリーム煮

牛乳をたくさん入れてクリーム煮にすることでミルキーな味わいに仕上げることもできます。生クリームを使えばよりコク深い味わいになります。

牛乳や生クリーム以外にもアーモンドミルクやオーツミルクなどを加えてもテイストの違いが楽しめます。鶏がらも加えて坦々スープにしてラーメンと一緒に食べるのも美味しいです。

キムチ麻婆豆腐

買ってから時間が経ってしまって発酵が進んだ酸っぱいキムチが冷蔵庫にありませんか。酸っぱくなったキムチは辛味の強い麻婆豆腐と相性が良く、キムチ麻婆豆腐にすることで、辛さを抑えたアレンジレシピにすることができます。

辛味を強く感じる場合はお酢を加えるとまろやかさが加わり、食べやすくなります。

味噌ラーメンにのせる

味噌ラーメンの上にのせてラーメンの味変として食べられることもあります。ラーメンのスープと合わせることで辛さが薄まるので、辛いものが苦手な方にもおすすめの食べ方です。

味噌ラーメンにのせるのではなく、そのまま鶏がらスープで薄めてラーメンのスープとして食べることもできます。

お好み焼き

麻婆豆腐を潰し、お好み焼き粉やキャベツに混ぜて焼けば、スパイシーで美味しさ満点のお好み焼きを作ることができます。

キャベツがたくさん余っている時の消化にもおすすめで、食べ応えをプラスしたい方はチーズをのせるとコクもアップして更に美味しくなります。

麻婆豆腐を美味しく仕上げるコツ

少しのコツで麻婆豆腐を美味しく仕上げることができます。

豆腐の水切りをする

麻婆豆腐を美味しく仕上げるには豆腐をしっかり水切りする

豆腐は水分を多く含んでいるので、事前に水分を抜く「水切り」をしっかり行わないと豆腐の水分が出て料理の味が薄まり、イマイチ味が決まらない原因になってしまいます。また、豆腐の内側に含まれている水分が適度に抜けることで崩れにくくなり、味がしっかりと染み込みます
 
また、豆腐を入れてから麻婆豆腐を仕上げるまでにはそれほど時間がないため、茹でて水切りを行うか、常温で放置して水切りを行うことで豆腐の芯が冷たいままになってしまうのも回避でき、素早く火を通せるので、しっかり水切りをするのが麻婆豆腐を美味しくつくるコツです。
 
料理前に20分程度ザルに出しておくだけでもある程度水分が抜けます。より美味しく仕上げたいという方はキッチンペーパーに包んで重しをのせて冷蔵庫に置いておく、塩水に漬けておく、湯通しする、電子レンジで軽く温めるといった方法もあります。

まずは香味野菜から炒める

麻婆豆腐を美味しく仕上げるには香味野菜から炒める

麻婆豆腐を作る際、いきなりひき肉を炒めるのではなく、ネギやにんにく、生姜などの香味野菜を油で炒め、油に香りをしっかり移しましょう。
 
味を辛めに仕上げたい人はここで赤唐辛子や鷹の爪を炒めるのがおすすめですが、赤唐辛子は焦げやすいので炒める際に注意が必要です。

ひき肉は炒め続ける

麻婆豆腐を美味しく仕上げるにはひき肉を炒め続ける

生姜やにんにくのなどの香りを引き出した後、ひき肉を炒めます。ひき肉の色が変わった段階で火を止めるのではなく、ひき肉は炒め続けた状態で調味料などを加えることで、ひき肉の内側から油分が出てコクをプラスできます
 
豆板醤などの調味料と一緒に炒めることで調味料の風味も引き立ち、ひき肉の臭みも取れます。

豆腐は中火で煮る

調味料を入れて炒めた後、豆腐を入れて煮込みますが、豆腐を入れた後は強火のままグツグツと煮込むのではなく、中火程度に落として煮込みましょう

強火のままだと煮詰まりすぎてしまうほか、グツグツ煮ることで豆腐が動いてしまい、崩れてしまいます。一方、弱火だと豆腐にしっかり火が通らないために味がしみ込まず、全体の水分もうまく蒸発しないため、水っぽくなってしまいます。

とろみを加えたあとに油を加えて強火で仕上げる

麻婆豆腐を美味しく仕上げるにはとろみを加えた後に油を加えて強火で加熱する

水溶き片栗粉などでとろみを加えて弱火で1~2分煮込んだ後は、サラダ油やごま油などをさっと回し入れ、強火でさっと加熱しましょう。強火で加熱することで片栗粉にしっかり火が通り、しっかりとしたとろみがつき、時間が経ってもサラサラになりにくくなります。
 
油を加えることで香ばしさが出ることに加え、豆腐に染み込んだ味を油が閉じ込めてくれるので、豆腐の内側の水分とともに味が抜けてしまうことを防いでくれます。また、艶のあるとても美味しそうな見た目になります。
 
万能ねぎや花椒(山椒)を入れる方は火を止めたタイミングで入れましょう。

麻婆豆腐のレシピ

麻婆豆腐のレシピをご紹介します。

Filyのレシピはすべて小麦粉、乳製品、白砂糖不使用です。

麻婆豆腐

麻婆豆腐

しいたけとニラを加えた麻婆豆腐です。

麻婆豆腐のレシピはこちら

甘い麻婆豆腐

甘い麻婆豆腐

辛い料理が苦手な方やお子様も美味しくいただけます。

麻婆豆腐(甘め)のレシピはこちら

アボカド麻婆豆腐

アボカド麻婆豆腐

アボカドは使い方がワンパターンになりがち。いつものアボカド料理に飽きたら試してほしい一品です。

アボカド麻婆豆腐のレシピはこちら