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鍋に入れる人参の切り方。おしゃれでかわいい種類も紹介

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鍋に入れる人参の切り方。おしゃれでかわいい種類も紹介

人参を鍋に入れる際、どのようにカットすべきか迷いますよね。本記事では、鍋に入れる人参のおすすめの切り方を8パターンご紹介します。人参は火が通りにくい食材ですので薄くカットするのがポイントです。ぜひお試しください。

鍋の人参の切り方のポイント

薄く切る

鍋の具材として人参を入れる際は、薄いカットがおすすめです。

鍋の食材として人気な白菜や水菜、ねぎ、もやし、キャベツなどの野菜はすぐに火が通りますが、人参は根野菜の一種で火が通りにくい野菜です。他の野菜と一緒に美味しく食べるためにも、なるべく薄く切って火が通りやすくする必要があります。

下茹では不要

人参を鍋に入れる前の下茹では基本的には不要です。薄くカットすれば火が通りやすくなりますので、下茹でなしでも美味しく食べることができます。

ただし、厚めにカットした場合は火が通りづらいので下茹でしてから鍋に入れるのがおすすめですが、下茹での手間を省くためにはやはり薄くカットするのがいいでしょう。

皮は剥く?剥かない?

人参を食べるときに、皮をむくべきかそのまま調理をするべきか迷ったことがある方は多いのではないでしょか。

人参は皮ごと食べても人体に害はないといわれています。皮ごと食べることで人参の栄養素を効率よく摂取できたり、皮むきの時間を短縮したり、食品ロスの回避にも繋がります。ただし皮があることで火が通りづらかったり味が染み込みにくいなどのデメリットもあるので、場合によっては皮を剥いて食べるのも◎。

人参の皮を剥くメリットやデメリットはこちらの記事で詳しく解説していますので参考にしてください。

農薬が気になる場合は?

人参を皮ごと食べる場合に、農薬が気になる方はいらっしゃると思います。農薬を落とすには水で洗い流すだけでなく、野菜用の洗剤を使ったり、塩や酢水、重曹などで洗うと、より安全に食べることが可能になります。

農薬を落とすのにおすすめなのが、こちらの野菜・果物用の洗浄パウダーです。ホッキ貝を原料に作られています。ホッキ貝は他の貝殻と比較しても除菌効果が高いことが研究で立証されています。

使い方はとても簡単。パウダーを溶かした水に人参を5分~10分漬けておくだけです。水溶液が次第に濁ってきたり油が浮いてきたりします。目にみえて残留農薬が落ちていることがわかるので流水で洗い流したりするよりも安心できます。

人参の農薬の落とし方に関してはこちらの記事で詳しく解説していますので、ぜひ参考にしてください。

鍋の人参のおすすめの切り方

人参を鍋に入れる際のおすすめの切り方をご紹介します。ポイントは上述したように薄くカットすることです。火が通りやすくなりすぐに美味しい人参を楽しむことができます。

輪切り

鍋に入れる人参を輪切りにする

輪切りは、その名の通り輪(円)の形になるように切る方法です。繊維を断ち切るように切るので、人参を柔らかく仕上げることができます。

輪切りはカットがシンプルなので短時間で準備した時におすすめの切り方です。食べごたえがあるので満足度がアップします。鍋に入れる際は厚さが1cmを超えないようにカットしましょう。

【輪切りの手順】

①人参のヘタを切り落とす

②ヘタを切り落とした部位から厚さが〜1cmになるように切る

斜め切り

鍋に入れる人参を斜め切りにする

人参を鍋に入れる際、薄く斜め切りするのもおすすめです。

輪切りと同様にカット方法がシンプルなので、時間が限られているときにおすすめのカットです。斜めに切る場合も厚さが1cmを超えないように切ることで、火の通りが早くなります。

【斜め切りの手順】

①人参のヘタを切り落とす

②人参を斜め45度に傾けまな板の上の上に置き、端から厚さが〜1cmになるように切る

半月切り

鍋に入れる人参を半月切りにする

半月切りは輪切りと比較して面積が狭くなるため、より火が通りやすくなり柔らかく仕上げることができます。

半月切りは、輪切りよりも工程が多くなりますが、より短時間で火を通したい場合におすすめです。小さめのカットなので、お子様でも食べやすいです。半分きりの場合も厚さが1cmを超えないようにカットしましょう。

【半月切りの手順】

①人参のヘタを切り落とす

②人参を縦半分に切る

③切り口を下にして厚さが〜1cmになるように切る

いちょう切り

鍋に入れる人参をいちょう切りにする

いちょう切りは、いちょうの葉の形になるように切る方法です。繊維を断ち切っているので柔らかくなります。半月切りよりもさらに火が通りやすくなるため時短になります。

いちょう切りはカットの工程が増えるため若干手間ではありますが、小さいカットのため火の通りが早いのがメリットです。お子様でも食べやすいカットになります。

【いちょう切りの手順】

①人参のヘタを切り落とす

②人参を十字に切る

③切り口を下にして厚さが〜1cmになるように切る

短冊切り

鍋に入れる人参を短冊切りにする

短冊切りとは、名の通り短冊のような細長い長方形に切る方法です。基本的に長さ3〜5cm、幅1cmの形に切ることが多いです。

いちょう切りのようにカットの工程が増えるため手間にはなりますが、薄く、小さいカットになりますので、すぐに火を通したい場合や、お子様と一緒に食べる際におすすめのカット方法です。

【短冊切りの手順】

①ヘタを切り落とす

②長さ3〜5cmに切る

③人参を立てて幅が〜1cmになるように切る

④人参を寝かせ端から1〜2mm幅になるように切る

ピーラー剥き

鍋に入れる人参をピーラー剥きにする

人参を簡単に薄くスライスするには、ピーラーを使うのがおすすめです。今回ご紹介する切り方の中で一番薄くカットできるため、すぐに火が通ります。時間がない時におすすめです。キムチ鍋など味がしっかりとした鍋に◎。

ピーラーを使う際は怪我をしないように十分に気をつけて使用しましょう。

【ピーラーの手順】

①縦方向にピーラーで薄く削ぐ

飾り切り

鍋に入れる人参を飾り切りにする

おもてなし料理として鍋を用意する際は、人参を花や星などの形に切るのがおすすめです。見た目が華やかになるので、おもてなし料理はもちろん、お子様と一緒に食べる際もおすすめです。

見た目はよくなるカット方法ですが、形を作るために可食部を削ることになるので、その分食材を無駄にすることになる点はデメリットといえます。

飾り切りは上記でご紹介したような切り方よりもやや難易度が高いです。どのような形にカットしたいかによって具体的な手順は異なりますが、ここでは「ねじり梅」の切り方をご紹介します。

【ねじり梅の手順】

①ヘタを切り落とす

②人参の直径が4〜5cmある部分を7〜8cm切る

③人参を立てて周囲を5辺に切り取り正5角柱を作る

④各辺の中央に5mmの切り込みを入れ、角から切り込みまで包丁を使ってカーブをつける

⑤角の尖った部分を丸く切る

⑥⑤を1cmほどの厚さに切る

⑦④の切り込みを入れた部分5か所から花びらの中心に向かって切り込みを入れる(入れ始めは深く、中心部分は浅い切り込み)

⑧切れ目に向かってななめに包丁を入れて立体的に見えるようにする

花型の型抜きで花の形を作った後に⑦と⑧の手順を踏めばさらに簡単に飾り切りにすることができます。

型抜き

鍋に入れる人参を型抜きする

包丁を使って飾り切りする方法はやや難易度が高いため、クッキーの型を使って型抜きするのもおすすめです。

飾り切りよりも簡単に可愛い人参を用意することができますが、飾り切りと同様に可食部を削り取るため、食材を無駄にしてしまう点がデメリットです。ただし縁の部分も見た目が可愛いので、切り抜いた人参と一緒に鍋に入れても◎。

【型抜きの手順】

①ヘタを切り落とす

②厚さ1cmの輪切りにする

③お好みの型で型抜きする