ブロッコリーの茎は食べることができますが、外側の皮は食感が固い場合があります。食感の観点から見ると皮は剥く方がいいですが、摂取できる栄養素が減ってしまうとうデメリットも。本記事ではブロッコリーの茎の皮を剥くメリットやデメリット、そして皮を簡単に剥く方法を詳しく解説しています。
栄養素の観点から見ると、茎の皮は剥かずに食べるのがおすすめです。
ブロッコリーの茎には、花蕾(からい)と同様にビタミンA(β−カロテン)やビタミンK、ビタミンC、カリウム、葉酸などの栄養素が豊富に含まれています。抗酸化作用が強いビタミンA(β−カロテン)とビタミンCが特に豊富です。
上記の栄養素に加えて、茎の部分には食物繊維も豊富に含まれています。食物繊維は水溶性食物繊維と不溶性食物繊維に分けられますが、ブロッコリーの食物繊維は不溶性食物繊維です。水分を吸って腸の中で大きく膨らみ、排便をスムーズにし、有害物質が体にとどまる時間を短縮させ、便秘の予防・改善、腸内環境を整えます。
茎の皮を剥くことで可食部が減り摂取できる栄養素が減ってしまいますので、効率よく栄養を摂りたい方は、茎の皮は剥かずに食べるのが◎。
ブロッコリーの栄養素に関してはこちらの記事で詳しく解説していますので、参考にしてください。
ブロッコリーの茎の皮は固く噛み切れない場合があります。食べやすくするには、ブロッコリーの皮は剥いた方がいいです。茎の中心部分は食べやすい食感で味が染み込みやすいため、幅広い料理に使用することができます。
茎の皮は固いというだけで食べられないということではありませんので、薄くスライスして調理することで歯ごたえを楽しむことができます。
農薬は野菜の表面に付着しています。日本で使用されている農薬は水溶性であることが多いため、流水で30秒程度洗えばある程度落とすことができますが、農薬が気になる場合は皮を剥いてから使用するのがより安全です。
ブロッコリーの農薬に関してはこちらの記事で詳しく解説していますので参考にしてください。
農薬を落とすのにおすすめの洗い方は、野菜や果物専用の洗浄パウダーを使用することです。ホッキ貝は他の貝殻と比較しても除菌効果が高いことが研究で立証されています。
ホタテ貝やホッキ貝のパウダーを溶かした水にブロッコリーを5分~10分漬けておくと水溶液が次第に濁ってきたり薬品が浮いてきたりします。目にみえて残留農薬が落ちていることがわかるので流水で洗い流したりするよりも安心できます。
茎の最下部はとても硬く、薄くスライスしても食べるのが難しいので、切り落として廃棄します。
茎の表面の部分を包丁で切り落とします。包丁で皮を剥くのは簡単ですが、可食部まで切り落としてしまうことになるので、食材を無駄にするというデメリットも。食べられない部分だけを剥きたい場合は、少々手間がかかりますが、次にご紹介する方法(電子レンジ)の方をおすすめします。
茎の皮の部分に包丁で切り込みを入れます。
縦に1か所、深さ2〜3mm程度の切り込みを入れます。断面から見た時に見える白い筋の部分まで包丁を入れるのがポイントです。ここが皮と芯の境目なので、ここまで切り込みを入れることで、加熱後にするっと皮を剥くことができます。
切り込みを入れたら耐熱皿にのせ、ふんわりとラップをして加熱します。
加熱時間の目安は600Wで1分〜2分です。加熱途中で上下を返すことで火の通りが均一になります。茎の太さなどによって加熱時間は異なりますが、余熱でも火が通りますので、完全に柔らかくなるまで加熱する必要はありません。
加熱したブロッコリーは大変熱くなっているので、火傷に注意しましょう。
加熱した茎の粗熱を取ります。この時ラップをしたまま放置しておくと、余熱で火が通り皮が剥きやすくなります。
切り込みを入れた部分から手で皮を剥がすと、固い部分のみするっと取れます。剥きづらい場合は縦方向に皮を剥くと剥きやすくなります。
皮の部分は加熱して柔らかくなっているので、細かく刻んで餃子のタネに混ぜたり、ポタージュスープやスムージーにして食べることができます。
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