じゃがいもをレンジで加熱する際はラップに包むことがほとんどですが、ラップを使わずに加熱することは可能なのでしょうか。ラップ以外の方法としては、ビニール袋に入れたり、タッパーウェアやお皿に入れて加熱する方法がありますので、これらの方法について詳しく解説します。また、じゃがいもの加熱前と加熱後の調理法についてもあわせてご紹介しますので、ぜひ参考にしてください。
じゃがいもを電子レンジで加熱する際、ラップをすることがほとんどですが、そもそもなぜラップが必要なのでしょうか?それは、じゃがいもをラップで包むことで、水分の蒸発を防ぐためです。ラップなしで加熱すると、じゃがいもの水分がどんどん蒸発してしまうので、パサパサとした仕上がりになってしまいます。また、水分が抜けてじゃがいもが焦げてしまうこともあります。
上記の理由から、じゃがいもをレンジで加熱する際はラップに包むことをおすすめしますが、ゴミを増やしたくない方も多いと思います。そんな方におすすめなのが、皿を被せてレンジで加熱する方法です。じゃがいもを皿に入れ、上からさらに皿を被せることで水分が逃げるのを防ぐことができるため、柔らかい仕上がりが期待できます。
じゃがいもをラップなしでレンジで加熱する方法をご紹介します。カットしてからレンチンすれば加熱時間が短く済みますが、水分が蒸発しやすいため、丸ごとのまま加熱するのがおすすめです。
じゃがいもをビニール袋やポリ袋に入れてレンジで加熱する方法もあります。ラップと同じように、じゃがいもの水分の蒸発を防いでくれるので、ホクホクに仕上がります。
丸ごとまたはカットしたじゃがいもをビニール袋(ポリ袋)に入れ、袋の口をじゃがいもの下に折り込んで電子レンジに入れ加熱します。
電子レンジ対応のビニール袋やポリ袋の使うようにしましょう。
保存容器(タッパー)にじゃがいもを入れてレンジ加熱することもできます。ゴミが出ないので環境に優しくかつ経済的です。
電子レンジ対応の保存容器に丸ごとまたはカットしたじゃがいもを入れ、蓋をします。蓋は完全に閉めるのではなく、少しずらすか、空気弁を開けた状態でレンジ加熱しましょう(蒸気を抜くため)。
保存容器やタッパーの代わりに、お皿を使用する方法もあります。
ボウルのように深さのあるお皿に丸ごとまたはカットしたじゃがいもを入れ、上からさらにお皿を被せます。お皿を被せることで水分の蒸発を防ぐことができます。上から被せる皿は平らなものがおすすめです。
お皿は割れやすいので、取り扱いには十分注意しましょう。
シリコンスチーマーなどレンジで使える蒸し器を使って加熱をするという方法もあります。
蒸し器を使うことで高温の水蒸気を利用して外側からじっくりと火を通すことができ、じゃがいもの水分も残りやすくほくほくとした食感になるため、じゃがバターを作りたいときなどにおすすめです。もちろんカットしたじゃがいもも◎。
蒸し器を使う場合は、皮付きのまま加熱する場合は汚れを落として芽を取り除き、蒸し器に入れて加熱します。加熱時間については蒸し器によっても異なりますので、取り扱い説明書に従って加熱してください。
電子レンジで加熱するだけで美味しいゆで野菜ができる二重構造になっています。じゃがいもの加熱時間の目安は約2分30秒です。じゃがいもだけでなく、大根や人参、かぼちゃ、ブロッコリーなど様々な野菜を蒸すことができます。
じゃがいもをレンジで加熱する際、何も使わずにそのままの状態で加熱すること自体は可能です。
じゃがいもを電子レンジのテーブルプレートの上に置き、加熱します。加熱途中で上下を返し再度加熱して火を通します。ゴミも出ず洗い物もないので楽な方法ではありますが、じゃがいもの水分が蒸発してパサパサとした食感になったり、加熱途中にじゃがいもが破裂してしまうことがあるので、あまりおすすめしません。
上記でラップなしでレンチンする方法をご紹介しましたが、レンジで加熱する前の下ごしらえについてご紹介します。
まず、じゃがいもを綺麗に洗います。泥汚れなどが残っていると加熱をした際に土臭くなってしまいますので丁寧に洗いましょう。
あまり汚れていない場合は軽く水洗いするだけでOKです。土汚れがひどい場合は流水にさらしながらたわしや硬めのスポンジでこすると綺麗に落とすことができます。
じゃがいもに芽があれば取り除きましょう。じゃがいもの芽にはソラニンやチャコニンといった天然毒素が含まれていますので、そのまま食べてしまうと中毒症状を起こす可能性があります。
じゃがいもの芽を取り除くには、包丁の刃元を芽に突き刺し、じゃがいもを回して取り除きます。
ピーラーを使う場合は、ピーラーの刃の横にある輪っかの部分を使って掘るようにして芽を取り除きます。ピーラーの種類によっては輪っかではなくスコップ状になっていることもあります。この場合も同様に掘るように芽を取り除きます。
じゃがいもの芽を取り除いたら、表面に浅く切れ目を入れます。切れ目を入れることでさらに皮が剥きやすくなります。切れ目を入れなくても皮を剥くことはできますので、必須ではありません。
じゃがいもに切れ目を入れる際は、じゃがいもの中心部分に深さ1〜3mm程度の切り込みをぐるりと一周入れます。片手でじゃがいもを持ち、もう一方の手で包丁を持ち、じゃがいもを回しながら入れます。
じゃがいもをカットしてから加熱する際は、料理に合わせてカットしましょう。
じゃがいもをラップなしでレンチンした後のじゃがいもの調理法についてもご紹介します。
じゃがいもをレンジで加熱したら、しばらく常温で放置して粗熱をとります。このとき布巾やキッチンペーパーなどに包んでおくと、余熱で加熱ムラが均一になりホクホクに仕上げることができます。
じゃがいもが完全に冷めてしまうと、皮が剥きづらくなったりマッシュしづらくなったりするので、あくまで粗熱が取れる程度までに留めておきましょう。
粗熱が取れたら、皮を剥いていきます。完全に冷めてしまうと皮が張り付いてしまい綺麗に剥けなくなってしまいますので、ある程度粗熱が取れて手で触れる程度の温度になったら◎。
レンジで加熱をしたじゃがいもの皮は、切り込みを入れた部分から手で簡単に剥くことができます。切り込みを入れない状態で加熱した場合は、皮がシワシワになっている部分から剥き始めると◎。
熱いと感じる場合は、キッチンペーパーを使うと良いです。やけどに注意しながら行いましょう。
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