茶碗蒸しのおすすめ具材を紹介します。
茶碗蒸しは茶碗に具材と卵汁(卵液)を入れて蒸す料理です。卵汁(卵液)の基本的な材料は卵、だし汁、薄口醤油、みりん、塩です。
3〜4人分の分量は、卵2個、だし汁300ml、薄口醤油小さじ1、みりん小さじ1、塩ひとつまみが目安です。ボウルに卵を割りしっかり溶きほぐします。だし汁、薄口醤油、みりん、塩を加えてさらに混ぜます。卵液をザルやこしきでこして卵液は完成です。
卵液を作る際に注意すべきポイントは、卵の溶き方、だし汁の温度、そして卵液をこす点です。卵をボウルで溶く際に卵が泡立たないように混ぜることで、「ス」が入るのを防ぐことができます。また、だし汁は必ず粗熱が取れたものを使用しましょう。だし汁の温度が高い状態で混ぜると、卵がかたまってしまうためです。さらに、混ぜ合わせた卵液をザルやこしきでこすことで、なめらかな仕上がりになります。
茶碗蒸しに入れる具材は、食べやすい大きさに切っておきます。具材によっては下処理を行う必要があります。例えば、鶏肉や魚介類などは臭みを取り除くために酒をふっておいたり、さっと熱湯をかけておくのがおすすめです。また、定番の具材ではありませんが、ほうれん草や人参など、アクが強い野菜やかたい野菜は下茹でをすることでアクが取れたり、蒸す際に火が通りやすくなります。
具材に下味を付ける必要は基本的にはありませんが、肉類には塩を少々ふっておきましょう。
茶碗に具材を入れ、卵液を注ぎます。具材を入れずぎてしまうと火が通りにくくなってしまうので注意しましょう。卵液は加熱すると膨らむので、茶碗の8分目程度を目安に注ぎ入れます。
茶碗蒸しの蒸し時間は蒸す茶碗の個数や火加減などによって異なりますが、基本的な蒸し方は強火→弱火の火力で蒸します。まずはじめに、蒸し上がった蒸し器に茶碗蒸しの容器を入れ、蓋をし強火で3分ほど蒸します。その後、蓋をあけ、蓋と蒸し器の間に菜箸を挟んだ状態で弱火で10〜15分ほど蒸します。容器を傾けた時に透明な汁が出てくれば蒸し上がっているサインです(汁が濁っていれば追加で加熱します)。
茶碗蒸しを蒸す際は、蓋と蒸し器の間に布巾を挟むことで水滴が茶碗蒸しに付くのを防ぐことができます。もしくは、器の口を1個ずつアルミホイルで包む方法もあります。
茶碗蒸しは蒸し器を使って蒸すのが基本ですが、蒸し器がない場合は鍋やフライパンなどで代用が可能です。
鍋で蒸す場合は、鍋の底に蒸し台を入れ、蒸し器が浸る程度の水を入れ沸騰させ、茶碗蒸しの具材と卵液が入った器を入れ、フライパンと蓋の間に菜箸を挟んで蒸します。
フライパンを使って茶碗蒸しを蒸す場合は、フライパンの底に布巾を敷き、フライパンの1/3の高さまで水を入れ沸騰させ、茶碗蒸しの具材と卵液が入った器を入れ、フライパンと蓋の間に菜箸を挟んで蒸します。
鍋とフライパンで蒸す際の蒸し時間は、蒸し器の蒸し時間と同じです。途中で火の通り具合を確認しながら加熱しましょう。また、水滴が茶碗蒸しに付かないように、布巾を挟むか、容器の口をアルミホイルで包んで蒸しましょう。
まず最初に、茶碗蒸しに入れる定番の具材をご紹介していきます。
茶碗蒸しに入れる定番の具材の一つが鶏肉です。主に鶏もも肉を使用することが多いです。鶏肉は他の肉と比較するとあっさりとした味なので、茶碗蒸しの優しい味わいを邪魔することなく美味しく仕上がります。
鶏肉は蒸すことで柔らかくなり、ふっくらとした食感を楽しむことができるのも鶏肉の魅了です。基本的には生のまま卵液に入れて蒸しますが、鶏肉の脂や臭みなどが気になる場合は、予めさっと茹でてから卵液に入れると食べやすくなります。ヘルシーに仕上げたい方はささみやむね肉で作るのも◎。
プリプリの食感がたまらない海老も茶碗蒸しの定番具材の一つです。海老の風味豊かな味わいが茶碗蒸しに加わります。鮮やかな見た目なので、茶碗蒸しに入れることで全体が華やかに仕上がります。
海老を茶碗蒸しに入れる際は、殻を剥いて背ワタを取り、適量の酒と塩で洗い臭みを取り除きます。火が通りやすくなるために、耐熱容器にえびを先に入れて、卵液を流し入れ蒸し上げるのがおすすめです。見た目を重視したい場合は、蒸し始めて卵液の表面が白っぽくなってきてから海老をのせて蒸します。
茶碗蒸しの定番のきのこ具材といえばしいたけです。しいたけはきのこ類の中でも香りや風味が豊かなので、茶碗蒸しも味わいよく仕上がります。またしいたけはビタミンDなどの栄養価が高い食材なので、茶碗蒸しの具材として使うことで、しいたけの栄養価を効率よく摂取することが可能です。
茶碗蒸しに使用するしいたけは生しいたけでも干ししいたけでもどちらでも構いません。食感を重視したい場合は生しいたけ、風味を重視したい場合は干ししいたけがおすすめです。干ししいたけの戻し汁を卵と混ぜればよりしいたけの風味を楽しむことができます。
紅白の彩りが美しいかまぼこも茶碗蒸しの定番具材として知られています。かまぼこが加わることで茶碗蒸し全体が華やかになり、味わいだけでなく見た目も楽しむことができます。
かまぼこを茶碗蒸しの表面にのせたい場合は、先にかまぼこ以外の具材と卵液を耐熱容器に入れ数分茹で、表面が白っぽくなってから上にかまぼこをのせて蒸すか、先に卵液のみを耐熱容器の5〜7分目まで入れて一度蒸し固め、固まったら卵液と具材を追加して再び蒸し上げる「二段蒸し」をすると、かまぼこが沈むことなく仕上げることができます。
三つ葉も茶碗蒸しの定番具材の一つです。鮮やかな緑色が茶碗蒸しに彩りを加えてくれます。独特の香りや風味がクセになります。
三つ葉を水洗いしてキッチンペーパーで水けを拭き取り、根元を切り落として2〜3cm幅程度の食べやすい長さにカットします。三つ葉自体は軽い食材なので、沈むことなく表面に浮き出てきますので、見た目良く仕上げることができます。具材として卵液に入れるのではなく、蒸し上がった茶碗蒸しに後から三つ葉をのせると、より三つ葉の香りや風味、食感を楽しむことができます。
銀杏(ぎんなん)も茶碗蒸しには欠かせない具材ですよね。独特の風味や食感が特徴的な銀杏を茶碗蒸しに加えることで、風味豊かな茶碗蒸しを楽しむことができます。
銀杏の殻を剥き(薄皮は付いたままでOKです)、たっぷりの湯で茹でます。たまじゃくしや穴じゃくしの背で転がしながら茹でると薄皮が剥けるので、薄皮が取れたらじゃくしですくって水を張ったボウルに入れます。
百合根(ゆりね)とは、食用ゆりの鱗茎(りんけい)のことで、にんにくのような見た目をしています。
。冬に旬を迎える食材で、高級料亭などでは銀杏の代わりに百合根を使うことがあります。
百合根を茶碗蒸しに入れる場合は、水洗いをして鱗片を1枚ずつ外側から剥がします。見た目を重視する場合は茶色くなっている部分を切り落として茶碗蒸しに入れるとよいです。
次に、茶碗蒸しに入れるおすすめの魚介具材をご紹介します。
高級食材としても知られる蟹を、贅沢にも茶碗蒸しに入れて食べることもあります。蟹の上品な味わいが口いっぱいに広がります。
蟹は種類によって旬が異なります。例えばズワイガニの旬は11月〜3月頃、タラバガニの旬は4月〜6月と11月〜2月、毛ガニの旬は12月〜2月といわれています。旬の時期以外は、冷凍の蟹の身を加えると、通年、蟹入りの茶碗蒸しを楽しむことができます。
ホタテも茶碗蒸しの具材として使われることが多い食材です。ふっくら柔らかい食感と、ホタテのミルキーな味わいが卵とよく合います。
刺身用などで販売されているホタテを使用し、ホタテが大きい場合は食べやすい大きさにカットして加えて蒸します。冷凍ホタテやホタテの缶詰、干し貝柱を使用しても良いでしょう。ホタテは生でも食べることができる食材なので、適度に加熱する程度でOKです。
比較的安価で手に入れることができるちくわも、茶碗蒸しの具材としておすすめです。練り物の旨味と歯ごたえの良い食感がクセになります。
ちくわを茶碗蒸しの具材として入れる際は筒切りや乱切りなど食べやすい大きさにカットします。ちくわ自体にしっかりと味が付いているので、ちくわを茶碗蒸しの具材で使用する場合は、卵液に使用する塩の量を減らして味づけを調整することをおすすめします。
はんぺんを茶碗蒸しに入れても美味しく食べることができます。ちくわやかまぼこなどの練り物と比較すると食感が柔らかく塩分が控えめなので、小さなお子様でも食べやすいです。
はんぺんを食べやすい大きさにカットして茶碗蒸しに入れて蒸します。はんぺんは生のままでも食べることができる食材ですので、完全に火を通す必要はありません。加熱しすぎるとはんぺんが固くなって柔らかい食材を失ってしまいますので、加熱時間には注意が必要です。
茶碗蒸しの具材にカニカマを用いることもあります。名の通り見た目が蟹に似ていることから、蟹の代用品として使用することで、彩り豊かな茶碗蒸しを作ることができます。スーパーなどで簡単に安価で手に入れることができるので、取り入れやすい食材の一つです。
カニカマもちくわと同様に味がしっかりと付いていますので、使用する調味料の量を減らすなどして、味のバランスを整えるようにしましょう。
プリプリとした食感がたまらない牡蠣を茶碗蒸しに入れても美味しいですよ。ちょっぴり贅沢な気分を味わうことができます。
牡蠣を茶碗蒸しの具材として使用する際は、予め湯通しをしておくことで生臭さが軽減されます。ただし加熱しすぎると身が小さくなってしまいますので、茹ですぎないように注意が必要です。湯通しした牡蠣はすぐに水につけて冷やすことで、身が締まってプリプリとした食感を楽しむことができます。
魚介類の中では比較的手頃な価格で手に入れることができるイカも、茶碗蒸しに入れると美味しく食べることができます。あっさりとした味わいなので、茶碗蒸しの優しい味わいを邪魔することなく、イカの食感を楽しむことができます。
冷凍のイカや刺身用のイカは、捌いたり切ったりする必要がないので、気軽に取り入れることができます。イカは加熱しすぎると固くなって噛みづらい食感になってしまいますので、加熱時間には注意が必要です。
タコを茶碗蒸しの具材として入れることも可能です。コリコリとした食感は満足度が高く、普段とは違う茶碗蒸しを楽しむことができます。
一般に販売されているのはマダコが多いですが、ミズダコやイイダコなどでもOKです。食べやすい大きさにカットしてから入れましょう。小さいお子様が食べる場合は、そぎ切りなどにして噛みやすく切るのがポイントです。
高級品としても知られるイクラを茶碗蒸しのトッピングに使用するのもおすすめです。
イクラは具材として卵液の中に入れるよりも、蒸し上がった茶碗蒸しの上にトッピングとして使用するのがおすすめです。見た目も可愛く、プチプチとした食感がクセになりますよ。おもてなし料理にぜひ。
高級なシーフードといえばウニですね。ウニを茶碗蒸しの具材に取り入れることで、ワンランク上の茶碗蒸しを楽しむことができます。
ウニもイクラと同じように、具材として卵液の中に入れて蒸すよりも、出来上がった茶碗蒸しの上にトッピングとしてのせて食べるのがおすすめです。
意外かもしれませんが、茶碗蒸しに鯛を入れるのも美味しいですよ。白身魚である鯛はあっさりとした味わいが特徴で、優しい味わいの茶碗蒸しとよく合います。
刺身用の鯛を使用すると捌く必要がないのでおすすめです。予め酒を振っておくことで魚臭さを軽減することができます。刺身用の鯛であれば、生でも食べることができるので、完全に火が通ってなくても食べることが可能です。鯛は加熱しすぎると食感がかたくなりやすいので加熱時間には注意が必要です。
茶碗蒸し鮭の切り身を入れても美味しく仕上がります。彩り豊かな見た目も◎。
鮭の切り身の皮と骨を取り除き、食べやすい大きさにカットします。そぎ切りにすると火が通りやすいです。塩と酒をふってしばらく置いておけば魚臭さが軽減されます。イクラをトッピングに使用すれば「親子茶碗蒸し」になりますよ。
気軽に取り入れることができる魚介具材にツナ(シーチキン)があります。
缶詰を使用すれば捌いたり切ったりする必要がありません。ツナを具材として入れる場合は油をしっかり切って入れます。ツナ自体にしっかりと味が付いているので、他の調味料の量を減らして味のバランスを整えましょう。
しじみから出るダシと卵液の相性はバツグンです。地域によっては定番具材としてしじみを入れる所もあるようです。
しじみを茶碗蒸しの具材として使用する際は、たっぷりの湯でしじみを茹で、身を取り出しておきます。茹で汁はだしとして使用できますので、卵液と合わせて使用することでよりしじみの風味を楽しむことができます。
茶碗蒸しの具材としてハマグリを入れるのも美味しいですよ。プリプリとした身がアクセントとなります。
ハマグリを茶碗蒸しに入れる場合は、しじみと同様に予めたっぷりの湯でハマグリを茹で、身を取り出しておきます(貝殻付きのままでもOK)。茹で汁はだしとして使用することができます。
茶碗蒸しにうなぎ!?と驚く方も多いかもしれませんが、一緒に食べると美味しいですよ。うなぎは高級食材なので、おもてなし料理や特別な日の料理にぜひ。
濃厚なタレで味付けされたうなぎの蒲焼きを使用します。食べやすい大きさにカットして卵液の中に入れて蒸したり、出来上がった茶碗蒸しにトッピングとしてのせて食べるのもおすすめです。うなぎの蒲焼き自体は加熱されているので、完全に火が通らなくても食べることができます。
うなぎに似た食感が美味しい穴子も、茶碗蒸しの具材としておすすめです。うなぎよりも安価で手に入れることができるので、日常的にも取り入れやすい食材です。ふっくらとした食感をお楽しみください。
焼き穴子を使えば下処理をする必要がないのでおすすめです。食べやすい大きさに切って卵液の中に入れて蒸すか、トッピングとして使用します。
淡白な味わいと柔らかい食感が美味しい白子を茶碗蒸しに入れるのも◎。こちらもおもてなし料理や特別な日の料理におすすめです。
白子は下処理が必要な食材です。水洗いして筋を切り落とし食べやすい大きさにカットします。ボウルに水と適量の塩と酒を加え、白子を入れ混ぜぬめりを取ります。30分ほど漬けたらたっぷりの湯でさっと茹で氷水に浸します。
意外な具材かもしれませんが、明太子を茶碗蒸しに入れて作ることもあります。明太子の辛みが加わってひと味違う茶碗蒸しを楽しむことができます。
明太子は卵液に入れて蒸すと茶碗蒸しの色が変わってしまうため、トッピングとして使用するのがおすすめです。少量でしっかりとした味わいが楽しめるので、量には十分注意しましょう。また子供には辛い場合があるので、予め味を確認するようにしましょう。
手軽に取り入れることができる食材の一つにサバ缶があります。加熱処理されていますし、下味も付いているので、油や水を切って卵液に加えるだけで美味しい茶碗蒸しを作ることができます。
水煮や味噌煮などお好みのサバ缶を使用してOKです。油や水分をしっかりと切ることで卵液がしっかりと固まります。サバ自体に味がついているので、他の味付けの量を調整して全体の味のバランスを整えましょう。
おでんの定番具材であるちくわぶを茶碗蒸しに入れても美味しいですよ。そもそもちくわぶとは小麦粉や塩、水をこねて茹で上げた(蒸し上げた)食材です。もちもちとした食感を楽しむことができます。
ちくわぶを食べやすい大きさにカットして耐熱容器に入れ、卵液を流し入れて蒸します。お子様が食べる場合は、食べやすいようにサイコロ状など細かくカットするのがおすすめです。
こちらも意外な具材かもしれませんが、茶碗蒸しにさつま揚げを入れても美味しく仕上がります。さつま揚げが余った場合などのリメイク料理としておすすめです。
さつま揚げは食べやすい大きさにカットして使用します。さつま揚げ自体は加熱されているので、完全に火が通らなくても食べることが可能です。さつま揚げの油が気になる方は予めキッチンペーパーで油を取ったり、さつま揚げの上から熱湯をかけて油抜きをしてから使用すると◎。
味噌汁などの定番具材として人気であるわかめを茶碗蒸しに入れても美味しいですよ。中華スープではわかめと溶き卵を一緒に食べますよね。卵とわかめはよく合う食材です。
乾燥わかめを使用する場合は予めたっぷりの水で戻します。わかめをたっぷり入れれば、他の具材は入れなくても美味しいわかめ茶碗蒸しが出来上がります。
次に、茶碗蒸しに入れるのにおすすめの肉類の具材をご紹介します。
豚肉は脂身が多いため柔らかく、ジューシーな食感を楽しむことができます。また、茶碗蒸しに入れることで豚肉の風味が加わり、よりコクのある味わいが口いっぱいに広がります。
豚肉はスーパーなどでいつでも気軽に入手できる食材です。ビタミンB群やたんぱく質、鉄分などの栄養価が高く、茶碗蒸しに入れることでこれらの栄養価を効率よく摂取することが可能です。
お好みの部位の豚肉を薄切りスライスにして使用しましょう。
鶏肉や豚肉を茶碗蒸しに入れることができますので、牛肉も茶碗蒸しの具材として使用することができます。
牛肉は他の肉と比較すると肉の臭みが強いので好みが分かれやすいです。使用する際は予め火を通した状態で加えることで牛肉の臭みが軽減されます。具材として卵液の中に入れて蒸すよりも、トッピングとして添えるのがおすすめです。醤油と砂糖で下味をつけておくと◎。卵と一緒に食べることですき焼き風味の茶碗蒸しが出来上がります。
ソーセージやウインナーは、特に子供が食べる場合におすすめの具材です。ソーセージやウインナーから出る肉汁が加わり、洋風の茶碗蒸しを楽しむことができます。
ソーセージやウインナーを食べやすい大きさにカットして入れます。小さいお子様が食べる際は、幅1cm程度の筒切りがおすすめです。
肉だんごやつくねを茶碗蒸しに入れるとボリュームがアップし満足度が高くなります。ひき肉から出る肉の旨味が加わって美味しい一品に仕上がりますよ。
肉だんごを茶碗蒸しの具材として使用する場合は、予め茹でるか電子レンジで加熱して固めておきます。小さめに作ると食べやすいです。肉だんごの中にチーズを入れれば洋風の茶碗蒸しを作ることができます。
スパムむすびで有名なスパムは、豚肉のハムの缶詰です。沖縄料理でもよく使用されます。茶碗蒸しに入れることで洋風の味わいを楽しむことができます。
スパムを一口大にカットしフライパンで軽く炒めてから耐熱容器に入れ卵液を流し入れ蒸します。スパムと合わせるのにおすすめの食材にはゴーヤや豆腐があります。
洋風の茶碗蒸しを作りたい時には、コンビーフを具材として使うのもおすすめです。コンビーフとは、牛肉の塊を煮て細かくほぐし、味付けをして缶詰めにしたものです。コンビーフから出るだしが加わって風味豊かな一品に仕上がります。
茶碗蒸しに入れる際は缶から出してほぐして生地の中に入れます。コンビーフ自体に味がしっかりと付いているので、卵液のだし汁や塩の量を減らして味のバランスを整えましょう。
意外な具材かもしれませんが、餃子を茶碗蒸しに入れても美味しく仕上がります。餃子が余った際のリメイク料理にもおすすめです。
冷凍餃子を使用するのも◎。食べやすい大きさにカットして耐熱容器に入れて蒸します。蒸す過程で湯が通るので、解凍せず凍ったまま使用してOKです。
茶碗蒸しに入れるのにおすすめの野菜具材をご紹介します。
ほうれん草は三つ葉の代用品として使用することも多いです。
ほうれん草は予めさっと茹で水けを絞り、食べやすい大きさにカットしておきます。しっかりと水けを絞るのがポイントです。水分が残っていると、卵がかたまりにくくなってしまいます。
水菜の茎が三つ葉の茎の見た目と食感に近いため、水菜も三つ葉の代わりによく使われます。三つ葉のようなクセがなく食べやすい食材です。
水菜をしっかりと水洗いし、キッチンペーパーで水けをしっかりと拭き取り、2〜3cm程度の食べやすい大きさにカットして使います。
冬から春にかけて旬を迎える菜の花を茶碗蒸しの具材として使用しても美味しいですよ。鮮やかな緑色の菜の花が加わることでとても華やかに仕上がります。
菜の花は予めさっと塩ゆでし、水けを絞り3cm程度の長さに切っておきます。卵液の中に入れて蒸してもいいですし、蒸し上がった茶碗蒸しの上にトッピングとしてのせるのも◎。たけのこなどの旬の野菜やホタテやアサリなどの貝類を一緒に作ると美味しくいただけます。
春の訪れを感じさせるたけのこも茶碗蒸しの具材にぴったりです。上記でご紹介した菜の花と一緒に作れば、旬の野菜を美味しく食べることができます。
たけのこはアクがあるので、下ごしらえが必要です。たけのこの下ごしらえの方法はこちらの記事で詳しく解説していますので、ぜひ参考にしてください。
つぶつぶの食感と甘みがクセになるコーンも茶碗蒸しの具材に適しています。子供からの人気も高い野菜なので、小さなお子様でも美味しく食べることができます。
コーンを入れる際にコンソメやブイヨンなどを加えると簡単に洋風の茶碗蒸しを作ることができます。粒状のコーンを入れるもの美味しいですし、クリームタイプのコーン缶を使うのもおすすめです。
お酒のおつまみとしても人気がある枝豆も茶碗蒸しの具材におすすめです。枝豆の緑と卵の黄色がマッチして見た目が可愛い茶碗蒸しに仕上がります。
枝豆を予め塩ゆでしさやから取り出しておきます。水けをしっかりと拭き取ってから耐熱容器に入れ卵液を流し入れて蒸していきます。トッピングにも枝豆を添えるとさらに見た目がよくなります。粒状ではなくペースト状にして卵液と混ぜて蒸すのも◎。
秋に旬を迎える栗を茶碗蒸しに入れても美味しいですよ。栗のやさしい甘さが加わって、秋を感じる一品に仕上がります。
市販の栗の甘露煮を使用すると下処理の手間が省けるので◎。重みがある食材なので、蒸し上がった茶碗蒸しにトッピングとしてのせるのがおすすめです。
ちなみに秋田や青森、北海道などの地域では、栗が茶碗蒸しの定番具材として使用されています。
意外な組み合わせですが、梅干しを加えると一風変わった茶碗蒸しを楽しむことができます。梅干しの酸味と塩味がアクセントとなり、大人な味わいに仕上がります。
梅干しを茶碗蒸しの具材として入れる際は、予め種を取り除いておくと食べやすくなります。卵液の中に入れて蒸す分と、トッピング用に大きめの梅干しを半分に分けて使うのがおすすめです。
香味野菜としてよく使用される長ねぎや小ねぎを茶碗蒸しに入れても美味しいですよ。ネギの香りが加わることでより風味豊かな味わいを楽しむことができます。
ねぎを茶碗蒸しに入れる際は小口切りや斜め切り、みじん切りなど食べやすい大きさにカットします。卵液の中に入れて蒸すのもいいですし、トッピングとして少量のねぎをのせて食べるのも◎。入れすぎるとねぎの風味が強く出てしまうので、量には注意しましょう。
甘みがある人参を茶碗蒸しに入れても美味しいですよ。オレンジ色の見た目も可愛いので、茶碗蒸しが彩り豊かに仕上がります。人参が苦手な方でも、蒸して食べることで人参の甘みが引き立つので食べやすくなります。
人参は火が通りにくい食材なので、予め下茹でしておくことをおすすめします。また、できるだけ小さく、薄く切ることで火が通りやすくなります。人参が苦手な方や小さなお子様が食べる際は、すりおろした人参を卵液に混ぜて蒸すのもおすすめです。
ボリュームを出したい場合には、ブロッコリーを入れるのもおすすめです。ボリューム感がアップするだけでなく、緑色が加わることで見た目もより華やかに仕上がります。
ブロッコリーも予め下茹でをしておくのがおすすめです。ブロッコリーの加熱方法についてはこちらの記事で写真付きで詳しく解説しています。ブロッコリーが苦手な方や小さなお子様には、みじん切りにしたブロッコリーを加えた茶碗蒸しも◎。
ホクホクとした食感が特徴的であるさつまいもやじゃがいもなどのイモ類も茶碗蒸しとよく合います。芋類は腹持ちもいいため、満足度が高い茶碗蒸しを作ることができます。
さつまいもやじゃがいもは予め下茹でをして火を通しておきましょう。食べやすく大きさにカットして耐熱容器に入れ、卵液を流し入れて蒸し上げていきます。
茶碗蒸しにはしいたけを入れるのが定番ですが、しめじを入れて作っても美味しく仕上がります。しいたけよりも香りが控えめなしめじですが、「香り松茸味しめじ」という言葉があるように、数あるきのこ類の中でもしめじは味がよいといわれています。
しめじを茶碗蒸しに入れる際は石づきを取って手で小房にわけます。そのまま入れると水分が出やすいので、予めフライパンで軽く炒めておき水けを飛ばしておくと◎。
しいたけやしめじが茶碗蒸しに合うように、えのきを入れても美味しく作ることができます。安価で手に入れやすい食材なので、気軽に取り入れられます。
えのきも石づきを切り落として食べやすい大きさにカットします。しいたけやしめじなど他のきのこ類と合わせてきのこたっぷりの茶碗蒸しにするとより美味しく食べることができます。
しっかりとした歯ごたえがあるエリンギも茶碗蒸しの具材としておすすめです。クセがそんなに強くないので、他の具材や卵液の味を損ねることなく美味しい一品に仕上がります。
エリンギを茶碗蒸しに入れる際は、石づき部分を切り落とし、食べやすい大きさにカットして入れます。薄切りやさいの目切りがおすすめです。他のきのこ類と合わせても美味しくいただけます。
高級食材である松茸も、茶碗蒸しの具材に適しています。香りがとても豊かな松茸を加えることで、贅沢な一品に仕上がります。
松茸の硬い根元部分は切り落とし、食べやすい大きさにカットします。松茸を予め軽く炒めておくことで、より松茸の香りや風味を楽しむことができます。
コリコリとした歯ごたえが特徴的なきくらげも茶碗蒸しの具材としておすすめです。食感こそ存在感のあるきくらげですが、味わいはやさしいため茶碗蒸しのシンプルな味を邪魔することはありません。
生きくらげは石づきを切り落とし、水洗いしてたっぷりの湯でさっと茹でます。水けをキッチンペーパーで拭き取ったら食べやすい大きさにカットして耐熱容器に入れ、卵液を流し入れて蒸します。
最後に、茶碗蒸しに入れるのにおすすめのその他の具材をご紹介します。
豆腐を加えた茶碗蒸しは別名「空也(くうや)蒸し」といいます。豆腐のやさしい味わいが卵とマッチしてシンプルな一品を楽しむことができます。
絹豆腐を用いるのがおすすめです。水切りをしておき、食べやすい大きさにカットしてから耐熱容器に入れるか、スプーンですくって入れます。薬味としてすりおろした生姜や柚子の皮などをのせて食べても◎。
卵がお好きな方には、具材にも卵を使うのがおすすめです。うずらの卵はサイズ感がちょうどよいため、食べやすい一品に仕上がります。
うずらの卵は予め茹でて殻を剥いておきましょう。鶏肉やきのこ類などと一緒に蒸すのがおすすめです。うずらの卵は重みがあり下に沈みやすいので、蒸し上がった茶碗蒸しの上にトッピングとしてのせるのも◎。
納豆好きの方にぜひ試していただきたいのが、茶碗蒸しに納豆を入れることです。かなり意外な組み合わせかもしれませんが、納豆と卵自体の相性はよいので、茶碗蒸しにしても美味しく食べることができます。
納豆を付属のタレや醤油で下味をつけてから耐熱容器に入れます。トッピングには小口切りにした青ネギをちらすのがおすすめです。
茶碗蒸しの具材にうどんを使用したものを別名「小田巻蒸し」といいます。大阪発祥の郷土料理で、通常の茶碗蒸しよりもサイズが大きいのが特徴です。
うどんは予め茹でておきます。大きめの耐熱容器にゆでたうどんやえび、鶏肉、かまぼこ、三つ葉などの具材をあわせていれ、卵液を流し入れて蒸していきます。通常の茶碗蒸しよりも長めに蒸すのがポイントです。
出典:うちの郷土料理(農林水産省)
腹持ちの良いお餅を茶碗蒸しの具材として入れるのも美味しいですよ。餅自体はやさしい味わいなので、鶏肉や海老、三つ葉など他の具材と合わせても美味しく食べることができます。
餅を茶碗蒸しに入れる場合は一口大サイズに切って入れます。蒸す過程で柔らかくなるので、予め加熱調理するのはマストではありませんが、トースターなどで焼いておけばより香ばしい味わいを楽しむことができます。
主食であるごはんを茶碗蒸しに入れるのも◎。卵液の水分でごはんが柔らかくなるので、食欲がない時や風邪をひいている時にも食べやすくなります。
耐熱容器に炊飯済みのご飯を適量入れ、卵液を流し入れて蒸します。味が薄く感じる場合は、醤油などをたらして食べると◎。
茶碗蒸しを洋風に仕上げたい場合におすすめの具材です。とろとろに溶けたチーズと柔らかい卵がマッチします。
ピザ用チーズを使えば、カットする手間が省けるので◎。耐熱容器に入れて卵液を流し入れ蒸すのもいいですし、蒸し上がった茶碗蒸しの上にのせて溶かして食べるのも美味しいですよ。ご自宅にバーナーがあれば、チーズの表面を炙るとさらに美味しくなります。
Most Popular
中が茶色いじゃがいもは食べられる?空洞や輪になってる場合は?
食品事典
大根は中身が茶色に変色しても食べられる?原因と対処法を解説
食品事典
麻婆豆腐が辛い時に甘くする方法。おすすめの調味料や食品は?
食品事典
ハンバーグが固くなる原因と柔らかく作るコツを徹底解説
食品事典
スカスカなかぶは食べてOK?スが入る原因は?
食品事典
トマト缶は一缶でトマト何個分?サイズ別に解説
食品事典
冬におすすめの天ぷら具材36品。冬野菜や冬が旬の魚介類を紹介
食品事典
舞茸の茹で時間は何分?正しい茹で方&下処理を解説
食品事典
里芋は生で食べられる?生食のメリットと注意点を解説。
食品事典
エリンギが水っぽい...食べられる?濡れてる原因と対処法は?
食品事典