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サニーレタスの保存法と日持ち。冷蔵・冷凍で長持ちするのは?

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サニーレタスの保存法と日持ち。冷蔵・冷凍で長持ちするのは?

葉物野菜であるサニーレタスは冷蔵で保存するのが基本ですが、長く保存したい場合は冷凍保存することも可能です。ただしシャキシャキとした食感はなくなってしまうので、冷凍したサニーレタスは加熱料理で使用するのがおすすめです。今回はサニーレタスの正しい保存方法について詳しく解説します。

サニーレタスの保存のポイント

常温・乾燥・漬物保存不可

サニーレタスは葉物野菜で鮮度が落ちやすいため、常温での保存は適していません。すぐに食べる場合でも、一度冷蔵庫で保存するのがおすすめです。

また、他の野菜は天日干ししたり、塩に漬けたりして保存することができますが、サニーレタスはこれらの保存方法が適していません。そのため、サニーレタスは冷蔵または冷凍で保存するのが基本です。冷凍するとシャキシャキとした食感はなくなってしまうため注意しましょう。

外葉は1枚取り除く

サニーレタスは、農薬を使用して栽培されていることがほとんどです。外側の葉には農薬以外に汚れなどがついてることが多いので、心配な方は1〜2枚ほど取り除いてから保存するようにしましょう。
また、農薬が心配な方は、サラダなど生食の場合は5分ほど水につけてから、加熱料理の場合は30秒ほどさっと湯に通してから調理するとより安全といえます。水洗いする際は、野菜専用の洗剤や重曹を使うのもおすすめです。

芯に爪楊枝を刺して保存

サニーレタスの鮮度を保つためには、そのまま保存するのではなくひと手間加えるようにしましょう。

そのひと手間とは、芯に爪楊枝を刺す、もしくは芯の切り口に片栗粉(小麦粉)を塗るという方法です。いずれも簡単にできる作業です。

サニーレタスの芯には生長点という部分があり、この成長点を傷つけることで、収穫後のサニーレタスの成長を抑え葉の鮮度が落ちるのを防ぐことができます。

また、サニーレタスの芯の切り口に片栗粉(小麦粉)を塗ることで、サニーレタスの水分が蒸発するのを防ぐことができます。

ちなみに、キャベツの場合は芯を取り除いて保存するのが最適ですが、サニーレタスの場合は、芯は残しておくのがベターです(切り口から変色が進みやすいため)。

変色を防ぐには手でちぎる

サニーレタスをしばらく放置しておくと、サニーレタスが赤っぽい色に変色していることがありますよね。これは、サニーレタスに含まれているポリフェノールが空気に触れることで酸化するためです。

また、金属製の包丁で切ると、包丁の鉄分がサニーレタスに含まれるフェノール成分の作用を強めてしまうため、切り口が変色してしまいます。

これらの理由から、サニーレタスをカットして保存する場合は、手でちぎることをおすすめします。手でちぎることで断面が粗くなるので、ドレッシングなども絡みやすくなり美味しく召し上がることができます。
変色部分も食べること自体は可能ですが、心配な方は切り落としてから食べるとよいでしょう。

出典:農林水産省

新鮮なサニーレタスの選び方

新鮮なサニーレタスを購入し保存する方がより長く美味しく保存することができます。新鮮なサニーレタスには下記のような特徴がありますので、購入する際の参考にしてください。

  • ふわっとしていて軽い

  • 葉先から茎の色彩のコントラストがはっきりしている

  • 葉にハリとツヤがある

  • 葉先の縮れ具合が細かい

  • 切り口がみずみずしく変色していない

サニーレタスの保存方法と期間【冷蔵】

サニーレタスは冷蔵庫での保存が基本です。乾燥しやすいので、そのまま保存するのではなく、キッチンペーパーやポリ袋などを使って乾燥を防いでから保存するようにしましょう。

芯にキッチンペーパーを巻いて(1週間)

サニーレタスの根元に水で湿らせたキッチンペーパーを巻きポリ袋に入れて野菜室で立てて保存する

サニーレタスの根元を水で湿らせたキッチンペーパーで包みます。その後、サニーレタスをポリ袋に入れ口を軽く閉じ、野菜室で立てて保存します。

サニーレタスだけに限らず野菜全般にいえることですが、野菜が育った環境で保存することが、鮮度を保つポイントになります。横にして保存すると、余計なストレスがかかって鮮度が落ちてしまうことがあります。

湿らせたキッチンペーパーは毎日取り替えるようにしましょう。また、サニーレタスの芯をくり抜き、くり抜いた空洞の部分に湿らせたキッチンペーパーを詰めてポリ袋に入れ保存する方法もあります。

爪楊枝を刺して保存も◎(2週間)

サニーレタスの芯に爪楊枝を3〜4本ほど刺せば鮮度を保ちながら冷蔵保存することが可能

上述したように、サニーレタスの芯の部分に爪楊枝を刺して保存すれば鮮度を保ちながら保存することができます。

サニーレタスの芯の部分に3〜4本ほど爪楊枝を指します。中まで深く刺すのがポイントです。爪楊枝を刺したら新聞紙やキッチンペーパーで包み、ポリ袋に入れて口を軽く閉じ、野菜室で立てて保存します。

芯の切り口に片栗粉を塗って(2週間)

サニーレタスの芯に片栗粉を塗って冷蔵保存すれば、水分が蒸発するのを防ぐことができる

サニーレタスの芯の切り口に片栗粉を塗ることで、サニーレタスの水分が蒸発するのを防ぐことができます。芯の切り口を数ミリ切り落としてから片栗粉などの粉類を厚さ2〜3mmほど塗り、レタス全体を新聞紙で包みます。ポリ袋に入れて軽く口を閉じ、冷蔵庫で保存します。

水に挿して(2〜4週間

使いかけのサニーレタスは水に挿して保存すると◎

使いかけのサニーレタスは水に挿して保存するのがおすすめです。

コップなどの容器に水を注ぎ入れ、サニーれの芯(茎)の部分を水につけます。上からポリ袋をかぶせ輪ゴムで止め、冷蔵庫で保存します。

サニーレタスの葉の部分に水分がつくと傷みやすくなるので、水量は少なくてOKです。水は毎日取り替えるようにしましょう。

1枚ずつ(1週間)

サニーレタスを1枚ずつ剥がして保存容器に入れて冷蔵保存する

サニーレタスを冷蔵保存する際は、1枚ずつに剥がして保存する方法もあります。

大きめの保存容器の底に水で湿らせたキッチンペーパーを敷き、その上に1枚ずつに切り離したサニーレタスを重ねて入れます。上からも水で湿らせたキッチンペーパーをかぶせ、蓋をして冷蔵庫で保存します。

ちぎって(3〜4日)

サニーレタスを食べやすい大きさにちぎってから冷蔵保存する

食べやすい大きさにちぎってから冷蔵保存する方法も。

サニーレタスを洗い水けを取ります。食べやすい大きさに手でちぎり、底にキッチンペーパーを敷いた保存容器に入れ、ちぎたサニーレタスを入れます。上からも水で湿らせたキッチンペーパーをかぶせ蓋をして冷蔵庫で保存します。

包丁でカットすると変色しやすくなるため、手でちぎるのがおすすめです。ただし金属製以外の包丁であれば変色しにくいので包丁でカットしてもOK。

サニーレタスの保存方法と期間【冷凍】

サニーレタスは冷凍保存にあまり向きません。水分が抜けて生のサニーレタスのようなシャキシャキ感が失われてしまうためです。冷凍したサニーレタスの保存期間の目安は1ヶ月です。

生のまま(1ヶ月)

サニーレタスを食べやすい大きさにちぎって冷凍用保存袋に入れ冷凍する

サニーレタスを洗いキッチンペーパーで水けを拭き取ります。食べやすい大きさに手でちぎり、冷凍用保存袋に入れて冷凍室へ。

冷凍室の急速冷凍機能を使うのがおすすめです。機能がない場合は、金属トレイにサニーレタス入れた保存袋を乗せて冷凍すると◎。

冷凍するとシャキシャキ感がなくなってしまうので、サラダではなくスープやチャーハンなどに使用するのがおすすめです。

サニーレタスの作り置きレシピ

最後に、サニーレタスの作り置きレシピをご紹介します。作り置きレシピは冷蔵で1〜2日ほど日持ちします。水分が出やすいので、なるべく早めに食べきるようにしましょう。Filyのレシピはすべて小麦粉・乳製品・白砂糖不使用です。

サニーレタスのオイスター炒め

サニーレタスのオイスター炒め

サニーレタスをたっぷり使った炒め物です。

このレシピではしいたけを使用しています。しいたけにはビタミンDが多く含まれているのが特徴です。ビタミンDは野菜にはあまり含まれていない栄養素で、カルシウムの吸収を促進する効果が期待できます。

サニーレタスのオイスター炒めのレシピはこちら

サニーレタスとチキンのキムチ炒め

サニーレタスとチキンのキムチ炒め

サニーレタスをキムチを使って炒め物に仕上げました。

サニーレタスや白菜に含まれるビタミンCは、鶏肉に含まれるたんぱく質がコラーゲンになるのに必要不可欠な栄養素です。コラーゲンには美肌効果が期待できます。

サニーレタスとチキンのキムチ炒めのレシピはこちら

サニーレタスと豚肉のごまみそ炒め

サニーレタスと豚肉のごまみそ炒め

サニーレタスをたっぷり使い、豚肉と甘めのごまみそ味が美味しいひと品です。

豚肉はビタミンB1も豊富なので、疲労回復の効果も期待できます。

サニーレタスと豚肉のごまみそ炒めのレシピはこちら