じゃがいもを茹でたりレンジで加熱すると熱くなってしまい、皮を剥くのが大変ですよね。今回はじゃがいもの皮剥きが熱い時の対処法をご紹介します。様々な対処法がありますがどれも簡単にできることです。ぜひ参考にしてください。
じゃがいもを茹でる前に皮に切れ目を入れておくと、茹でた後にスルッと皮を剥くことができます。
深さ1〜2mm程度の深さの切れ目を包丁を使ってぐるりと一周入れます。切れ目が深すぎると、茹でている最中に煮崩れしやすいので、浅く入れるのがポイントです。
じゃがいもが茹で上がったらすぐに冷水にとります。10〜15秒ほど浸した後にキッチンペーパーなどで水けを拭き取り皮を剥きます。
冷水に取ることでじゃがいもが冷たくならないかと心配になるかもしれませんが、冷水にとる時間を短くすることで、皮だけが冷たくなり、中身は熱いままになります。
切れ目を入れるのは必須ではありませんが、切れ目を入れてから茹で冷水に取ることでさらに剥きやすくなります。
茹でた直後のじゃがいもは熱々なので、素手で持つのは大変ですよね。そこで便利なのがキッチンペーパー。キッチンペーパーでじゃがいもを包むようにして持つと◎。手に熱さが伝わりにくいので皮が剥きやすくなります。
キッチンペーパーを数枚重ねて厚くするのがポイントです。1枚だと熱さを感じやすいです。
茹でたてのじゃがいもは大変熱いので、やけどに十分注意しながら扱いましょう。
コロッケやポテトサラダなどを作る際におすすめの方法は、しゃもじを使った皮むきです。茹でたじゃがいもをしゃもじでぐっと押すとじゃがいもが潰れます。
じゃがいもが潰れたら皮を取り除くだけ。皮にじゃがいもが付いている場合はスプーンなどを使って削ぎ落としましょう。
茹でる前に皮を剥くという方法も。皮を剥く方が、皮付きのまま茹でるよりも茹で時間が短時間で済みます。包丁やピーラーなどを使って皮を剥いてから茹でましょう。
ただし皮を剥いてから茹でると、じゃがいもの栄養素が流出してしまうので、栄養価的にはあまりおすすめしません。皮ごと茹でることで水溶性の栄養素を9割キープできるといわれています。皮付きのままでもカットしてあると断面から栄養素が流出してしまいますので、栄養素を重視するのであれば「丸ごと皮付き」がベストです。
じゃがいもは「丸ごと皮ごと」を水から茹でるのが基本です。
丸ごと皮ごと茹でることで、じゃがいもに含まれるビタミンCのうち約9割をキープできるというデータがあります。じゃがいものデンプンや不溶性食物繊維は皮に多く含まれています。そのため、皮を剥かずに茹でることでビタミンCを守ることができます。
水から茹でることで、ペクチンという食物繊維の一種が水中の無機イオンと結合して不溶化し、細胞内のでんぷんの吸水を防ぎます。でんぷんは加熱して水を加えると糊化(「こか」と読みます。のり状になることを指します)して、膨張し、細胞同士の結びつきが弱まってしまいます。水から茹ででんぷんの吸水を防ぎ、結果として膨張を防ぐことができれば、細胞が壊れないので、ビタミンCの流失を最小限に留めることができます。
じゃがいもの茹で時間は、じゃがいもの大きさによって異なります。小(S)サイズなら15〜20分、中(M)サイズなら20〜25分、大(L)サイズなら30分ほどです。
皮を剥いて茹でたり、カットして茹でる場合の茹で方と茹で時間については、こちらのじゃがいもの茹で時間に関する記事で詳しくご紹介していますのでぜひ参考にしてください。
茹でたじゃがいもは傷みが早いため、なるべく早く使い切ることが大切です。
茹でたじゃがいもを冷蔵保存する場合の保存期間の目安は約2〜3日です。ラップで包んでから冷蔵庫で保存します。
また、茹でたじゃがいもは冷凍保存することも可能です。その場合はマッシュポテトにして冷凍するのがおすすめです。冷凍保存すれば約1ヶ月ほど日持ちします。
じゃがいもの保存方法についてはこちらの記事で詳しくご紹介していますのでぜひ参考にしてください。
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