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そら豆の焼き方|グリル・フライパン・トースター・オーブンで一番美味しいのは?

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そら豆の焼き方|グリル・フライパン・トースター・オーブンで一番美味しいのは?

そら豆の美味しい焼き方を解説していきます。グリルで焼くのが定番ですが、フライパンやトースター、オーブンでも美味しくできるのか検証していきます。

そら豆を焼くメリットとコツ

茹でたそら豆よりも美味しい?!

そら豆は茹でて食べることが一般的ですが、焼き上げて食べるのも大変美味しい!茹でたときと違い、味が薄まらず、豆の旨みが凝縮します。食感もベチャッとならず、ふっくらホクホクに仕上がります。塩だけのシンプルな味付けがベストです。

茹でるより栄養面でも優れてる

そら豆は美容効果の高い野菜といえます。

ビタミンの中でもビタミンB1が特に豊富に含まれます。可食部100gあたりのビタミンB1の含有量は0.30mgです。ビタミンB1は糖質をエネルギーにする(体を元気にする)ために欠かせないビタミンです。ビタミンCはたんぱく質からコラーゲンを合成する働きがあり、皮膚や血管、筋肉、骨などを丈夫にします。カリウムは、体内に余分にあるナトリウムを体外へ出す働きを持っています。そのため、高血圧の予防になるミネラルの一つです。

そら豆はビタミンB群・C、カリウムなどが豊富な野菜ですが、どれも水溶性なので茹でると流れてしまいます。茹でる時間により、一度の調理でだいたい半分ほどは損失してしまいます。

グリル等は予め温めておく

グリル等をあらかじめしっかり温めておくと、サヤに包まれた豆にすぐに火が通り、蒸し焼きにでき、ふっくらホクホクに仕上げることができます。

途中でひっくり返す

片面焼きタイプのグリルやフライパンで焼く場合は、途中で一度ひっくり返すようにしてください。両面焼きのグリルでは基本的にひっくり返す必要はありませんが、場所によって火の通りにムラがある場合があるので、途中で場所を全体的に入れ替えるのはアリです。

新鮮なそら豆の見分け方

新鮮な調理法だからこそ、新鮮なそら豆を使いたいものです。新鮮なそら豆を見極めるポイントは下記です。

  • さやにツヤがあり色鮮やか

  • さやに弾力がある

  • 豆の大きさがそろっていて、ふっくらしている

  • お歯黒が黒くない

お歯黒とは豆の上部にある黒いツメのことで、豆がさやに繋がっていた部分です。お歯黒が黒くないものが若いそら豆です。サヤに入って売ってることが多いので、購入前にはわかりませんが、サヤを剥いたら、お歯黒が黒いものから使い、黒くないものを保存用にしましょう。

そら豆の焼き方【グリル編】

グリルに重ならないようにサヤごとそら豆を並べます。水も適量いれます。皮が焦げるまで7〜8分焼きます。サヤごと焼くことでサヤの中で豆が蒸し焼きになり、美味しい食感に仕上がります。

出来上がりはこんな感じです。焼き上がったら、豆をサヤから出して、お好みで薄皮を剥き、塩をかけてお召し上がりください。

そら豆を焼くときの王道はグリル。火の通りも一番早く、香ばしく仕上がります。本記事の焼き方の中でも食感は最もホクホクという感じです。

そら豆の焼き方【フライパン編】

フライパンにそら豆を重ならないように並べて素焼きします。中火で熱し、蓋をして、5〜7分ほど焦げ目が付くまで焼きます。その後ひっくり返してさらに5分ほど。焼く時間はそら豆の大きさによるので、焦げ目で判断しましょう。

出来上がりはこんな感じです。

グリルに比べて、豆が硬めです。フライパンなのでお手軽なものの、グリルの香ばしい焼き上がりには敵いません。このそら豆は大きめだったので、半面7分づつ焼いたので、グリルよりも時間がかかりました。

そら豆の焼き方【トースター編】

トースターで焼くときはアルミホイルに並べます。焦げ目が付くまで10分ほど焼きます。

出来上がりはこんな感じです。

トースターはそこまで火力がないので、じっくり焼くイメージです。そのため、風味がやや弱く、食感もしっとり気味です。グリルを使うのが面倒臭いという方にはおすすめできますが、やはりグリル焼きが美味しい!

そら豆の焼き方【オーブン編】

オーブンで焼くときは、天板にクッキングシートを引き、そら豆を並べます。230℃に予熱し、15〜20分程焼きます。

出来上がりはこんな感じです。見た目ではあまり差はわかりませんね。

今回紹介した仕上がりの中で、もっともふっくらしています。グリルがホクホクなのに対して、オーブンはふっくら、です。予熱時間も入れたら、オーブンは最も時間がかかるので、難点です。

総合的に見ると、やはりグリルが一番おすすめです!手軽に済ませたいときはトースターもありです。フライパンは一番おすすめしません。

そら豆の焼き方【サヤなし編】

薄皮付き

サヤから出したそら豆の実を薄皮つけたまま素焼きも。片面3分ずつ焼きます。

皮が焦げやすいので注意しましょう。焼いても薄皮は結構硬いので、剥きながら塩をふって食べます。サヤつきグリル焼きの方が香ばしく、ふっくらします。サヤから出して薄皮のまま焼くと、実がやや硬くなります。あまりおすすめしません。

豆だけ(薄皮剥く)

豆だけで焼くときは薄皮を剥いてから加熱するのがおすすめ。薄皮を剥いたそら豆はこのように焼いたり、炒めたり、色々な料理が楽しめます。そら豆は茹でる、サヤごとグリル焼き、薄皮なし豆だけ炒めるの3つの調理法がおすすめです。

茹でる前のそら豆の薄皮の剥き方はこちらの記事を参考にしてください。

茹でずに薄皮を剥いたそら豆をオリーブオイルと塩だけで炒めるだけで、とっても美味しいひと皿に。あともう一品ほしいときにおすすめです。