そら豆は薄皮を付けたまま茹でて使うのが一般的ですが、茹でる前に皮を剥くことで炒めるなど他の調理法も楽しむことができます。茹でない分水っぽさがなく、そら豆本来の風味が強く感じられ旬の季節に大変美味しくいただけます。
お歯黒の部分から剥いていきます。
お歯黒とは豆の上部の黒いツメのことで、豆がさやにつながっていた部分です。時期が終わりに近づくと黒くなっていきます。この部分が黒くない豆は早採りしてまだ実が若い状態です。お歯黒がしっかり黒いものは実は固めですが味が濃厚です。お歯黒が黒い豆と緑色の豆が混在している場合は、黒いものを先に湯に入れると茹で具合がそろいます。また、お歯黒は取り除くことで火の通りがよくなります。皮の固さが気になる場合は取り除きましょう。
爪を立てると、簡単にお歯黒の部分が剥けます。
剥けた部分から、皮を剥いでいきます。
このように簡単に剥けます。お歯黒のある部分が一番実が崩れやすくので、先に剥き、そこから全体を剥くときれいに剥けます。
爪で上手に剥けないときは包丁で。お歯黒の下の部分を横から切り込みをいれていきます。
切り込み部分から指で剥いていきます。
そのあとは前述したのと同じように、手で皮を剥いでいきます。
ほぼ工程が変わらないので、皮がそこまで硬くなければ包丁は必要ないでしょう。
旬のそら豆ならシンプルな味付けが一番!薄皮を剥いたあと、オリーブオイルと塩でソテーにするがのベストです。超シンプルな料理ですが、とっても美味しいのでおすすめです。
そら豆の薄皮を剥いてから茹でるのはおすすめしません。形が崩れにくいというメリットがあるそうなのですが、これから紹介する方法で下ごしらえすれば、実を崩すことなくきれいに剥くことができます。また、薄皮を剥いてから茹でるとビタミンB群・C、カリウムなどの栄養素を損失しやすいので避けた方がよいといえます。
そら豆を茹でてから皮を剥くのが一般的です。そら豆の茹で方はこちらの記事をご参考ください。
そら豆を茹でるときには事前にそら豆に切り込みを入れます。そら豆に切り込みを入れると、下記のメリットがあります。
茹で上がった後、皮が剥きやすい
塩がまわりこみ美味しく仕上がる
豆にシワが寄らずきれいに茹であがる
そら豆の切り込みは黒い箇所(お歯黒)の反対側に入れることが多いです。この箇所だと、茹で上がった後に皮がちゅるんと簡単に剥けます。
包丁を固定し、そら豆を包丁に当てるようにします。
切り込みが入ったら、包丁は動かさずにそら豆を持っている手首を動かしていきます。そら豆はつるつるしていて滑りやすいので、この方法が一番やりやすいかつ安全です。
切り込みの長さ2cm程入れば大丈夫です。ただし、この箇所はつるつるしていて包丁が安定しないことがあるので、お歯黒にいれるのもありです。
お歯黒に切り込みを入れる場合の切り込みの入れ方は同じです。茹でたあと薄皮から実を取り出すのは、お歯黒の反対側に切り込みが入っている方が簡単です。
茹でたそら豆を料理に使う場合は、すぐに薄皮をむくと変色が防げます。
切り込みと反対側を指で軽く押すと、ちゅるんと豆が出てきて簡単に取り出すことができます。
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