皮脂の分泌や毛穴トラブルでお悩みの脂性肌の方におすすめのドラコスクレンジングをピックアップしました。脂性肌の方向けの正しいクレンジング方法やスキンケア方法も詳しく解説していますので、ぜひ参考にしてください。
脂性肌とは、皮脂量も水分量も多い肌質のことを指します。Tゾーン(額・鼻筋)は特に皮脂量が多く、毛穴が比較的大きいため、肌のキメが粗く見えてしまいます。脂性肌の方に多い肌トラブルは、ニキビや吹き出物、毛穴の開き、毛穴詰まりなどです。
自分では脂性肌だと思っていても、実は乾燥型脂性肌(隠れ乾燥肌)の方が多くいます。肌が乾燥していると、それ以上水分を減らさないよう肌が余分な油分を分泌してしまうことが原因です。肌はオイリーなのに、つっぱる感じがある人は「乾燥型脂性肌」です。
ドラコスとは、一般的にドラッグストア(薬局)で販売されているコスメのことを指します。ドラッグストアで販売されているコスメ(化粧品)は、デパコスと比較すると値段がお手頃であることが特徴的です。また、購入場所も多いため、手軽に入手することができる点もドラコスの利点の一つです。
ちなみに、プチプラとは「プチ(仏:petit)」と「プライス(英語:price)」を組み合わせた略語(和製英語)で、値段が安いことを表します。ドラコスはプチプラ商品が多いですが、必ずしも安いわけではありません。
今回は、ドラッグストアで買える、脂性肌の方におすすめのクレンジングをピックアップしてみました。
クレンジングの目的はずばりメイクを落とすこと。通常のメイクをした日はクレンジングオイルやバーム、油性ジェルタイプなど油分が多いクレンジング剤でメイクをしっかり落とし、メイクが薄い日(下地とフェイスパウダーのみ)や日焼け止めのみの日はミルクやクリーム、水性ジェルなど肌負担が小さいクレンジング剤を使うのが基本です。
ただし、皮脂の分泌量が多い脂性肌の方は、メイクの濃淡に関わらず、洗浄力が高いクレンジング剤を使って、皮脂をしっかり落とすのがおすすめです。皮脂が顔に残ったままだと、スキンケアの浸透率が下がったり、酸化した皮脂による肌トラブルなどが起きやすくなるためです。
ちなみに、脂性肌の方に特におすすめなクレンジングオイルには、下記の3種類があります。
炭化水素油系オイル
オイルの中で最も洗浄力が高いため、カバー力やキープ力の高いファンデーションやウォータープルーフメイクなどのしっかりメイクを落とすのに向いています。
エステル油系オイル
酸化しにくく、肌との相性がいいのが特徴です。洗浄力は炭化水素油系に次いで高く、しっかりめのメイクも落ちやすいです。また、肌への負担も低めです。
油脂系オイル
人の皮脂の成分と類似したオイルなので、肌なじみがいいといわれています。3種類の中では油脂系オイルの洗浄力は低いですが、クレンジング剤の中では高い方で、しっかりメイクでもしっかり落とすことができます。肌への負担は3種類の中で最も低いです。
脂性肌の方でも保湿ケアは重要です。乾燥型脂性肌の方はなおさらです。
保湿ケアはクレンジング後の化粧水や乳液がメインですが、保湿成分が配合されたクレンジング剤もありますので、積極的に取り入れましょう。
クレンジング剤によく使用される主な保湿成分にはグリセリン、スクワラン、ヒアルロン酸などがあります。
ただし、クレンジングの主目的はメイク汚れを取ることで保湿ではありませんので、保湿成分にはそこまで神経質になる必要ないといえます。
皮脂の分泌を抑える成分が配合されたクレンジングは、残念ながらほとんどありません。化粧水や美容液などのアイテムでは、皮脂分泌抑制成分が配合されたものがあります。
脂性肌の方に特に多い肌悩みは、ニキビや吹き出物、毛穴詰まりなどです。皮脂の分泌が多いことが原因で生じやすい肌トラブルですので、これらの肌悩みには、洗浄力が高めのクレンジング剤がおすすめです。
洗浄力に加えて、肌悩みの改善に特化した成分が配合されていたり、技術が施されているとなおよいでしょう。例えば、ニキビや吹き出物には、ノンコメドジェニックのクレンジング剤がおすすめです。ノンコメドジェニックとは、ニキビの元となるコメドの形成に影響するといわれる不飽和脂肪酸や、ニキビの形成に影響を与えるアクネ菌による資化(栄養となり分解する)性が懸念される成分を極力使用せず、ニキビができにくいように処方された化粧品を指します。(ただし、ノンコメドジェニック製品でニキビができないと保証されたわけではありません)
また、毛穴詰まりには、スクラブ入りのクレンジング剤や、週1〜2回程度のスペシャルケアの導入がおすすめです。酵素洗顔やクレイパックなどは、毛穴の汚れを吸着し、毛穴を目立たなくする効果があります。
乾燥型脂性肌は乾燥が原因で、敏感肌になってしまう場合があります。そんな方にはオーガニックブランドや敏感肌向けブランドが合う場合があります。また、アルコールやパラベン、ラウリン酸などの刺激を感じやすい成分を避けるとよいでしょう。
NIVEA(ニベア)は、ドイツのバイヤスドルフ社の化粧品ブランドです。「ニベアクリーム」は100年の歴史をもち、世界各国で愛されるニベアのロングセラー商品です。日本では、日本法人バイヤスドルフ社と花王の合併会社「ニベア花王」が、バイアスドルフ社の技術と日本独自の調査、研究により健やかな肌を保つ製品づくりを追求し販売を行っています。
この商品は、さらっとなめらかなオイルが浸透することで、落ちにくいメイクや毛穴汚れを解きほぐし優しく落とすことができるクレンジングオイルです。ヤシ油脂肪酸PEG-7グリセリルやジカプリリルエーテル、水添ポリイソブテンを配合した「毛穴・角栓クリアEX成分」(洗浄成分)により、毛穴の汚れやくすみの原因となる古い角質を落とします。また、保湿効果のあるローズヒップ油(カニナバラ果実油)やホホバ種子油も配合されています。
パラベンフリー、シリコーンフリー、着色料フリーの商品です。
W洗顔必要、濡れた手で使用可、ウォータープルーフマスカラ対応です。
クレンジング後の洗顔には、同ブランドの「ニベアクリームケア弱酸性泡洗顔」や「ニベア クリームケア 洗顔料 しっとり」などがおすすめです。
ELIXIR(エリクシール)は、資生堂が展開する日本のエイジングケア*ブランドです。先進のコラーゲン研究を活かした年齢や悩みに応じた3つのシリーズ(エイジング*ケア・美白&エイジング*ケア・ファーストエイジング**ケア)で、毎日のスキンケアで内側から輝くつやができる肌を目指す製品を提供しています。
*年齢に応じたお手入れのこと
**今からはじめる年齢に応じたうるおいケア
この商品は、きめや毛穴の奥に密着したメイク汚れを溶かし出してすっきり落とすことができるクレンジングオイルです。汚れを落とすだけではなく、肌表面(角層)のごわつきをほぐし肌のうるおいをしっかり守ります。さらさらとしたテクスチャーのオイルで、洗い上がりもオイルを感じさせないすっきりとした感触が特徴です。
アレルギーテス済み*の商品です。
*すべての方にアレルギーが起こらないというわけではありません
マツエク対応*、W洗顔必要、濡れた手で使用可です。
*一般的なグル―(シアノアクリレート系)に対応
クレンジング後の洗顔には、同ブランドの「クレンジングフォーム」や「クレンジングムース N」がおすすめです。
DUO(デュオ)は、プレミアアンチエイジング株式会社が展開する日本のスキンケアブランドです。肌トラブルを引き起こす原因となる成分は極力カットした肌に優しい製品づくりにこだわり、洗う・落とすだけではないトータルで悩みに向き合うスキンケア・ヘアラインを提供しています。
この商品は、使う程に毛穴の目立たない肌へと導く毛穴悩みに特化したクレンジングバームです。毛穴汚れをやわらかくほぐし、毛穴に詰まった汚れを取り除くルコシルセラミドや、皮脂汚れやメイク汚れを一掃し、肌リズムをサポートするセイヨウシロヤナギ樹脂エキスや乳酸桿菌、ザクロ果実エキスなど7種類の成分が配合されています。また、透明感やハリ、ツヤなどを与える年齢肌に適した31種類もの美容成分の働きにより、洗い上がりは柔らかくしっとりとした肌になります。クレンジングとしてだけではなく洗顔や角質ケア、マッサージ、トリートメントとしてもお使いいただけます。
パラベンフリー、鉱物油フリー、石油系合成界面活性剤フリー、合成香料フリー、合成着色料フリー、アルコールフリーの商品です。
マツエク対応、W洗顔不要、濡れた手で使用不可です。
同ブランドには、エイジングケア*や黒ずみ毛穴ケア、くすみケア、乾燥・ゆらぎケアなど様々な肌悩みに特化したクレンジングバームがあります。また、脂性肌の方の朝の洗顔には、「ザ リペアバー」がおすすめです。
*年齢に応じたお手入れのこと
softymo(ソフティモ)は、コーセーコスメポート株式会社が展開する日本のスキンケアブランドです。洗顔・クレンジングを中心に幅広いラインナップを取り扱っています。ソフティモクリアプロは、透明感・毛穴・ハリ感など大人の肌悩みに着目した高機能スキンケアクレンジングシリーズです。
この商品は、美容成分を抱えたバームが肌の上でとろけてオイル状に変化するクレンジングバームです。クリアプロ パフォーマンステクノロジー*を採用し、メイク汚れや皮脂汚れとなじみ、ごわつきの原因となる古い角質まですっきり落とします。保湿成分に5種類のオーガニック植物抽出オイルと15種類の植物オイルを配合しているため、汚れを落とすだけではなくしっとりハリのある肌へ導きます。
*それぞれの肌悩みに特化し、最適にアプローチする技術
アコールフリー、パラベンフリーの商品です。
マツエク対応、W洗顔不要、濡れた手で使用不可です。
同ブランドの他のクレンジングバームには、黒ずみ毛穴ケアや角栓毛穴ケア、角質ケア、くすみケアなど、様々な肌悩みに応じたクレンジングバームがあります。
キュレルは、花王株式会社が展開する乾燥性敏感肌のためのスキンケアブランドです。花王の皮膚科学を駆使して開発した「セラミド機能成分」の配合により、洗浄から保湿まで一貫して乾燥性敏感肌のセラミド不足を補い潤いを与えるだけではなく、やさしい使い心地にもこだわったスキンケアを製品化しています。
この商品は、弱酸性で肌の必須成分「セラミド」を守りながら、落ちにくい毛穴の奥のファンデーションや日焼け止めをこすらずしっかり落とすことができるジェルタイプメイク落とし(医薬部外品)です。消炎効果のある有効成分のグリチルリチン酸ジカリウムを配合しているため、肌あれを防ぐ効果も期待できます。
香料フリー、着色料フリー、アルコールフリー(エチルアルコール無添加)で、アレルギーテスト済み*、乾燥性敏感肌の方の協力によるパッチテスト済み*です。
*全ての方にアレルギーや皮膚刺激が起こらないというわけではありません。
W洗顔が必要、濡れた手で使用不可です。
クレンジング後の洗顔には、「キュレル 潤浸保湿 泡洗顔料」がおすすめです。泡で出てくるタイプなので、泡立てる手間が省けます。
オードムーゲは、小林製薬が展開する日本のスキンケアブランドです。くり返しできるニキビや肌荒れなどの悩みに特化しており、製薬会社として徹底的な検証を重ね、有用な素材や成分の研究をもとに開発されており、発売から50年以上続くロングセラーです。
この商品は、伸びの良いなめらかなテクスチャーでしっかり汚れを落とすことができる弱酸性のクレンジングジェルです。肌あれ防止有効成分のグリチルリチン酸2Kや、高い保湿力で肌を保護し肌荒れを予防する効果のあるキダチアロエエキスやハトムギ種子エキスなどが配合されています。
オイルフリー、パラベンフリーの商品です。
W洗顔必要、濡れた手で使用不可です。
クレンジング後のスキンケアには、洗顔料「オードムーゲ 泡洗顔料 さっぱりタイプ」やふき取り化粧水「オードムーゲ 薬用ローション」がおすすめです。
トランシーノは、医療用医薬品事業を手掛ける第一三共ヘルスケアが展開する化粧品ブランドです。第一三共ヘルスケアが開発したトラネキサム酸とビタミンC主薬製剤の有効成分を組み合わせた製剤は、日本で初めて「しみ(肝斑に限る)」の効能を持った一般用医薬品として承認され、「トランシーノ」として発売を開始しました。現在では、トラネキサム酸を美白有効成分として配合した薬用化粧品や肝斑以外のしみに向けたビタミンC主薬製剤も発売しており、しみの予防や改善に特化したトータルブランドへと発展しています。
この商品は、体温でオイルタッチに変化する濃厚クリームで、肌をときほぐしながらメイクや日焼け止めだけではなく、酸化皮脂などの汚れを取り除くことができる低刺激性のクレンジングクリーム(医薬部外品)です。肌荒れ防止有効成分のグリチルリチン酸2Kの他、肌のキメを整えて潤いを与える角質層リファイン成分(トレハロース硫酸Na、ポリメタクリロイルオキシエチルホスホリルコリン液)と、くすみ*をケア成分であるビタミンC、アケビアエキスが配合されているため、くすみ*を改善する効果も期待できます。
*古い角質による
着色料フリー、香料フリーで、アレルギーテスト済み*の商品です。
*すべての方にアレルギーが起こらないというわけではありません。
W洗顔必要、濡れた手で使用不可です。
クレンジング後の洗顔には、同シリーズの薬用洗顔料「トランシーノ®薬用クリアウォッシュEX」がおすすめです。
Arouge(アルージェ)は、全薬工業株式会社が製薬会社として長年培ってきたテクノロジーのすべてを注ぎ込んで誕生したスキンケアブランドです。敏感肌で悩む方に寄り添い、健やかな肌に導くスキンケア商品を提供しています。
この商品は、肌への摩擦を抑えながらメイクをすばやく浮き上がらせ、しっかりメイクを落とすことができるミルクジェルタイプのクレンジング(医薬部外品)です。肌荒れを防ぐ有効成分のグリチルリチン酸2Kとε-アミノカプロン酸が配合されています。また、ナノ化天然セラミド(ビオセラミド)、カンゾウ葉エキス、トリメチルグリシンの角層の保湿因子に着目した3種の保湿成分の配合により、肌に潤いを残します。
鉱物油フリー、表示指定成分フリー*、アルコール(エチルアルコール)フリー、パラベンフリー、香料フリー、着色料フリーの商品です。敏感肌の方のご協力によるパッチテスト済み*、アレルギーテスト済み*です。
*医薬部外品においてまれにアレルギーなど皮膚障害を起こす可能性があり、厚生労働省が表示を義務付けた成分(表示指定成分ではないからといって皮膚障害が生じないわけではありません。)
**全ての方に刺激、アレルギーが起こらないというわけではありません。
W洗顔必要、濡れた手で使用不可です。
クレンジング後の洗顔には、同ブランドのモイスチャークリアソープ(洗顔石鹸)または、モイスチャーフォーム(洗顔フォーム)がおすすめです。
ここでは、脂性肌の方向けの正しいクレンジング方法を紹介します。クレンジング方法を見直すだけでも、肌の状態が良くなることもありますので、ぜひこの機会に見直してみませんか?
肌に触れる前に、手を清潔にすることが第一ステップです。手についた雑菌などが肌荒れを引き起こす場合があるので、ハンドソープなどで軽く手を洗いましょう。
一般的なクレンジングは、乾いた手で使用するように作られています。手を洗ったらタオルなどでしっかりと水気を取り、クレンジング剤を手に取ります。使用方法などに記載されている分量、もしくはそれよりも多めに使いましょう。
クレンジング剤を肌にのせる順番は、皮脂腺が活発なTゾーン(おでこから鼻先)→Uゾーン(フェイスライン)→頬です。
顔全体にクレンジング剤をのせたら、顔の中心から外側に向かってなじませていきます。この時、ゴシゴシと強い摩擦を加えるのはNGです。小鼻周りなど毛穴が気になる部分は、薬指の腹を使って小さな円を描くようにやさしくなじませます。脂性肌の方は、他の肌タイプの方と比較するとTゾーンなどからの皮脂量が多い傾向がありますので、Tゾーンにもしっかりとクレンジング剤をなじませましょう。
肌にクレンジングオイルをのせる時間は、30秒〜1分程度にしましょう。それ以上は、肌に必要な皮脂まで落ちてしまい、肌負担が大きくなってしまいます(脂性肌の方でも、皮脂のとりすぎは避けるべきです)。また、1分以上かけてもメイクとなじまない場合は、メイクに対してクレンジングの洗浄力が低いことが考えられますので、クレンジング剤を変える(ミルク→オイルなど)などして対処しましょう。
クレンジング剤が顔全体になじんだら、少量の水またはぬるま湯をつけて油分と水分をまぜて、クレンジング剤が白くなるまで乳化させましょう。乳化とは、油や水分のように本来混ざり合わないものが均一に混ざり合うことを指します。乳化によってメイク汚れが浮き、少ない摩擦で落とすことができます。
なお、クレンジング剤によっては乳化が不要なものもあります。その場合はこのステップは省いてOKです。
乳化ができたらクレンジング剤を洗い流します。この時、ぬるま湯で洗い流すのがポイントです。お湯の温度が高すぎると、肌に必要な皮脂まで洗い流してしまいます。ほんのり温かいと感じる人肌程度の温度が最適です。洗い流す時は顔をこするのではなく、お湯を顔に優しくつけるようにします。すすぎの回数は30回ほどが目安で、ヌルヌル感がなくなるまでです。生え際やフェイスライン、小鼻の周りなども丁寧に洗い流しましょう。界面活性剤などのすすぎ残しがあると、肌荒れの原因になってしまいます。
清潔なタオルもしくはティッシュで水分を吸い取ります。顔を擦って水分を「拭く」のではなく、タオルやティッシュを顔にやさしく当て水分を「吸い取る」ことが重要です。肌当たりの良い素材のものを使用しましょう。
W洗顔が必要な場合は、05のあとに洗顔へとうつります。
洗顔料の使い方も、基本的にはクレンジングオイルの使い方と同じです。泡立てが必要なものは、手やネットを使ってたっぷりの泡を立てて使います。
皮脂の量が気になるからといって、クレンジングの回数や時間を増やすことは厳禁です。洗いすぎは、肌に必要な皮脂まで取り除いてしまうことになり、肌はさらに皮脂を分泌しようとしてしまいます。肌質関係なく、クレンジングは1日1回(夜)が基本です。
脂性肌になってしまう原因には以下が考えられます。
遺伝
日焼け(紫外線UVB波で皮脂量が増加したというデータあり)
偏った食生活(脂っぽい食事、甘いものの摂りすぎ、栄養バランスの乱れなど)
誤ったスキンケア(クレンジングや洗顔のしすぎ、こすりすぎ、アイテムの使いすぎなど)
ストレス・自立神経の乱れ
ホルモンバランスの乱れ
食事などの生活習慣を見直すことで肌質を変えられる場合もあれば、遺伝的に肌質が決まっていて変えられない場合もあります。ただし、その肌質から生じる肌悩みはスキンケアで改善することができます。
皮脂腺が活発なTゾーンやあごなどには、クレイパックや酵素洗顔、ピーリングなど、週1〜2回程度のスペシャルケアを行うことをおすすめします。皮脂を取り除くだけでなく、古い角質や毛穴汚れなどをしっかり落とすことが可能です。
メイクをしていないという点と、外の汚れがつかないという点を考慮すると、基本的に朝のクレンジングは必要ありません。就寝中にかいた汗や寝具のほこりなどの汚れは、洗顔料で落とすことができます。必要な皮脂を守るために、過度なクレンジングは避けましょう。ただし、脂性肌の方で、皮脂で顔が過度にベタつく場合は、朝にクレンジングしてもよいでしょう。
クレンジングを行うタイミングは、お風呂に入る前、もしくは、入ってすぐです。
お風呂のお湯の温度でのクレンジングは、肌に必要な成分まで落としてしまうため、お風呂入る直前に洗面所でクレンジングを行うのがベストです。お湯の温度はぬるま湯(ほんのり温かいと感じる人肌程度の温度)が最適です。
肌がふやけた状態は、肌のバリア機能が低下している状態ともいわれています。バリア機能が低下すると、肌のうるおいが逃げやすいと考えられているため、お風呂でクレンジングを行う場合は、入ってすぐにクレンジングを行うことを推奨します。
クレンジングオイルなど、水分を含んだ状態で使用すると洗浄力が低下するクレンジング剤を使用する際は、顔や手の水分をタオルでしっかり拭き取ってからクレンジングを行いましょう。
クレンジングを行う前にポイントメイクリムーバーを使うのがおすすめです。少ない肌負担でしっかりと落とすことができ、色素沈着を防ぐこともできます。
コットンに液体を染み込ませて使用するリキッドタイプと、クレンジング剤がシートに染み込んでいるシートタイプがあります。
いずれのタイプも目元や口元に10秒前後押し当て、強い力でこすったりせずやさしく拭き取ります。
日焼け止めは主に水ベースとシリコーンベースの2タイプに分けることができます。水ベースの日焼け止めは落としやすいためクレンジングは必須ではありませんが、シリコーンベースの日焼け止めは落としづらいため、クレンジングで丁寧に洗い流すことをおすすめします。使用前に日焼け止めをよく振るタイプがシリコーンベースです。
また、日焼け止めは天気に関わらず365日塗ることを推奨します。紫外線はあらゆる肌トラブルの原因となるためです。室内にも紫外線は入ってきますので、外出しない日でも日焼け止めを塗るように心がけましょう。
クレンジング剤に、美白やエイジングケア対策の成分が配合されているものがありますが、クレンジング剤は洗い流すものなので、これらの成分が肌に残ることはほとんどありません。クレンジングはメイクの汚れを落とすために行うものです。クレンジングのみで美白やエイジングケア対策は、美容液や化粧水などで取り入れましょう。
脂性肌を改善しようと、スキンケアをやりすぎるのはかえって逆効果になることもあります。長時間のフェイシャルスチーマーや角質ケアのやりすぎ、拭き取りなどの摩擦が生じるケアなどは、敏感症状を悪化させるばかりではなく、シミなどの肌トラブルに繋がる可能性もあります。
栄養バランスが偏った食事では、保湿成分がうまく作られないため、日頃の食生活の見直しも大切です。
また、空気の乾燥(低湿度)にも注意が必要です。冷暖房を使用する夏や冬は、空気が乾燥しがちです。加湿器の使用など適度な加湿を行うことをおすすめします。
クレンジング後は、洗顔(W洗顔が必要な場合のみ)→化粧水→美容液→乳液 または クリームの順番でスキンケアを行うのが基本です。
かずのすけ, 白野実(2019)『美肌成分事典』主婦の友インフォス
上原恵理(2021)『医者が教える 人生が変わる美容大事典』KADOKAWA
永松麻美(2021)『正しい知識がわかる 美肌事典』高橋書店
すみしょう(2021)『最短で美肌になるために知っておきたい スキンケア大全』KADOKAWA
久光一誠(2021)『効果的な「組み合わせ」がわかる 化粧品成分事典』池田書店
川島眞, 川田暁, 神田吉弘, 世喜利彦, 能﨑章輔(2018)『美容の科学』じほう
宇山侊男, 岡部美代治, 久光一誠(2020)『化粧品成分ガイド 第7版』フレグランスジャーナル
小林智子(2022)『すっぴん肌が好きになる 肌トラブル大全』WAVE出版
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