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天然由来(植物由来)成分配合おすすめクレンジング9選|注意点も合わせて解説します!

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天然由来(植物由来)成分配合おすすめクレンジング9選|注意点も合わせて解説します!

「天然オイル配合」「植物由来成分のみ」「自然由来成分100%」などと書かれたクレンジングはたくさんありますが、そもそも天然(自然、植物)由来とはどのような成分を指すのかご存知ですか?この記事では、天然由来成分でつくられたおすすめのクレンジングをご紹介します。注意点も合わせてご確認ください。

天然由来のクレンジングについて

「天然由来」とは

一般的に、天然由来は「天然に存在する植物から得た」という意味で使われる言葉です。植物から抽出された成分や、それらの成分を化学的に処理した成分を「天然由来成分」と呼びます。「植物由来成分」ということもあります。

天然に存在する植物から取れる成分は全て「天然由来成分」ということができます。つまり、鉱物油(石油)も天然由来成分になります。

類似した言葉に「自然由来成分(原料)」がありますが、これは植物や動物から抽出した特定の物質や、自然由来原料を化学的・生物学的に処理をして得た原料のことを指します。つまり、自然由来成分の方が天然由来成分よりも対象成分の範囲が広い(動物を含むため)です。

反対に、合成成分(化学物質、ケミカル成分)は、天然由来成分の対義語にあたる成分です。天然に存在するものではなく、人工的に作られた成分で、中には天然由来成分を使った合成成分も存在します。

天然由来成分の注意点

天然由来成分だからといって、植物成分がそのまま化粧品に配合されているとは限りません。天然由来成分でも、化学的に処理されて「合成成分」に変わるものもあります。

また、常に「天然由来成分=安全」というわけではありません。植物の中には、人体にとって刺激となる成分を含んでいるものがあります。例えば、アロエやレモンには、微量ではありますがアレルギー物質が含まれています。成分によっては植物成分よりも合成成分の方が害や刺激が少ないものがあるのは事実です。

さらに、天然由来成分だからといって、必ずしもオーガニック成分ということではありません。

化粧品のパッケージなどに書かれる「天然由来成分」という文字だけを見るのではなく、商品説明や成分表をしっかり確認し、自分の肌に合う化粧品かどうかを見極める必要があります。

天然由来成分のクレンジングの選び方

メイクの有無

当たり前ですが、クレンジングの目的はメイクを落とすことです。どんな肌質の人でも、メイクをした日は、クレンジングでしっかりとメイクの汚れを落とすことが大切です。化粧水や美容液、乳液などのスキンケアの効果を高めるためにも、クレンジングで汚れをしっかり落とすことが重要です。

クレンジングにはオイルやバーム、ミルクなど様々な種類がありますが、メイクをした日は、洗浄力の高いオイルやバーム、油性ジェルタイプのクレンジングでメイクや皮脂の汚れをしっかり取り除くことが大切です。中でもオイルタイプは、クレンジング剤の中でも洗浄力が高く、しっかりメイクをする人に向いています。オーガニックのものは、通常のクレンジングオイルより洗浄力が低い傾向にあるものの、しっかりメイクでも落とすことが可能です。

逆に、ナチュラルメイク(下地にフェイスパウダーのみ)の日は、クリームやミルク、水性ジェル、乳液など洗浄力の弱いクレンジング剤を使うのがおすすめです。

日焼け止めのみで過ごす日も、クレンジングでしっかりと日焼け止めをオフすることで、肌をすこやかやに保つことが可能です。ノーメイクの日はクレンジングは必須ではありませんが、紫外線から肌を守るために、日焼け止めを塗布することを強く推奨します。

また、メイクの濃さに関わらず、アイメイクやリップなどのポイントメイクは、色素沈着を防ぐために専用のポイントメイク落としを使うことをおすすめします。

オーガニック認証

天然由来成分でかつオーガニック成分のクレンジングを使用したい場合は、そのクレンジングがオーガニック認証を取得しているかどうかを確認しましょう。

一般的に、農薬や化学肥料を使用しないで栽培した植物をオーガニック(有機栽培)植物といいます。そして、オーガニック植物を使用して作られた化粧品を「オーガニックコスメ」といいます。

世界的に有名なオーガニック認証機関には、Ecocert(フランス)やCosmebio(フランス)、BDIH(ドイツ)、ICEA(イタリア)、Soil Association(イギリス)などがあります。オーガニック認証機関の名称と、その機関が出すオーガニック認証の名称が違うので、大変分かりづらいです。また、オーガニック認証機関が、オーガニックの配合割合などから複数の認証を使い分けて発行しているため、さらに複雑になります。

COSMOSは、EcocertとCosmebio、BDIH、ICEA、Soil Associationの5団体によって、作られたオーガニック認証規格を指します。各団体によってオーガニック認証のプロセスと基準が違うため、その統一を目指して作られました。

Ecocert(エコサート)は、世界最大のコスメ商品のオーガニック認証機関といわれています。

各商品のオーガニック認証に関しては、公式サイトを確認しましょう。

低刺激成分

敏感肌の方や、ニキビや肌荒れなどの肌トラブルで一時的に肌がゆらいでいる方は、低刺激成分処方のクレンジングを選びましょう。

肌への刺激となりやすい成分の例は、下記の通りです。

  • 鉱物油

  • アルコール(エタノール)

  • パラベン

  • シリコン

  • 合成着色料

  • 合成香料

  • 石油系界面活性剤

  • タルク

  • ラウリル硫酸Na

ただし、成分との相性は人それぞれですので、上記の成分で必ずしも刺激を感じるというわけではありません。また、上記の成分以外の成分で刺激を感じることもあります。

天然由来成分配合のクレンジングが自分の肌に合うかどうかが不安な方は、アレルギーテストなどを実施している化粧水を選ぶとよいでしょう。

アレルギーテスト

正式名称はリピート・インサルト・パッチテスト法(パッチテスト)。化粧品が発売される前に実際に対象の人に試し、アレルギー症状が出るかどうかを判断する。「アレルギーテスト済み」や「パッチテスト済み」と書かれた化粧品は、高いレベルで安全性を確保できた化粧品のことを指す。


スティンギングテスト

化粧品の使用によって、刺激が少ないことを確認するためのテスト。「スティンギング(stinging)」とはピリピリ、ヒリヒリといった一過性の刺激感のことを指し、主に敏感肌を対象にテストを実施することが多い。「スティンギングテスト済み」と書かれた化粧品は、皮膚刺激を感じにくいことが確認されている。


ノンコメドジェニックテスト

ニキビの元であるコメド(面包)ができにくいことを確認するためのテスト。ニキビの原因となりうる成分を極力除いて開発されることが多い。「ノンコメドジェニックテスト済み」や「ノンコメドジェニック処方」と書かれた化粧品は、コメドができにくい=ニキビができにくいことが確認されている。

ただし、これらのテストを実施していても、すべての人に皮膚刺激やアレルギー反応が出ないというわけではありません。

機能性

クレンジングの機能性に注目するのもよいでしょう。

具体的には、W洗顔不要濡れた手でも使用OKマツエク対応などです。W洗顔不要のクレンジングは、クレンジングの後に行う洗顔のステップが省けます。濡れた手でも使用できるクレンジングは、お風呂でも使えるので便利です。

油分を多く含むクレンジングの中には、マツエクの接着に使用されているグルー(のり)を溶かしてしまうものもあるので注意しましょう。マツエク対応可能なものもありますので、事前にマツエク施術者に確認しましょう。

マツエク使用者や時短を最優先にしたい方は、クレンジングの機能性をしっかりと確認することをおすすめします。

洗い上がり

洗い上がりは、

  • 洗浄力

  • 保湿成分

  • 洗い方

  • 肌質

などさまざまな条件によって決まります。

一般的には洗浄力が高いクレンジング剤の方が、さっぱりとした洗い上がりになる傾向がありますが、保湿成分などが含まれていれば一概にそうとはいえません。また、しっとりしていると思っていても、すすぎ残しの場合もあるので注意です。同じクレンジング剤でも人によって洗い上がりが違うことも多いです。

クレンジング剤の中には、「さっぱりとした洗い上がり」や「しっとりとした洗い上がり」などと明記されているものもあります。メイクの濃さに適した洗浄力を持ったクレンジングであれば、サンプルやテスターなどで試してみて、好みの洗い上がりのものを選ぶとよいでしょう。

香り

香りは、ローズやラベンダー、シトラス系、フローラル系など様々な種類があり、現在化粧品に使用されている香料は3,000種類以上といわれています。 香りにはリラックス効果があるといわれていますので、自分が心地よく感じる香りのクレンジング剤を選ぶとよいでしょう。

香りが苦手な方は無香料のクレンジング剤を選びましょう。ただし、無香料だからといって香りが全くしないというわけではありません。香料不使用というだけで、原料特有の匂いがすることがあります。サンプルやテスターなどで、香りを確認してから購入することを推奨します。

また、近年では、ヴィーガンやクルエルティフリー、フェアトレード(エシカルコスメ)など環境保護や動物愛護、人権尊重の観点から化粧品を選ぶ人も増えています。

天然由来成分のクレンジングおすすめ9選

【オイル】SHIRO|ごまクレンジングオイル

SHIRO(シロ)は、日本の北海道で生まれた自然派コスメティックブランドです。「自然の素材をシンプルに」をコンセプトにしており、自分達が毎日使いたいものを作り、素材の良さを最大限に引き出した商品づくりをしています。スキンケア製品だけでなく、ファブリック、ホームフレグランス、エステやヘッドスパにも事業を展開させている大注目のブランドです。

この商品は、ほとんどごま油のみというシンプルな処方のクレンジングオイルです。希少な国産ごまから絞ったオイルを使用しています。ごま油は、インドでアーユルヴェーダのマッサージオイルとして古くから使用されてきたオイルです。肌に潤いを与えながら落ちづらいメイクまでしっかり落としします。

規格外品を原料に使用したりパッケージレスで販売したりと、エシカルな観点にも注意を払った製品です。さらに、再生可能エネルギー由来の電力を使用したり、開発段階で動物実験をしないなど、環境負荷にも配慮しています。

W洗顔必要、濡れた手で使用不可、ウォータープルーフメイク対応です。

全ての肌質の方にお使いいただけます。保湿力のある素材を使用しているため、乾燥肌の方にも使えます。

クレンジング後の洗顔には「ラワンぶきフェイスウォッシュ」が、化粧水には「SHIRO酒かす化粧水」がおすすめです。

【オイル】ローラメルシエ|コンディショニング クレンジングオイル

ローラメルシエは、フランス人メーキャップアーティストのローラ メルシエが1996年に設立したブランドです。「What makes you unique makes you beautiful.(すべての女性を美しく輝かせるメイク)」をブランドコンセプトとして、洗練されたフレンチエレガンスを表現するブランドとして広く知られています。スキンケアやボディケア、バス製品、フレグランスも提供しています。

この商品は、7種の天然由来オイルをブレンドした、リッチなテクスチャーのクレンジングオイルです。ウォータープルーフのメイクや皮脂汚れも、肌の潤いバランスを整えながらオフします。洗い上がりの肌をなめらかでみずみずしい肌へと導きます。

パラベン・シリコンフリーで、アレルギーテスト済み*、ニキビのもとになりにくい処方**です。
*全ての人にアレルギーが起きないというわけではありません。
**全ての方にニキビができないというわけではありません。

W洗顔必要、濡れた手で使用不可、ウォータープルーフメイク対応です。

全ての肌タイプの方にお使いいただけます。

ポイントメイクには、同ブランドの「スージング アイメイクアップ リムーバー」で落とすことで、過度な摩擦や色素沈着を防ぐことができます。また、クレンジング後の洗顔には「バランシング フォーミング クレンザー」がおすすめです。

【オイル】ドクターシーラボ|ナチュラルクレンジングオイル

ドクターシーラボは、1995年に日本の皮膚科医によって開発されたドクターズコスメです。肌荒れなどの肌トラブルを繰り返す患者を見て、「本当に大切なのは毎日のスキンケアである」ことに気づき、当時納得できるスキンケアアイテムがなかったため、自身でブランドを立ち上げ開発が始まりました。

この商品は、乾燥やくすみ、肌荒れをケアしながらメイク汚れをしっかり落とすクレンジングオイルです。7種の植物オイル(ヒポファエラムノイデス油、ホホバ種子油、マカデミア種子油、ヒマワリ 種子油、ハトムギ油、メドウフォームエストリド、ホロムイイ チゴ種子油)が配合されています。これらの植物オイルが毛穴奥まで入り込み、古い角質やウォータープルーフのメイク汚れまでもしっかり落とします。7種の植物オイルのうち、ハトムギ油とメドウフォームエストリドには、肌荒れを予防する作用があります。また、3大保湿成分といわれるヒアルロン酸やコラーゲン、セラミドが配合されており、肌のうるおいを保ち、しっとりとした洗い上がりに導きます。

鉱物油フリー、パラベンフリー、アルコールフリー、無香料、無着色の肌に優しい処方です。また、アレルギーテスト済み*です。
*全ての方にアレルギーが起きないというわけではありません。

W洗顔必要、濡れた手で使用不可です。

全ての肌タイプの方にお使いいただけますが、特に毛穴やくすみ が気になる方におすすめの商品です。

クレンジング後の洗顔は、気になるくすみやざらつきの原因となる古い角質をスッキリ落とす洗顔石鹸「VC100ピーリングソープ」がおすすめです。また、同ブランドの化粧水「」はブランドの人気商品です。

【バーム】THE BODY SHOP|サンプチュアス クレンジングバター CA

THE BODY SHOP(ザボディショップ)は、英国ブライトン発祥のブランドです。THE BODY SHOPの商品は全てクルエルティフリーです。動物実験を行わず、動物毛や昆虫などから得られる色素を使用しない、100%ベジタリアンの商品を提供しています。

この商品は、自然の恵みで作られたクレンジングバームです。イギリスで採取されたカモマイル(整肌成分)やイタリア産オリーブオイル(保湿成分)、ガーナ産シアバター(保湿成分)が配合されています。

防腐剤フリー、ベジタリアンフレンドリー、ビーガンフレンドリー、クルエルティーフリーの商品です。

マツエク対応*、W洗顔必要、濡れた手で使用可、ウォータープルーフメイク対応です。
*マツエクによって使用されている薬剤が異なりますので、施術店に使用可否をご確認ください。

体温ですぐに溶けるバームは、軽めのテクスチャーです。洗い上がりはしっとりふっくらとした肌になります。カモマイルの香りは筆者のお気に入りです。

あらゆる肌タイプの人が使用できますが、特に乾燥肌や敏感肌の方におすすめです。

クレンジング後は、同ブランドの「ティーツリー スキンクリアリング フェイシャルウォッシュ」や「アロエ カーミングフォーミングウォッシュ」などの洗顔料がおすすめです。

【バーム】ITRIM|エレメンタリー フェイシャルクレンジングバーム

ITRIM(イトリン)は、株式会社ACROが運営するラグジュアリーエイジングケアブランドです。土壌や原料へとことんこだわり、原料や植物の使用部位によって最適な手法で成分を抽出しています。ちなみに、株式会社ACROはTHREE(スリー)やAmplitude(アンプリチュード)などのブランドも展開しています。

この商品は、天然由来成分99%のクレンジングバームです。バームとは思えないくらい柔らかく、まるでジェルのようなテクスチャーです。メイク汚れだけでなくホコリや古い角質までもすっきりと落とします。保湿(エモリエント)成分として、ロックローズエキスやバラ葉麹発酵液、アルカナ根エキス、メリッサ葉油などが配合されています。

マツエク対応*、W洗顔必要、濡れた手で使用不可、ウォータープルーフメイク対応です。
*マツエクによって使用されている薬剤が異なりますので、施術店に使用可否をご確認ください。

W洗顔必要、濡れた手で使用不可です。

あらゆる肌タイプの方におすすめです。

ポイントメイクには同ブランドの「アイ&リップ メイクアップリムーバーセラム」が、洗顔には「フェイシャルクリアリソッドソープ」があります。

【ジェル】ジョンマスターオーガニック|G&Nピュリファイングクレンザー(グレープフルーツ&ネロリ)

ジョンマスターオーガニック(john masters organics)は、1991年にヘアケアブランドからスタートしたアメリカのヘア・スキンケアブランドです。「地球に敬意を払うラグジュアリーなビューティーラインを」というコンセプトのもと、オーガニック植物や、天然由来成分を使った製品を世に送り出しています。

この商品は、植物性オイルをたっぷり使用し、美容成分が90%以上配合されたヴィーガン処方のクレンジングです。始めはジェル状ですが、肌になじませるとオイルに、そしてさらにミルク状へと3段階にテクスチャーが変化するユニークな設計となっています。肌を保湿しやわらかく保つ作用があるヒマワリ種子油や、肌荒れを防ぎうるおいのある肌を保つアルガニアスピノサ核油(アルガンオイル)、エイジングケア*でも注目されていて、肌をしっとりと保つバオバブ種子油、そして保湿力の高いマカデミア種子油やホホバ種子油などが主要成分として配合されています。主要成分のアルガニアスピノサ核油、バオバブ種子油、ホホバ種子油はオーガニック成分で、その他ビターオレンジ花水やベルガモット果実油などもオーガニック成分です。
*年齢に応じたお手入れのこと

ラウリル硫酸Naフリー、パラベンフリー、フタル酸エステルフリー、合成香料フリー、合成着色料フリーです。また、遺伝子組み換え原料も一切使用せず、動物実験を行っていない商品です。

W洗顔必要、濡れた手で使用不可です。

あらゆる肌タイプの方がご使用いただけます。グレープフルーツとネロリのアーバンホリスティックな香りには、リラックス効果も期待できます。

クレンジング後の洗顔には、同ブランドの「B&Sモイスチャライジングフォーミングフェイスウォッシュ(ベルガモット&シーバックソーン)」がおすすめです。泡で出てくるポンプタイプなので、泡立てる手間が省けて便利な洗顔料です。

【ジェル】SINN PURETE|ピュアクレンジングクリア a

SINN PURETE(シン ピュルテ)は、心と脳を整えながら肌のケアを行う、「マインドフルビューティー」をコンセプトに掲げたブランドです。脳波解析の第一人者の監修のもと、脳や感性に働きかけるパワーをもつ香りを研究し、香りを用いた「スイッチング美容」を提案しています。また、オーガニックとサイエンスが融合した、ハイブリッドナチュラル処方で、心地良い使用感ながらも効果が発揮できる製品作りを行っています。

この商品は、ジェルとオイルの両方のクレンジング力を併せ持つハイブリッド型のクレンジングです。メイク汚れだけでなく、大気汚染物質までしっかりとオフし、1日の肌の疲れをリセットしてくれます。抗菌作用があり様々な肌荒れに効果があるといわれるマヌカオイルや、肌バランスの乱れを整え、肌を清潔に保つ作用があるとされるクララエキス、PM2.5を肌表面から除去する作用があるアルテモナス発酵エキスを配合した「アルティメットリセット処方」により、大気汚染物質やPM2.5など、肌へのダメージとなる物質をオフしてケアします。さらに、保湿成分として白樺の樹液とウチワサボテン種子油が配合されており、洗い上がりの肌をしっとりとした肌に導きます。

マツエク対応、W洗顔不要、濡れた手で使用不可、ウォータープルーフメイク非対応です。

あらゆる肌タイプの方におすすめです。特に、毛穴汚れや大気汚染物質などすっきりと落としたい方におすすめです。リラックス効果が高い香りで、1日の疲れをリセットすることが可能です。

クレンジング後のスキンケアには、同ブランドの化粧水や美容液、クリームが、朝の洗顔には、同ブランドの「ピュアモイスト フォーミングウォッシュ a」がおすすめです。

【クリーム】フレナバ ナチュラル アンド オーガニック|クレンジングクリーム

FRENAVA natural & organic(フレナバ ナチュラル アンド オーガニック)は、石川県・金沢で最も長い歴史をもつ酒造の福光屋が展開するスキンケアブランドです。15年前から酒米の有機栽培に着手し、この実績を元に、フレナバのためだけに4種類のオリジナル原料(有機コメ発酵液、有機酒粕パウダー、有機酒粕エキス、 有機酒粕オイル)の開発に成功しました。スキンケアアイテムは、コスメキッチンと共同開発をしています。

この商品は、植物由来成分100%のクリームタイプのクレンジングです。日本ナチュラル・オーガニック協会の「JNODAオーガニック認証」を取得しています。ミルクに近いなめらかなテクスチャーで、メイクと素早くなじみすっきりとオフします。保湿成分として、酒粕エキスやコメ発酵液、酵母エキス、酒粕パウダーが配合されており、洗い上がりの肌をしっとりとした肌に導きます。

合成界面活性剤フリー、合成防腐剤フリー、鉱物油フリー、香料フリー、着色料フリーです。さらに、遺伝子組み換えを行った植物を使用しない、製造過程において動物実験を行わないなど、環境にも配慮しています。

W洗顔不要、濡れた手で使用不可です。

全ての肌タイプの方にお使いいただけます。クリームタイプなので、ナチュラルメイクの日や、乾燥肌の方に特におすすめです。

同ブランドのスキンケアアイテムには、化粧水や美容液、美容オイル、保湿クリームがあります。ライン使いがしやすいブランドです。

【ミルク】PHYT'S|レ イドロ ネトワヤン

PHYT'S(フィッツ)は、フィトセラピーとアロマテラピーのフュージョンから1972年にフランスで生まれたオーガニックコスメブランドです。天然由来成分100%にこだわり、2002年にスキンケアブランドとして世界で初めて、オーガニックコスメ認証「COSMEBIO(コスメビオ)」を取得しました。フィッツの製品は、世界の有名スパなどでも使用されています。

この商品は、クレンジングと洗顔の両方の機能を持つミルクタイプのクレンジングです。天然由来成分を100%配合し、その内14%はオーガニック成分です。肌バランスを整え、皮脂バリアを形成する作用があるパルマローザや、必須脂肪酸やビタミンEを豊富に含み、肌をやわらかくする作用があるヒマワリ油、肌なじみが良いヘーゼルナッツ油、弾力のある肌へ整えるオレンジなどの天然美容成分が豊富に含まれています。

石油由来原料フリー、防腐剤フリー、着色料フリー、合成香料フリーで、遺伝子組み換え成分も使用しておりません。また、動物実験は行っていません。

W洗顔不要、濡れてた手で使用不可です。朝の洗顔料としてもご使用いただけます。

あらゆる肌タイプの方がご使用いただけるアイテムですが、特に敏感肌や乾燥肌の方におすすめです。

ポイントメイク落としには、同ブランドの「ユイルデマキアヤンユー」がおすすめです。また、クレンジング後は同ブランドの化粧水や美容液、クリームでスキンケアルーティンを完成させましょう。

クレンジングに関するQ&A

天然オイルをそのままクレンジングとして使ってもいい?

食用のオイルをクレンジングで使用する方が見受けられますが、あまりおすすめのクレンジング方法ではありません。

食用のオイルは、クレンジングと違い界面活性剤が配合されていません。つまり、乳化が上手くできず落としづらいです。

また、食用オイルに配合されている成分が、肌に悪影響を与える可能性もあります。例えば、オリーブオイルに含まれているオレイン酸は、ニキビを悪化させるといわれています。

ダブル洗顔とは

ダブル洗顔とは、クレンジングと洗顔の両方をする洗顔方法を指します。

クレンジング剤は主にメイクや皮脂などの油性の汚れを落とし、洗顔料はクレンジング剤の残りや角質、ほこりなど水溶性の汚れを落とします。

クレンジング剤の中には「ダブル洗顔不要」の商品があります。これらのクレンジングは、洗顔の役割も果たしますので、クレンジング後の洗顔の手間が省けます。

ダブル洗顔により肌に必要な皮脂まで落としてしまう場合があります。ダブル洗顔不要のクレンジングを使うことで、洗いすぎを防げることがあります。

朝もクレンジングは必要?

メイクをしていないという点と、外の汚れがつかないという点を考慮すると、基本的に朝のクレンジングは必要ありません。就寝中にかいた汗や寝具のほこりなどの汚れは、洗顔料で落とすことができます。必要な皮脂を守るために、過度なクレンジングは避けましょう。ただし、脂性肌の方で、皮脂で顔が過度にベタつく場合は、朝にクレンジングしてもよいでしょう。

クレンジングのベストタイミングはいつ?

クレンジングを行うタイミングは、お風呂に入る前、もしくは、入ってすぐです。

お風呂のお湯の温度でのクレンジングは、肌に必要な成分まで落としてしまうため、お風呂入る直前に洗面所でクレンジングを行うのがベストです。お湯の温度はぬるま湯(ほんのり温かいと感じる人肌程度の温度)が最適です。

肌がふやけた状態は、肌のバリア機能が低下している状態ともいわれています。バリア機能が低下すると、肌のうるおいが逃げやすいと考えられているため、お風呂でクレンジングを行う場合は、入ってすぐにクレンジングを行うことを推奨します。

クレンジングオイルなど、水分を含んだ状態で使用すると洗浄力が低下するクレンジング剤を使用する際は、顔や手の水分をタオルでしっかり拭き取ってからクレンジングを行いましょう。

日焼け止めを塗っただけでもクレンジングは必要?

水ベースの日焼け止めは落としやすいためクレンジングは必須ではありませんが、シリコーンベースの日焼け止めは落としづらいため、クレンジングで丁寧に洗い流すことをおすすめします。
使用前に日焼け止めをよく振るタイプがシリコーンベースです。

ちなみに、日焼け止めは天気に関わらず365日塗ることを推奨します。紫外線はあらゆる肌トラブルの原因となるためです。室内にも紫外線は入ってきますので、外出しない日でもしっかりと日焼け止めを塗りましょう。

乾燥肌や敏感肌にはクレンジングオイルは向かない?

クレンジングオイルは洗浄力が高いため、乾燥肌や敏感肌には向かないという意見があります。確かに、洗浄力が高い分、肌に必要な皮脂まで洗い流してしまう場合がありますが、一概に乾燥肌や敏感肌の方に不向きとはいえません。

上記の通り、クレンジングオイルに含まれる油性成分には様々な種類があります。洗浄力が高いながらも肌負担の小さい「油脂系オイル」は、乾燥肌や敏感肌の方におすすめできます。

また、肌負担が小さいミルクタイプなどはその分洗浄力も低いので、長時間クレンジングする傾向にあります。肌負担が小さいクレンジング剤でも肌に置く時間が長いと、肌負担が大きくても短時間で済むクレンジングよりも、肌への負担が結果的に大きくなる場合があります。

したがって、乾燥や敏感の度合いによりますが、「油脂系オイル」は乾燥肌や敏感肌の方でもお使いいただけます。ただし、肌トラブルがある場合は必ず皮膚科に相談してから使用しましょう。

落ちづらいアイメイクを綺麗にするコツは?

クレンジングを行う前にポイントメイクリムーバーを使うのがおすすめです。少ない肌負担でしっかりと落とすことができ、色素沈着を防ぐこともできます。

コットンに液体を染み込ませて使用するリキッドタイプと、クレンジング剤がシートに染み込んでいるシートタイプがあります。
いずれのタイプも目元や口元に10秒前後押し当て、強い力でこすったりせずやさしく拭き取ります。

クレンジングで気をつけるポイントは?

  • クレンジングの際に特に注意していただきたいポイントは以下の通りです。

  • 清潔な手でクレンジングを行う(クレンジング前に手を洗う)

  • クレンジング剤を肌にのせる時間は30秒〜1分が目安(それ以上やっても落ちない場合は、メイクに対しての洗浄力が弱い可能性があるため使用するクレンジング剤を変える)

  • 摩擦を避けるために、目安の使用量よりもやや多めに使う

  • クレンジング時やクレンジング後も顔を拭く際はとにかくこすらない(小鼻まわりなどは力が入りにくい薬指を使う)

  • 皮脂量の多いTゾーンからクレンジングをのせる

  • 少量のぬるま湯を肌の上にのせなじませ乳化させる

  • ぬるま湯で洗い流す。特に生え際や小鼻まわり、フェイスラインは洗い残ししやすいので入念にすすぐ

クレンジングで美白やエイジングケア対策はできる?

クレンジング剤に、美白やエイジングケア対策の成分が配合されているものがありますが、クレンジング剤は洗い流すものなので、これらの成分が肌に残ることはほとんどありません。クレンジングはメイクの汚れを落とすために行うものです。クレンジングのみで美白やエイジングケア対策は、美容液や化粧水などで取り入れましょう。

参考文献

  • かずのすけ, 白野実(2019)『美肌成分事典』主婦の友インフォス

  • 上原恵理(2021)『医者が教える 人生が変わる美容大事典』KADOKAWA

  • 永松麻美(2021)『正しい知識がわかる 美肌事典』高橋書店

  • すみしょう(2021)『最短で美肌になるために知っておきたい スキンケア大全』KADOKAWA

  • 久光一誠(2021)『効果的な「組み合わせ」がわかる 化粧品成分事典』池田書店

  • 川島眞, 川田暁, 神田吉弘, 世喜利彦, 能﨑章輔(2018)『美容の科学』じほう

  • 宇山侊男, 岡部美代治, 久光一誠(2020)『化粧品成分ガイド 第7版』フレグランスジャーナル

  • 小林智子(2022)『すっぴん肌が好きになる 肌トラブル大全』WAVE出版