ヴィーガンコスメをご存知ですか?動物由来の成分を一切使用していないコスメを指し、近年、環境保全などの目的からヴィーガンコスメを選ぶ人が増えています。この記事では、ヴィーガンのクレンジングオイルを種類別にご紹介しています。
「ヴィーガン」とは、動物由来の食品や成分などを完全に排除する考え方・それを実践する人のことを指します。英語「vegan」が語源で「ビーガン」と表記される場合もあります。ヴィーガンコスメは、成分に動物由来の成分が一切入っていないコスメを指します。動物はもちろん、ハチミツや乳製品、卵、虫由来の成分も一切含まれません。
スキンケア製品でよく使用される下記のアイテムは、実は動物由来の成分です。つまり、ヴィーガンコスメと謳うものは、これらの成分を使用することなく作られています。
ハチミツ
ミツロウ
ヒアルロン酸(ニワトリのトサカから抽出)
セラミド(馬の脳や脊髄、牛乳から得られる)
スクワラン(サメ類の肝油から抽出)※最近では植物性スクワランも多い
コラーゲン(豚や魚など、動物の皮やウロコから抽出)
グリセリン(牛脂の油脂)※植物性グリセリンも多く使用されている
エラスチン(豚や魚などの結合組織から抽出)
ケラチン(動物の角や爪、毛から得られるたんぱく質)
ラノリン(羊の毛から採取したオイル)
乳成分(動物のミルク)
シルク(蚕の繭から抽出)
コチニール色素(昆虫の赤色色素)
ムスク(鹿の分泌液)
「ヴィーガンコスメ」とよく混同される言葉に「クルエルティフリー」があります。
クルエルティフリー(cruelty-free)とは、化粧品の開発や製造などあらゆるフェーズにおいても、動物実験を行わないことを指します。「ヴィーガン」が化粧品に使用されている原料の由来に着目しているのに対し、クルエルティフリーは、ブランドや企業の方針が焦点となります。
「ヴィーガンだからクルエルティフリー」「クルエルティフリーだからヴィーガン」というわけではありません。ヴィーガンコスメでも、動物実験を行っていたり、動物実験を行っている原料を使用しているものがあり、逆にクルエルティフリーでもハチミツなどの成分を使用している場合があります。もちろん、ヴィーガンでもありクルエルティフリーでもあるコスメも存在します。ヴィーガンコスメを購入する際は、ブランドの方針や成分の詳細などをしっかりと確認しましょう。
クルエルティフリーに関しては、公式サイトなどを詳しくチェックしましょう。残念ながら、透明性に欠けるブランドがあるのも事実です。自社では動物実験を行っていなくても、動物実験を行っている原料を他社から購入して製造していたり、第三者機関に動物実験を委託しているメーカーもあります。
<最近注目を浴びているフェアトレード・エシカルコスメとは?>
フェアトレードとは、公平・公正な貿易のことを指します。発展途上国からの原料製品を適切な価格で継続的に購入することで、立場の弱い発展途上国の労働者や生産者の生活改善と自立を目指します。
エシカルコスメとは、人や環境(地球)、社会にやさしいコスメのことを指します。エシカルコスメ自体に明確な基準があるわけではありませんが、一般的には上記でご紹介したヴィーガンコスメやクルエルティフリー、フェアトレードを実践しているようなコスメを包括する表現で使われることが多いです。
このように、肌にも地球にもやさしいコスメの人気が、日本でも高まっています。
最近注目を浴びている化粧品のジャンルに「オーガニックコスメ」があります。「ヴィーガンコスメ」との違いを説明します。
農薬や化学肥料を使用しないで栽培した植物をオーガニック(有機栽培)植物といいます。そして、オーガニック植物を使用して作られた化粧品を「オーガニックコスメ」といいます。
基本的には、オーガニックコスメのほとんどがヴィーガンコスメと考えてもよいですが、例外もあります。例えば、オーガニックのハチミツやシルクなどを使用したオーガニックコスメはヴィーガンコスメとはいえません。
オーガニックのクレンジングはこちらの記事でまとめていますので、ぜひ参考にしてください。
ヴィーガンコスメは、動物由来の成分は不使用なので、動物性の成分が合わない方の肌に合う可能性があります。また、ヴィーガンコスメは、化学合成成分の配合率が低い(もしくはゼロ)ので、化学合成成分によるアレルギー反応が出にくい点もメリットです。全ての化学成分が悪いというわけではありませんが、ケミカルコスメで肌トラブルがある方は、ヴィーガンコスメの方が肌に合う可能性があります。
環境保護や動物愛護の観点からヴィーガンコスメを選択する方も多いです。
ヴィーガンコスメの市場はまだ小さいのが現状です。欲しいアイテムが手に入りにくいという点はヴィーガンコスメのデメリットといえるでしょう。また、植物性だからといって、必ずしも全ての肌質に合うというわけではありません。植物由来の成分に対してアレルギー反応がでる可能性もあります。そのため「ヴィーガンだから安心」と過信するのではなく、自分に合った化粧品を選ぶようにしましょう。
当たり前ですが、クレンジングの目的はメイクを落とすことです。どんな肌質の人でも、メイクをした日は、クレンジングでしっかりとメイクの汚れを落とすことが大切です。化粧水や美容液、乳液などのスキンケアの効果を高めるためにも、クレンジングで汚れをしっかり落とすことが重要です。
特に、オイルタイプは、クレンジング剤の中でも洗浄力が高く、しっかりメイクをする人に向いています。オーガニックのものは、通常のクレンジングオイルより洗浄力が低い傾向にあるものの、しっかりメイクでも落とすことが可能です。
逆にナチュラルメイク(下地にフェイスパウダーのみ)の日は、クリームやミルク、水性ジェル、乳液など洗浄力の弱いクレンジング剤を使うのがおすすめです。
メイクの濃淡に関わらず、アイメイクやリップなどのポイントメイクは、色素沈着を防ぐために専用のポイントメイク落としを使うことをおすすめします。
ヴィーガンのクレンジングを選ぶ上でまず確認していただきたいのが、そのクレンジングがヴィーガンの認証を受けているかどうかです。
下記に主な国際的ヴィーガン認証をまとめましたので、クレンジング本体や公式サイトなどに表示があるかどうかを確認しましょう。
The Vegan Society(ヴィーガン協会)
Vegan Action(ヴィーガンアクション)
BIORUIS(ビオリス)
Vegetarian Society(イギリスベジタリアン協会)
Vege Project Japan(ベジ・プロジェクトジャパン)
動物実験を行っていないことを証明するために、クルエルティフリーの認証マークを取得しているブランドもあります。クルエルティフリー認証にはうさぎのイラストが用いられることがほとんどです。これは、うさぎが動物実験で多く使われる動物であるため、クルエルティフリーの認証マークとして多く使用されています。
下記が、主なクルエルティフリー認証です。これらの認証マークにもうさぎが使用されています。
PETA (ペタ、People of the Ethical Treatment of Animalsの略)
Leaping Bunny(リーピングバニー)
IHTK
CCF
ヴィーガンコスメの特徴として、低刺激成分が使用されていることが多いという点があります。例えば、アルコールはケミカルの成分ではなく小麦由来のものを配合したり、エイジングケア成分も植物由来のものを使用することで、刺激を抑えられます。
ケミカルの成分と比較すると、効果も穏やかな傾向がありますが、肌負担は抑えることが可能です。そのため、科学的な成分が原因で肌トラブルが起きやすい方は、低刺激成分配合のヴィーガンのクレンジングをおすすめします。
また、多くのヴィーガンクレンジングが、肌トラブルを引き起こす原因といわれる下記の添加物を排除して作られています。
鉱物油
アルコール(エタノール)
パラベン
シリコン
合成着色料
合成香料
石油系界面活性剤
タルク
ラウリル硫酸Na
ただし、成分との相性は人それぞれですので、上記の成分で必ずしも刺激を感じるというわけではありません。また、上記の成分以外の成分で刺激を感じることもあります。
ヴィーガンコスメが自分の肌に合うかどうかが不安な方は、アレルギーテストなどを実施しているクレンジングを選ぶとよいでしょう。
アレルギーテスト
正式名称はリピート・インサルト・パッチテスト法(パッチテスト)。化粧品が発売される前に実際に対象の人に試し、アレルギー症状が出るかどうかを判断する。「アレルギーテスト済み」や「パッチテスト済み」と書かれた化粧品は、高いレベルで安全性を確保できた化粧品のことを指す。
スティンギングテスト
化粧品の使用によって、刺激が少ないことを確認するためのテスト。「スティンギング(stinging)」とはピリピリ、ヒリヒリといった一過性の刺激感のことを指し、主に敏感肌を対象にテストを実施することが多い。「スティンギングテスト済み」と書かれた化粧品は、皮膚刺激を感じにくいことが確認されている。
ノンコメドジェニックテスト
ニキビの元であるコメド(面包)ができにくいことを確認するためのテスト。ニキビの原因となりうる成分を極力除いて開発されることが多い。「ノンコメドジェニックテスト済み」や「ノンコメドジェニック処方」と書かれた化粧品は、コメドができにくい=ニキビができにくいことが確認されている。
ただし、これらのテストを実施していても、すべての人に皮膚刺激やアレルギー反応が出ないというわけではありません。
香りには、ローズやラベンダー、シトラス系、フローラル系など様々な種類があり、現在化粧品に使用されている香料は3,000種類以上といわれています。 香りにはリラックス効果があるといわれていますので、自分が心地よく感じる香りのクレンジング剤を選ぶとよいでしょう。
ヴィーガンコスメの香料は、合成香料を使用せず、精油(エッセンスオイル)で香り付けしているものがほとんどです。精油の香りは、合成香料とは違い深みのある香りが特徴的です。
香りが苦手な方は無香料のクレンジング剤を選びましょう。ただし、無香料だからといって香りが全くしないというわけではありません。香料不使用というだけで、原料特有の匂いがすることがあります。サンプルやテスターなどで、香りを確認してから購入することを推奨します。
trilogy(トリロジー)は、自然科学を駆使し、効果の高いナチュラルスキンケア製品を販売しているニュージーランド発のスキンケアブランドです。2012年に、ニュージーランドのスキンケアブランドでは初めてネイトゥルー認証を取得しました。ネイトゥルー認証は、ナチュラルおよびオーガニック成分を配合していることと、環境に配慮した製造プロセスを行っていることを保証しています。
この商品は、植物由来成分を配合し、日常的に使用することで肌を柔らかくなめらかに整え、長時間のメイクやウォータープルーフのマスカラなどのアイメイクなども優しくオフするクレンジングオイルです。ローズヒップオイル、スウィートアーモンドオイル、グレープシードオイルなどのピュアな植物オイルがお肌に栄養を与えながら、優しく洗い上げ、パパイヤエキスとヒマワリオイルがお肌を整えながらリフレッシュさせます。
防腐剤フリー、石油系成分フリー、遺伝子組み換え成分フリーでヴィーガンフレンドリーな商品です。もちろん動物実験の実施も行っていません。
W洗顔不要、ウォータープルーフメイク対応です。
全ての肌タイプの方にお使いいただけます。
W洗顔不要なので、クレンジングの後は同ブランドの化粧水や美容オイル、乳液、クリームなどがあります。ライン使いがしやすいブランドです。
THE BODY SHOP(ザボディショップ)は、英国ブライトン発祥のブランドです。THE BODY SHOPの商品は全てクルエルティフリーです。動物実験を行わず、動物毛や昆虫などから得られる色素を使用しない、100%ベジタリアンの商品を提供しています。
この商品は、95%天然由来成分配合のヴィーガンクレンジングオイルです。さらりとした軽い質感のテクスチャーがすっと肌に伸び、メイクはもちろん毛穴汚れまで瞬時にオフします。英国産カモマイルオイル、ヒマワリシードオイル、パパイアシードオイルの3種類の植物オイルを配合しています。
全ての肌タイプの方にお使いいただけます。
同ブランドのカモマイルシリーズには、クレンジングバームとクレンジングウォーターもあります。
クルールキャラメルは、フランス発のオーガニックメイクブランドです。全配合成分の100%が自然由来でできており、オーガニック認証団体の世界基準といわれる「ECOCERT(エコサート)」と、フランスのオーガニックコスメの基準である「COSMETIQUE BIO(コスメビオ)」のダブル認証を受けた世界初のメイクアップブランドです。原料や品質にこだわったメイクアップ、ヘアケア、ボディケア製品を取り揃えています。真のオーガニックライフを送る女性を応援します。
この商品は、100%天然由来成分(うちオーガニック農法成分40%、植物活性成分20%)でできているクレンジングオイルです。のびのよいしっとりとしたテクスチャーで、ベタつきにくくするりとメイクオフができます。オーガニックスイートアーモンドオイルやホホバオイル、アプリコットオイルなどの植物オイルカクテルが、メイクの汚れを素早く落とし、毛穴につまった老廃物を取り除きます。バラに似た香りのゼラニウムやレモン、ローズオイル、パルマローザ油、シトロネラ油の香りです。
パラベンフリー、フェノキシエタノールフリー、PEGフリー、シリコンフリー、ミネラルオイルフリーです。遺伝子組み換え成分も使用しておらず、環境に配慮したパッケージや容器、原材料の取引にもこだわっています。
全ての肌タイプの方にお使いいただけますが、特にメイクの濃い日や、脂性肌の方におすすめです。また、このクレンジングオイルは、シャンプー後の髪にも使用できます。
目元や口元のポイントメイクは、同ブランドの「クルールキャラメル アイクレンジング」で落としましょう。また、ナチュラルメイクの日は、「クルールキャラメル クレンジングミルク」がおすすめです。
Waphyto(ワフィト)は、2020年に始まった日本のブランドです。フランスで体系化されたフィトテラピーと日本で確立した本草学の二つに、先進のバイオテクノロジーを融合させた独自の「植物バイオメソドロジー」で、植物本来の個性を引き出し配合した商品を提供しています。Waphytoは、化粧品の商品開発において、外部委託も含め動物実験を行っていないクルエルティフリーブランドです。また、9割以上の製品がヴィーガン処方です。
この商品は、天然由来成分97%以上でできているヴィーガンのクレンジングオイルです。摩擦による肌への負担を考慮し、肌のうるおいは守りながら不要な汚れだけを落とします。ヒマワリ種子やマカデミアナッツなどの植物オイルをベースとしています。ヒマワリ種子油はオレイン酸やリノール酸を多く含み、肌を保護しやわらかくしてくれる作用が、マカデミアナッツ種子油にはオレイン酸やパルミトレイン酸を多く含み、肌を保護してうるおいをキープする作用があるといわれています。また、Waphyto独自の5大植物成分(桑、菊、ツボクサ、ヨモギ、スギナ)や、ソメイヨシノ、スイゼンジノリ、ノニも配合しています。
パラベンフリー、エタノールフリー、フェノキシエタノールフリー、エタノールフリー、石油系界面活性剤フリー、合成着色料フリー、合成香料フリーです。
全ての肌タイプの方にお使いいただけますが、低刺激処方にこだわっていることから敏感肌の方にはおすすめの商品です。
クレンジング後の洗顔は、レジェナフォーミングウォッシュがおすすめです。
ベアミネラルは、カリフォルニア州サンフランシスコで誕生したブランドです。クリーン・ナチュラルなミネラルファンデーションを初めて世に送り出したブランドです。ベアミネラルは動物実験を行っておらず、製品のほとんどがヴィーガン処方となっています(一部の製品には、ビーズワックスやハニーなどが使用されています)。
この商品は、さらりとした軽いテクスチャーのオイルが、濃いメイク汚れもするっと簡単に落とします。ミネラルを含む美容保湿成分(ザクロ花エキス、ヒマワリ種子油、海塩)が、しっとりとなめらかな洗い上がりの肌に導きます。天然香料由来のベルガモットとタンジェリンの香りには、リラックス効果があります。
パラベンフリー、フタル酸エステルフリー、紫外線吸収剤フリー、PGフリー、マイクロビーズフリー、グルテンフリー、合成香料フリー、ラウリル硫酸Naフリー、PEGフリーです。動物実験は行っておらず、ノンコメドジェニックテスト済み*、アレルギーテスト済み*です。
*全ての方にニキビができない、アレルギーが起きないということではありません。
W洗顔不要です。
全ての肌タイプの方にお使いいただけます。
洗顔後の保湿には、ピュアネス モイスチャライザーがおすすめです。
琉白(るはく)は、国産オーガニックスキンケアブランドです。沖縄の月桃(げっとう)やシークワーサー、ニガリ、海ぶどうなどを原料として使用しています。当ブランドの月桃スキンケアシリーズは、上記でご紹介したエコサート認証を受けており、毎年更新しています。
この商品は、100%天然由来成分(内10.2%は有機栽培)のクレンジングオイルです。クレンジング剤にもかかわらず美容成分を約80%も配合しています。フルーツAHAを配合しているため、やさしく毛穴や角質のケアもできます。
合成保存料(パラベン、フェノキシエタノール)フリー、、アルコールフリー、石油由来成分フリー、動物由来成分フリー合成香料フリー、合成着色料フリーです。
マツエク対応、W洗顔必要、濡れた手で使用不可、ウォータープルーフメイク非対応です。
とろみのあるテクスチャーです。洗い上がりは潤いは残しつつさっぱりとした肌になります。月桃やフランキンセンス、ローズマリーがブレンドされた香りです。
クレンジング後は、同ブランドの「月桃クリアソープ」で洗顔を行いましょう。
DAMDAM(ダムダム)は、日本古来の伝統文化と独自のエッセンシャルを融合させた、日本発のクリーンビューティーブランドです。米やこんにゃくなど、日本由来のナチュラルな原料を用い、シンプルでミニマリスティックなスキンケアを提供しています。
この商品は、日本で昔から行われてきた「お米のとぎ汁で肌を洗浄する」という習慣に着想を得たクレンジングオイルです。西暦1100年から続く、保湿力の高いコメヌカ油を主要成分とし、メイクをやさしく落としながら柔らかい洗い上がりの肌へと導きます。繊細な目の周りにも負担なくご使用いただけます。
パラベン・シリコン・アルコール、合成香料・着色料などの化学物質・合成物質フリーの低刺激処方です。また、ヴィーガンで動物実験も行わない等環境への配慮も大切にした商品です。
クレンジングオイルだけで洗顔まで完了することもできますが、メイク落としとしてだけ使い、洗顔を別途するという使い方もできます。皮脂が気になる朝には洗顔としても使っていただけます。
あらゆる肌質の方にがご使用いただけますが、毛穴つまりや肌のベタつきでお悩みの方に特におすすめのクレンジングオイルです。
クレンジング後に洗顔を行う場合は、同ブランドの「ノーマッズクリームピュリファイングクレンザー」がおすすめです。洗顔後は化粧水「パラディシミスト」で保湿をしっかり行いましょう。
ダーマロジカは、妥協のないスキンケアを信念としたスキンケアブランドとして誕生しました。肌の健康を第一に考えた革新的な製品で、世界のプロのスキンセラピストから厚く支持され、信頼されるブランドです。
この商品は、日焼け止め、メイクだけでなく、余分な皮脂や環境汚染物質を含む汚れをしっかりと優しくクレンジングします。整肌成分として、アプリコットカーネルやククイナッツオイルが、保湿成分として米ぬかオイルやボラージオイルなどの植物性成分が配合されています。
鉱物油フリー、合成香料フリー、合成着色料、パラベンフリー、グルテンフリーです。
また、ヴィーガンフレンドリーで動物実験も行っていません。
W洗顔必要、濡れた手で使用不可です。
脂性肌や混合肌の方、またニキビでお悩みの方におすすめのクレンジングオイルです。
クレンジング後の洗顔は、同ブランドの「アクティブクレイクレンザー」がおすすめです。
sukin(スーキン)は、2007年にオーストラリア・メルボルンで誕生したナチュラルコスメブランドです。100%オーストラリア国内生産にこだわり、動物由来成分や遺伝子組み換え成分を一切使用しないフェイス、ボディ、ヘアケアの商品作りを行っています。
この商品は、植物性オイルでメイクや汚れを溶かして落とす穏やかで軽い感触のクレンジングオイルです。ひまわり油やグレープシードオイルなどの植物オイルが、メイク汚れや不純物を取り除きます。チア油とほぼ油のブレンドオイルが、肌にうるおいと栄養を与え、また、栄養豊富なケールやパセリ、スプルリナ、クロレラなどを含む独自成分スーキンスーパーグリーンクズブレンドが、肌バランスを整え、輝きを取り戻してくれます。
アルコールフリー、ミネラルオイルフリー、グルテンフリー、ナッツフリー、合成香料フリー、人工着色料フリーです。さらに、動物実験を行わないヴィーガン対応であり、容器には生分解性プラスチックを使用するなど、環境への配慮も大切にした商品です。
あらゆる肌質の方がご使用いただけますが、特に乾燥肌の方におすすめのクレンジングオイルです。
メイクオフ後の洗顔には、「スーキン フォーミングフェイシャルクレンザー」がおすすめです。
Caudalie(コーダリー)は、日本未上陸のフランス生まれのナチュラルコスメブランドです。良質なフランス産のブドウを主役とした、美白とエイジングケア*のためのスキンケアブランドです。ブドウの種や枝に含まれる、高い抗酸化作用を持つポリフェノールを活用したスキンケアが特徴で、定番商品のフェイスクリームをはじめとし、スキンケア、ボディケア、香水、日焼け止めと幅広いラインナップを展開しています。
*年齢に応じたお手入れ
この商品は、100%天然由来の植物オイルでできたクレンジングオイルです。ウォータープルーのマスカラなどの落としづらい頑固なメイク汚れも浮かせて落とします。サンフラワーオイルやグレープシードオイル、ヒマシオイル、スイートアーモンドオイルなどの植物オイルの抗酸化作用やビタミンの働きで、輝きのある肌へと導きます。
動物由来の成分は一切使用しておらず、パラベンフリー、ミネラルオイルフリー、フェノキシエタノールフリー、パラフィンフリー、サルフェートフリー、フタル酸類フリーです。また、ノンコメドジェニック処方で、眼科医・皮膚科医の監修のもとでのテスト済みです。
あらゆる肌質の方がご使用いただけますが、特に濃いメイクをした日におすすめのクレンジングオイルです。
クレンジング後の洗顔には、「コーダリー ヴィノクリーンインスタントフォーミングクレンザー」がおすすめです。泡で出てくるタイプなので、泡立てる手間が省けます。
ZAOは、フランスのオーガニックスキンケアメイクブランドで、「全ての人にとって安全であること」をコンセプトにしたブランドです。全ての製品は天然成分100%でできており、フランスのエコサート基準を満たした製品に送られる、COSMEBIOマークを取得しています。加えてVegan認証も取得しています。
この商品は、美容成分たっぷりの植物オイルが老廃物やメイクをやさしくすっきりとオフする、ヴィーガンのクレンジングオイルです。有機ババスオイル、マカダミアオイル、カレンデュラエキスが肌に柔軟性と滋養をもたらし、クレンジング力、肌への優しさ、美容効果を兼ね備えた洗い上がりは驚くほどしっとり、すべすべな肌へ導きます。
天然成分100%でできているため、鉱物油フリー、パラベンフリー、タルクフリー、グルテンフリーで、石油由来の化学成分は一切使用していません。
乾燥肌・敏感肌の方でも使えるクレンジングオイルであるため、全ての肌質の方にお使いいただけます。ナチュラルメイクの日のクレンジングには、固形ミルクタイプの「Solid Makeup Remover」がおすすめです。
ダブル洗顔とは、クレンジングと洗顔の両方をする洗顔方法を指します。
クレンジング剤は主にメイクや皮脂などの油性の汚れを落とし、洗顔料はクレンジング剤の残りや角質、ほこりなど水溶性の汚れを落とします。
クレンジング剤の中には「ダブル洗顔不要」の商品があります。これらのクレンジングは、洗顔の役割も果たしますので、クレンジング後の洗顔の手間が省けます。
ダブル洗顔により肌に必要な皮脂まで落としてしまう場合があります。ダブル洗顔不要のクレンジングを使うことで、洗いすぎを防げることがあります。
メイクをしていないという点と、外の汚れがつかないという点を考慮すると、基本的に朝のクレンジングは必要ありません。就寝中にかいた汗や寝具のほこりなどの汚れは、洗顔料で落とすことができます。必要な皮脂を守るために、過度なクレンジングは避けましょう。ただし、脂性肌の方で、皮脂で顔が過度にベタつく場合は、朝にクレンジングしてもよいでしょう。
クレンジングを行うタイミングは、お風呂に入る前、もしくは、入ってすぐです。
お風呂のお湯の温度でのクレンジングは、肌に必要な成分まで落としてしまうため、お風呂に入る直前に洗面所でクレンジングを行うのがベストです。お湯の温度はぬるま湯(ほんのり温かいと感じる人肌程度の温度)が最適です。
肌がふやけた状態は、肌のバリア機能が低下している状態ともいわれています。バリア機能が低下すると、肌のうるおいが逃げやすいと考えられているため、お風呂でクレンジングを行う場合は、入ってすぐにクレンジングを行うことを推奨します。
クレンジングオイルなど、水分を含んだ状態で使用すると洗浄力が低下するクレンジング剤を使用する際は、顔や手の水分をタオルでしっかり拭き取ってからクレンジングを行いましょう。
水ベースの日焼け止めは落としやすいためクレンジングは必須ではありませんが、シリコーンベースの日焼け止めは落としづらいため、クレンジングで丁寧に洗い流すことをおすすめします。
使用前に日焼け止めをよく振るタイプがシリコーンベースです。
ちなみに、日焼け止めは天気に関わらず365日塗ることを推奨します。紫外線はあらゆる肌トラブルの原因となるためです。室内にも紫外線は入ってきますので、外出しない日でもしっかりと日焼け止めを塗りましょう。
クレンジングオイルは洗浄力が高いため、乾燥肌や敏感肌には向かないという意見があります。確かに、洗浄力が高い分、肌に必要な皮脂まで洗い流してしまう場合がありますが、一概に乾燥肌や敏感肌の方に不向きとはいえません。
上記の通り、クレンジングオイルに含まれる油性成分には様々な種類があります。洗浄力が高いながらも肌負担の小さい「油脂系オイル」は、乾燥肌や敏感肌の方におすすめできます。
また、肌負担が小さいミルクタイプなどはその分洗浄力も低いので、長時間クレンジングする傾向にあります。肌負担が小さいクレンジング剤でも肌に置く時間が長いと、肌負担が大きくても短時間で済むクレンジングよりも、肌への負担が結果的に大きくなる場合があります。
したがって、乾燥や敏感の度合いによりますが、「油脂系オイル」は乾燥肌や敏感肌の方でもお使いいただけます。ただし、肌トラブルがある場合は必ず皮膚科に相談してから使用しましょう。
クレンジングを行う前にポイントメイクリムーバーを使うのがおすすめです。少ない肌負担でしっかりと落とすことができ、色素沈着を防ぐこともできます。
コットンに液体を染み込ませて使用するリキッドタイプと、クレンジング剤がシートに染み込んでいるシートタイプがあります。
いずれのタイプも目元や口元に10秒前後押し当て、強い力でこすったりせずやさしく拭き取ります。
クレンジングの際に特に注意していただきたいポイントは以下の通りです。
清潔な手でクレンジングを行う(クレンジング前に手を洗う)
クレンジング剤を肌にのせる時間は30秒〜1分が目安(それ以上やっても落ちない場合は、メイクに対しての洗浄力が弱い可能性があるため使用するクレンジング剤を変える)
摩擦を避けるために、目安の使用量よりもやや多めに使う
クレンジング時やクレンジング後も顔を拭く際はとにかくこすらない(小鼻まわりなどは力が入りにくい薬指を使う)
皮脂量の多いTゾーンからクレンジングをのせる
少量のぬるま湯を肌の上にのせなじませ乳化させる
ぬるま湯で洗い流す。特に生え際や小鼻まわり、フェイスラインは洗い残ししやすいので入念にすすぐ
クレンジング剤に、美白やエイジングケア対策の成分が配合されているものがありますが、クレンジング剤は洗い流すものなので、これらの成分が肌に残ることはほとんどありません。クレンジングはメイクの汚れを落とすために行うものです。クレンジングのみで美白やエイジングケア対策は、美容液や化粧水などで取り入れましょう。
かずのすけ, 白野実(2019)『美肌成分事典』主婦の友インフォス
上原恵理(2021)『医者が教える 人生が変わる美容大事典』KADOKAWA
永松麻美(2021)『正しい知識がわかる 美肌事典』高橋書店
すみしょう(2021)『最短で美肌になるために知っておきたい スキンケア大全』KADOKAWA
久光一誠(2021)『効果的な「組み合わせ」がわかる 化粧品成分事典』池田書店
川島眞, 川田暁, 神田吉弘, 世喜利彦, 能﨑章輔(2018)『美容の科学』じほう
宇山侊男, 岡部美代治, 久光一誠(2020)『化粧品成分ガイド 第7版』フレグランスジャーナル
小林智子(2022)『すっぴん肌が好きになる 肌トラブル大全』WAVE出版
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