パプリカのヘタはカットして破棄することが多いですが、大きいので勿体ない感じたことがある方も多いのではないでしょうか。本記事ではパプリカのヘタは食べられるのかどうか、ヘタの活用方法などとあわせて紹介します。
パプリカのヘタは食べることができるのか解説していきます。
パプリカのヘタは、頭についている緑色の部分を指します。ピーマンと比較すると太く長く伸びているのが特徴です。
パプリカのヘタは食べることができます。天然毒素など有害な成分は含まれていないため、ヘタを取り除かずに食べたとしても身体に影響を与えることはありません。万が一パプリカの食べ方がよく分からずヘタも食べてしまった!という場合も大丈夫なので安心してください。
ただし、パプリカに限らず野菜のヘタは水分が溜まりやすいのでカビが生えやすいです。カビが生えている場合は食べることはできませんので注意しましょう。
パプリカのヘタは上記で紹介したように、食べても問題ありません。しかし、非常に固く食べにくいので基本的にはカットして破棄し、実だけを調理して食べるのが一般的です。
ヘタも食べられるということは、破棄したらパプリカの栄養を無駄にすることになるのでは?と思う方も多いと思いますが、パプリカ自体栄養価の高い野菜であり、ビタミンCやカロテンなどが豊富に含まれています。ヘタ以外の部分を利用するだけでパプリカの栄養を十分に摂取することができます。
ヘタをカットして調理しても大幅に栄養価が下がってしまうことはないので、無理して食べる必要はないでしょう。
ヘタと一緒に破棄されがちなパプリカの種やわたも食べることができます。しかし、種やわたも基本的には破棄されることが多いです。
種とわたの場合は「ピラジン」と呼ばれる苦味成分が含まれているため、取り除いたほうが苦味が軽減されて食べやすくなりますし、口当たりも良くなります。
しかし、ピラジンは血流促進作用がある身体にとって良い効果をもたらす成分です。さらに血流が良くなることで夏の冷え性対策にも効果があります。また、血液が固まるのを防ぐので、血液が固まって血管を塞ぐ血栓の予防が期待できます。
へたほど食べにくいものではないので、種やわたは実と一緒に調理をするのが望ましいでしょう。
パプリカのヘタは大きくて固いので食べにくいのですが、だからといってそのまま破棄するの勿体ないと感じたことがある方も多いのではないでしょうか。
パプリカのヘタの活用法を紹介します。
パプリカは丸ごと調理することが可能です。
例えば、丸焼きにしたり揚げ浸しにすることができます。丸ごとであれば、種やわたも一緒に調理することができるので栄養も無駄になりません。また、パプリカの色にヘタの緑色が入るので見た目も華やかになります。
へたごと食べればへたの栄養も摂取することができるので、もちろん食べても大丈夫です。しかし、やはり固いので、へたの部分は食べずに身だけを食べるのでも良いでしょう。
パプリカのヘタは、鮮やかな緑色をしており、料理の彩りやデコレーションに利用することができます。
例えば、サラダの上にパプリカのヘタを添えることで、緑色のヘタが鮮やかに映え、サラダ全体の見た目を引き立てます。色とりどりの野菜や具材とのコントラストが生まれ、より鮮やかな印象を与えることができます。
肉詰めにする際には、パプリカのヘタで蓋をするようにすると、かわいらしい見た目に。緑色が入ることで見た目も華やかになります。
パプリカのヘタはベジフロスに活用するのもおすすめです。
ベジブロスとは、野菜の皮やへた、芯など普段調理に使わず捨ててしまう部分を使って作る出汁のことです。ベジフロスの「ベジ」は「野菜(vegetable)」、「ブロス」は「出汁(broth)」を意味します。
パプリカのヘタを煮詰めて出汁をとり、スープなどを作ると旨味がでます。また、ヘタに含まれている栄養も余すことなくしっかりと摂取することが可能です。
パプリカのヘタのみを使って作っても良いですが、なすのヘタや人参のヘタなどその他の野菜のヘタや皮も一緒に使うとより栄養価を高くすることができます。
ただし、ベジフロスに向いていない野菜もあります。例えばにんにくやブロッコリーなどのイソチオシアネートを含む野菜です。イソチオシアネートは茹でると分解され、悪臭成分であるジメチルサルファイトが発生します。ベジフロスにできないことはありませんが、硫黄臭がするなど不快な臭いを感じさせるため、使わないようにするのが無難だといえます。
パプリカのヘタを取り除く前に表面を流水でしっかりと綺麗に洗い流しましょう。
特にパプリカのヘタを料理に使う場合は、ヘタの部分もしっかりと洗っておく必要があります。そこまで汚れがついているわけではありませんが、しっかりと洗っておくことが大切です。
肉詰めにしてヘタを蓋にして使いたいときなどは、パプリカの頭の部分を包丁でカットすると簡単に取り除くことができます。
肉詰めにする場合はそのまま中にお肉を入れて、ヘタで蓋をすることができます。ヘタで蓋をする場合は食べなくてもヘタも一緒に加熱しておくと良いでしょう。
サラダやメイン料理に彩りとして添えたい場合も、こちらの取り方がおすすめです。
パプリカのヘタは手で取ることができます。
まず綺麗に洗ったパプリカを包丁で半分にカットします。半分にカットしたらへたの部分を持って折ると種とわたごと取れます。
わたやヘタも調理をしたいときにおすすめの取り方です。
包丁でへたの部分に、へたに沿って切り込みを入れた後、手を使って取ることもできます。
こちらの方法は完全にわたを取り除きたい方におすすめです。ただし、包丁でわたを取るのは意外と大変で、家庭料理ではわたの存在はそこまで気にならないと思うので、先程紹介した手で取る方法の方がやりやすいかと思います。
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