なすを使うレシピなのに自宅になすがない場合は他の野菜で代用は可能なのでしょうか。また、なすが嫌いな場合、他の野菜で似た食感や風味を演出することはできるのでしょうか。本記事ではなすの代用品について詳しく解説しています。
なすは炒めものや漬物など様々な料理に使うことができる野菜ですが、なすが嫌いな方も多くいます。
なすが嫌いで食べたくないと感じる理由としては、苦味やエグみを感じやすかったり、皮のキュッとした食感、加熱したときのぐにゅっとした食感が苦手などがあげられます。
苦味はアク抜きをすれば軽減できますし、口当たりの悪さなども工夫をすれば気にならなくなりますが、どうしても食べたくなくて別の野菜で代用したいという方も多いでしょう。
幅広い用途があるなすは、まとめて購入して常備菜を作っておく方も多いですよね。よく使う野菜だからこそ、家にあると思ったらなかったということはよくあるものです。
買い忘れて自宅になかった場合も代用できる野菜をしっておくとスムーズに対応することができます。
なすは1年中市場に出回っている野菜ではありますが、天候不良などによって価格が高騰してしまうこともあります。なすに限らず野菜の価格高騰は家計に大ダメージを与えてしまいますよね。
なすの代用になる野菜を知っておくと、価格が高騰しているときに安価で手に入れる野菜で代用することができるので便利です。
新鮮ななすはしっかりとしたハリがあり、ほどよく柔らかいしっかりとした食感を楽しむことができます。きゅうりや大根のようにシャキシャキとした食感ではありませんが、食べごたえはあります。
また、加熱をすると実はとろっとした優しい口当たりになります。加熱したときのとろっとした柔らかい食感が好きな方も多いでしょう。
なすは水分を多く含む野菜です。そのため栄養がないと思っている方も多いですが、そんなことはありません。含有量は少ないもののビタミンやカリウムなどのミネラル類も含まれています。皮にはアントシアニンが含まれていますし、果肉のクロロゲン酸にも抗酸化作用があります。
栄養がないということはありません。また、何よりも低カロリーで低糖質の野菜なのでダイエット中の方にもおすすめです。
なすの栄養素についてはこちらの記事で詳しく紹介しているので、参考にしてください。
ズッキーニはなすの食感に非常によく似た野菜の一つです。きゅうりのような見た目をしているのでシャキシャキしているように思えますが、実はなすのように柔らかいです。また、苦味やエグみがほとんどないので、なすの苦味が苦手な方でも食べやすいです。
ズッキーニもなすと同様に炒めものなど様々な用途で使えるのでおすすめです。
韓国カボチャは、緑色で細長い形をしたズッキーニによく似ているかぼちゃです。「かぼちゃ」といっても一般的に販売されているかぼちゃとは異なり、熟す前に収穫されています。
食感はなすとよく似ていて、クセのない味わいなので食べやすいためなすの代用におすすめです。生食もできる野菜なので、漬物にするときの代用にもおすすめです。
パプリカは肉厚で比較的なすの食感に近い野菜です。ピーマンとは異なり苦味は少なく甘みもあるので、小さなお子様でも食べやすいです。
炒め物や煮物に使うなすの代用にもなりますが、サラダにしたり酢漬けなどの漬物にすることもできます。彩りも鮮やかなので見た目も良くなります。
トマトはなすと同様に加熱するととろっとする野菜です。サラダにするなど生食することが多い野菜ですが、炒めものにしても美味しく食べることができます。
リコピンなどの身体に良い成分もたっぷり含まれているので、栄養面的にもおすすめです。
色合いや味は全く異なりますが、マッシュルームは比較的なすに似た食感のきのこです。きのこ類は水分量が多いわけではないので料理の味を薄めてしまうこともありませんし、ラタトューユなどの煮込み料理や炒めもの、スープにも最適です。
特にマッシュルームは煮込んでもしっかりとした旨味が出るので、ラタトューユを作るときの代用に使うと風味豊かに仕上げることができます
えりんぎも色合いや味は全く異なりますが、なすに似た食感をもつきのこです。クセがなく食べやすいので、なすの苦味やエグみが苦手で別の野菜で代用したいという場合にもおすすめです。
えりんぎは一般的なスーパーでも基本的に販売されていることが多いきのこの一つですし、価格も安価であることが多いので手軽に購入できるのも嬉しい点です。
舞茸(まいたけ)も見た目は異なりますが、柔らかくなすの食感と似ているので代用品におすすめです。
ただし、一般的に使われることが多い茶色い舞茸は、他の食材に色移りしやすいというデメリットが…。色移りしても気にならない場合は茶色い舞茸でOKですが、見た目を損ねたくない場合は色が白い「白舞茸」を使うのがおすすめです。
きゅうりはなすとは異なるシャキシャキとした食感ですが、なすと同じく水分量が多くカロリーが低い野菜です。ビタミンKやカリウムが豊富に含まれているので、なすの代用にぴったりです。
漬物などの生食するときはもちろんのこと、炒めものなど加熱調理しても美味しく食べることもできます。ぜひきゅうりでも代用してみてください。
ピーマンも食感はなすとは異なり、パリパリっとしていますが、ピーマンもカリウムが豊富に含まれる野菜です。さらには抗酸化3大ビタミンであるビタミンA・C・E(ビタミンエース)を含むので栄養満点です。
なすを加熱したときのグジュっとした柔らかさが苦手な方にもおすすめです。ピーマンは加熱調理をしても比較的しっかりとした食感があります。
人参はなすと同じくカリウムや食物繊維を豊富に含む野菜です。そして何よりなすにはほとんど含まれていないβ-カロテンが豊富に含まれているのも嬉しい点です。
なすとは全く食感が異なりますが、しっかりと火を通せばなすのように柔らかくなります。漬物にもできる野菜なので、おすすめです。
紫キャベツはなすと同様に紫色をしている野菜の一つで、アントシアニンが豊富に含まれている野菜です。
なすと同様に苦味成分であるアントシアニン(ポリフェノール)が多く含まれているぶん、苦味を感じやすいのがデメリットではありますが、さっと湯通しすると苦味を軽減することができます。
ラタトゥーユは夏野菜を使ったフランス発祥の煮込み料理です。夏野菜をにんにくとオリーブ油で炒め、トマトを加え、香草とワインで煮て作ります。
ラタトューユに使うなすの代用品には、食感が似ている下記の食材がおすすめです。
韓国かぼちゃ
マッシュルーム
エリンギ
これらの食材はなす食感が似ていることに加え、煮込み料理にしても美味しく食べることができます。
なすを使う中華料理といえば、麻婆なすですよね。なすを使わなければ厳密には「麻婆なす」ではなくなってしまいますが、なす以外の食材でも作ることができます。
豆腐
大根
白菜
里芋
など様々な食材で代用可能です。麻婆豆腐は定番ですよね。意外とどんな野菜でも作れるので、お好みの食材で作ってみてください。
油との相性が良いなすは、麻婆なす以外にも炒めものの具材として使われることが多いですよね。中華炒めなど炒めものに使うなすの代用には下記の野菜がおすすめです。
ズッキーニ
韓国かぼちゃ
パプリカ
人参
ズッキーニや韓国カボチャはなすと食感が似ているので、炒めものをするときのなすの代用にぴったりです。食感が大きく変わることがないぶん、違和感を与えにくいです。また、炒めものは彩りも重要です。パプリカや人参で代用すれば見た目も華やかになるのでおすすめです。
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