冷凍ブロッコリーを蒸して解凍する方法。水っぽくならないコツも解説

冷凍ブロッコリーの蒸し解凍のポイント

加熱調理なら解凍不要

ブロッコリーをスープや炒めものなどに使う場合は、解凍せず凍ったまま調理に使用してOKです。調理の過程で自然に解凍されます。

加熱調理なら、解凍時間を設ける必要がないので、すぐに使えて便利です。

ナムルなどの和え物に使用する場合は、解凍が必要です。ブロッコリーの解凍方法には蒸して解凍、自然解凍、流水解凍、電子レンジでの解凍などがあります。これらの方法はこの記事の最後に詳しく解説していますので参考にしてください。

蒸し解凍なら栄養素を逃さない

冷凍したブロッコリーを蒸して解凍すると他の解凍方法と比べると解凍時間が短い点や栄養素をキープしやすい点はメリットといえます。 上述の通り、解凍方法には自然解凍や流水解凍がありますが、これらの解凍方法よりも蒸して解凍する方が短時間で解凍できます。 また、解凍方法の一つにお湯で茹でて解凍する方法もありますが、茹でることでブロッコリーの水溶性の栄養素（ビタミンB1、ビタミンB2、ビタミンC、葉酸など）が流出してしまいます。その点、少量の水で蒸して解凍すれば、これらの栄養素の流出が抑えられるので、栄養素の観点から見ると蒸して解凍するのがおすすめです。

冷凍ブロッコリーを蒸して解凍する方法

冷凍したブロッコリーをフライパンで蒸して解凍する方法をご紹介します。

フライパンにブロッコリーを入れ水を加える

蒸し解凍するときは、フライパンに凍ったブロッコリーを並べて水を大さじ1〜2程度入れて蓋をします。水を加えることで蒸気が上がり、全体を蒸しながら加熱することができます。

ブロッコリーをフライパンで蒸し解凍する際は、油を引く必要はありません。

蓋をして中火で2〜3分加熱する

蓋をして中火で2〜3分加熱します。加熱時間はブロッコリーの量やカットの大きさなどによって異なるので、様子を見ながら調整しましょう。

蒸している過程で水がなくなっていたら、途中で少量を足しましょう。水分がない状態だと焦げやすくなるので注意が必要です。

蓋をあけさらに加熱する

2〜3分蒸したら、蓋をあけてさらに水分がなくなるまで加熱します。水分がなくなったら解凍されている状態です。蒸し解凍したブロッコリーは、水分が飛んでいるのでベチャッとした食感になりませんし、味も悪くなりにくいのでおすすめです。

水分が完全に飛ぶと焦げやすくなるので、加熱しすぎには注意しましょう。

せいろを使って解凍する方法も

冷凍ブロッコリーはせいろを使って解凍することもできます。

鍋またはフライパンに湯を沸かし、冷凍ブロッコリーを並べたせいろをセットして5分ほど加熱します。ブロッコリーの解凍時間は、冷凍の状態やブロッコリーの量、せいろの性能などによって異なる場合がありますので、初めは5分程度から始め、ブロッコリーが適切に解凍・加熱されるまで時間を調整しましょう。

蒸し解凍以外のブロッコリーの解凍方法

冷凍ブロッコリーの蒸し解凍以外の解凍方法をご紹介します。

電子レンジ

冷凍したブロッコリーを電子レンジで解凍する際は、キッチンペーパーでブロッコリーを包み、ラップをして2分（600Wの場合）ほど加熱します。キッチンペーパーで包むことで、余分な水分を吸い取ってくれるため、ベチャッとした仕上がりになるのを防ぐことができます。

冷凍したブロッコリーを電子レンジで解凍する方法はこちらの記事でご紹介していますので、ぜひご覧ください。

自然解凍

サラダに使いたいときなどしっかりと解凍したいときには、そのまま冷蔵庫に移して自然解凍しましょう。冷蔵庫に入れてゆっくり解凍することで、ベチャッとしてしまうのを防ぐことができます。冷蔵庫に移して自然解凍したら、出てきた水分をキッチンペーパーなどで拭き取ってから使いましょう。

流水解凍

冷凍したブロッコリーは流水解凍することもできます。

流水解凍とは冷凍した食材を水をためたボウルに入れて、水を流しながら解凍していく方法です。冷凍庫から取り出したら、そのまま水をためたボウルに入れて、水を流すだけです。

自然解凍より早く解凍できるので、すぐにサラダなどで食べたいときにおすすめです。

冷凍野菜を直接入れると水っぽくなってしまうので、ジッパー付きポリ袋のまま入れるのがおすすめです。それでも、自然解凍より水が出やすいのでベチャっとしてしまいやすいです。流水解凍した場合も出てきた水分は拭き取ってから使うと良いです。