冷やし中華に乗せる定番具材にはきゅうりやトマトなどがあります。もやしやレタスなどの野菜も冷やし中華とよく合います。今回は冷やし中華の具材におすすめの野菜をご紹介しますので、ぜひ参考にしてください。
冷やし中華に用いる麺は冷やし中華専用の麺です。見た目はラーメンなどの中華麺と似ていますが、これらの麺には違いがあります。
冷やし中華の麺は中華麺よりも細く、また使用する卵の量が多いといわれています。ツルッとした食感と黄色い見た目が特徴的です。
冷やし中華の麺がない場合は、中華麺や焼きそば麺、ちゃんぽん麺、パスタ麺などでも作ることが可能です。
冷やし中華の乗せる具材は基本的に千切り(細切り)にして乗せます。定番具材の一つであるトマトは、半月切りでOKです。切り方を揃えることで、見た目がよく仕上がり、麺やタレとよく絡んで食べやすくなります。
見た目に変化がほしい場合は、具材をすべて1cm角などサイコロ状に切るのもおすすめです。
冷やし中華のタレ(スープ)としてよく用いられる味には醤油とごまだれの2種類があります。どちらも人気のあるタレですが、醤油をベースにしたたれが一般的によく使われます。
たれは麺とセットで販売されていることが多いですが、自宅でも簡単に作ることができます。
醤油ベースのタレは酢、醤油、砂糖、ごま油、塩などの調味料を合わせて作ります。お好みですりおろした生姜やだしなどを入れても美味しく作れます。ごまだれは白練りごま、醤油、砂糖、酢などの調味料を混ぜて作ります。すりごまやいりごまを加えればごまの風味がよりアップします。
冷やし中華の定番の野菜具材の一つがトマトです。ハウス栽培により通年手に入れることができるようになりましたが、トマトの旬は春から夏にかけてです。トマトの酸味と甘みが冷たい麺とタレとからみ、爽やかな味わいが広がります。
一般には中玉もしくは大玉トマトを食べやすい大きさに切って麺の上にのせます。半月切りやさいの目切りなどにすることが多いです。また、ミニトマトをそのまままたは半分に切ってのせることもあります。
冷やし中華の定番具材といえばきゅうりを思い浮かべる方も多いのではないでしょうか。シャキシャキとした食感と爽やかな味わいが冷やし中華にぴったりです。きゅうりには95%以上もの水分が含まれているので、暑い夏でも気軽に水分補給をすることができます。
冷やし中華の具材には、千切りにしたきゅうりを使うことが多いです。スライサーで薄く輪切りやリボン状にしたり、スティック状に切ったりするのも◎。
上記で冷やし中華にのせる定番の野菜をご紹介しましたが、野菜以外の定番具材にはどのようなものがあるのでしょうか。
冷やし中華の定番具材といえば、ハムやカニカマ、卵などがあります。ハムやカニカマなどの代わりに蒸した鶏肉を使用することもあります。卵は錦糸卵にしてのせます。
これらの具材をのせることで、緑や赤、黄色、ピンクなど彩り豊かな見た目になります。
次に、定番具材ではありませんが、冷やし中華にのせると美味しい野菜をご紹介します。
もやしも冷やし中華にのせる人気具材の一つです。安価で購入することができるため、ボリュームを出したい時などにおすすめです。
もやしはひげ根を取り、熱湯でさっとゆがいておきましょう。水分を絞ったら麺の上に盛り付けます。醤油や砂糖、ごまなどの調味料と和えてナムルにしてから麺の上に乗せるのもおすすめです。
冷やし中華のトッピングとして紅生姜を乗せる方も多いのではないでしょうか。ピリッとした爽やかな生姜の辛みが加わり、風味よい一品に仕上がります。鮮やかな赤色が加わることで、冷やし中華がより彩り豊かになります。
紅生姜の汁けを絞り、具材の最後に盛り付けるとおしゃれになります。子供にとっては紅生姜が辛いと感じることがあるので、盛り付ける際は注意しましょう。
夏野菜であるズッキーニを冷やし中華にのせるのもおすすめです。きゅうりのような独特な臭みがないため、きゅうりが苦手な方でも食べやすい食材です。
ズッキーニは生でも食べることができる野菜なので、そのまま千切りにしてのせて食べます。食感が気になる場合は熱湯でさっと茹でてもOKです。
夏の代表野菜の一つであるナスも、冷やし中華にのせて食べたら美味しいですよ。
ナスを冷やし中華の具材として使用する場合は、予め加熱して火を通しておきます。ヘタを取って食べやすい大きさにカットし、鍋で茹でるか電子レンジで加熱をします。揚げたナスをのせても◎。
オクラも夏に食べられる美味しい野菜ですよね。ネバネバとした食感と冷えた麺の相性は◎。カットしたきれいな断面が冷やし中華の見た目をよくしてくれます。
オクラも予め茹でて火を通しておきましょう。ヘタとガクの部分を切り落とし、表面のうぶ毛が気になる場合は塩でこすって取り除きます。熱湯でさっと茹で冷めたら食べやすい大きさにカットして麺の上に盛り付けます。
ほろ苦い食感がクセになるゴーヤも、冷やし中華の具材におすすめです。豚肉と合わせてゴーヤチャンプル風にするのも◎。
ゴーヤの苦味を抑えるには、下ごしらえが必要です。ワタと種を取り、塩もみをすることでゴーヤの苦味が軽減されます。ゴーヤの下ごしらえの方法についてはこちらの記事で詳しくご紹介していますので、ぜひ参考にしてください。
彩り鮮やかなパプリカを冷やし中華のトッピングにするのもおすすめです。赤や黄色、オレンジの見た目が夏にぴったりです。
パプリカはきゅうりなどの具材と合わせて千切りにしたり、1cm角に切るのがおすすめです。予めピクルスにしておいたものを乗せても美味しくいただけます。
シャキシャキとしたみずみずしい食感が美味しいレタスを冷やし中華にのせても美味しいですよ。レタスを乗せることでボリューム感がアップし、サラダ風の食べごたえのある一品に仕上がります。
レタスを水でしっかり洗い、水けをキッチンペーパーで拭き取って他の具材と合わせて細くカットします。食べやすい大きさに手でちぎるのも◎。
冷やし中華の具材にキャベツを添えるのもいいですよ。シャキシャキとした食感で満足度がアップします。ビタミンCや食物繊維などの栄養価も高いので◎。
キャベツを冷やし中華にのせる際は、他の具材と同じように千切りにします。生でも食べられる野菜ですが、予めさっと茹でておくことでキャベツ特有の臭みを軽減することができます。
冷やし中華にのせるのにおすすめの具材には水菜があります。シャキシャキとした食感は満足度が高く、ボリュームたっぷりの冷やし中華が出来上がります。
水菜をしっかりと水洗いし、キッチンペーパーで水けを拭き取ります。根元を切り落として、食べやすい大きさにカットして盛り付けましょう。蒸した鶏肉や豚肉と合わせて食べるのもおすすめです。
つぶつぶとした食感とやさしい甘みがあるコーン(とうもろこし)は大人はもちろん子供からも人気が高い野菜です。黄色の彩りが加わることで、見た目が豪華な冷やし中華を作ることができます。
コーン缶を使えば茹でたりカットしたりする手間が省けるのでおすすめです。水けはしっかり切りましょう。コーンと相性のよい具材にはツナ(シーチキン)やレタス、大葉などがあります。
意外かもしれませんが、さっぱりとした味わいの梅干しを冷やし中華の具材に使用しても美味しく食べることができます。夏は汗をかきやすいですが、梅干しを加えることで手軽に塩分補給を行うことができます。
梅干しは種を取り除いて細かく刻んでおくのがポイントです。鶏肉や豚肉、大葉、ごまなどの食材とよく合います。冷やし中華のタレに入れるのも◎。
万能野菜である玉ねぎを冷やし中華の具材にするのもおすすめです。さっぱりとした冷やし中華に仕上がります。彩りがよい紫玉ねぎを加えるのも◎。
玉ねぎは生でも食べることができますが、生のままだと辛みが強いことがあります。薄切りにスライスした玉ねぎを水にさらしたり、空気にさらすことで辛みが抑えられ食べやすくなります。生玉ねぎの辛みを抑える方法はこちらの記事でご確認いただけます。
意外な組み合わせかもしれませんが、冷やし中華と大根はよく合います。
大根は他の具材と合わせて千切りにするのがおすすめです。生のままでも食べられますが、軽く塩もみをしておいて下味をつけて食べると◎。また、すりおろした大根を醤油ベースのタレに混ぜて食べるのも美味しいですよ。
こちらも意外な組み合わせかもしれませんが、冷やし中華にブロッコリーをのせて食べるのもおすすめです。食べごたえがあるブロッコリーをのせることで、満足度がアップします。鮮やかな緑色が加わって見た目も◎。
ブロッコリーは予め加熱調理して火を通しておきましょう。小房に分けて盛り付けるだけでOKです。フードプロセッサーでナッツやオリーブオイル、塩と一緒にペースト状にし、麺と和えればジェノベーゼ風の冷やし中華になります。
アボカドはサラダの具材としても人気な野菜ですよね。クリーミーな味わいが特徴的なアボカドも冷やし中華によく合います。
アボカドは薄くスライスするか1cm角などブロック状にカットして麺の上に乗せましょう。アボカドは色が変わりやすいので、食べる直前にカットするようにしましょう。レモン汁をかけると変色を抑えることが可能です。
ピリッとした辛さが美味しいキムチも冷やし中華に乗せる具材としておすすめです。
お好みのキムチを具材の最後に盛り付けるだけでOKです。辛い食材なので、辛い食材が苦手な方や、刺激物を避けたいお子様の場合は盛り付ける量に注意しましょう。
ピリッとした辛みがあり、サラダや料理の付け合せによく用いられるかいわれ大根を冷やし中華に乗せるのもおすすめです。見た目が可愛らしいので、盛り付けるだけでおしゃれな冷やし中華に早変わりします。
かいわれ大根を根元が付いた状態で洗い根元を切り落とします。キッチンペーパーで水けを拭き取って麺の上に盛り付けます。少し辛みがある食材なので、お子様用の冷やし中華にのせるかどうかは味を確認してから決めるとよいでしょう。
香味野菜として知られるねぎを冷やし中華に乗せても美味しいですよ。長ねぎでも青ネギでも大丈夫です。ねぎの香りと冷やし中華のタレがよく合います。
ネギは細切りもしくは小口切りにして盛り付けます。蒸した豚肉や鶏肉と合わせるのがおすすめです。
好みが分かれやすい食材ですが、パクチー好きな方はぜひ冷やし中華にもトッピングしてみてください。パクチーの風味を思う存分楽しむことができます。
パクチーを食べやすい大きさに切って具材の最後に盛り付けます。パクチーは生のまま食べることができる食材なので、下茹でなどは不要です。エスニック風の冷やし中華をぜひお楽しみください。
爽やかな香りが特徴的な大葉(青じそ)も冷やし中華とよく合います。さっぱりとした味わいに仕上がります。
千切りにした大葉を一番最後にトッピングしてお召し上がりください。大葉と相性が良い食材には梅やナス、ツナなどがあります。
冷やし中華を洋風に仕上げたい場合におすすめの具材にパセリがあります。パセリはパスタにちらして食べることが多いハーブですが、冷やし中華とも合います。
乾燥パセリでもOKですが、フレッシュなものを使う方がより香りを楽しむことができます。みじん切りにして一番最後に全体的にちらしてお召し上がりください。洋風の冷やし中華にする際はトマトや生ハム、玉ねぎ、きゅうりなどの具材と食べると美味しいですよ。
ネバネバとした食感がクセになるモロヘイヤも冷やし中華に乗せる具材としておすすめです。モロヘイヤにはβ−カロテンやビタミンC、葉酸などの栄養価が豊富に含まれていますので、栄養面的にもおすすめです。
モロヘイヤを冷やし中華の具材として使用する場合は、予め熱湯でさっと茹でて起きます。茹でたら冷水にとって水けを絞り、千切りにカットします。同じくネバネバとした食感が特徴のオクラと一緒に食べるのも美味しいですよ。
薬味として使用されることが多いみょうがを冷やし中華に乗せて食べるのもおすすめです。生姜に似た辛さがアクセントとなり、爽やかな風味を楽しむことができます。
みょうがを千切りにし氷水にひたしてアク抜きをします。水けを拭き取って麺の上に乗せてお召し上がりください。子供には香りや味が強く感じられる場合がありますので、味を確認してから乗せるようにしましょう。
ザーサイは、アブラナ科アブラナ属のからし菜の変種「ザーサイ」と呼ばれる植物の茎を塩漬けにした中国発祥の漬物です。冷やし中華にトッピングすることで、さっぱりとした一品に仕上がります。
ザーサイをさっと水洗いし(そのままだと味が濃いため)、千切りにしてトッピングします。ラー油と和えて乗せるのもおすすめです。子供には味が濃く感じられたり辛い場合があるので注意が必要です。
コリコリとした食感が特徴的なきくらげも、冷やし中華に用いる具材としておすすめですよ。歯ごたえがある食材なので、満足度が一気にアップします。
生きくらげは石づきを切り落とし、水洗いしてたっぷりの湯でさっと茹でます。水けをキッチンペーパーで拭き取り、千切りにして麺の上に乗せます。
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