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子供が喜ぶ天ぷらの具材49選。野菜・お肉・魚介・デザートを紹介。

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子供が喜ぶ天ぷらの具材49選。野菜・お肉・魚介・デザートを紹介。

今回は子供におすすめの天ぷらの具材をまとめてご紹介します。ご飯のおかずとしてはもちろん、果物を揚げておやつにもおすすめです。

天ぷらの基本的な作り方

下ごしらえ

天ぷらを作るときは、まずお好みの具材を水洗いします。

水分の多い食材や水洗いした食材はキッチンペーパーなどで水気をしっかり切っておくとカラッと揚げることができます。きのこ類は水洗いせずにキッチンペーパーなどで軽くふきゴミなどをとりましょう。

水洗いをしたら、火の通りやすい薄さ・大きさに切ります。

ひと手間かかりますが、ここで切った野菜に小麦粉をまぶして全体に薄くつけておくと、具材全体に衣を均一につくので綺麗に揚がります。大きめの容器に具材をいれて小麦粉をふりかけた後容器ごと振ると簡単に小麦粉をつけることができるのでおすすめです。

野菜を天ぷらの具材にする場合は、下味をつける必要はありません。下味をつけてしまうと反対にべっちょっとしてしまいます。

衣を作る

天ぷらの衣は、小麦粉(薄力粉)と全卵、冷水で作ることができます。2〜3人分の天ぷらの場合、分量の目安はふるいにかけた小麦粉1カップ、全卵1/2個、冷水200mlです。

まず、全卵をよく溶きます。よく溶いたら冷水を加えて泡が出るまでしっかりと混ぜましょう。次にふるった小麦粉を数回にわけて入れながら、泡立て器でさっくりと混ぜ合わせます。

天ぷらの衣はサラッとした状態が良いです。混ぜすぎるともったりとしてしまうので注意しましょう。

揚げる

油の量は2cm〜3cmが適量です。多すぎても少なすぎても上手に揚げることができません。深さのある揚げ物用の鍋がない場合は深めのフライパンでも大丈夫です。

油を鍋に入れたら、170~175℃になるまで熱します。温度計があればきちんと図ったほうが良いですが、ない場合は菜箸に衣をつけて落として確認しましょう。落とした衣が一度沈み、すぐに上がってくれば適温になっているサインです。

油が適温になったら、具材を衣にくぐらせてそっと油に落とします。勢いよく入れてしまうと衣が落ちてしまいます。また、沢山の具材を一気に入れてしまうと油の温度が下がってべちょっとした仕上がりになってしまうので注意してください。

具材を油に入れて、衣が固まってきたらひっくり返します。天かすが出てきたら天かすは小まめに取り除きましょう。泡が大きくなりパチパチと高い音がしたら火が通ってきた合図です。さらに火を通して泡が収まってきて、菜箸で持ち上げたときに「ジジジジ」という感覚がすればそのまま取り出します。

複数の具材を揚げる場合は、水分の少ない具材から揚げていくのも大切なポイントです。水分の多い野菜は衣がふやけてしまいやすいので、最後に揚げて、揚げたらすぐに半分に切って蒸気を逃しておくとベチャッとしにくくなります。

天ぷらをサクサクに揚げるコツ

小麦粉でなく片栗粉・米粉

小麦粉には、弾力に富むが伸びにくいグルテニンと、弾力は弱いが伸びやすいグリアジンの2種類のたんぱく質が含まれており、水分によってグルテニンとグリアジンが結びつくとグルテンができます。グルテンは、強い粘り気を出すため、小麦粉で衣を作ると揚げたときにベタっとしてしまいます。

そのため揚げ衣を作る際は、グルテンを生成しない片栗粉または米粉を使ったほうがサクッと揚がります。また、片栗粉や米粉は油の吸収率が低いため、サクサクに揚がりやすいだけではなく時間が立ってもベチョっとしにくいですし、カロリーを抑えることもできます。

自宅に小麦粉しかないという場合は、氷水を一緒に加えるとグルテンを生成しにくくなるため粘りを抑えることができます。

水ではなくお酒や炭酸水を加える

天ぷらは水分が蒸発する前に衣がしっかり固まってしまうと水蒸気が衣の外へ抜け出しにくくなり、べちょっとした仕上がりになりやすいです。

そのため、水より沸点が低く蒸発しやすいアルコールを多く含む日本酒や焼酎などのお酒を加えることで、衣の水分の蒸発を促進し、サクサクに上がります。小麦粉を使っている場合でも、アルコールがグルテンを押し広げながら蒸発してくれるので、べちょっとしにくいです。

アルコールは蒸発してしまうので、お子様でも食べることができます。ただし、お酒の風味が残ってしまうことがあります。また、日本酒など糖質を多く含むお酒を使うと焦げやすいので注意しましょう。

衣に加える水の代わりに炭酸水を加えても良いです。炭酸水に含まれる気泡(炭酸)が油の熱によって衣から抜ける際に水蒸気も一緒に逃がすことができるため、サクサクに上がります。ただし、炭酸だと油に入れたときに跳ねることがあるので注意が必要です。

オリーブオイルで揚げる

一般的に揚げ油として使われるサラダ油などは、空気に触れることで油が酸化してしまい劣化してしまいます。劣化してしまった油を揚げ油として使うと具材の風味が損なわれるだけではなく、べちょっとしてしまいやすいです。

オリーブオイルは「オレイン酸」と呼ばれる一価不飽和脂肪酸が主成分で、酸化しにくい性質があります。そのため、酸化しやすいサラダ油などを使って揚げるのと比較して、サクサクとした食感に揚がります。

また、油の量も重要です。少なすぎると焦げやすく、多すぎると温度が上がらず火が通るのに時間がかかってべちょっとしてしまうので注意しましょう。

子供が喜ぶ天ぷらの具材【野菜】

子供が喜ぶ天ぷら具材、まずは野菜から紹介していきます。

サツマイモ

子供が喜ぶ天ぷらの具材のさつまいも

サツマイモは子供が喜ぶ定番具材の一つです。甘みがあり、ホクホクとした食感を楽しむことができます。ご飯のおかずだけでなく、間食にもおすすめです。

サツマイモは火が通りにくいので、天ぷらにする際は1cmほどの輪切りにすると良いです。また、揚げる前に予めレンジで温めておくと、中はしっとり外はサクサクに仕上がるのでおすすめです。

かぼちゃ

子供が喜ぶ天ぷらの具材のかぼちゃ

かぼちゃは天ぷらにするとホクホクの食感と衣のサクサクの食感を楽しむことができます。甘みが強いのでお子様に人気の天ぷらの具材の一つです。綺麗なオレンジ色で見た目も良いです。

かぼちゃは火が通りにくいため、1/4サイズにして切り口からアーチ状になるように切ってから衣をつけて揚げると火が通りやすくなります。

じゃがいも

子供が喜ぶ天ぷらの具材のじゃがいも

揚げ物との相性がよいじゃがいもは、フライドポテトやハッシュドポテト、コロッケにして食べることは多いですよね。じゃがいもは天ぷらにしても子供は美味しく食べられます。

じゃがいもを天ぷらにする際のおすすめの切り方は5mm〜1cm幅の輪切りです。衣を付けたら、160℃ほどの低温の油でじっくりと揚げます。油に入れたら2分ほどそのままの状態で火を通してから上下を返します。低温で揚げることで中まで火が通り、また焦げるのを防ぐことができます。

里芋

子供が喜ぶ天ぷらの具材の里芋

秋に旬を迎える里芋はねっとりとした食感が特徴です。天ぷらにすることで甘みが引き立ち、ホクホクとした食感がクセになります。

里芋を天ぷらにする際は、皮を剥いて(皮ごとでもOK!)、食べやすい大きさにカットします。丸ごとのまま揚げてもいいのですが、カットする方が火の通りが早く短時間で揚げることができます。丸ごと揚げる場合は、予め下茹ですることをおすすめします。醤油やにんにくで下味をつけるのもおすすめです。

皮を剥く方がほとんどだと思いますが、里芋は実は皮ごと食べることができる野菜です。

なす

子供が喜ぶ天ぷらの具材のなす

なすは一年中市場に出回り、季節関係なく美味しく食べれるので天ぷらの具材にぴったりです。若干苦味がありクセがありますが、天ぷらにすると苦味やクセが和らぐので、子供でも食べやすくなります。

なすは水分量が多く火が通りにくい野菜ですので、美味しく揚げるには工夫が必要です。基本的には薄切りにするだけではなく、扇状になるように切れ目を入れたり、格子状に切り込み(隠し包丁)を入れることで火が通りやすくなり、美味しく揚がります。

玉ねぎ

子供が喜ぶ天ぷらの具材の玉ねぎ

玉ねぎの揚げ物といえば定番はオニオンリングですが、天ぷらの定番の具材でもあります。玉ねぎを天ぷらにすると、オニオンリングとはまた違った味わいを楽しむことができます。甘みが引き立つので、子供でも食べやすくなります。

玉ねぎの天ぷらには新玉ねぎがおすすめです。新玉ねぎを天ぷらにすると甘みが強くジューシーな味わいになります。

にんじん

子供が喜ぶ天ぷらの具材のにんじん

にんじんはかき揚げの具材としてよく使われますが、にんじんのみでも天ぷらの具材になります。にんじんは、天ぷらにすると独特の甘みとしっかりとした歯ごたえを楽しむことができるので、にんじんが苦手なお子様でも食べやすくなります。

一般的には斜め切りにして使われますが、かき揚げのように千切りにするとシャキシャキとした食感がより際立ちます。また、衣は薄くつけたほうが鮮やかなオレンジ色が出て食卓に彩りを添えることができます。

ピーマン

子供が喜ぶ天ぷらの具材のピーマン

ピーマンは苦味が強いですが、天ぷらにすることで苦味が軽減され食べやすくなるので子供にもおすすめです。天ぷら定食などでも、かぼちゃなど甘みのある具材の天ぷらと組み合わせて一緒に出てくることが多いです。

ピーマンは、ヘタと種を取り除いたら1/2サイズにカットして衣をつけます。

トマト

子供が喜ぶ天ぷらの具材のトマト

トマトは基本的に水分が多いため天ぷらには向いていませんが、熟す前の硬めのトマトやプチトマトなら天ぷらにすることができます。トマトの天ぷらは爽やかな酸味とサクサクとした衣の食感を楽しむことができ、青いトマトを揚げる「フライドグリーントマト」はハワイでも人気があるようです。

トマトを天ぷらの具材にするときは、水分を多く含んでいる種の部分を取り除き、プチトマトは楊枝などで数カ所に穴を空けておくと破裂防止になります。

きゅうり

子供が喜ぶ天ぷらの具材のきゅうり

意外かもしれませんが、きゅうりを天ぷらにしても美味しく食べることができます。天ぷらにするときゅうり特有の青臭さが和らぐので、きゅうりが苦手なお子様でも食べやすいです。

きゅうりを天ぷらにする際は、斜め切りもしくは棒切りにして衣につけ、高温の油で30秒〜1分ほど揚げます。生でも食べられますので、完全に火を通す必要はありません。きゅうりの天ぷらは塩や七味、カレー塩をつけて食べるのがおすすめです。

ズッキーニ

子供が喜ぶ天ぷらの具材のズッキーニ

ズッキーニは焼いて食べることが多いですが、天ぷらにしても美味しい食材の一つです。ズッキーニに似た野菜であるきゅうりよりも青臭さが少ないので、子供にも喜ばれます。ズッキーニを天ぷらにするとジューシーに仕上がります。

ズッキーニを天ぷらにするときは、カットしたらそのまま衣をつけて揚げます。ズッキーニの天ぷらは塩をつけて食べるのがおすすめです。

菜の花

子供が喜ぶ天ぷらの具材の菜の花

春野菜として定番の菜の花を天ぷらにするのもおすすめです。菜の花には独特の苦味がありますが、天ぷらにすることで苦味も軽減されますのでお子様にもおすすめです、ほどよいほろ苦さがクセになる一品になります。

菜の花を天ぷらにするときは、菜の花を水洗いしてから水気を拭き取って衣をつけて揚げます。衣をつける前に半分から下の葉を取り除いて置くと綺麗に仕上げることができます。

アスパラガス

子供が喜ぶ天ぷらの具材のアスパラガス

アスパラはそのままアスパラだけを天ぷらにすることもできますし、アスパラを使った定番料理「アスパラベーコン」を天ぷらにすることもできます。綺麗な緑色が料理の彩りにもなります。

アスパラを天ぷらにするときは、下の硬い部分をカットし、袴(はかま)を取ってピーラーで下半分の皮をむいておきます。こうすることで、口当たりがよくなります。

アボカド

子供が喜ぶ天ぷらの具材のアボカド

サラダ入れて食べるなど生食することが多いアボカドですが、天ぷらにしても美味しく食べることができます。アボガドの天ぷらは衣のサクサクとした食感とクリーミーな味わいがクセになります。

アボカドの皮を剥き、カットしてから衣をつけて揚げるだけでも十分美味しいですが、アボカドにのりを巻いてから衣をつけて揚げるのもおすすめです。

とうもろこし

子供が喜ぶ天ぷらの具材のとうもろこし

とうもろこしは天ぷらにすると、とうもろこしの優しい甘みとぷちぷちした食感と衣のサクサクとした食感が融合した一品になります。とうもろこしの天ぷらは大人はもちろんのこと、小さなお子様にも人気があります。

とうもろこしは包丁でバラバラにならないよう厚めに削ぎ落として衣につけて揚げても良いですし、バラバラになるように削ぎ落として衣につけて、スプーンですくって揚げても良いです。

芽キャベツ

子供が喜ぶ天ぷらの具材の芽キャベツ

芽キャベツは11月中旬から3月頃に生産量が最も増えます。サイズが小さく見た目がかわいい芽キャベツは、お子様にも人気な具材です。天ぷらにすると芽キャベツの甘みが引き立ちます。

芽キャベツはサイズは小さいものの、葉巻きが強くぎっしりと葉が詰まっているため火が通りにくいです。また、芽キャベツはアクが強い葉野菜であることからも、揚げる前に下茹でが必要です。芽キャベツの底面に十字に切り込みを入れてから下茹ですると、短時間で火が通ります。

そら豆

子供が喜ぶ天ぷらの具材のそら豆

5月頃に旬を迎えるそら豆は、甘みがありホクホクとした食感が特徴です。そら豆の天ぷらは甘みや旨み、香りが引き立ちます。見た目がかわいいので、お子様にも人気があります。

そら豆をサヤから出し、薄皮と取ります。そら豆の鮮やかな緑色を保つためには、油の温度が170℃を超えないようにして揚げます。1個ずつ揚げてもいいですし、かき揚げと同じ要領でスプーンですくって塊にしてから揚げるのも◎。

レンコン

子供が喜ぶ天ぷらの具材のれんこん

レンコンも天ぷらによく使われる根菜類の一つです。レンコンは、天ぷらにすると、シャキシャキの食感を楽しむことができます。衣にあおさを加えたりカレー粉を加えると子供でもパクパク食べやすくなります。

レンコンは、ピーラーで皮をむいた後、厚さ7mm程の輪切りか半月切りにして酢水に3~4分間さらしてアク抜きをします。アク抜きをすることでえぐみを抑えることができます。レンコンも火が通りにくいので、レンジで温めてから衣をつけて揚げたほうが上手に揚げることができます。

しいたけ

子供が喜ぶ天ぷらの具材のしいたけ

旨味成分をたっぷり含んでいるしいたけも、天ぷらにすると旨味とジューシーな食感がやみつきになる定番の具材です。しいたけが苦手なお子様でも、天ぷらにすることで食べやすくなります。

しいたけを天ぷらにするときは軸の部分を取り除いてから、傘の部分に十字の切り込みを入れると火が通りやすくなります。

舞茸

子供が喜ぶ天ぷらの具材の舞茸

舞茸もしいたけと同じくたっぷり旨味を含んでいて、天丼に乗っていることも多い定番の食材の一つです。ボリュームがあるのも嬉しい点で、食べごたえがあります。

舞茸は大きめにほぐして衣をつけます。しいたけとは異なる独特の風味と食感を楽しむことができます。シンプルに塩をつけるだけでも美味しく食べるのがおすすめです。

ごぼう

子供が喜ぶ天ぷらの具材のごぼう

ごぼうはにんじんと同様にかき揚げの具材として使われることが多いですが、ごぼう単独で天ぷらにしても美味しく食べることができます。ごぼうの歯ごたえがくせになります。

ごぼうの土臭さが気になる場合は、たわしなどを使って皮をこそげ、しっかりと水洗いします。斜め切りもしくは5cm幅などに切ると食べやすいです。太さが均一になるように、太い部分は縦に2等分もしくは4等分にすると火が通りやすくなります。

子供が喜ぶ天ぷらの具材【肉】

鶏肉

子供が喜ぶ天ぷらの具材の鶏肉

あらゆるお肉の中でもクセがなく食べやすい鶏肉は、子供が食べるのにおすすめです。鶏肉と一口にいっても、もも肉や胸肉など様々な部位がありますが、中でも子供におすすめなのはむね肉やもも肉、ささみです。

むね肉やささみやさっぱりとした味わいに、もも肉はジューシに仕上がります。鶏肉を天ぷらの具材にするときは、皮を取り除いてから不要な皮や筋を取り除き、一口大のそぎ切りにします。

豚肉

子供が喜ぶ天ぷらの具材の豚肉

子供が喜ぶ天ぷらの具材の鶏肉よりも薄いスライスで販売されていることが多く、子供でも食べやすいです。鶏肉と同じように様々な部位がありますが、子供用の天ぷらにおすすめなのはバラやモモ、豚こまです。

薄切りスライスの場合はそのまま揚げてOKですが、塊になっている場合は一口大など食べやすい大きさにカットします。薄切りスライスの豚肉でチーズやアボカド、きのこなどを巻いて揚げても美味しく仕上がります。

牛肉

子供が喜ぶ天ぷらの具材の牛肉

すき焼きやステーキなどは子供が大好きな牛肉料理ですが、天ぷらにしても美味しく仕上がります。牛肉にはロースやサーロイン、モモなどの様々な部位がありますが、子供におすすめなのは肉質が柔らかいモモやサーロイン、リブロースなどです。

牛肉を天ぷらにする際は、豚肉と同様に牛肉に下味をつけてから揚げます。塊にならないように広げるようにして揚げると火が通りやすくなり、カラっと仕上げることができます。

ソーセージ

子供が喜ぶ天ぷらの具材のソーセージ

肉を加工したソーセージも天ぷらの定番の具材です。小さなお子様もパクパク食べる人気の具材の一つです。ソーセージを天ぷらにすると、サクサクとした衣の食感とソーセージのジューシーな味わいを楽しむことができますよ。

ソーセージは丸ごと衣につけて揚げることができますが、破裂してしまうことがあるので念の為切り込みを入れておくと、破裂してしまうのを防ぐことができます。

ベーコン

子供が喜ぶ天ぷらの具材のベーコン

ベーコンは、豚バラ肉を塩漬けして熟成し、低温燻製して作られます。子供が好きな食材の一つですよね。炒め物やスープなどで使うことが多いですが、実は天ぷらにしても美味しく食べることができます。

ベーコンを天ぷらにする際は、食べやすい大きさにカットします。ベーコン単体で揚げてもよいですが、チーズやアスパラ、玉ねぎなどをベーコンで巻いてから揚げるのもおすすめです。

ハム

子供が喜ぶ天ぷらの具材のハム

ハムは豚もも肉を塩漬けにし燻製して作られる加工食品です。ベーコンやソーセージと同様に子供に人気な食材です。サラダやサンドイッチの具材として食べることが多いハムですが、天ぷらにすることでおかずとしてはもちろんお酒のおつまみや間食としても楽しむことができます。

1枚まるごと揚げるか、2等分もしくは4等分にしてから揚げます。ハムでチーズを巻いてから揚げるのもおすすめです。

子供が喜ぶ天ぷらの具材【魚介】

えび

子供が喜ぶ天ぷらの具材のえび

魚介類の天ぷらの定番は、やはり海老天(えびてん)ではないでしょうか。子供にも大人にも人気な具材ですよね。えびの旨味はもちろんのこと、ぷりぷりとした食感を楽しむことができ、お蕎麦のお供にもぴったりです。

えびを天ぷらの具材にするときは、下処理時には筋をしっかりと断ち切った後、身をまっすぐに伸ばしておきましょう。こうすることで、くるっと丸まらずお店で出てくるような真っ直ぐな海老天になります。

穴子

子供が喜ぶ天ぷらの具材の穴子

柔らかくふっくらとしたあなごも、天丼によく乗っている天ぷらの定番です。淡泊な味わいですが、柔らかさがあり、脂身が少ないため天ぷらにしても油っぽくなりすぎず子供でも食べやすいです。

穴子を天ぷらにするときは、表面のぬめりを取ることが美味しく作るポイントです。ぬめりをとっておくことで、臭みをとることができるため風味がよくなります。また、じっくり揚げていくのもポイント。じっくりと揚げることでふわっとした食感に仕上がります。

キス

子供が喜ぶ天ぷらの具材のキス

サクサクとした食感の衣とふわっとした食感を楽しめるキスの天ぷらも定番ですよね。白身魚であるキスは脂身が少なく柔らかい食感なので子供でも食べやすいですよ。

キスを天ぷらにするときは、頭をとり背わたをとってから開いて衣をつけて揚げます。釣りたてのキスを天ぷらにすると身が閉まっていてとっても美味しいですよ。

小魚(小イワシ・ワカサギなど)

子供が喜ぶ天ぷらの具材のワカサギ(小魚)

小イワシやワカサギ、きびなごなどのこぶりなサイズである小魚は、食べきりサイズなのでお子様用の天ぷらの具材としておすすめです。

小魚を天ぷらにする場合は、面倒な下処理がないので簡単に天ぷらにすることができます。臭みやぬるつきを取るために塩水で洗い、キッチンペーパーで水けを拭き取ります。子供が食べる場合は衣に青のりを混ぜて揚げるのもおすすめです。

イカ

子供が喜ぶ天ぷらの具材のイカ

イカは上身(胴体の部分)はもちろんのこと、下足(げそ)も天ぷらの具材として定番です。歯ごたえがあるので、子供でも食べやすい大きさにカットして揚げるのがおすすめです。

イカを天ぷらの具材として使うときは、ワタと背骨を抜きえんぺらから引いて皮をむき、真ん中を開いて両面に格子状に切れ目を入れます。上身は胴は縦に3等分にして2cm幅くらいに切り、下足は墨と嘴(くちばし)をとって軟骨部分から切り取り、吸盤をとって食べやすい長さに切って衣をつけて揚げます。

タコ

子供が喜ぶ天ぷらの具材のタコ

たこ焼きは子供が好きな料理の一つですよね。歯ごたえが特徴的なタコは、天ぷらにしても美味しく食べることができます。

子供用の天ぷらにする場合は、食べやすいように一口大にカットするのがおすすめです。そのまま揚げても美味しいですが、醤油などで下味を付けてから揚げるのも◎。

カニ

子供が喜ぶ天ぷらの具材のカニ

カニ好きなお子様は多いのではないでしょうか。茹でて食べることが多いカニですが、天ぷらの定番の食材でもあります。カニの天ぷらは、カニの旨みが凝縮されていて、茹でて食べるのとはまた違った美味しさを楽しむことができます。

カニを天ぷらにするときも水気をしっかり拭き取ってから、衣をつけて揚げることが大切です。

ちくわ

子供が喜ぶ天ぷらの具材のちくわ

練り物の天ぷらの中では、特にちくわを具材に使うことが多いです。衣をつけてそのまま揚げても美味しいですが、青のりを混ぜて磯辺揚げにするのが定番です。子供のお弁当のおかずにもおすすめです。

ちくわを天ぷらの具材にするときは、縦に半分に切り、衣をまぶしてから青のりを振ります。間にチーズを入れるなどのアレンジをしても美味しく食べることができます。

かまぼこ

子供が喜ぶ天ぷらの具材のかまぼこ

かまぼこはカットしてそのまま食べることが多いですが、天ぷらにすることもできます。間にチーズを挟んで揚げても美味しいですし、大葉と一緒に衣をつけて揚げたり、青のりを衣に入れて磯辺揚げにしても美味しいです。

色々なアレンジ方法があるので、おせち料理などに使ったかまぼこも美味しく食べきることができます。

あおさ

子供が喜ぶ天ぷらの具材のあおさ

あおさといえばお味噌汁ですが、風味が良いあおさは天ぷらにしても美味しいです。あおさを天ぷらにすると、磯の香りとサクサクとした食感を楽しめる一品になります。

あおさを天ぷらにするときは、衣をつけてかき揚げを作る容量でさっと揚げます。塩をかけて食べるのがおすすめです。

わかめ

子供が喜ぶ天ぷらの具材のわかめ

あおさと同じくお味噌汁の具材として定番のわかめも天ぷらにぴったり。身近な食材ながら天ぷらにしようとはなかなか思えない意外な食材ですよね。わかめの天ぷらもサクッと食べられて非常に美味しいです。

作り方もとっても簡単で、乾燥わかめでも大丈夫です。乾燥わかめの場合は水に戻してから水気を切って衣につけて揚げます。わかめの天ぷらが残ったときは、そのままお味噌汁に入れても美味しいですよ。

子供が喜ぶ天ぷらの具材【デザート】

最後に、子供が喜ぶデザート系天ぷら具材を紹介します。

バナナ

子供が喜ぶ天ぷらの具材のバナナ

甘くて柔らかいバナナは、タルトなどの焼き菓子だけではなく天ぷらの具材としても合います。バナナを天ぷらにすると、衣はサクサクで中はとろりとして口の中いっぱいにバナナの甘さが広がります。

バナナを天ぷらの具材にするときは、斜め切りにして衣をつけて揚げます。チョコソースをかけたりバニラアイスを添えると、スイーツとして食べることができます。

チョコレート

子供が喜ぶ天ぷらの具材のチョコレート

チョコレートも天ぷらにすることができます。チョコレートを天ぷらにすると、中はトロッと外はサクっとした食感に仕上がります。

チョコレートにそのまま衣をつけて揚げると、すぐに中からチョコレートが出てきてしまうので注意が必要です。チョコレートを春巻きの皮などに包んでから揚げるのがおすすめです。

マシュマロ

子供が喜ぶ天ぷらの具材のマシュマロ

バーベキューで焼きマシュマロを食べたことがある方は多いのではないでしょうか。ましゅまろの天ぷらは衣のサクッとした食感と、焼きマシュマロを同じようにトロっとしたましゅまろが口の中に溢れだします。

ましゅまろを天ぷらにするのも至難の技。揚げすぎてしまうとましゅまろが溶け出して衣から出てきてしまうので、揚げすぎないように注意しましょう。

いちご

子供が喜ぶ天ぷらの具材のいちご

いちごも天ぷらにして食べることができます。いちごの天ぷらは、普段生で食べるいちごとはまたことなる食感や甘さを堪能できる絶品です。塩や抹茶塩などをかけて食べると、いちごの甘みをより引き立たせることができるのでおすすめです。

スイーツ感をアップしたい場合は、天ぷら粉をホットケーキミックス粉に変えて揚げると、より甘くふわっとした食感を楽しむことができます。

りんご

子供が喜ぶ天ぷらの具材のりんご

りんごも天ぷらの具材としておすすめです。りんごを天ぷらにすると、アップルパイやりんごタルトのように甘く柔らかいりんごと衣のサクサクとした食感を楽しむことができます。デザート感覚で食べられるので、小さなお子様のおやつにも◎

カットしてから時間がたってしまって茶色く変色してしまったりんごでも、天ぷらにすれば美味しく食べることができるだけではなく色の悪さが気にならなくなります。りんごの天ぷらははちみつやシナモンパウダーなどをかけて食べるのがおすすめです。

キウイ

子供が喜ぶ天ぷらの具材のキウイ

キウイも天ぷらにすることができます。キウイの天ぷらも、甘さとサクサクとした食感が融合したクセになる味わいに仕上がります。

キウイを天ぷらにするときもキッチンペーパーで表面の水分を拭き取ってから、衣をつけてあげましょう。鮮やかなキウイの色は彩りにもなります。

パイナップル

子供が喜ぶ天ぷらの具材のパイナップル

酢豚に使われるなど、デザート以外にも使われることが意外と多いパイナップルも、天ぷらの具材になります。特に酸味が強くて食べにくいパイナップルは、天ぷらにすることで甘みが増して食べやすくなるのでおすすめです。

パイナップルを天ぷらにするときは、パイナップルを食べやすい大きさに切った後に衣につけて食べるだけです。とっても手軽に作ることができるので、ぜひ作ってみてください。

いちじく

子供が喜ぶ天ぷらの具材のいちじく

いちじくは果実の中でも、サラダの具材にしたり洋食では肉料理や魚料理の付け合せや、日本食では胡麻和えといったように幅広く使われている食材で、天ぷらの具材にすることもできます。

いちぢくを天ぷらにするときは、洗ってカットしたら皮ごと衣をつけて揚げることができます。揚げすぎると中がとろとろになりすぎて衣がしんなりしてきてしまうので、揚げすぎないように注意しましょう。

雪見だいふく

子供が喜ぶ天ぷらの具材の雪見だいふく

雪見だいふくを天ぷらにすると、外は熱くサクサクで中は冷たくとろりとした絶品スイーツになります。

雪見だいふくを天ぷらにするときは、野菜のように長く揚げすぎてしまうと中のアイスが全て溶けてドロドロになってしまうので注意が必要です。高温の油でサッと揚げるだけで大丈夫です。

クリームチーズ

子供が喜ぶ天ぷらの具材のクリームチーズ

クリームチーズも天ぷらの具材にぴったりです。おつまみメニューとして提供している居酒屋も近年多いですよね。クリームチーズの天ぷらは外はサクサクとした衣の食感を楽しむことでき、中からチーズがとろりと溶け出します。

クリームチーズを天ぷらにするときも揚げすぎてしまうと中からチーズが飛び出してしまうので、衣がきつね色になったらサッと取り出して、揚げすぎないようにするのがポイントです。

もち

子供が喜ぶ天ぷらの具材のもち

もちを揚げると揚げ餅になるように、もちも揚げて調理をすることがあります。もちは天ぷらにすると、外はザクっ、中はもちっとした不思議な食感を楽しむことができます。

子供用に作る場合は、もちを食べやすい大きさにカットしてから揚げるようにしましょう。もちの天ぷらは、醤油や砂糖などの調味料を混ぜ合わせた甘辛いタレなどに絡めて食べるのがおすすめです。その他にも、きなこと黒蜜などさまざまなアレンジが楽しめます。

子供が好きな天ぷらの食べ方

子供でも天ぷらを食べやすくするコツをご紹介します。

下味・衣の味を変える

具材そのものの風味が強かったり、臭みがある場合は、揚げる前に下味をつけたり衣に味を加えると子供でも食べやすくなります。

例えば、牛肉や魚、きのこ類などは食材特有の臭みや風味があるため、醤油やにんにく、だし、めんつゆなどで下味をつけると美味しく仕上がります。また、衣に青のりやあおさ、カレー粉、粉末の昆布茶などを混ぜて揚げるのもおすすめです。

天つゆを工夫する

子供が天ぷらを食べやすくするために、天つゆやタレをアレンジする方法もあります。

一般的な天つゆはだしや醤油、みりんで作りますが、子供用の天つゆには砂糖を加えて甘くするのもよいでしょう。また、マヨネーズやケチャップ、ソースなどをタレ代わりにして付けるのもおすすめです。

アレンジ料理にする

天ぷらだけだと油っぽさが残りやすいので、子供の胃もたれの原因になります。天ぷらを他の料理の具材として使用すれば、油っぽさが和らぎ美味しく食べることができます。

例えば、天ぷらを卵とじにしたり、お茶漬けの具材にしたり、うどんやそばなど麺類のトッピングにするのがおすすめです。