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ミニトマトがしわしわ...食べられる?原因は?復活方法は?

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ミニトマトがしわしわ...食べられる?原因は?復活方法は?

ミニトマトを保存していたらしわしわになってしまったという経験がある方は多いのではないでしょうか。ミニトマトがしわしわになってしまう主な理由は水分の蒸発です。本記事ではミニトマトがしわしわになる原因やしわしわになったミニトマトを復活させる方法などを詳しく解説します。

ミニトマトがしわしわになる原因

ミニトマトがしわしわになってしまう原因は下記の通りです。

水分不足

ミニトマトがしわしわになる主な原因は水分不足です。新鮮な状態のトマトにハリがありピンとしているのは、繊維にしっかりと水分が含まれているためです。

ミニトマトは91%が水分と言われていて、トマトと同じく水分量が多く含まれています。そのため乾燥などが原因で繊維から水分が蒸発してしまうと、水分が蒸発してしまった分だけ皮に張りがなくなりシワシワになっていきます。

出典:食品成分データーベース(文部科学省)

栽培中もしわしわになる

ミニトマトがしわしわになるのは、収穫後だけではありません。栽培中も水分が不足すると葉がしなびていくのと同じようになっている実もしわしわになります。

家庭菜園でミニトマトを栽培しているときに、ミニトマトはしわしわになってしまった場合は、しっかりと水を与えることで復活させることができます。

トマトに限らず野菜の栽培には適量の水をしっかりと与えることが重要です。

過熟

ミニトマトやトマトは通常、完全に熟していない状態で収穫され店頭に並びます。完全に熟してから収穫してしまうと、傷むのが早いためです。店頭に並び、皆さんが手にとって購入する頃にちょうど食べ頃を迎えるようになっています。

ミニトマトもトマトと同じように収穫後も熟していきます。そのため、購入してからすぐに使わずに長く保存しているとどんどん熟していき過熟になると、トマトの皮はしわしわになり実も柔らかくなります。

しわしわのトマトは食べられる?

保存中・栽培中の水分不足は食べられる

トマトがしわしわになってしまうと「腐敗した」と思ってしまう方が多いようですが、水分が蒸発してしまうことが原因の場合、しわしわ=腐敗ではありません。そのため、食べても問題ありません。

しかし、しわしわになってしまったトマトは食感が悪くなっていますので、美味しく食べるために下処理でしわしわになってしまった皮にハリを戻すひと手間を加えると良いでしょう。

過熟は腐敗のサインが見られないか確認

過熟でしわしわになり柔らかくなっているトマトも、腐敗までいっていなければ食べることができます。過熟をすぎると腐敗していくため異臭がしたりカビが生えているなど腐敗のサインが出ていないかしっかりと確認してから判断してください。

腐敗のサインが見られない場合は、腐敗しないうちに早めに食べきるようにしましょう。

腐敗したミニトマトの特徴については後述しますので、そちらを参考にしてください。

しわしわミニトマトを復活させる方法

水分が蒸発してしわしわになっているトマトは食べても問題ありませんが、食感が悪くなっています。特にサラダにする場合など生で食べる場合には、皮をパリっとした状態に戻して食べる方が美味しく食べることができるのでおすすめです。水分不足でしわしわになっている場合は、復活させることができます。

お湯に浸ける

ミニトマトをお湯につける

しわしわのミニトマトはお湯につけることで復活させることができます。ミニトマトを入れたボウルにお湯を入れて1分ほどつけたらザルにあけて水気を切ります。

お湯の温度はだいたい70℃前後が良いとされています。沸騰したお湯など温度が高すぎたり、浸けすぎてしまうとミニトマトが茹で上がってしまったり皮が破れてしまうので注意しましょう。

水に浸ける

ミニトマトを水につける

お湯ではなく水に浸けてもしわしわになったミニトマトを復活させることが可能です。

水に浸ける場合は、ミニトマトを入れたボウルに水を入れて30分程つけておきます。お湯に浸けるよりも時間はかかりますが、しっかりとピンとした状態に戻すことができます。

ただし、水に長く浸けておくことで水溶性の栄養素が流出してしまうデメリットがあります。そのため、短時間で済むお湯につける方法をおすすめします。

皮を剥くのもあり

ミニトマトの皮を剥く

しわしわになってしまったトマトはあえて皮を剥いて調理するもの良いでしょう。

ミニトマトの皮を剥く場合は、まずヘタを取り、ヘタの反対側に爪楊枝などで1ケ所穴を開けます。穴を開けたら沸騰したお湯に入れて10秒ほど茹でます。茹でたらザルにあけて冷水にとります。しばらく置いたら簡単にするんと皮が剥けるようになっていますので、皮を剥いて完了です。

皮を剥いたミニトマトは、酢漬けやマリネなどにするのにおすすめです。皮を剥くことで口当たりが良くなりますし、調味料が染み込みやすくなるメリットもあります。

過熟によるしわしわは復活不可

過熟によってしわしわになってしまった皮は、残念ながらお湯や水に浸けても復活させることはできません。

どうしてもしわしわになってしまっているのが気になるという場合は、上記で紹介したように皮を剥いて調理をするか、トマトソースにするなど口当たりや食感をカバーできる調理法で食べるのがおすすめです。

しわしわで柔らかいミニトマトは食べられる?

ブヨブヨになったトマト

ミニトマトは、腐敗が進むと全体がブヨブヨとし、形が崩れてしまうほど柔らかくなります。

上述したように過熟が原因で柔らかくなっているだけの場合は食べることができますが、形が崩れてしまうほど柔らかくなっていたり異臭がするなどの異変がある場合は腐敗しているため破棄しましょう。

食べられないミニトマトの特徴

カビが生えている

カビが生えているトマト

腐敗が進むと、ミニトマトのヘタ周辺や実の表面に白カビや黒カビが生えます。

ヘタの周りは細菌が多く発生するため、白カビはヘタの周辺に発生することが多いです。白カビが生えているミニトマトを食べる際は、ヘタを取りいつもより入念に水洗いをしてください。そしてサラダなどの生食ではなく加熱料理として使う方がベターです。また、心配な方や免疫力が低い子ども、高齢者の方は食べるのを控える方がよいでしょう。

黒カビは白カビよりも毒性が強いと言われています。そのため、黒カビが広範囲に生えてしまっている場合は食べずに処分するようにしましょう。

また、カビが生えていないように見えてもカビ臭い臭いがする場合は、細菌が付着している可能性がありますので注意しましょう。

汁が出てきている

汁が出てきているトマト

ミニトマトが腐ると、異臭を放つ汁が出ます。この場合は、全体的に腐敗していることがほとんどなので廃棄処分しましょう。

新鮮なミニトマトでも、穴や傷、割れ目から汁が出ることもありますが、新鮮なトマトから出る汁は臭くありません。

汁が出ているからとすぐに捨てるのではなく、ミニトマトの表皮の状態(ツヤ、ハリがあれば○)などを確認してから判断しましょう。

ヌメリがある

ミニトマトを触ると表皮がヌルヌルとしていることがあります。きゅうりやミニトマトなどの水分が多い野菜は、腐り始めると表面にヌメリが出てくるのが特徴としてあります。

腐っている場合は、ぬるぬるするだけでなく変色(赤色→オレンジ色)していたり悪臭がすることが多いです。その場合は食べないようにしましょう。

稀に農薬などでぬめり感が出ていることがあるので、その場合は水洗いするとヌメリが取れます。

酸っぱい臭いがする

ミニトマトは元々酸味のある野菜です。ですが腐り始めると新鮮なミニトマトにはない酸っぱい臭いがします。腐敗具合によっては、生ゴミやカビのような悪臭がすることもあります。

見た目は問題なくても、明らかにいつもと違う臭いがする場合は腐っている可能性が高いので、食べずに廃棄することをおすすめします。

酸味や苦みがある

見た目や臭いで腐っていると判断できることがほとんどですが、腐っていることに気付かずに食べてしまうこともあると思います。

完熟したミニトマトはほどよい甘みと酸味があって美味しいですが、腐っているミニトマトは、強い酸味や時には苦味を感じることもあります。

味が変だなと思った時は、ただちに食事を中止しそれ以上食べないようにしましょう。

ミニトマトの正しい保存方法

ミニトマトは正しく保存することでしわしわになることを防ぐことができるだけではなく、美味しさを長持ちさせることができます。ここでは、ミニトマトの正しい保存方法を詳しくご紹介します。

常温保存

ミニトマトをキッチンペーパーに包んで常温保存する

ミニトマトは、常温保存することで本来の美味しさを保つことができます。パックやお皿、タッパーでの保存は通気性が悪く傷みやすくなるので、ザルやかごなどに入れて冷暗所で保存します。

ミニトマトを水洗いし、キッチンペーパーでしっかりと水けを取ります。キッチンペーパーに8個ほど一緒に包みます。この時ミニトマトの方向をしっかりと合わせてください。キッチンペーパーで包んだらヘタの部分を下にして並べ冷暗所に置いておきます。ヘタの部分を下にすることで、ミニトマトを乾燥させずしわしわになるのを防ぐことができます。

ミニトマトを常温で保存する際の保存期間の目安は、夏場は2〜3日、冬場は1週間ほどです。ただし夏場の室内は高温になりがちなので、常温保存よりも冷蔵保存がおすすめです。

冷蔵保存

ミニトマトを濡れたキッチンペーパーに包んで冷蔵保存する

ミニトマトを冷蔵保存の期間の目安は、10日〜2週間です。

冷蔵保存する際も、ヘタを取り水洗いし、しっかりと水けを取ります。水で湿らせたキッチンペーパーを保存容器の底に敷き、その上にミニトマトのヘタの部分を下にして並べます。濡らしたキッチンペーパーを使うことで、ミニトマトが乾燥するのを防ぎます。ミニトマトを並べたらキッチンペーパーで包み込んで蓋をし、野菜室で保存します。

水につけて保存するのも○

ミニトマトを水につけて冷蔵保存する

ミニトマトを水につけて冷蔵保存することも可能です。その場合は、ヘタはつけたまま保存します。ヘタをつけたままにしておくことでヘタが水分を吸収し、トマトの実に水分を供給してくれます。ヘタを取ってしまうと、穴から水が入り込みブヨブヨになってしまいます。また、実が割れてしまっているミニトマトも割れ目から水分が入り込んでしまうため冷蔵保存には向いていません。

水につけて冷蔵保存する場合は、ヘタを付けたままきれいに水洗いをします。保存容器に洗ったミニトマトを入れ、かぶるくらいの水を入れて蓋をし、冷蔵庫の野菜室で保存します。冷蔵保存している間は、2〜3日に1度水を入れ替えるようにしましょう。

冷凍保存で1ヶ月

ミニトマトを冷凍用保存袋に入れて冷凍保存する

ミニトマトを冷凍で方法する場合の保存期間の目安は1ヶ月です。

ミニトマトは丸ごと冷凍するのが基本です。ヘタを取って水洗いをし、しっかりと水けを取ります。冷凍用のチャック付きビニール袋に入れ、しっかりと中の空気を抜いてチャックを閉め冷凍庫で保存します。上の写真のように重ならないように並べて保存すると、使いたい時に必要な分量だけ簡単に取り出せるので便利です。

なお、ミニトマトを半分に切って冷凍したり、ミニトマトを調理しトマトソースにして冷凍することも可能です。

解凍方法ですが、ミニトマトを完全に解凍してしまうと水っぽくなり味や食感が劣るため、冷凍のまま、もしくは半解凍の状態で調理するのがおすすめです。半解凍する場合は、前日に冷蔵庫に移して自然解凍するのがおすすめです。

冷凍したミニトマトは、冷水にさらすだけで簡単に皮が剥けます。パスタソースなどで湯剥きが必要な場合はぜひお試しください。