ピーマンは切り方で苦味や食感が大きく変わります。代表的な細切りだけでなく、輪切りや乱切りなど8種類の切り方を解説します。それぞれの切り方に合った料理も紹介しています。
ピーマンは基本的に切る前に種・わたを取り除きます。
ピーマンの種・わた・へたの取り方は5通りあるのですが、代表的な2つの方法を本記事では紹介します。
まず、ピーマンを半分に切ります。
へたの部分から、手で種をむしります。
中に残っている種も手で取ります。上手に取れない場合は、下に向けて振るか、水でゆすぐのもありです。
このように綺麗に取れます。焼き肉などでは、この半分に切ったピーマンをよく使います。
まず、へたのある上部を切り落とします。
種の部分と周りの繋がっている箇所に、包丁で切り込みを入れます。このピーマンには4ヶ所あるので、4ヶ所全てに入れます。
切り込みが入ったら、指で種の部分をつかみ左右にねじります。
繋がってる部分が外れるので、簡単に引き抜くことができます。
中に残った種は、ピーマンをひっくり返して振ると出てきます。この方法だと手でやるよりも種が綺麗に&簡単に取れます。最初に半分に切る必要がないので輪切りをしたいときもおすすめです。また、へたもしっかり取れるのも◎。へたは傷んでいたり、虫や汚れなどがついていることも多いので注意です。
ピーマンの代表的な切り方は細切りです。
ピーマンの細切りは縦に切るのが基本。ピーマンの繊維は縦に通っているので、横に切ると細胞が壊れ、栄養&苦味のもとでピラジンが流れ出てきます。そのため、摂れる栄養が少なくなり、かつ苦味が強く感じられます。縦切りが最も苦くない切り方です。
それでも苦味が苦手という方は、丸ごとラップをして電子レンジで温めると甘みがアップします。
まずピーマンを半分に切ります。
半分のピーマンを縦に約3mm幅で切ります。
ピーマンの繊維は縦に通っているので、縦に細切りすると苦味が抑えられます。細切りは、青椒肉絲(チンジャオロース)やナポリタンなどによく使われます。
縦半分に切ったピーマンを、横に約3mm幅で切ります。
ピーマンを横に細切りすると、苦味が強く感じられますが、火の通りは早いというメリットがあります。
くし形切りはたまねぎやじゃがいも、トマトなどの丸い形の食材を放射状に切ることを指します。ピーマンは丸くありませんし中が空洞なので「くし形切り」することはできないのですが、くし形切りのように等分に切る方法もあります。火が均一に通るメリットがあります
縦半分に切ったピーマンを、断面を上にして、中央から等分になるように切ります。包丁を斜めに入れる方法もありますが、ピーマンを傾けて切る方が簡単です。
今回は4等分になるように切ります。
くし形切りのピーマンはマリネや中華炒めなどに使われています。マリネのように漬け料理は大きさが均一だと、漬かり具合も同じになるのでおすすめです。
ピーマンを縦1/4に切ります。
斜めに刃を入れて切っていきます。
ピーマンの角度を変えながら切っていくと簡単です。
ピーマンの乱切りは炒めものなどに使われます。乱切りは形は違っても、大きさを均一に切るのがポイントです。乱切りは表面積が広いので、火の通りや味の含みがよくなります。
色紙のように正方形に薄く切ることを、色紙切りといいます。
まず上部と下部を約1cmほど切ります。これは形が変形しているため、先に切ってしまいます。
残った部分を、まず約1cm幅に縦に切ります。
切り終わったら横向きにして、同じように約1cm幅になるように切ります。
みじん切りよりも、大きめな色紙切りはサラダや夏野菜ソースなどにおすすめです。
まずへたの部分を切ります。
用途に合わせた幅に切ります。
種を取り除きます。
輪切りは見た目がかわいいのでサラダにおすすめです。厚めに切って、肉詰めに使えます。ナポリタンは細切りが多いですが、輪切りも◎。
細切りにしたピーマンを使います。細切りの方法は、1番最初に紹介しています。まず端を包丁を使って揃えましょう。
細かくなるように切っていきます。
みじん切りは、ハンバーグやドライカレーなどに使います。
ピーマンの苦味のもとであり栄養のもとでもあるピラジンは、皮よりも種・わたに10倍も多く含まれています。ピラジンは血液をサラサラにする効果があるため、血栓を防ぐ働きがあるといわれています。
そのため、種もわたも取らずに丸ごと使うのが栄養的な観点からはベストです。見た目もかわいいですし、食感が楽しめ満足感も高く、手間もかかりません。バーベキューなどでは丸ごと使うことが多いですが、家庭料理でもおすすめです。
ピーマンを切らずに、丸ごと料理に使うこともあります。
見た目もかわいいのでそのまま煮混んだり蒸し焼きにしたりします。
加熱をした際、ピーマンが破裂するのを防ぐために、握りつぶして穴を開けるようにしましょう。
他にも指を押し込んで穴を開けたり、爪楊枝を刺す方法もありますが、この方法が一番簡単です。
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