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トリロジー(trilogy)のクレンジングオイルをレビュー!口コミや成分、使い方を解説

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トリロジー(trilogy)のクレンジングオイルをレビュー!口コミや成分、使い方を解説

トリロジー(trilogy)は、ニュージーランド発のスキンケアブランドです。今回は、トリロジーのクレンジングオイルを実際に購入し、レビューしてみました。植物由来成分を配合したクレンジングオイルの使用感を詳しくご紹介しますので、ぜひ参考にしてください。

トリロジーについて

trilogy(トリロジー)は、ニュージーランド発の姉妹サラ ギブスとキャサリン ド グルートが、ローズヒップオイルに出会ったことから誕生したコスメブランドです。

「肌の健康美はナチュラルに達成されるべき」という創設者の信念のもと、可能な限りピュアでシンプルな植物成分をブレンドした製品を開発・販売しています。ブランド名のtrilogyは「三部作」を意味し、trilogyの製品が「simple(シンプル)」「pure(ピュア)」「vital(活気のある)」であることを表しています。

トリロジーの商品は自然由来の成分にこだわり、自然科学を駆使した効果を感じられるナチュラルスキンケアです。動物実験を行わず、合成香料および合成色素・遺伝子組み換え植物・石油系原料・シリコンオイルとその誘導体、殺虫剤を使用せず、製品や植物成分に放射線処理を施していません。トリロジーのアイコンアイテムであるローズヒップオイルとロザピンプラス、Qブースターエッセンスオイルは、オーガニック認証バイオグロを取得しています。また、2012年にはニュージーランドのスキンケアブランドで初めてネイトゥルーを取得しました。

ブランド創設のきっかけとなったローズヒップオイルは、2009年以降世界的なビューティアワードを59回受賞しており、世界で最もアワードを受賞した美容オイルです。 trilogyのナチュラル&オーガニックスキンケアライン全体では、これまで141の賞賛を獲得し、現在ではナチュラルスキンケアを主軸にボディケア、ヘアケア製品と幅を広げ、世界20カ国以上で販売されています。オーガニック・自然派のコスメユーザーだけでなく、その効果や使い心地からリピーターが多いブランドです。

人気アイテムには、ローズヒップオイルやクレンジングオイルの他にもフェイスオイル・バームの「エブリシングバーム」などがあります。

トリロジーのクレンジングオイルについて

商品説明

この商品は、植物由来成分を配合し、日常的に使用することで肌を柔らかくなめらかに整えて、長時間のメイクやウォータープルーフのマスカラなどのアイメイクなども優しく落とすクレンジングオイルです。保湿成分のローズヒップオイル(ローズヒップ油)や、スウィートアーモンドオイル(アーモンド油)、パパイヤシードオイル(パパイヤ種子油)などのピュアな植物オイルが肌に栄養を与えながら優しく洗い上げます。また、パパイヤエキスとヒマワリオイルが肌を整えながらリフレッシュさせることがで期待できます。ローズ、ゼラニウム、ラベンダーをブレンドした香りです。

石油系成分は使っておらず、ヴィーガンフレンドリーな商品です。もちろん動物実験の実施や、遺伝子組み替え成分の使用もしていない、クリーンな商品です。

W洗顔不要です。

全成分の解説

アーモンド油

バラ科植物アーモンドの種子より採取した油脂系オイルです。オレイン酸やリノール酸を多く含み、肌を柔軟にし、水分の保持効果に優れています。


セスキオレイン酸ポリグリセリル-2

非イオン界面活性剤です。クレンジング効果やエモリエント作用、乳化作用があります。


カプリル酸ヤシ油アルキル

ヤシ油由来の天然成分です。軽い感触と延びの良いテクスチャーが特徴で、肌をしっとりさせる効果があり、乳化安定剤として使用されることがある成分です。


カプリル酸ポリグリセリル-2

カプリン酸とジグリセリンのモノエステルです。非イオン活性剤で、エモリエント剤や乳化剤として配合されています。


ブドウ種子油

ブドウ科植物ブドウの種子から抽出した無色〜薄黄色の液状オイルです。脂肪酸組成的にリノール酸を多く含み、ビタミンEであるトコフェノールが多く含まれていて、抗酸化作用やビタミンEのフリーラジカル消去作用があります。


ローズヒップ油

バラ科植物カニナバラの種子を絞って得られる油脂系オイルです。オレイン酸を多く含む他、リノール酸やパルチミン酸を含み、肌を柔軟にし水分の保持効果に優れています。


パパイア果実エキス

パパイヤ科植物パパイヤの果実から抽出したエキスです。角質を柔らかくする作用や皮膚活性作用があるといわれています。


ヒマワリ種子油

キク科植物ヒマワリの種子から得られた油脂系オイルです。リノール酸を多く含み、柔軟効果や水分の蒸発を防ぐ効果に優れています。


ローズマリー葉エキス

シソ科植物マンネンロウの葉、花から抽出した方向性のあるエキスです。ロズマリン酸を多く含む他、精油、フラボノイド、タンニンを含み、消炎効果や抗菌効果、抗酸化効果に優れています。


酢酸トコフェロール

トコフェノール(ビタミンE)と酢酸のエステルです。商品の酸化防止剤や皮膚コンディショニング剤として配合されます。


香料

香りをつけるために配合される成分です。複数の香料を配合している場合でも、「香料」としてまとめて表示することができます。

使い方

  1. 2〜3プッシュを手のひらに取る。
  2. 乾いた肌に、汚れを浮き上がらせるようになじませる。
  3. 少量の水を加えてなじませ乳化する。
  4. 水、またはぬるま湯で洗い流す。

まず、乾いた手の平に2〜3プッシュ程度取ります。乾いた肌に汚れを浮き上がらせるように優しくなじませます。強くこすってしまうと肌に摩擦による刺激を与えてしまうので注意しましょう。少量の水を加えると、乳化の働きによって汚れが落ちやすくなります。オイルが肌になじんだら、水またはぬるま湯でしっかりと洗い流します。

トリロジーのクレンジングオイルの口コミまとめ

大手通販サイトや口コミサイト、SNSに投稿されている口コミをまとめています。よい口コミだけではなく悪い口コミも包み隠さずお伝えします。

高評価の口コミ

  • メイクが良く落ちる。

  • べたつかない。

  • 洗い上がりがつっぱりを感じない。

  • 肌に優しい。

  • 香りが良い。

洗浄力の高さや洗い上がりの肌質に関する高評価が多くありました。特にナチュラルメイクの方はメイクが落ちやすいと感じるようです。また、クレンジングオイルなのに洗い上がりの肌がべたつかない、つっぱりや乾燥を感じないという口コミも多かったです。また、肌に優しい成分で安心して使えるといった口コミや香りが良いという口コミも見受けられました。

低評価の口コミ

  • アイメイクが落ちにくい。

低評価は少ないものの、「アイメイクが落ちにくい」や「落とすのに時間がかかった」といった口コミがありました。やはりアイラインやマスカラは落ちにくいと感じる人もいるようです。trilogyのオイルクレンジングに限りませんが、肌に負担をかけないためにもポイントメイク落としと併用するようにしましょう。

トリロジーのクレンジングオイルのレビュー

トリロジーのクレンジングオイルを実際に使用して、メイクを落としてみました。テクスチャーや香り、洗浄力などを詳しく検証していきます。

テクスチャー・香り

トリロジーのクレンジングオイルは、ややとろみのあるテクスチャーです。手の甲に出すと、ゆっくりと垂れていきます。

ローズとゼラニウム、ラベンダーがブレンドされた香りは、オーガニック製品ならではのやさしい香りです。

馴染みやすさ

右上から時計回りに、ウォータープルーフのマスカラ(黒)、お湯でオフできるマスカラ(茶)、ウォータープルーフのリキッドアイライナー(黒)、お湯でオフできるリキッドアイライナー(茶)、リキッドファンデーション、アイシャドウ、リップです。

クレンジングオイルをのせて数回クルクルすると、アイシャドウとリキッドファンデーションが落ち始めます。リップも少しなじみ始めますが、この段階ではほぼ落ちません。引き続きなじませていきます。

1分ほどなじませると、リップもなじんできました。マスカラとアイライナーは変化なしです。トリロジーのクレンジングオイルは乳化が必要なので、ぬるま湯で乳化させます。

乳化させると、わずかですがお湯で落とせるタイプのマスカラとアイライナーが落ち始めます。全体が乳化したら、最後にぬるま湯で洗い流します。

洗浄力

洗い流すと、上の画像のように、お湯で落とせるタイプのアイライナーとリップの跡がうっすらと残ってしまいました。ウォータープルーフのマスカラとアイライナーはほぼ残ってしまいました。ポイントメイクが落ちにくいと感じたので、別途ポイントメイク落としを使用することをおすすめします。おすすめのポイントメイク落としは、後ほどご紹介します。

洗い上がり

口コミにもあったように、オイル特有のベタつく感じはなく、しっとりサラッとした肌に洗い上がります。これは、保湿作用の高いローズヒップオイルやスウィートアーモンドオイル、パパイヤシードオイルによるものだと考えられます。継続利用することで、肌が柔らかくなりなめらかになることが期待できます。

おすすめのポイントメイク落とし

トリロジーのクレンジングオイルだけでは、ポイントメイクが落としづらかったため、併用におすすめのポイントメイク落としをご紹介します。

ラ ロッシュ ポゼ|レスペクティッシム ポイントメイクアップリムーバー

ラロッシュポゼはフランスのスキンケアブランドです。敏感肌のために皮膚科医の協力を得て商品が開発され、現在では世界で約9万人以上の皮膚科医がラロッシュポゼの商品を採用しています。

この商品は、敏感な目元や口元に使えるクレンジング剤です。目元の黒ずみの原因となるアイメイクの汚れを落とします。パラベンフリーで皮膚科学的テスト済み*です。
(*全ての人に肌トラブルが起きないわけではありません)の商品です。

マツエク非対応、W洗顔必要、濡れた手で使用不可、ウォータープルーフメイク対応です。

ラロッシュポゼのポイントメイク落としを実際に試してみましたが、軽めのテクスチャーです。洗浄力は高く、少ない摩擦でするりと落ちます。拭き取り後はさっぱりとした肌になります。香りはついていません。

クレ・ド・ポー ボーテ|デマキアンYL

クレ・ド・ポー・ボーテは、独自の最新肌サイエンス研究から生まれた資生堂の最高級ブランドです。肌を構成する最小単位の「細胞」に半世紀にわたり着目し、細胞を生み出し、育み、満たすアプローチを採用しています。

この商品は、目元・口元用の弱酸性のクレンジング剤です。保湿成分としてアルガンオイルやヒアルロン酸が配合されているので、使うたびに目元や口元がしっとり整います。また、毛髪保護成分としてツバキオイルが配合されており、まつ毛のケアもできます。

アレルギーテスト済み*、ニキビのもとになりにくい処方**です。
* 全ての人にアレルギーが起きないというわけではありません。
** 全ての方にニキビができないというわけではありません。

マツエク対応*、W洗顔必要、濡れた手で使用不可、ウォータープルーフ対応です。
*一般的なシアノアクリレート系グルーに対応。

クレ・ド・ポー ボーテのポイントメイク落としを実際に使ってみたところ、ややとろみのあるリキッドとオイルの中間あたりのテクスチャーです。しっとりとうるおいのある肌になります。天然ローズやランのような上品な香りがします。

同ブランドの商品を紹介

トリロジーのスキンケアアイテムの中から、おすすめの商品をご紹介します。トリロジーでは、オイルタイプ以外にクリームタイプのクレンジング剤も用意されています。

クレンジングクリーム

こちらは、クリームタイプのクレンジング料です。日焼け止めのみの日やナチュラルメイクをした日などのクレンジングにおすすめです。

こちらの商品も、上記で紹介したクレンジングオイルと同じくオーガニック認定ローズヒップオイルとアーモンドオイルを配合しており、肌にうるおいを残しながら優しくメイクなどの汚れを落とすことができます。朝の洗顔にもおすすめです。

W洗顔不要の商品です。

ベリージェントル クレンジングクリーム

こちらは低刺激性のクレンジングクリームです。敏感肌の方におすすめです。

この商品は、保湿成分のアーモンドオイルとアボカドオイルに新しくダイズオイルと、マキベリーシードオイルが加わえた濃厚なクリームで、肌を柔らかく保湿しながら汚れを落とすことができます。シリカルム、グリーンティーなどの消炎効果のある成分も配合されているため、肌を落ち着かせる効果も期待できます。

トリロジーのクレンジングオイル類似商品

最後に、トリロジーのクレンジングオイルに似た、おすすめのクレンジングをご紹介します。トリロジーのように、植物由来成分を豊富に使用したクレンジング剤をピックアップしました。

ICOR|オイルクレンジング

ICOR(イコ)は、北海道のニセコを拠点に展開している日本のオーガニックブランドです。ブランド名の「ICOR」はアイヌ語で「宝物」を意味し、地球も自然や水も、そしてそこに生きる私たち自身も、全てがかけがえのない「宝物」であるという考えをもとに誕生しました。この世界を創造する美しい自然の輝きとともにホリスティックな肌と身体と心のケアをかなえます。

この商品は、自然由来成分を99%配合したクレンジングオイルです。ビタミンやアミノ酸、ミネラル、セラミドなど美容成分をたっぷり含んだ植物オイルで、毛穴の汚れをやさしく落としながら肌へうるおいを与え、やわらかくキメの整った透明感のある肌へ導きます。メイクや皮脂などの肌汚れを落とすのと同時に、やわらかさとうるおいを肌へ届けることを可能にしているのが、北海道産のコメヌカ油と米セラミドです。コメヌカ油には、ビタミンEや抗酸化成分などが豊富に含まれていて、乾燥による肌荒れを防ぐ効果があります。米セラミドは、うるおいと同時にハリツヤを与える作用があります。また、皮脂の分泌を抑制し肌のキメを整えるラベンダー油や、肌にツヤを与えるハマナス花エキスなどが配合されています。まろやかな使用感で、レモングラスをベースにブレンドした精油のリフレッシュできる香りです。

この商品は、パラベンフリー、シリコンフリー、石油系界面活性剤フリー、紫外線吸収剤フリー、蛍光剤フリー、鉱物油フリー、アルコールフリー、合成着色料フリー、合成香料フリーの商品です。

マツエク対応、W洗顔不要です。

ICORのクレンジングオイルを実際に使用してみましたが、サラッとしたテクスチャーが特徴です。合成香料不使用ですが、配合されているレモングラス油やオレンジ果皮油、ベルガモット果実油などさわやかな柑橘系の香りがします。洗浄力はトリロジーのクレンジングオイルと同じくらいです。

Waphyto|レジェナ クレンジングオイル

Waphyto(ワフィト)は、2020年に始まった日本のブランドです。フランスで体系化されたフィトテラピーと日本で確立した本草学の二つに、先進のバイオテクノロジーを融合させた独自の「植物バイオメソドロジー」で、植物本来の個性を引き出し配合した商品を提供しています。Waphytoは、化粧品の商品開発において、外部委託も含め動物実験を行っていないクルエルティフリーブランドです。また、9割以上の製品がヴィーガン処方です。

この商品は、ヒマワリ種子やマカデミアナッツなどの植物オイル(油脂系オイル)をベースにしたヴィーガンのクレンジングオイルです。高い機能性をもつ桑、菊、ゴツコラ、ヨモギ、スギナを飽和水蒸気圧環流式サイクロン抽出法によって抽出したWaphyto独自の5大植物成分(東三河産植物エキス)にソメイヨシノやスイゼンジノリ、ノニなどを配合しており、肌の潤いを守りながら不要な汚れだけを落とすことができます

合成着色料フリー、合成香料フリー、パラベンフリー、石油系界面活性剤フリー、フェノキシエタノールフリー、エタノールフリーの商品です。

マツエク非対応、W洗顔必要、濡れた手で使用不可です。

クレンジングの後は洗顔料「レジェナ フォーミングウォッシュ」での洗顔がおすすめです。

タッチャ|カメリア クレンジングオイル

タッチャ(Tatcha)は、2021年9月に日本に上陸したばかりのアメリカのブランドです。ひどい肌荒れに悩んでいた創業者が初めて日本を訪れた際に、京都の舞妓の美容習慣に感銘を受けて作られました。ブランド名は、日本の生花の原型「立花(たてはな)」からインスピレーションを得ているなど、ブランド全体を通して日本を感じられます。

この商品は、植物オイルを配合した重さやベタつきを感じないテクスチャーで、メークアップからベースまですっきり洗い落としすことができるクレンジングオイルです。伊豆大島産のカメリアオイル(椿油)と米ぬか油が配合されています。カメリアオイルはビタミンAやB、D、Eにオメガ3、6、9と、肌から分泌される脂肪分と近い組成のオレイン酸を豊富に含み、高い保湿力があります。コメヌカ油はビタミンEやオリザノールを多く含み、水分の保持効果に優れているため、乾燥から肌を守ります。また、タンパク質を多く含むあきたこまち、カテキンやカフェイン、テアニン、ビタミン類を豊富に含む宇治の抹茶、そして肌の水分保持と再生に不可欠な多糖類を豊富に含む沖縄産の海藻など、日本が誇るスーパーフードを発酵させて作ったTatcha独自の「HADSEI-3™: ハダセイ-3™」も配合されています。

パラベンフリー、鉱物油フリー、フタル酸フリー、合成香料フリー、動物実験フリーです。また、アレルギーテスト済み*の商品です。
*全ての人にアレルギーが起きないというわけではありません。

マツエク対応、W洗顔不要、濡れた手で使用不可、ウォータープルーフメイク非対応です。

タッチャのクレンジングオイルを実際に試してみましたが、やや厚みのあるテクスチャーで、ほのかに柑橘系のようなさっぱりとした香りがします。洗浄力はMake it & Co.のクレンジングオイルよりマイルドです。洗い上がりの肌の保湿力が高く、しっとりとします。

参考文献

  • 久光一誠(2021)『効果的な「組み合わせ」がわかる 化粧品成分事典』池田書店

  • 宇山侊男, 岡部美代治, 久光一誠(2020)『化粧品成分ガイド 第7版』フレグランスジャーナル