洗浄力が高いのに肌負担が小さいことで人気のある油脂系オイルクレンジング。メイク汚れはしっかり落としたいけど、肌への刺激は最小限にしたい方におすすめ。国内の人気商品から、日本ではまだあまり知られていない海外ブランドまで幅広く紹介します。
クレンジングオイルには、大別して炭化水素油系(鉱物油系)オイル、エステル油(合成油)系オイル、油脂系オイルの3つの種類があります。種類によって、テクスチャーや香り、洗浄力などが異なります。
油脂系オイルは、動植物から得られるオイルのことを指します。
人の皮脂の成分と類似したオイルなので、肌なじみがいいといわれています。3種類の中では油脂系オイルの洗浄力は低いですが、クレンジング剤の中では高い方で、しっかりメイクでもしっかり落とすことができます。肌への負担は3種類の中で最も低くく、乾燥肌や敏感肌の方もお使いいただけます。原価が高いので、油脂系オイルを主成分とするクレンジングオイルは高価になる傾向があります。
油脂系オイルには、オリーブ果実油やアルガニアスピノサ核油、シア脂、馬油、マカデミア種子油、ヤシ油などがあります。
炭化水素油系(鉱物油系)オイル
石油や石炭などを精製して不純物を取り除いた純度の高いオイル。精製したオイルは酸化しないため、安定性が高い。オイル中で最も洗浄力が高い分、肌に必要な皮脂まで落としてしまう可能性がある。原価が安いため、安価なクレンジング剤で用いられることが多い。
(例:ネラルオイルやスクワラン、ワセリン、水添パーム油、パラフィン、水添ポリイソブテンなど)
エステル油(合成油)系オイル
エステル油は、酸性物質とアルコールを合成させたオイル。酸化しにくく、肌との相性がいい。洗浄力は炭化水素油系に次いで高いが、肌への負担は低め。ただし、脱脂力が高く、肌が乾燥しやすい傾向がある。
ロウ類は、エステル油を主成分とした天然成分のものを指す。
(エステル油の例:パルミチン酸エチルヘキシルやトリエチルヘキサノイン、リンゴ酸ジイソステアリルなど)
(ロウ類の例:ホホバ種子油、ミツロウなど)
クレンジングの目的は、メイクを落とすことです。どんな肌質の人でも、メイクをした日は、クレンジングでしっかりメイク汚れを落とすことが大切です。化粧水や美容液、乳液などのスキンケアの効果を高めるためにも、クレンジングで汚れをしっかり落とすことが重要です。
上述の通り、油脂系のクレンジングオイルは洗浄力が高いため、メイクした日に使うクレンジング剤としておすすめです。逆に、下地にフェイスパウダーだけなど薄いメイクの日は、ミルクタイプなど洗浄力が弱く肌負担が小さいものを使うとよいでしょう。
油脂系オイルは、メイクを落とすだけでなく、毛穴ケアにも向いているといわれています。
上述した通り、油脂系オイルは人の皮脂の主成分と同じで、肌なじみが良いです。また、油脂系オイルには、皮膚を柔らかくする作用があります。油脂系オイルだけで角栓(毛穴に詰まっている汚れ)自体を溶かすことはできませんが、柔軟効果で毛穴周辺の皮膚を柔らかくし、角栓がつまりにくい状態に整えることが可能です。
ノーメイクや薄いメイクの日でも、脂性(オイリー)肌の方には油脂系クレンジングオイルがおすすめです。油脂系のクレンジングオイルは皮脂と同じ成分を含むため、肌によく馴染み、皮脂汚れが落ちやすいです。
脂性肌の方は皮脂の分泌量が多く、肌に付着したままだと酸化し、シミやニキビ、たるみ、くすみなどの肌トラブルの原因になってしまいます。
自分では脂性肌だと思っていても、実は乾燥型脂性肌な方も多いので注意しましょう。肌がオイリーなのにきしむ感じがする場合は、乾燥型脂性肌のことが多いです。そんな方はしっかり皮脂汚れを取り除いた上で、保湿ケアすることが重要です。
クレンジングオイルは洗浄力が高いため、一般的に乾燥肌や敏感肌には向かないといういわれています。ただし、洗浄力が高いながらも肌負担の小さい「油脂系オイル」は、乾燥肌や敏感肌の方でも(肌の状態によりますが)ご利用いただけます。
そもそも、洗浄力の高いクレンジング剤の方が、擦る回数が少なく短時間でメイクが落ちるので、洗浄力の低いクレンジング剤で何度も擦り長時間使用するより、肌負担が小さい場合もあります。
一般的に刺激が強い成分には、アルコール(エチルアルコール)やラウリン酸、ラウリル硫酸ナトリウム、ラウレス硫酸ナトリウムなどがあります。敏感肌の方は、これらを含まないクレンジング剤を選ぶとよいでしょう。
また、ケミカルに反応している敏感肌の方はオーガニックの商品を使うことで、肌の状態が改善する場合もあります。
肌トラブルがある場合は、必ず皮膚科に相談してからクレンジング剤を選びましょう。
シュウウエムラは、メイクアップアーティストの植村秀さんがハリウッドでの経験を活かし、欧米的な美と日本的な繊細さを追求した日本発のブランドです。個性美やアートに重きを置きながらも、高品質な商品を提供しています。
最近では「クレンジングオイルといえばシュウウエムラ!」というほど、人気の高いアイテムです。
商品中成分の98%が自然由来成分で、クレンジング剤にも関わらずスキンケア成分が約75%も配合されています。また、商品名にもあるように8つの植物オイルが配合されており、その中でトウモロコシ胚芽油、シア脂、ホホバ種子油、サフラワー油、ツバキ種子油が油脂系オイルです。ツバキ種子油は、人の皮膚と同じオレイン酸を豊富に含み、保湿力が高く、洗い上がりの肌の潤いをキープします。
マツエク対応、W洗顔不要、濡れた手で使用可能、スマッジプルーフメイク(お湯で落とせるメイク)です。
オイルには厚みがありしっとりとした使い心地です。潤いを感じる洗い上がりでなめらかな肌になります。
<アルティム8∞ スブリム ビューティ クレンジング オイルに配合の油脂系オイル>
トウモロコシ胚芽油、シア脂、サフラワー油、ホホバ種子油、ツバキ種子油
Tatcha(タッチャ)は2021年9月に日本に上陸したばかりの、アメリカのブランドです。創業者が初めて日本を訪れた際に、京都の舞妓の美容習慣に感銘を受けて作られました。ブランド名は、日本の生花の原型「立花(たてはな)」からインスピレーションを得ているなど、ブランド全体を通して日本を感じられます。
この商品には、保湿力が高い伊豆大島産のカメリアオイル(椿油)と米ぬか油が配合された油脂系クレンジングオイルです。カメリアオイル(椿油)は、保湿力が高く、ビタミンA、B、C、E、オメガ3、6、9などを豊富に含む植物油として昔から珍重されてきました。また、日本が誇るスーパーフード(米・茶・海藻)を発酵させたタッチャ独自の「HADSEI-3™: ハダセイ-3™」も配合されています。
鉱物油フリー、合成香料フリー、フタル酸フリー、パラベンフリー、動物実験フリーです。また、アレルギーテスト済み*の商品です。
*全ての人にアレルギーが起きないというわけではありません。
マツエク対応、W洗顔不要、濡れた手で使用不可、ウォータープルーフメイク非対応です。
<タッチャカメリアクレンジングオイルに配合の油脂系オイル>
米ぬか油、ツバキ種子油
クレンジング後は、同ブランドの化粧水「タッチャ エッセンス」やクリーム「タッチャ シルク クリーム」でスキンケアルーティンを完成させましょう。
Jurlique (ジュリーク)は、オーストラリアのオーガニックブランドです。ドイツで暮らしていた博士と学者の夫婦が、ナチュラルな原料(植物)とそれらを育てやすい環境を求めオーストラリアに移住しジュリークが誕生しました。ジュリークの製品で使われる原料は、オーガニック認証を得た自社農園で栽培されています。究極のオーガニック農法と呼ばれる「バイオダイナミック無農薬有機農法*」で育てられた植物が手摘みにより収穫され「バイオイントリンジック製法**」を経て商品が完成します。
*植物のエネルギーの増減が連動するとされる月をはじめとした宇宙のリズムに合わせて、種まきや収穫を行い、ときに土地を休ませ、転作することで肥沃な土地を保つ循環型の土壌づくりを行う農法
**複数の植物を独自の配合レシピでブレンドする製法
この商品は、ボタニカルオイルで素早くメイク汚れを落とすクレンジングオイルです。ひまし油や、サフラワー油などの油脂系オイルと肌にハリと弾力を与えるといわれているセイヨウニワトコ花エキスが配合されていて、シルクのように軽やかな使い心地が特徴です。
マツエク非対応、W洗顔必要、濡れた手で使用不可、ウォータープルーフメイク対応です。
<ファーミングクレンジングオイルに配合の油脂系オイル>
ヒマシ油、サフラワー油、ヒマワリ種子油、クロフサスグリ種子油、メドウフォーム油、ゴマ油、ダイズ油
クレンジング後は、同ブランドの洗顔料「リニューバランス フォーミングジェル」で洗顔を行いましょう。
Trilogy(トリロジー)は、ニュージーランド発のスキンケアブランドです。自然科学を駆使した効果の高いナチュラルスキンケア製品を販売しています。トリロジーの製品では遺伝子組換植物不使用、殺虫剤不使用で動物実験は行っておりません。
この商品は、オーガニック認証を受けたローズヒップオイルやスイートアーモンドオイル、パパイヤシードオイルなどの油脂系オイルが配合されています。ローズヒップオイルは、必須脂肪酸であるオメガ3、6、9を80%以上含み、肌にうるおいを与えて保湿バリアを強化する働きがあります。スイートアーモンドオイルは、保湿効果の高いオイルで、肌の水分レベルを調節し、pHバランスを安定させる作用があります。パパイヤシードオイルはオメガ6と9、さらにビタミンAとCを豊富に含んでいます。
合成香料フリー、合成色素フリー、石油系原料フリー、シリコンオイルフリー、遺伝子組み換え植物フリー、殺虫剤不使用フリーです。
マツエク非対応、W洗顔不要、濡れた手で使用不可です。
<クレンジングオイルに配合の油脂系オイル>
ローズヒップ油、アーモンド油、ヒマワリ種子油、ブドウ種子油、ホホバ種子油、月見草油
クレンジング後のスキンケアアイテムには、同ブランドの化粧水や美容オイル、クリームなどがあります。
琉白(るはく)は、国産オーガニックスキンケアブランドです。沖縄の月桃(げっとう)やシークワーサー、ニガリ、海ぶどうなどを原料として使用しています。当ブランドの月桃スキンケアシリーズは、上記でご紹介したエコサート認証を受けており、毎年更新しています。
この商品は、100%天然由来成分(内10.2%は有機栽培)のクレンジングオイルです。オーガニックのオリーブ油やホホバ種子油、またヒマワリ種子油などの油脂系オイルが配合されています。クレンジング剤にもかかわらず美容成分を約80%も配合しています。フルーツAHAを配合しているため、やさしく毛穴や角質のケアもできます。
合成保存料(パラベン、フェノキシエタノール)フリー、合成香料フリー、合成着色料フリー、アルコールフリー、石油由来成分フリー、動物由来成分フリーです。
マツエク対応、W洗顔必要、濡れた手で使用不可、ウォータープルーフメイク非対応です。
<月桃リセットクレンジングオイルに配合の油脂系オイル>
オリーブ油、ホホバ種子油、ニュウコジュ油、ヒマワリ種子油
クレンジング後は、同ブランドの「月桃クリアソープ」で洗顔を行いましょう。
NEMOHAMOは、日本京都生まれの植物まるごとの生命力を活かしたオーガニックコスメブランドで、和漢としても知られる「オタネニンジン」を中心に、さまざまな植物の根も葉も何もかもまるごとのエキスを用いたアイテムを生み出しています。
この商品は、植物由来の美容成分をたっぷりと含んだマイルドな使い心地ながら、しっかりメイクを落とす油脂系クレンジングオイルです。コメヌカ、ツバキ、オタネニンジンなどの上質な植物オイルを使用しており、肌の乾燥を防ぎ、弾力のある、柔らかな肌へ導きます。また、肌環境を整えながらメイクや汚れをオフするとともに、気になる毛穴の詰まりや黒ずみをすっきりと落として、きめの整った澄んだ肌へと整えていきます。
石油由来の合成香料・着色料フリー、石油由来の合成防腐剤(パラベン)・界面活性剤フリー、シリコン・鉱物油フリーの低刺激処方です。さらに、原料の植物は有機・無農薬栽培を採用しており、もちろん遺伝子組み換え原料は不使用で、商品開発にあたって動物実験は行っていない、サステナブル志向の商品です。
マツエク非対応、W洗顔必要、濡れた手で使用不可、ウォータープルーフメイク非対応です。
<クレンジングオイルに配合の油脂系オイル>
コメヌカ油、ツバキ種子油、ホホバ種子油、ユズ種子油
角栓ケアも可能なので、毛穴のつまりや黒ずみが気になる方にもおすすめです。メイクをオフした後は、NEMOHAMOの洗顔ソープでしっとりと洗い上げ、スキンケアステップへ進みましょう。
Waphyto(ワフィト)は、2020年に始まった日本のブランドです。フランスで体系化されたフィトテラピーと日本で確立した本草学の二つに、先進のバイオテクノロジーを融合させた独自の「植物バイオメソドロジー」で、植物本来の個性を引き出し配合した商品を提供しています。Waphytoは、化粧品の商品開発において、外部委託も含め動物実験を行っていないクルエルティフリーブランドです。また、9割以上の製品がヴィーガン処方です。
この商品は、ヒマワリ種子やマカデミアナッツなどの植物オイル(油脂系オイル)をベースにしたヴィーガンのクレンジングオイルです。高い機能性をもつ桑、菊、ゴツコラ、ヨモギ、スギナを飽和水蒸気圧環流式サイクロン抽出法によって抽出したWaphyto独自の5大植物成分(東三河産植物エキス)にソメイヨシノやスイゼンジノリ、ノニなどを配合しており、肌の潤いを守りながら不要な汚れだけを落とすことができます
合成着色料フリー、合成香料フリー、パラベンフリー、石油系界面活性剤フリー、フェノキシエタノールフリー、エタノールフリーの商品です。
マツエク非対応、W洗顔必要、濡れた手で使用不可です。
<レジェナクレンジングオイルに配合の油脂系オイル>
ヒマワリ種子油、マカデミア種子油
クレンジングの後は「レジェナ フォーミングウォッシュ」での洗顔がオススメです。
Aesop(イソップ)は、1987年の創業以来、優れたスキンケア、ヘアケア、ボディケア製品の創造を追求し続けてきました。製品の原料には常にその年に収穫された植物を使用するなど、素材にこだわったブランドであるとともに、店舗においてその人にあったコンサルティングを行う、独自のカスタマーコミュニケーションにより、唯一無二の存在となったブランドです。
この商品は、脂肪酸を豊富に含むクレンジングオイルで、肌に栄養を与えながらメイク汚れをしっかり落とします。鎮静効果があり、洗い上がりの肌を柔らかい肌へと導きます。アボカド油やアーモンド油、マカダミアナッツ油、コメヌカ油など9種類もの油脂系オイルが配合されています。
この商品を含む、イソップ製品は全てヴィーガンです。
マツエク非対応、W洗顔不要、濡れた手で使用不可、ウォータープルーフメイク対応です。
敏感肌を含むあらゆる肌タイプの方におすすめのクレンジングオイルです。
<パセリ フェイシャル クレンジング オイルに配合の油脂系オイル>
アボカド油、アーモンド油、マカデミアナッツ油、コメヌカ油、ダイズ油、ラベンダー油、オルメニスムルチカウリス油、カミレツ油、パセリ種子油
ウォータープルーフメイクにも対応していますが、ポイントメイクは同ブランドのポイントメイクリムーバー「リムーブ」でクレンジング前に落とすことをおすすめします。
THREE(スリー)は株式会社ACROが運営する日本のブランドです。心・体・肌のバランスに重きを置くホリスティックケアをコンセプトとし、美しさを総合的に引き出すことを目指してします。自然の恵みを活用し、環境に配慮した商品作りを行っています。
この商品は、原材料100%天然由来(うち12%が有機栽培)でできたクレンジングオイルです。植物の恵みを凝縮したオイルで、メイクや肌に付着した大気中の汚れまでしっかりと落とすことができます。保湿・エモリエント成分として、ホホバ油やオリーブ油、ゼラニウム油、オレンジ果皮油などを配合しています。また、北海道産の有機人参をオリーブ油で抽出した油溶性のニンジン根エキスが配合されており、肌の潤いを守るだけではなく穏やかに整えてしっとりとしなやかな肌へ導きます。
マツエク非対応、W洗顔必要、濡れた手で使用不可です。
<THEREEバランシングクレンジングオイルに配合の油脂系オイル>
オリーブ果実油*、ホホバ種子油*、チャ種子油、ペンタクレスラマクロロバ種子油、枝油*、ニュウコウジュ油*、コメヌカ油、水添野菜油
*オーガニック原料
クレンジングの後は「バランシング フォーム R」で洗顔をしていただくのがおすすめです。
FEMMUE(ファミュ)は、フラワーセラピーの哲学を携えたナチュラルとサイエンスを融合させた韓国のナチュラルコスメブランドです。強い生命力をもつカメリアの花を美の象徴とし、美容成分が抱負でエイジングケアにも適しているカメリアエキスを配合したスキンケアアイテムを多く取り揃えています。
この商品は、スキンケア機能の高い植物オイル(油脂系オイル)をふんだんに使用したクレンジングオイルです。エコサートナチュラル認証をうけた原材料で作られています。肌のバリア機能を守るツバキオイル(カメリアオイル)を約60%配合しています。また、肌に潤いを与えるオリーブオイルやマカデミアナッツオイル、グレープシードオイルを配合し、メイク汚れを落とすだけではなく、しっとり肌へと導きます。さらに、シュガー由来の洗浄成分(ラリン酸スクロース)を配合で、オイル汚れとなじませた後に水を加えるとミルク状に変化し、なめらかなテクスチャーで摩擦による肌に刺激を与えずメイクや皮脂汚れ、汗やほこりなどの汚れを一度に落とします。
スチームタオルで角質ケアとしても使うことができます。
合成香料フリー、合成着色料フリーで動物実験を行っていない商品です。
マツエク非対応、W洗顔不要、濡れた手で使用不可、ウォータープルーフメイク対応です。
<ブリリアントクレンジングオイルに配合の油脂系オイル>
ツバキ種子油、オリーブ果実油、マカデミアナッツ油、ヒマワリ種子油、コメ胚芽油、パーム油、ブドウ種子油、ルリジサ種子油
同ブランドのスキンケアアイテムには、化粧水や導入美容液、美容液、乳液、クリーム、シートマスクなどがあり、アイテムが充実しています。ライン使いがしやすいブランドです。
CEFINE(セフィーヌ)は、1993年創業の自然派コスメのパイオニアとして知られるスキンケア、コスメブランドです。自然と科学の力を融合し、植物が持つ力を最大限に発揮できる商品作りを行っています。主にビューティーサロンやエステティックサロンなどの美容サロンで販売されており、多くの専門医やプロからの評判が高いブランドです。
この商品に含まれるオイルは全て植物オイル(油脂系オイル)です。オリーブ油やひまわり種子油、ラベンダー油など厳選された10種類の植物オイルで、肌への負担を最大限に抑えながらメイク汚れや毛穴汚れをしっかりと落とします。植物オイルが持つ高い保湿力で、洗い上がりの肌をしっとりと保ってくれます。
この商品は、鉱物フリーです。
マツエク対応、W洗顔不要、濡れた手で使用不可、ウォータープルーフメイク対応です。
<ナチュラルクレンジングオイルに配合の油脂系オイル>
オリーブ油、ヒマワリ種子油、サフラワー油、ブドウ種子油、コーン油、ヒマシ油、ホホバ種子油、コメ胚芽油
クレンジング後は、同ブランドの化粧水や美容液、クリームを使ってスキンケアルーティンを完成させましょう。
LE LABO(ル ラボ)は、ニューヨークのマンハッタンで誕生した高級香水ブランドで、2007年に日本に上陸しました。オーダーをうけてから手作業でブレンドをし、ボトリング、ラベルを貼り、箱詰めまでをその場で行う独自の販売方法*が特徴です。現在では、ジェンダーレスなボディケア製品やヘアケア製品など幅広く展開しています。
*代官山と京都店の限定サービス
この商品は、なめらかなテクスチャーで穏やかに汚れを落とすことができる油脂系クレンジングオイルです。
アルガンオイルやオリーブオイルなど植物ベースの成分が配合されているので、肌をしっかり保湿し、乾燥しにくい肌に導きます。
パラベンフリー、人工着色料フリーで動物実験を行っていない商品です。
マツエク非対応、W洗顔必要、濡れた手で使用不可です。
<FACE CLEANSING OILに配合の油脂系オイル>
アルガンオイル、オリーブオイル
SNIDEL BEAUTY(スナイデルビューティー)は、アパレルブランドSNIDEL(スナイデル)が展開しているコスメブランドです。「クリーンビューティー」をブランドコンセプトとし、こだわりの天然由来成分を配合しています。また、合成香料やパラベン、鉱物油などを使用していません。スキンケア以外にベースメイクやポイントメイクアイテムも販売しています。
この商品は、100%天然由来のクレンジングオイルです。オーガニック植物原料のアルガンオイルやオリーブ果実油、ホホバ種子油が配合されています。またその他にもコメヌカ油やダイズ油などの油脂系オイルが配合されています。また、レモン果皮油やラベンダー油、イランイラン花油、ビターオレンジ花油、ジャスミン油などをブレンドした精油にはリラックス効果があります。
パラベンフリー、シリコンフリー、鉱物油フリー、合成香料フリー、合成着色料フリー、合成ポリマーフリー、動物由来成分フリー、石油系界面活性剤フリー、紫外線吸収剤フリーです。
マツエク対応、W洗顔必要、濡れた手で使用不可、ウォータープルーフメイク非対応です。
<ボタニカル クレンジングオイルに配合の油脂系オイル>
オリーブ果実油、ホホバ種子油、アルガニアスピノサ核油、コメヌカ油
ポイントメイクには、同ブランドの「モイスト バランシング ローション」、洗顔には「モイスチャー フォーミングウォッシュ」があります。
Pai(パイ)は、ロンドンのオーガニックブランドです。原材料にこだわり、オーガニック認証のCOSMOSやクルエルティフリー認証のCruelty Free International、ビーガン認証のThe Vegan Societyを受けた製品を販売しています。
この商品は、100%天然由来成分(内90%は有機栽培)で作られたクレンジングオイルです。オーガニックのオリーブ果実油やヒマワリ種子油、ヒマシ油などの油脂系オイルが配合されています。また、配合されているローズヒップ果実エキスには、オメガ3、6、7、9が豊富に含まれており、肌にツヤを与え肌の修復を行う作用があるといわれています。
遺伝子組み換え原料、パラベン、フタル酸エステルなどの化学物質、合成着色料、染料、香料不使用です。また、動物実験を行わず、動物実験を行った原料も使用していません。
濡れた手で使用不可、ウォータープルーフメイク対応です。
敏感肌を含むあらゆる肌タイプの方におすすめです。
<LIGHT WORK Rosehip Fruit Extract Cleansing Oilに配合の油脂系オイル>
オリーブ油、ヒマワリ種子油、ヒマシ油
JOSIE MARAN(ジョージーマラン)は、アメリカのモデル・女優であるJosie Maranさんによって2007年に設立されたスキンケアブランドです。ナチュラルな原料のみを使用し、保湿力や栄養価の高いアルガンオイルをベースとした製品作りを行っています。全製品においてパラベンや合成香料、フタル酸エステル、ホルムアルデヒド、アルコールを使用しておりません。
この商品は、クレンジング、洗顔、保湿の3役をこなすクレンジングオイルです。ヒマワリ種子油やサフラワー種子油、オリーブ果実油などの油脂折オイルが、さらにオーガニックのアルガンオイルが配合されています。これらのオイルが肌に水分や栄養を与えながら、メイク汚れを溶かし落とします。
パラベンフリー、ミネラルオイルフリー、硫酸塩フリー、フタル酸フリー、合成香料フリー、ホルムアルデヒドフリーです。
また、ヴィーガン製品でクルエルティフリーです。
W洗顔不要、濡れた手で使用不可です。
<Argan Cleansing Oilに配合の油脂系オイル>
ヒマワリ種子油、サフラワー種子油、アルガニアスピノサ核油、ザボングレープフルーツ種子油、ブドウ種子油、オリーブ果実油
ダブル洗顔とは、クレンジングと洗顔の両方をする洗顔方法を指します。
クレンジング剤は主にメイクや皮脂などの油性の汚れを落とし、洗顔料はクレンジング剤の残りや角質、ほこりなど水溶性の汚れを落とします。
クレンジング剤の中には「ダブル洗顔不要」の商品があります。これらのクレンジングは、洗顔の役割も果たしますので、クレンジング後の洗顔の手間が省けます。
ダブル洗顔により肌に必要な皮脂まで落としてしまう場合があります。ダブル洗顔不要のクレンジングを使うことで、洗いすぎを防げることがあります。
メイクをしていないという点と、外の汚れがつかないという点を考慮すると、基本的に朝のクレンジングは必要ありません。就寝中にかいた汗や寝具のほこりなどの汚れは、洗顔料で落とすことができます。必要な皮脂を守るために、過度なクレンジングは避けましょう。ただし、脂性肌の方で、皮脂で顔が過度にベタつく場合は、朝にクレンジングしてもよいでしょう。
クレンジングを行うタイミングは、お風呂に入る前、もしくは、入ってすぐです。
お風呂のお湯の温度でのクレンジングは、肌に必要な成分まで落としてしまうため、お風呂入る直前に洗面所でクレンジングを行うのがベストです。お湯の温度はぬるま湯(ほんのり温かいと感じる人肌程度の温度)が最適です。
肌がふやけた状態は、肌のバリア機能が低下している状態ともいわれています。バリア機能が低下すると、肌のうるおいが逃げやすいと考えられているため、お風呂でクレンジングを行う場合は、入ってすぐにクレンジングを行うことを推奨します。
クレンジングオイルなど、水分を含んだ状態で使用すると洗浄力が低下するクレンジング剤を使用する際は、顔や手の水分をタオルでしっかり拭き取ってからクレンジングを行いましょう。
水ベースの日焼け止めは落としやすいためクレンジングは必須ではありませんが、シリコーンベースの日焼け止めは落としづらいため、クレンジングで丁寧に洗い流すことをおすすめします。
使用前に日焼け止めをよく振るタイプがシリコーンベースです。
ちなみに、日焼け止めは天気に関わらず365日塗ることを推奨します。紫外線はあらゆる肌トラブルの原因となるためです。室内にも紫外線は入ってきますので、外出しない日でもしっかりと日焼け止めを塗りましょう。
デパコスには高価な美容成分が配合されていたり、容器やパッケージにこだわっているため、価格が高い傾向にあります。
一方で、プチプラのコスメに使用されている成分が全て悪いというわけでもありません。過剰包装や実店舗の撤廃、大量生産などで費用を削減し、安く提供できているブランドもあります。
また、当たり前ですが、広告宣伝費に多くの予算を投下しているブランドは、使用成分への投資が圧縮される傾向にあります。
クレンジングオイルは洗浄力が高いため、乾燥肌や敏感肌には向かないという意見があります。確かに、洗浄力が高い分、肌に必要な皮脂まで洗い流してしまう場合がありますが、一概に乾燥肌や敏感肌の方に不向きとはいえません。
上記の通り、クレンジングオイルに含まれる油性成分には様々な種類があります。洗浄力が高いながらも肌負担の小さい「油脂系オイル」は、乾燥肌や敏感肌の方におすすめできます。
また、肌負担が小さいミルクタイプなどはその分洗浄力も低いので、長時間クレンジングする傾向にあります。肌負担が小さいクレンジング剤でも肌に置く時間が長いと、肌負担が大きくても短時間で済むクレンジングよりも、肌への負担が結果的に大きくなる場合があります。
したがって、乾燥や敏感の度合いによりますが、「油脂系オイル」は乾燥肌や敏感肌の方でもお使いいただけます。ただし、肌トラブルがある場合は必ず皮膚科に相談してから使用しましょう。
クレンジングを行う前にポイントメイクリムーバーを使うのがおすすめです。少ない肌負担でしっかりと落とすことができ、色素沈着を防ぐこともできます。
コットンに液体を染み込ませて使用するリキッドタイプと、クレンジング剤がシートに染み込んでいるシートタイプがあります。
いずれのタイプも目元や口元に10秒前後押し当て、強い力でこすったりせずやさしく拭き取ります。
クレンジングの際に特に注意していただきたいポイントは以下の通りです。
清潔な手でクレンジングを行う(クレンジング前に手を洗う)
クレンジング剤を肌にのせる時間は30秒〜1分が目安(それ以上やっても落ちない場合は、メイクに対しての洗浄力が弱い可能性があるため使用するクレンジング剤を変える)
摩擦を避けるために、目安の使用量よりもやや多めに使う
クレンジング時やクレンジング後も顔を拭く際はとにかくこすらない(小鼻まわりなどは力が入りにくい薬指を使う)
皮脂量の多いTゾーンからクレンジングをのせる
少量のぬるま湯を肌の上にのせなじませ乳化させる
ぬるま湯で洗い流す。特に生え際や小鼻まわり、フェイスラインは洗い残ししやすいので入念にすすぐ
クレンジング剤に、美白やエイジングケアの成分が配合されているものがありますが、クレンジング剤は洗い流すものなので、これらの成分が肌に残ることはほとんどありません。クレンジングはメイクの汚れを落とすために行うものです。クレンジングのみで美白やエイジングケアは難しいため、美容液や化粧水などで取り入れましょう。
かずのすけ, 白野実(2019)『美肌成分事典』主婦の友インフォス
上原恵理(2021)『医者が教える 人生が変わる美容大事典』KADOKAWA
永松麻美(2021)『正しい知識がわかる 美肌事典』高橋書店
すみしょう(2021)『最短で美肌になるために知っておきたい スキンケア大全』KADOKAWA
久光一誠(2021)『効果的な「組み合わせ」がわかる 化粧品成分事典』池田書店
川島眞, 川田暁, 神田吉弘, 世喜利彦, 能﨑章輔(2018)『美容の科学』じほう
宇山侊男, 岡部美代治, 久光一誠(2020)『化粧品成分ガイド 第7版』フレグランスジャーナル
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