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パラベンフリー化粧水おすすめ9選!人気商品から海外ブランドまで紹介

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パラベンフリー化粧水おすすめ9選!人気商品から海外ブランドまで紹介

近年注目を集めているパラベンフリー。そもそもパラベンとは何なのか、何が問題なのかをまず解説します。その後におすすめのパラベンフリー化粧水と、人気アイテムから海外ブランドまで紹介します。

パラベンとは

パラベンは防腐剤の一種

パラベン(別名:パラオキシ安息香酸エステル)は、防腐剤の一種です。防腐剤は、細菌やカビの増殖を防ぎ、肌トラブルの原因とならないよう配合されています。

防腐剤には様々な種類がありますが、その中でもパラベンは最も広く使用されています。防腐性と安全性が高く毒性が低いため、食品の保存料として使われることもあります。

パラオキシ安息香酸とアルコール類とのエステル化合物質で、「メチルパラベン」「エチルパラベン」「プロピルパラベン」「ブチルパラベン」など多くの種類があります。

化粧品に防腐剤は不可欠

化粧品でよく「パラベンフリー」という文言を見かけることがありますが、防腐剤が全く入っていないというわけではなく、パラベン以外の防腐剤が使用されていることがほとんどです。

化粧品は、空気や手にふれることで酸化したり雑菌が繁殖する恐れがあります。そのような状態の化粧品は従来の効果が発揮されないだけでなく、肌に塗ることで肌トラブルを引き起こしてしまうこともあります。安全に安心して化粧品を使用するために、防腐剤は必要不可欠といえます。

<パラベン以外の防腐剤一覧>

フェノキシエタノール、安息香酸、安息香酸Na、サリチル酸、サリチル酸Na、ブチルカルバミン酸ヨウ化プロピニル、メチルイソチアゾリノン、ソルビン酸、ソルビン酸K、デヒドロ酢酸、デヒドロ酢酸Na、クロルフェネシン


※下記のような防腐(静菌)効果を持つ保湿成分を防腐剤の代わりとして使用することもあります。

BG(1,3−ブチレングリコール)、ペンチレングリコール、エタノール、DPG(ジプロピレングリコール)、1,2−ヘキサンジオール、カプリリルグリコール、エチルヘキシルグリセリン

パラベンが肌に合わない人も

パラベンは化粧品に使用される防腐剤の中でも比較的に防腐性と安全性が高く、一概に肌に悪いとはいえません。

ただし、極稀にパラベンでアレルギーを起こす人がいます。割合としては、0.3%程度といわれています。パラベンアレルギーの方は、パラベンフリー商品を使うことで肌トラブルが改善される場合があります。

パラベンの刺激性や含有量は商品によって違います。今までパラベン配合の化粧品を使用してきて肌トラブルがない人でも、体調や生活習慣によって肌への影響に違いが生まれる場合もあります。肌トラブルをかかえている方は、皮膚科医に相談の上、使用する化粧品を決定しましょう。

化粧水の選び方

次に、パラベンフリー化粧水に限らず、あらゆる化粧水を選ぶ上で大切なことを解説します。

保湿成分

保湿は、肌質に関係なく全ての方に必要なことです。保湿をすることで、様々な肌トラブルを防ぐことができます。特に乾燥肌の方は、保湿成分が配合された高保湿化粧水がおすすめです。

保湿成分には、セラミド類ヒアルロン酸コラーゲンレチノールナイアシンアミドアミノ酸、グリセリンスクワランワセリンなどがあります。

また、ブランド独自の保湿成分などもありますので、どの成分にどんな働きがあるのかを確認してみましょう。

高保湿成分配合の化粧水はこちらの記事でまとめています。ぜひ参考にしてください。

低刺激成分

パラベンなどの特定の成分に対して肌が反応してしまう場合は、パラベン以外の成分でも刺激を感じる可能性ががあります。そのため、肌に負担の少ない低刺激成分の化粧水を選ぶことをおすすめします。

例えば、敏感肌向けのスキンケアブランドは、低刺激成分で作られていることが多いため、化粧水選びに迷った際はおすすめです。ただし、低刺激性の商品でも、使用されている成分によっては肌トラブルに繋がる可能性もあります。

下記は、有名な敏感肌向けのブランドの一例です。

  • ラロッシュポゼ(フランス)

  • ビオデルマ(フランス)

  • アベンヌ(フランス)

  • ディセンシア(日本)

  • アクセーヌ(日本)

  • dプログラム(日本)

  • アルージェ(日本)

  • キュレル(日本)

  • ミノン(日本)

  • NOV(日本)

また、一般の化粧品ブランドの中に、敏感肌向けのスキンケアラインが用意されていることがあります。例えば、SHISEIDOの「ジェントルフォース」やIPSAの「センシティブ」などのシリーズは、敏感肌の方向けに低刺激な成分で作られています。

敏感肌向けの化粧水はこちらの記事で紹介しておりますので、参考にしてください。

テクスチャー・香り

化粧水は毎日使用するものなので、使い心地の良い化粧水を選ぶことが大切です。例えば、香りやテクスチャー、ボトルの形状(ミスト式、ポンプ式など)、使用時間帯(朝用・夜用)などです。

特に香りやテクスチャーは人によって好みが大きく分かれます。化粧水は、大きく分けると、とろみのあるしっとりタイプの化粧水と、水のように軽いさっぱりタイプがあります。例えば、朝はさっぱりタイプでメイクに響かないようにスキンケアを行い、夜はしっとりタイプで保湿をしっかり行うなどの使い分けもよいでしょう。

化粧品の香りが苦手な方は、「無香料」「微賦香(香りが穏やか)」と書かれた化粧水がよいです。ただし、「無香料」の化粧水でも、原料の香りがするものもありますので、不安な方はテスターやサンプルで香りを確認してから購入しましょう。

使いやすさを重視したい場合は、ポンプ式やスプレー式の化粧水がおすすめです。特にスプレー式(ミスト状の化粧水)は、メイクの上から使用できるものが多いため、外出先の肌の水分補給としても使いやすいです。

パラベンフリー化粧水おすすめ9選

ドクターシーラボ|VC100エッセンスローションEX

ドクターシーラボは、1995年に皮膚科医によって開発されたドクターズコスメです。

この商品は、高濃度高浸透のビタミンCが配合された化粧水です。毛穴やくすみ、ハリ、キメ、乾燥など肌悩みに深く、そして早く浸透するように、ビタミンCの濃度が史上最高濃度*で配合されています。また、美容成分としてナイアシンアミドやオリーブ果実エキス、PPG-20メチルグルコースが配合されており、肌のキメを整え、すこやかな状態へと導きます。
*歴代「シーラボ Vエッセンスローション」史上

鉱物油フリー、パラベンフリー、アルコールフリー、無香料、無着色でアレルギーテスト済み*です。
*全ての方にアレルギーが起きないというわけではありません。

すべての肌タイプの方が使用出来ますが、特に毛穴やシミ、ニキビなどの肌悩みをお持ちの方におすすめです。

ETVOS|アルティモイストローション

ETVOS(エトヴォス)は、2007年創業の日本の化粧品メーカーです。日本ではじめて国産のミネラルファンデーションを製造・開発したメーカーとして知られています。ミネラルファンデーションとヒト型セラミドを配合したスキンケアを主力商品としています。

この商品は、プレエイジング保湿ケア*シリーズ「アルティモイスト」の化粧水です。エトヴォス独自の複合成分であるセラミディアル®コンプレックスで、角層にうるおいを与えて肌を整えることができる化粧水です。セラミディアル®コンプレックスは、保湿成分のヒト型セラミド(セラミドEOP、NG、NP、AG、AP)とナイアシンアミドを配合しています。ヒト型セラミドには、角層の細胞と細胞の間を埋めて水分を抱え込む働きがあるといわれています。また、肌にうるおいを与えるナス果実エキスや2種のヒアルロン酸も配合されていて、肌の水分をしっかり蓄えてみずみずしい肌へと導きます。さらに、美容成分であるPOs-Ca®とリピジュアにより、角層のすみずみにまで水分が行き届きます。
*年齢に応じたうるおいケア

パラベンフリー、石油系界面活性剤フリー、鉱物油フリー、シリコンフリー、着色料フリー、合成香料フリー、アルコールフリーで、パッチテスト済み*、アレルギーテスト済み*、スティンギングテスト済み*です。
*全ての方にアレルギーや肌トラブル、皮膚刺激が起こらないというわけではありません。

すべての肌タイプのご使用いただける化粧水です。特に、シワなどのエイジングのサインが気になりだした方におすすめの商品です。

化粧水のあとは、美容液「アルティモイストセラム」とクリーム「モイスチャライジングクリーム」でスキンケアルーティンを完成させましょう。

ラロッシュポゼ|トレリアン 薬用モイスチャーローション

ラ ロッシュ ポゼは、1975年にフランスで誕生した、敏感肌のためのスキンケアブランドです。

この商品は、敏感肌用保湿スキンケアシリーズ「トレリアン」の低刺激設計の薬用化粧水です。敏感肌の日本人の肌を考えて開発されました。有効成分のニコチン酸アミドと、グリセリン、ターマルウォーターの3種類の成分を独自のバランスで配合しています。ニコチン酸アミドには、肌のバリア機能や肌荒れを改善し、メラニンの生成を抑えてシミ・そばかすを防ぐ効果があるといわれています。グリセリンは保湿効果が高い成分として知られており、ターマルウォーターは、肌をやわらげすこやかに保つ作用があるといわれています。

パラベンフリー、アルコール(エタノール)フリー、無香料で、皮膚科医の協力のもとテスト済み*、アレルギーテスト済み**、ニキビのもとになりにくい処方***です。
* 全ての方に肌トラブルが起きないわけではありません。
** 全ての方にアレルギーが起きないわけではありません。
*** 全ての方にニキビのもとができないわけではありません。

すべての肌タイプ方がご使用いただけますが、特に敏感肌や乾燥肌の方におすすめです。

ニキビでお悩みの方には、同ブランドの化粧水「エファクラ モイスチャー バランス ローション」がおすすめです。こちらもパラベンフリーの化粧水で、有効成分のサリチル酸とグリチルリチン酸ジカリウムにより肌を引き締め、なめらかに整え、ニキビを防ぎます。

ビオデルマ|ダーマローション D

ビオデルマは1977年にフランスで創業されたスキンケアブランドです。生物学の視点を皮膚科学に取り入れた科学的アプローチで、40年以上にわたり研究を続けています。皮膚科学に関心の高いフランスでは、多くの皮膚科専門医がビオデルマの商品を処方しています。

この商品は、敏感肌ライン「Sensibio(サンシビオ)」の化粧水です。低刺激性にこだわり、敏感肌の水分バランスを整え、乾燥から肌を守ることができます。保湿成分として、キュウリ果実エキスとグリセリンが配合されています。キュウリ果実エキスには肌をおだやかに整える効果が、グリセリンには肌にうるおいを与える効果があるといわれています。また、ビオデルマ独自の複合体保湿成分D.A.F(フルクトオリゴ糖、マンニトール、キシリトール、ラムノース)が配合されていて、敏感肌をやさしく保湿してうるおった肌へ導きます。

パラベンフリー、エチルアルコールフリー、無香料、無着色です。また、パッチテスト済み*、ノンコメドジェニックテスト済み**です。
*全ての方に皮膚トラブルが起こらないというわけではありません。
**全ての方にニキビのもと(コメド)ができないというわけではありません。

すべての肌タイプ方がご使用いただけますが、特に敏感肌の方におすすめです。

ビオデルマには、混合肌や敏感乾燥肌向けの化粧水もあります。これらもパラベンフリーです。また、同シリーズのクレンジングリキッドは、1本でクレンジングと洗顔ができる洗顔料として人気の商品です。

アテニア|ドレススノー ローション

Attenir(アテニア)は、ファンケルグループのブランドで、一流ブランドの品質を3分の1の価格で提供することをコンセプトにしています。商品開発・製造・販売を自社で行い、削減したコストを惜しみなく商品研究や品質向上に投資しています。

この商品は、美白*・エイジングケア**ライン「Dress snow(ドレススノー)」の医薬部外品の化粧水です。ドレススノーは、メラニンの生成を抑え、シミ・ソバカスを防ぐとともに、シワ改善のケアもできるW効能のスキンケアラインです。30年以上にも渡る長年の研究から、シミとシワの共通の原因が「彷徨いメラニン」にあることに着目し、この彷徨いメラニンにアプローチすることで、美白とシワ改善が同時にできるスキンケアアイテムを開発したのです。主要成分として、推進性カテキンとナイアシンアミド、サーチュライザーS6r、タイプブレスDNが配合されています。緑茶から抽出された推進性カテキンには、肌のキメや透明感を整え、明るい肌へと導く作用が、ナイアシンアミドには、メラノサイトのメラニン生成を抑えシミを防ぐ美白効果と、コラーゲン産生を促すシワ改善効果があるといわれています。サーチュライザーS6rやタイプブレスDNには、肌にハリとツヤを与える作用があるといわれています。
*メラニンの生成を抑え、シミ・ソバカスを防ぐ
**年齢に応じたお手入れ

パラベンフリー、鉱物油フリー、無香料でアレルギーテスト済み***です。
***全ての方にアレルギーが起きないわけではありません。

特に美白とシワ改善をケアしたい方におすすめの化粧水です。

同ラインには、乳液とクリームがあります。化粧水とクリームに関しては詰替用の販売もあるため、継続利用がしやすいです。

アクセーヌ|AD コントロール ローション

アクセーヌは、最新の皮膚生理学に基づいた肌トラブルの解決策を追求し、低刺激でアレルギーの原因にならず効果の実感できる化粧品を開発しています。

この商品は、刺激を受けやすい敏感肌用のためのシリーズ「AD コントロール」の化粧水です。低刺激性に徹底的にこだわり、乾燥で刺激を受けやすくなってる肌にうるおいを与え、肌を整えることができます。保湿成分にグリセリンとBGを配合しています。また、肌を弱酸性に保つ役割があるクエン酸が配合されています。

パラベン(防腐剤)フリー、界面活性剤フリー、アルコール(エタノール)フリー、無香料、無着色で低刺激性*です。
* 全ての方に肌トラブルが起こらないというわけではありません。

乾燥肌の方や、化粧品の刺激を受けやすい方におすすめです。

同シリーズには、洗顔料や化粧水、美容液などスキンケアアイテムが一式揃っています。

ニールズヤード|フランキンセンスウォーター

ニールズヤードは、1981年創業のイギリスのオーガニックブランドです。全製品において水を除く70%以上がオーガニック成分であり、かつ土壌や環境、栽培方法など厳格な規定を設けている英国ソイルアソシエーション認定の原料を使用しています。また、アメリカのUSDAによってオーガニック認定された原料も使用しています。

この商品は、ニールズヤードのスキンケアカテゴリで人気No.1のアイテムで、英国アソシエーション認定のオーガニック製品です。修復の樹木と呼ばれるフランキンセンスが配合されています。フランキンセンスには、砂漠の過酷な乾燥や強烈な紫外線でできる傷を自ら修復する力があります。保湿成分としてアロエベラエキスやペプチドが配合されており、肌のキメを整えながら潤いで満たします。不要な角質や汚れを取り除きクリアな肌に整え、後から使用する美容液やクリームの浸透率を高める効果もあります。マンダリンやベルガモット、フランキンセンスなどをブレンドした香りにはリラックス効果もあります。

パラベンフリー、アルコールフリー、シリコンフリー、鉱物油フリー、無着色です。

敏感肌を含むすべての肌タイプの方が使用出来ます。オーガニックコスメに興味がある方やオーガニックコスメを日頃から使用している方におすすめです。

なお、フランキンセンスシリーズでは、メイク落としや美容液、保湿クリームなどの用意もあります。

do organic|エクストラクト ローション リペア

do organic(ドゥーオーガニック)は、2008年に設立された国産オーガニックブランドです。スキンケア全品が最難関のオーガニック認証「エコサート」を取得、さらにオーガニック先進国であるヨーロッパで信頼性の高い、フランスの「コスメビオ協会」に入会しコスメビオマークも取得しています。

この商品は、製品中の約99.9%が天然由来の原料で作られており、その内13.3%はオーガニック成分を使用しています。乾燥でごわつきが気になる肌にもすっと浸透するみずみずしいテクスチャーで、乾燥や紫外線などによるダメージを受けやすい肌にうるおいを与え、肌バランスを整えることができる化粧水です。肌荒れを防ぐ効果のある甘草根由来エキス(グリチルリチン酸2K)が配合されています。肌を保湿するだけではなく、しっかりケアして透明感のあるみずみずしい肌へ導いてくれます。さらに、保湿成分の柳蘭エキスやキューカンバーエキスがキメを整え、do organic独自の穀物保湿成分(加水分解コメヌカエキス・加水分解コメエキス・豆乳発酵液)がハリを与え、エイジングケア*をしてくれます。有機ダマスクローズのほのかな香りにはリラックス効果もあります。
* 年齢に応じた化粧品によるお手入れ

パラベンフリー、フェノキシエタノールフリー、石油系界面活性剤フリー、合成香料フリー、タール色素フリー、合成高分子増粘剤フリー、合成酸化防止剤フリー、キレート剤フリーです。また、遺伝子組み換え成分は一切使用せず、動物実験は行っておりません。

特に敏感肌の方や、肌荒れやエイジングサインが気になる方におすすめです。

保湿ケアには「エクストラクト ローション モイスト」、乾燥による小じわやハリ、くすみなどのエイジングケアには「エクストラクト ローション アドバンスト」がおすすめです。

クリニーク|クラリファイング ローション

クリニークは「美しい肌は創り出すことができる」をコンセプトにした、皮膚科学から生まれたブランドです。全ての製品にアレルギーテストを実施し、パラベンや香料など肌の刺激となるものを使用していません。

この商品は、毛穴開きや乾燥、ざらつき、くすみなどの肌トラブルの原因となる古い角質を肌に負担をかけることなく除去し、化粧水や美容液などの浸透力を上げることができる拭き取り化粧水です。肌質や目的に応じて6タイプが用意されています。

  • クラリファイング ローション 1.0:全ての肌質の方(アルコールフリータイプ)

  • クラリファイング ローション 1:乾燥肌の方

  • クラリファイング ローション2:乾燥肌〜混合肌の方

  • クラリファイング ローション3:混合肌〜脂性肌の方

  • クラリファイング ローション4:脂性肌の方

  • アクネ クラリファイング ローション:ニキビを予防する拭き取り化粧水

角質ケア成分として、ヒアルロン酸やハマメリス水、サリチル酸、アルコールが配合されています。ヒアルロン酸は肌にうるおいを与える保湿成分で、拭き取った後もつっぱらず肌を心地よく保ちます。ハマメリス水には、肌を引き締めキメを整える効果があります。サリチル酸は、角質をやわらかくほぐしなめらかな肌を保ちます。アルコールは汚れや過剰な皮脂を皮脂を取り除き、フレッシュな使用感を与えてくれます。

パラベンフリー、フタル酸エステルフリー、香料フリーで、アレルギーテスト済み*です。
* 全ての方にアレルギーが起こらないというわけではありません。

朝晩の洗顔後、目元・口元を避けて、コットンで肌を擦らず、優しくなでるように拭き取ります。拭き取り化粧水の後は通常の化粧水で水分をしっかりと補給しましょう。

肌質問わず肌のごわつきが気になる方におすすめです。

化粧水に関するQ&A

化粧水は手とコットンどちらでつける方がいいの?正しい使い方は?

化粧水の使用方法として、コットンの使用を推奨しているブランドがあります。手で直接つけるのとどう違うのか疑問に感じてる人は多いのではないでしょうか。

手とコットンにはどちらにもメリット・デメリットがあります。肌負担を考慮すると、基本的には手で化粧水をつけるのを推奨します。しかしムラができやすかったり、目元や鼻などの細かい箇所につけづらいというデメリットがあります。

反対に、コットンを使用する方が細かい部分まで均等につけることができますが、摩擦により肌負担が大きくなるというデメリットがあります。

いずれの方法でも注意すべきことは、摩擦やパッティング(肌を叩くこと)を避けることです。赤みや色素沈着、ハリやシミなどの肌トラブルを招く恐れがあるため、肌全体に優しくなじませるのがポイントです。化粧水を「叩き入れる」のではなく「肌の上にのせる」イメージで浸透させましょう。

コットンを使用する際は、肌負担が少ないコットン(オーガニックなど)を選び、コットン全体がひたひたになるくらい化粧水をたっぷり使用し(その分コストがかかります)、過度の摩擦を避けましょう。

乾燥が気になる時や紫外線を浴びた日は「コットンパック」がおすすめ

肌が乾燥していたり、外出して紫外線をたっぷり浴びてしまった日は、いつもよりも入念なスキンケアが必要です。そこでおすすめなのが、化粧水とコットンを使用したコットンパックです。フェイスパックのような機能を果たしてくれます。


やり方はとても簡単です。コットンに化粧水をたっぷりつけ、顔全体にコットンをのせ5分程度そのまま放置するだけです。コットンを2枚に裂いて使うのもおすすめです。


ただし長時間コットンをのせたままだと、コットンが肌の水分を奪ってしまいますので、長時間のコットンパックは避けましょう。また、コットンパックの後のスキンケアもしっかりと行ってください。

化粧水はたっぷり使う方が肌に良い?

保湿が重要だからといって、化粧水を規定量以上に使用していませんか?化粧水はたくさん塗る方が肌に良いというわけではありません。角質に浸透できる水分量は決まっているので、肌に塗った分全てが浸透するというわけではないからです。一時的に肌に浸透したりプルプルになっている感覚があるかもしれませんが、すぐに蒸発するため、あまり意味がありません。

反対に、使用量よりも少ない量を使用すると、十分に保湿されない可能性があります。そのため、ブランドが定めた使用量はしっかりと守りましょう。

使用量は「100円玉大」など硬貨の大きさで明記されていることが多いです。「適量」と書かれている場合は、100〜500円玉くらいの量を使用するのがよいです。

スキンケアは化粧水だけでもOK?

スキンケアとは、端的にいってしまえば「肌を保湿すること」です。肌の保湿は「水分を補充し、油分でカバーする」のが基本です。油分は肌の上に油膜を張り、水分が逃げるのを防ぎます。

化粧水は肌に水分を補充するものなので、化粧水だけではスキンケアは不十分ということになります。化粧水の後は、油分を多く含む乳液やクリームなど必ず使用しましょう。

化粧水は肌の奥まで浸透するって本当?

テレビCMや広告などで「肌の奥まで浸透!」などの文言を見聞きしたことがある人は多いのではないでしょうか?しかし、実際には化粧品は皮膚の一番外側の部分である「角層」までしか浸透しません。人間の皮膚には、外部からの侵入物を体内に取り込まないシステムが備わっているためです。バリア機能を持つ角質をしっかりと保湿し、いい状態に保つことが極めて重要です。

化粧水と乳液はどちらを先に使う?

基本的なステップは、化粧水→乳液の順番です。水分を補給したあとに油分で膜を張って水分を閉じ込めます。商品の中には「先行乳液」といって、化粧水の前に使用するものもあります。例えば、スキンケアブランドのアルビオンはスキンケアの最初のステップに乳液を使用します。化粧水の使用方法については、ブランドの公式サイトなどで確認を行いましょう。

化粧水は季節によって変えるべき?

日本には四季があり、それぞれも季節によって気候が大きく変わります。気候により肌の状態は左右されやすいため、できれば季節ごとに化粧水を使い分けるのがよいでしょう。

例えば、乾燥しやすい秋冬には保湿効果が高い化粧水を、皮脂分泌が多くなりやすい春夏には皮脂分泌を抑える作用もある化粧水を使用するなど、肌の状態に合わせて異なるスキンケアを取り入れてみましょう。

ただし、一度開封した化粧水はできるだけ早く使い切る方がよいので、次のシーズンに持ち越さないよう、使い切れる容量を購入するようにしましょう。

化粧水は年齢によって変えるべき?

年齢によって肌の状態は変わるので、使用する化粧水も変える必要があります。例えば、皮脂の分泌量は20〜30代をピークにどんどん減ってきます。

20代で使用していた化粧水では保湿が物足りなく感じるなど肌の変化を感じたら、化粧水を含むスキンケアを見直すべきタイミングといえます。

化粧水は朝と晩で使い分けるべき?

基本的には、朝晩で使い分ける必要はありません(朝・夜専用のものでない限り)。しかし、朝のメイクの前に油分が多い化粧水を使用すると、メイクのりが悪くなってしまいます。そのため、朝は油分の少ないもの、夜は油分が多いものなど、朝晩でスキンケアアイテムを使い分けるのもありです。

化粧品はライン使いする方がよい?

スキンケアのアイテム同士の相性やなじみが良いのは同じブランドでスキンケアアイテムを揃える「ライン使い」です。

各スキンケアブランドは、基本的にライン使いすることを全体に化粧品を開発していますので、相性や効果を考慮すると、ライン使いをすることで効率的に肌のケアが可能です。

とはいえ、別のブランドのアイテムを組み合わせて使用する方が、肌の調子が良いと感じる人もいると思います。ライン使いだけがスキンケアの正解ではないので、自分の肌の状態に合わせて最適なアイテムを選ぶようにしましょう。

拭き取り化粧水ってどうなの?

拭き取り化粧水とは、洗顔の代わりに、コットンに化粧水を付けて汚れを取り除いたり、古い角質を落とすものです。もともとはフランス発祥のスキンケアアイテムといわれています。フランスの水道水は硬水で、硬水に含まれるマグネシウムやカルシウムなどのミネラルにより肌が乾燥したり肌荒れの原因となるため、フランスなどのヨーロッパでは、クレンジングや洗顔などはコットンや布で拭き取るのが主流です。

日本の水質は軟水なので、わざわざ拭き取り化粧水を使う必要はありません。ただし、拭き取り化粧水で古い角質を落とし化粧水の浸透が高くなる効果があるので、スキンケアに取り入れるのはありです。使用時はコットンによる摩擦には十分注意しましょう。

参考文献

  • かずのすけ, 白野実(2019)『美肌成分事典』主婦の友インフォス

  • 上原恵理(2021)『医者が教える 人生が変わる美容大事典』KADOKAWA

  • 永松麻美(2021)『正しい知識がわかる 美肌事典』高橋書店

  • すみしょう(2021)『最短で美肌になるために知っておきたい スキンケア大全』KADOKAWA

  • 久光一誠(2021)『効果的な「組み合わせ」がわかる 化粧品成分事典』池田書店

  • 川島眞, 川田暁, 神田吉弘, 世喜利彦, 能﨑章輔(2018)『美容の科学』じほう

  • 宇山侊男, 岡部美代治, 久光一誠(2020)『化粧品成分ガイド 第7版』フレグランスジャーナル

  • 小林智子(2022)『すっぴん肌が好きになる 肌トラブル大全』WAVE出版