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敏感肌向け化粧水おすすめ8選!敏感肌になる原因と選び方も解説 

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敏感肌向け化粧水おすすめ8選!敏感肌になる原因と選び方も解説 

敏感肌の方におすすめの化粧水を紹介します。敏感肌の方が選択すべき低刺激成分も解説しています。人気アイテムから海外ブランドまで幅広く紹介します。

敏感肌とは

よく耳にする「敏感肌」は医学的な定義が存在しない肌質とされています。一般的に敏感肌は、かゆみやほてり、赤み、発疹、腫れ、痛みなどの症状が起こりやすい状態の肌を指します。ニキビが出やすい肌の状態のことを漠然と「敏感肌」という場合もあります。

敏感肌になる原因には、

  • アレルギー体質

  • マスクの長時間の使用

  • ホルモンバランスの乱れ

  • ストレス

  • 食生活の乱れ

  • 睡眠不足

  • 加齢

  • 生理周期

  • 紫外線

  • 花粉

などが考えられます。

マスクをつけることによる摩擦や蒸れによって、肌のバリア機能が低下し敏感症状が出ることがあります。

女性の場合は生理周期でホルモンバランスが乱れやすく、特に生理前はプロゲステロンというホルモンの分泌量が増えることにより、敏感症状が起きやすくなります。

肌質は季節や加齢、生活環境などによって変化します。その時々の自分の肌の状況を観察し、使用するアイテムなどを調整してみましょう。肌質に応じて、適切なクレンジングや化粧水などのスキンケアアイテムを使用することが重要となります。敏感肌になってしまっている時は、肌への負担が少ない成分が配合されている化粧水を使用するのがおすすめです。

化粧水の役割とは?

化粧水の主な役割は、肌に水分やうるおいを与え、健やかに保つことです。

化粧水には、水や保湿剤、界面活性剤などの化粧水の本体を作るための原料(基剤原料)と、防腐剤など製品を安定に保つための原料(品質保持原料)、美白剤や肌荒れ改善剤、収れん剤などの機能を与えるための原料(化粧品用薬剤)が配合されています。配合されている成分や分量は、化粧水によって異なります。

化粧水は、大別すると柔軟化粧水、収れん化粧水、拭き取り用化粧水の3種類に分けることができ、それぞれ目的などが若干違います。

柔軟化粧水

一般的な化粧水は柔軟化粧水に該当し、皮膚(角層)の柔軟と保湿が主な目的です。肌(角層)に水分や保湿成分などを補い柔らかくして、化粧水の次に使用する美容液や乳液、クリームなどの浸透を促進します。


収れん化粧水

収れん化粧水とは、肌を引き締めることを目的とした化粧水です。皮膚(角層)に水分や保湿成分を補給するほかに、過剰な皮脂の分泌を抑える作用や肌を一時的に引き締める作用を高めます。アルコールの配合量が多く、保湿成分の配合量が少ない傾向にあり、さっぱりとした使用感のものが多いです。


拭き取り用化粧水

拭き取り用化粧水は、洗浄化粧水とも呼ばれます。クレンジングなどの後に、肌に残った油分などを拭き取り、肌を清潔にすることが目的となります。洗浄効果を高めるために、界面活性剤やアルコールなどの配合量が多いのが特徴で、収れん化粧水と同様にさっぱりとした使用感のものがほとんどです。

敏感肌向け化粧水の選び方

低刺激成分

敏感肌の方は、刺激が強い成分が配合されたスキンケアアイテムで、肌がピリピリしたり、かぶれてしまうなどの肌トラブルが起きやすいです。そのため、肌が敏感な時は、肌に負担の少ない低刺激成分の化粧水を選ぶことをおすすめします。

例えば、敏感肌向けのスキンケアブランドは、低刺激成分で作られていることが多いため、化粧水選びに迷った際はおすすめです。ただし、低刺激性の商品でも、使用されている成分によっては肌トラブルに繋がる可能性もあります。
下記は、有名な敏感肌向けのブランドの一例です。

  • ラロッシュポゼ(フランス)

  • ビオデルマ(フランス)

  • アベンヌ(フランス)

  • ディセンシア(日本)

  • アクセーヌ(日本)

  • dプログラム(日本)

  • アルージェ(日本)

  • キュレル(日本)

  • ミノン(日本)

  • NOV(日本)

また、一般の化粧品ブランドの中に、敏感肌向けのスキンケアラインが用意されていることがあります。例えば、SHISEIDOの「ジェントルフォース」やIPSAの「センシティブ」などのシリーズは、敏感肌の方向けに低刺激な成分で作られています。

アレルギーテスト済み

自分の肌に合うかどうかが心配な方は、アレルギーテストなどを実施している化粧水を選ぶとよいでしょう。

アレルギーテストは、正式にはリピート・インサルト・パッチテスト法(パッチテスト)といいます。化粧品が発売される前に実際に対象の人に試し、アレルギー症状が出るかどうかを判断します。「アレルギーテスト済み」や「パッチテスト済み」と書かれた化粧品は、高いレベルで安全性を確保できた化粧品のことを指します。

その他、下記のようなテストを実施してるブランドもあります。

スティンギングテスト

化粧品の使用によって、刺激が少ないことを確認するためのテスト。「スティンギング(stinging)」とはピリピリ、ヒリヒリといった一過性の刺激感のことを指し、主に敏感肌を対象にテストを実施することが多い。「スティンギングテスト済み」と書かれた化粧品は、皮膚刺激を感じにくいことが確認されている。


ノンコメドジェニックテスト

ニキビの元であるコメド(面包)ができにくいことを確認するためのテスト。ニキビの原因となりうる成分を極力除いて開発されることが多い。「ノンコメドジェニックテスト済み」や「ノンコメドジェニック処方」と書かれた化粧品は、コメドができにくい=ニキビができにくいことが確認されている。

ただし、これらのテストを実施していても、すべての人に皮膚刺激やアレルギー反応が出ないというわけではありません。

オーガニック

敏感肌の方の中で化学成分に対してアレルギー反応がある方は、オーガニックブランドの化粧水がおすすめです。ただし、オーガニックコスメによく使用される精油は、刺激性がやや強いため、肌に合わない人もいるので注意しましょう。また、オーガニックの成分に対してアレルギー反応が出る方もいらっしゃいます。オーガニック=安全と考えず、肌トラブルがある場合は、皮膚科医に相談するようにしましょう。

医薬部外品って?

化粧品は大別すると「化粧品」と「医薬部外品」にわけることができます。

「医薬部外品」は、症状の予防や改善を主目的とした化粧品のことを指します。医薬部外品には、有効成分を一定の濃度で配合することが認められています。「薬用」という表現は、医薬部外品にだけ使用することが可能です。

「医薬部外品だから肌によさそう」「薬用だから効果が高そう」と感じる方も多いかもしれませんが、一概にそうとは言い切れません。なぜなら、成分によっては化粧品の方が特定の成分を高濃度で配合できたり、医薬部外品には全成分表示の義務がないため有効成分以外の成分やそれらの配合量を厳密に把握することが困難なためです。

敏感肌の症状を改善する有効成分が配合されていても、その他に配合されている成分が刺激となることも考えられます。不安な方は、販売会社に問い合わせて確認しましょう。

下記に、敏感肌の方が刺激を感じやすい成分をまとめましたので、ぜひ参考にしてください。

アルコール(エタノール)

皮膚が乾燥したり刺激を感じる場合がある


香料、着色料

ごくまれにかぶれたりシミになることがある


サリチル酸

殺菌効果や角質を溶かす効果効果があるが、刺激を感じる可能性がある


グリコール酸

AHA(フルーツ酸)で最も強い作用を持ち、ビーリング効果が高い分、刺激も高い

保湿成分

乾燥が原因で敏感肌になってしまう方も多いです。そのため、敏感肌の方は保湿成分が配合された高保湿化粧水がおすすめです。

保湿成分には、セラミド類やヒアルロン酸、コラーゲン、レチノール、ナイアシンアミド、アミノ酸、グリセリン、スクワラン、ワセリンなどがあります。

また、ブランド独自の保湿成分などもありますので、どの成分にどんな働きがあるのかを確認してみましょう。

<保湿成分の特徴>

セラミド類

角質層に存在するうるおい成分で、水分を挟み込む性質を持つ。動物型・ヒト型・疑似型があり、最近はなじみがよいヒト型が人気。


ヒアルロン酸

水分を抱えこむ性質を持つ。1gで2リットル以上の水分を抱えることができる。


コラーゲン

水分を抱えこむ性質を持つ。分子が大きいため角質層まで浸透しないが、肌表面に保護膜を作り肌を保湿したり保護することができる。


レチノール

ヒアルロン酸の産生を促進し、皮膚の水分量を増やすことができる。


アミノ酸

水分をつかむ性質を持つ。単体ではうるおいのキープ力は少なめだが、分子が小さいため浸透しやすい。


グリセリン

角質層の水分を保持する。水分を外部から取り込む働きもある。


スクワラン

水分の蒸散を防ぐことに優れている。


ワセリン

ワセリン自体には保湿成分はないが、肌に塗ることで油膜を張ることができ、水分の蒸散を防いだり、外部からの刺激から肌を保護することができる。

その他のニーズ

スキンケアアイテムの中でも、化粧水は特に様々なニーズに応えるものが多く揃っています。例えば、敏感肌向けでかつ美白対策ができるものや、敏感向けでかつエイジングケアができる化粧水などです。ご自身の肌悩みに合わせて選んでみましょう。

また、化粧水は毎日使うものですので、使い心地の良いものを選ぶことも大切です。例えば、ボトルの種類(ポンプ式・スプレー式など)や、香り使用時間帯(朝用・夜用)などです。

敏感肌におすすめの化粧水

AYURA|バランシングプライマーセンシティブ

AYURA(アユーラ)はさまざまなストレスを抱えた肌悩みを抱える女性たちの「負けない肌」作りを支えるブランドです。スキンケアだけでなく、入浴剤も人気で、「疲れた時こそメディテーションバス」とも評されています。

この商品は、化粧水と乳液の役割を果たす医薬部外品の化粧液です。季節の変わり目や生活の環境の変化などストレスにより、肌表面の角層の水分や油分、天然保湿成分(NMF)の状態が乱れて敏感になってしまった肌に、うるおいを届け肌のコンディションを整え、紫外線や乾燥によるダメージを寄せつけない健やかな肌に導くよう設計されています。有効成分として、トラネキサム酸とグリチルリチン酸ジカリウム*が配合されています。トラネキサム酸は、アレルギー反応や炎症を抑える他、美白効果**もあるといわれています。グリチルリチン酸ジカリウムには、抗炎症作用があるといわれています。また、保湿成分としてアマチャヅルエキスやチンピエキスなどが配合されています。
* I・Ⅱのみ配合
** 美白有効成分としてはEXのみ配合

バランシングプライマーセンシティブは、敏感肌の状態に応じてⅠ・Ⅱ・EXの3種類から選ぶことができます。

  • :水分不足を感じる方

  • :水分と油分の両方の不足を感じる方

  • EX:ハリ不足を感じる方

アルコールフリー、鉱物油フリー、パラベンフリー、無香料、無着色で弱酸性・低刺激設計です。
また、敏感肌の方の協力によるパッチテスト済み*、アレルギーテスト済み*です。
*全ての方にアレルギーや皮ふ刺激が起きないというわけではありません。

化粧液を使用する前に、同ブランドの角質ケア化粧水「クリアリファイナーセンシティブ」を使うことで、不要な角質をやさしく取り除き、化粧液や美容液などの浸透率がアップします。

DECENCIA|つつむ ローションセラム E

DECENCIA(ディセンシア)は、ポーラ・オルビスグループが展開する敏感肌用ブランドです。ディセンシアはポーラ・オルビスグループの敏感肌専門ブランドです。ディセンシアの製品はアルコール、香料、紫外線吸収剤不使用で、アレルギーテストや皮膚科医の立ち合いによる実施用モニターテストを経て、それらに合格した製品のみが販売されています。

この商品は、ディセンシアのセンシティブケアシリーズ「tsutsumu(つつむ)」の化粧水です。乾燥が気になる肌をうるおいで満たすことができます。敏感肌で不足しやすいセラミドと5種のアミノ酸(リシンHCI、アルギニン、セリン、グリシン、アラニン)を配合しています。セラミドは、保湿成分をヒト型セラミド(セラミド2)で囲んでカプセル化したセラミドナノスフィアにより、角層のすみずみまで保湿成分が浸透し、みずみずしくうるおいが続く肌へと導きます。

無香料、無着色でアレルギーテスト済み*です。
*全ての方にアレルギーが起きないというわけではありません。

同シリーズにはクレンジングや洗顔、クリームなども用意されていますので、ライン使いにおすすめです。

ETVOS|アルティモイストローション

ETVOS(エトヴォス)は、2007年創業の日本の化粧品メーカーです。日本ではじめて国産のミネラルファンデーションを製造・開発したメーカーとして知られています。ミネラルファンデーションとヒト型セラミドを配合したスキンケアを主力商品としています。

この商品は、エトヴォス独自の複合成分であるセラミディアル®コンプレックスで、角層にうるおいを与えて肌を整えることができる化粧水です。セラミディアル®コンプレックスは、保湿成分のヒト型セラミド(セラミドEOP、NG、NP、AG、AP)とナイアシンアミドを配合しています。ヒト型セラミドには、角層の細胞と細胞の間を埋めて水分を抱え込む働きがあり、人の肌に元々存在するセラミドと同様の構造をしているため、肌に馴染みやすいのが特徴です。ナイアシンアミド(ビタミンB3)は、10年以上前から多くの化粧品に配合されている、多くの可能性を秘めた成分です。また、肌にうるおいを与えるナス果実エキスや2種のヒアルロン酸も配合されていて、肌の水分をしっかり蓄えてみずみずしい肌へと導きます。さらに、美容成分であるPOs-Ca®とリピジュアにより、角層のすみずみにまで水分が行き届きます。

石油系界面活性剤フリー、鉱物油フリー、シリコンフリー、着色料フリー、合成香料フリー、パラベンフリー、アルコールフリーです。
パッチテスト済み*、アレルギーテスト済み*、スティンギングテスト済み*です。
*全ての方にアレルギーや肌トラブル、皮膚刺激が起こらないというわけではありません。

敏感肌を含むあらゆる肌質の方がご使用いただけます。

皮脂やニキビでお悩みの方には「薬用 アクネVCローションⅠ」が、エイジングサインが気になる方には「バイタライジングローション」もおすすめです。

ラ ロッシュ ポゼ|トレリアン 薬用モイスチャーローション

ラ ロッシュ ポゼは、1975年にフランスで誕生した、敏感肌のためのスキンケアブランドです。

この商品は、敏感肌用保湿スキンケアシリーズ「トレリアン」の低刺激設計の薬用化粧水です。敏感肌の日本人の肌を考えて開発されました。有効成分のニコチン酸アミドと、グリセリン、ターマルウォーターの3種類の成分を独自のバランスで配合しています。ニコチン酸アミドには、肌のバリア機能や肌荒れを改善し、メラニンの生成を抑えてシミ・そばかすを防ぐ効果があるといわれています。グリセリンは保湿効果が高い成分として知られており、ターマルウォーターは、肌をやわらげすこやかに保つ作用があるといわれています。

無香料、アルコール(エタノール)フリー、パラベンフリーです。
皮膚科医の協力のもとテスト済み*、アレルギーテスト済み**、ニキビのもとになりにくい処方***です。
* 全ての方に肌トラブルが起きないわけではありません。
** 全ての方にアレルギーが起きないわけではありません。
*** 全ての方にニキビのもとができないわけではありません。

同シリーズには、クレンジングや洗顔料、保湿クリームなどがあります。

ビオデルマ|ダーマローション D

ビオデルマは1977年にフランスで創業されたスキンケアブランドです。生物学の視点を皮膚科学に取り入れた科学的アプローチで、40年以上にわたり研究を続けています。皮膚科学に関心の高いフランスでは、多くの皮膚科専門医がビオデルマの商品を処方しています。

この商品は、敏感肌ライン「Sensibio(サンシビオ)」の化粧水です。低刺激性にこだわり、敏感肌の水分バランスを整え、乾燥から肌を守ることができます。保湿成分として、キュウリ果実エキスとグリセリンが配合されています。キュウリ果実エキスには肌をおだやかに整える作用が、グリセリンには肌にうるおいを与える作用があるといわれています。また、ビオデルマ独自の複合体保湿成分D.A.F(フルクトオリゴ糖、マンニトール、キシリトール、ラムノース)が配合されていて、敏感肌をやさしく保湿してうるおった肌へ導きます。

エチルアルコールフリー、パラベンフリー、無香料、無着色で、パッチテスト済み*、ノンコメドジェニックテスト済み**です。
*全ての方に皮膚トラブルが起こらないというわけではありません。
**全ての方にニキビのもと(コメド)ができないというわけではありません。

同シリーズのクレンジングリキッドは、1本でクレンジングと洗顔ができる洗顔料として人気の商品です。

IPSA|ME センシティブ

IPSA(イプサ)は、1986年に誕生した、資生堂グループの化粧品ブランドです。個々の肌状態は異なり、自ら美しくなろうとする力をもっているという考えから、ひとりひとりの肌が本来保っている力にアプローチできる製品を提案しています。カウンターでは肌の水分量・皮脂量・透明感などを計測できるイプサライザーを備え、肌データを元にしたカウンセリングを行なっています。

この商品は、酵素レベルに合わせて選べる化粧液シリーズ「ME」の敏感肌向けライン「ME センシティブ」の化粧液です。化粧液とは、化粧水と乳液の機能が合わさったものです。「ME センシティブ」シリーズには、独自の複合美容成分OX-ME成分(アラントイン・イザヨイバラ果実エキス・エリスリトール・グリセリン)が配合されています。

敏感肌の方のために、鉱物油フリー、界面活性剤フリー、アルコールフリー、無香料、無着色の低刺激設計となっています。また、敏感肌の方によるパッチテスト*、ノンコメドジェニックテスト*、アレルギーテスト済み*です。
*全ての方にニキビができない、アレルギーが起きないというわけではありません。

ME センシティブは、1〜4の中から、皮脂分泌量に応じて最適な1本を選びます。

  • ME センシティブ 1:肌全体が脂っぽいのに同時にカサつきやザラつきを感じる方

  • ME センシティブ 2:肌全体がやや脂っぽいと同時にややカサつきを感じる方

  • ME センシティブ 3:水分とツヤが不足しがちで、肌全体にカサつきを感じる方

  • ME センシティブ 4:水分とツヤが不足しがちで、肌全体にひどいカサつきを感じる方

アクセーヌ|AD コントロール ローション

アクセーヌは、最新の皮膚生理学に基づいた肌トラブルの解決策を追求し、低刺激でアレルギーの原因にならず効果の実感できる化粧品を開発しています。

この商品は、刺激を受けやすい敏感肌用のためのシリーズ「AD コントロール」の化粧水です。低刺激性に徹底的にこだわり、乾燥で刺激を受けやすくなってる肌にうるおいを与え、肌を整えることができます。保湿成分にグリセリンとBGを配合しています。また、肌を弱酸性に保つ役割があるクエン酸が配合されています。

界面活性剤フリー、パラベン(防腐剤)フリー、アルコール(エタノール)フリー、無香料、無着色で低刺激性*です。
* 全ての方に肌トラブルが起こらないというわけではありません。

同シリーズには、洗顔料や化粧水、美容液などスキンケアアイテムが一式揃っています。

ICOR|Sakeフェイシャルトナー

ICOR(イコ)は、自然や人にとって必要不可欠な「水」に着目した北海道、ニセコのオーガニックブランド
です。北海道の雪どけ湧き水と、その水に育まれた自然の恵みをふんだんに取り入れることができる製品を販売しています。CORの商品は自然由来成分の配合率90%以上で、一部オーガニック認証(エコサート)成分も配合しています。また、パラベンやシリコン、石油系界面活性剤などは不使用で、動物実験は行っていません。

この商品は、自然由来成分99%でできた化粧水です。ミネラル豊富な北海道ニセコ羊蹄山の雪どけ湧き水で肌のうるおいを満たし、その水で仕込まれた純米酒配合することで、輝くクリアな肌をはぐくみます。日本酒は、20種類以上のアミノ酸や糖類、ビタミンなどを多く含み、肌に浸透しやすいのが特徴で、うるおいを肌に届け、本来の肌力を引き出します。さらに、うるおいと同時に肌ツヤをかなえる米セラミド(グルコシルセラミド)、皮脂を抑え肌のキメを整えるラベンダー油、ビタミンやミネラル、酵素など180種類以上の成分が含まれる天然の保湿成分のハチミツも配合されています。

パラベンフリー、シリコンフリー、石油系界面活性剤フリー、紫外線吸収剤フリー、合成着色料フリー、合成香料フリー、蛍光剤フリー、鉱物油フリー、アルコールフリーです。

米ヌカオイルが配合された二層式の化粧水「オイルインミストトナー」は、髪やボディにも使える多機能化粧水として人気です。化粧水の後は、同ブランドの「Sakeフェイシャルクリーム」で保湿を行いましょう。

化粧水に関するQ&A

スキンケアは化粧水だけでもOK?

スキンケアとは、端的にいってしまえば「肌を保湿すること」です。肌の保湿は「水分を補充し、油分でカバーする」のが基本です。油分は肌の上に油膜を張り、水分が逃げるのを防ぎます。

化粧水は肌に水分を補充するものなので、化粧水だけではスキンケアは不十分ということになります。化粧水の後は、油分を多く含む乳液やクリームなど必ず使用しましょう。

化粧水と乳液はどちらを先に使う?

基本的なステップは、化粧水→乳液の順番です。水分を補給したあとに油分で膜を張って水分を閉じ込めます。ただし、商品の中には「先行乳液」といって、化粧水の前に使用するものもあります。例えば、スキンケアブランドのアルビオンはスキンケアの最初のステップに乳液を使用します。化粧水の使用方法については、ブランドの公式サイトなどで確認を行いましょう。

化粧水は肌の奥まで浸透するって本当?

テレビCMや広告などで「肌の奥まで浸透!」などの文言を見聞きしたことがある人は多いのではないでしょうか?しかし、実際には化粧品は皮膚の一番外側の部分である「角層」までしか浸透しません。人間の皮膚には、外部からの侵入物を体内に取り込まないシステムが備わっているためです。バリア機能を持つ角質をしっかりと保湿し、いい状態に保つことが極めて重要です。

化粧水はたっぷり使う方が肌に良い?

保湿が重要だからといって、化粧水を規定量以上に使用していませんか?化粧水はたくさん塗る方が肌に良いというわけではありません。角質に浸透できる水分量は決まっているので、肌に塗った分全てが浸透するというわけではないからです。一時的に肌に浸透したりプルプルになっている感覚があるかもしれませんが、すぐに蒸発するため、あまり意味がありません。

化粧水は手とコットンどちらでつける方がいいの?

手とコットンにはどちらにもメリット・デメリットがあります。肌負担を考慮すると、基本的には手で化粧水をつけるのを推奨します

肌への負担を考慮すると、手で直接つける方が良いですが、ムラができたり目元や鼻などの細かい箇所につけづらいというデメリットがあります。コットンを使用する方が、細かい部分まで均等につけることができますが、摩擦により肌負担が大きくなります。

いずれの方法でも注意すべきことは、摩擦やパッティング(肌を叩くこと)を避けることです。赤みや色素沈着、ハリやシミなどの肌トラブルを招く恐れがあるためです。

コットンを使用する際は、肌負担が少ないコットン(オーガニックなど)を選び、コットン全体がひたひたになるくらい化粧水をたっぷり使用し(その分コストがかかります)、過度の摩擦を避けましょう。

化粧水は季節によって変えるべき?

日本には四季があり、それぞれも季節によって気候が大きく変わります。気候により肌の状態は左右されやすいため、できれば季節ごとに化粧水を使い分けるのがよいでしょう。

例えば、乾燥しやすい秋冬には保湿効果が高い化粧水を、皮脂分泌が多くなりやすい春夏には皮脂分泌を抑える作用もある化粧水を使用するなど、肌の状態に合わせて異なるスキンケアを取り入れてみましょう。

ただし、一度開封した化粧水はできるだけ早く使い切る方がよいので、次のシーズンに持ち越さないよう、使い切れる容量を購入するようにしましょう。

化粧水は年齢によって変えるべき?

年齢によって肌の状態は変わるので、使用する化粧水も変える必要があります。例えば、皮脂の分泌量は20〜30代をピークにどんどん減ってきます。

20代で使用していた化粧水では保湿が物足りなく感じるなど肌の変化を感じたら、化粧水を含むスキンケアを見直すべきタイミングといえます。

化粧水は朝と晩で使い分けるべき?

基本的には、朝晩で使い分ける必要はありません(朝・夜専用のものでない限り)。しかし、朝のメイクの前に油分が多い化粧水を使用すると、メイクのりが悪くなってしまいます。そのため、朝は油分の少ないもの、夜は油分が多いものなど、朝晩でスキンケアアイテムを使い分けるのもありです。

拭き取り化粧水ってどうなの?

拭き取り化粧水とは、洗顔の代わりに、コットンに化粧水を付けて汚れを取り除いたり、古い角質を落とすものです。もともとはフランス発祥のスキンケアアイテムといわれています。フランスの水道水は硬水で、硬水に含まれるマグネシウムやカルシウムなどのミネラルにより肌が乾燥したり肌荒れの原因となるため、フランスなどのヨーロッパでは、クレンジングや洗顔などはコットンや布で拭き取るのが主流です。

日本の水質は軟水なので、わざわざ拭き取り化粧水を使う必要はありません。ただし、拭き取り化粧水で古い角質を落とし化粧水の浸透が高くなる効果があるので、スキンケアに取り入れるのはありです。使用時はコットンによる摩擦には十分注意しましょう。

参考文献

  • かずのすけ, 白野実(2019)『美肌成分事典』主婦の友インフォス

  • 上原恵理(2021)『医者が教える 人生が変わる美容大事典』KADOKAWA

  • 永松麻美(2021)『正しい知識がわかる 美肌事典』高橋書店

  • すみしょう(2021)『最短で美肌になるために知っておきたい スキンケア大全』KADOKAWA

  • 久光一誠(2021)『効果的な「組み合わせ」がわかる 化粧品成分事典』池田書店

  • 川島眞, 川田暁, 神田吉弘, 世喜利彦, 能﨑章輔(2018)『美容の科学』じほう

  • 宇山侊男, 岡部美代治, 久光一誠(2020)『化粧品成分ガイド 第7版』フレグランスジャーナル

  • 小林智子(2022)『すっぴん肌が好きになる 肌トラブル大全』WAVE出版