健康志向の方が増えている昨今では、小麦粉の代用品として米粉が人気です。スーパーなどでも手軽に購入できるようになりましたが、実際は「どうして体に良いといわれているのだろう?」「どのように使えば良いのだろう?」と疑問に思ったことがある方も多いのではないでしょうか。 米粉は、うるち米を原料に作られる粉製品です。サラサラとした細かい粉で、小麦粉の代用品としてお菓子作りに使われたり、揚げ物の衣などの料理にも幅広く使用することができます。米粉のメリットはグルテンが含まれていないことで、グルテンフリーの食生活を送りたい方に特に注目されていますが、米粉を使用するとうまく調理ができないという方も多くいらっしゃいますよね。 本記事では、米粉を使っておかずを作りたい方におすすめのレシピ本を紹介します。
米粉の基本的な情報は、下記の通りです。
米粉はもち米またはうるち米を原料に作られる。
一般的にスーパーで販売されている米粉は、うるち米を原料に作られる「製菓用米粉」を指す。
米粉には「菓子・料理用」「パン用米粉」「麺用米粉」の3種類ある。
以下、詳しく紹介していきます。
米粉は大別してもち米から作られるものと、うるち米から作られるものがあります。
うるち米は一般的に食べられている半透明のお米のことです。有名な品種にはコシヒカリやあきたこまちなどがあります。もち米は白く不透明で、お餅やお赤飯にする粘性のあるお米のことです。
もち米からなる代表的な米粉は白玉粉で、うるち米からなる代表的な米粉は上新粉です。
さらに製法によって、「アルファ型(α型)」と「ベータ型(β型)」に分類されます。
「ベータ型」は、製造の過程で加熱処理していない米粉を指し、「生粉製品(なまこせいひん)」ともいいます。ベータ型の米粉は上新粉や白玉粉などです。
「アルファ型」は、製造の過程で加熱処理している米粉を指し、「糊化製品(こかせいひん)」ともいいます。アルファ型の米粉はみじん粉や寒梅粉、道明寺粉などです。
スーパーなどで売られ、一般的に「米粉」または「米の粉」という名称で売られている商品は単に「製菓用米粉」と呼ばれます。原料がうるち米かつベータ型で、粒子がとても細かいです。以下、本記事での「米粉」とは、この製菓用米粉を指します。
原料は上新粉と同じですが、製法や粒子の大きさが異なります。一般的には、うるち米から2ロール製法で作られた粉が「上新粉」、胴搗き製法(どうつきせいほう)で作られた粉が製菓用米粉となります。
米粉の粒度は40メッシュ〜500メッシュのものがあり、数字が大きいほど粒子が細かいことを表します。上新粉などの米粉が90メッシュスルーであるのに対して、製菓用米粉は200メッシュスルーから400メッシュスルーと粒子が細かいのが大きな特徴です。製菓用米粉の見た目は白く、サラサラとしています。
2ロール製法は、水洗いした米を乾燥させロール製粉機で製粉するという方法です。胴搗き製法したものよりも強い粘性がありますが、水分量が少ないため硬化が早いです。
胴搗き製法は、精米後にもち米の水分が多く保たれた状態で、杆搗き臼(きねつきうす)で徐々に細かくしていく製法です。別名杵搗き式(きねつきしき)ともいいます。時間はかかりますが、良い粉を得ることができます。関西では、古くから胴付き製法で作られています。
日本米粉協会では、消費者が用途に合わせて適した米粉を選択できるように製菓用米粉を使用用途別に
1番菓子・料理用
2番パン用米粉
3番麺用米粉
と分類し、この番号や用途をパッケージに表示することを推奨しています。現在パッケージに番号や用途を表記している製品は少ないですが、表示されている製品もあるので購入する際の参考にしてみてください。
米粉のメリットは、下記の通りです。
グルテンフリー
油の吸収率が低い
だまになりにくく使いやすい
国産の商品が多い
以下、詳しく紹介します。
米粉のメリット1つ目は、グルテンフリーであることです。
グルテンとは主に小麦や大麦、ライ麦などに含まれる成分です。弾力に富むが伸びにくいグルテニンと、弾力は弱いが伸びやすいグリアジンの2種類のたんぱく質が、水分によって結びついたものをグルテンといいます。グルテンの含有量によって生地の硬さが決まり、パンなどの「ふわふわ、モチモチ」という食感はこのグルテンによってもたらされます。しかし、グルテンはアレルギーの原因となる他、消化されにくいという性質があり、肥満やむくみの原因となったり、疲れやすくなるなどの症状が身体に出ることもあります。
米粉にはグルテンが含まれないため、小麦アレルギーの方やグルテンフリーの生活をしている人が小麦粉の代用品として米粉を使用することが多いです。
ただし、「米粉」という商品名で販売されているものには製パン用にグルテンを添加しているものもあります。米粉=グルテンが含まれていないというわけではないので、原材料を確認してから購入しましょう。
米粉のもう一つの大きなメリットは、油を吸収しにくい点です。
米粉は、小麦粉と比較して油の吸収率が低いため、唐揚げや天ぷらの衣として使用すると、揚げたてのカリッとした食感を長時間保つことができ、時間が経ってもベタつきにくいという特徴があります。
また、油を吸収しにくさはカロリーを抑えることに繋がるため、ダイエットの方などカロリーを抑えたい方にとっても大きな利点であるといえるでしょう。
さらに、油っぽさが少なくなるため、胃腸への負担が軽減される点も大きなメリット。油っぽいものが苦手な方でも食べやすいです。
米粉は使いやすさの点でも優れています。
小麦粉と比べて粒子が細かいため、料理やお菓子作りの際にふるいにかける必要がなく、そのまま簡単に使用することができます。また、米粉は水に非常に溶けやすく、ダマになりにくいです。例えばシチューやソースを作る際にも便利で、滑らかで均一な仕上がりが期待できます。
パンケーキなどのお菓子作りでは、グルテンが含まれていない分、焼き菓子などの膨らみは少なくなる傾向にありますが、他の成分や工夫を加えることで十分に美味しい仕上がりに。クッキーなどの焼き菓子ではサクサクっとした米粉ならではの食感が楽しめます。
米粉のもう一つの大きな利点は、国産の商品が多いことです。
日本国内では米粉の製造が盛んで、主に国内産の米を使用している商品が多く流通しています。日本産の米粉は、農薬や化学肥料の使用が抑えられているものが多く、特に無農薬や有機栽培によるものも増えてきています。このため、化学物質に敏感な人や、小さなお子様がいる家庭から特に人気です。
食の安全性に対する意識が高まる中、国産の米粉はその信頼性や品質の高さから、多くの消費者に選ばれています。
さらに、米粉は日本の伝統的な農産物であり、地産地消の観点からも注目されています。
米粉のおかずレシピ本を紹介します。
「毎日食べたい はじめての米粉レシピ おかずとパンとお菓子」は、米粉を活用したさまざまなレシピをまとめた一冊です。料理家でフードコーディネーターの上島亜紀さんが、日常の料理に簡単に取り入れられる米粉レシピを多数紹介しています。
上島さんは、手軽で美味しい家庭料理を提案することを重視しながら、料理教室「A's Table」を主宰し、楽しく魅力的なおもてなし料理を発信してきました。この豊富な経験をもとに、米粉の特徴を最大限に活かしたレシピが本書に詰まっています。
この本では、米粉を使ったおかず、パン、お菓子など、家庭で気軽に楽しめるレシピを網羅しています。特に、米粉を使用したおかずレシピは、調理法によって変わる食感を楽しめるよう工夫されているのが特徴です。例えば、米粉を使って焼いた鶏肉は、外はカリッと、内側はふんわりジューシーに仕上がり、だし巻き卵は米粉を加えることで、冷めても柔らかく仕上がります。
また、米粉で作るパンはもちもちとした食感が特徴で、お菓子は軽やかでふんわりとした仕上がりになります。どのレシピもシンプルで失敗しにくく、一度作るとリピートしたくなる美味しさです。
さらに、巻頭には米粉の扱い方やコツが丁寧に解説されているので、初心者でも安心して取り組むことができます。米粉を使った料理をこれから始めたい方にとって、この一冊は強い味方になるでしょう。
「今日からはじめる米粉レシピ」は、米粉を使った手軽でおいしい料理を楽しみたい方に向けた一冊です。
著者の高橋ヒロさんは、フードコーディネーターとして活躍し、子どものアレルギーをきっかけに米粉の可能性に着目。自身の経験を活かし、家庭で簡単に実践できる米粉レシピを提案しています。
この本では、電子レンジやフライパン、炊飯器を使って手軽に作れるパンレシピをはじめ、さまざまな料理やお菓子のレシピが豊富に紹介されています。特に、電子レンジでわずか8分で完成する「レンチンパン」や、炊飯器で簡単に作れる本格的なパンレシピは、忙しい毎日にもぴったり。さらに、米粉を使った餃子の皮やうどんなどの和食、エスニック料理も手軽に作れる工夫が満載です。
お菓子作りも、クッキーやスポンジケーキなどの定番から、タルトまでバラエティ豊か。特別な道具がなくても手軽に楽しめるレシピが揃っており、普段のおやつ作りにもぴったりです。
「米粉を使って何か作りたいけれど、どう始めたらいいか分からない」という方にも、わかりやすいプロセスカット付きで、初心者でも失敗せずにおいしく作れます。
「スイーツも料理も。グルテンフリーでおいしいを叶える 米粉のレシピ帖」は、美味しいだけではなく作りやすさもしっかり追求されたグルテンフリーのレシピ本です。
お米と米粉の専門料理研究家である鈴鹿梅子さんで、出版社はKADOKAWAです。
鈴鹿さんは、管理栄養士として日本の食文化とお米の未来を守るべく米粉の魅力を広める活動をし、自国で自給できる数少ない食材であるお米の消費量減少の問題に取り組んでいます。
この本は、鈴鹿さんの長年の研究と実践から生まれた、グルテンフリーでも楽しめるおいしいレシピが満載です。小麦粉から米粉へのシフトにより、体調不良が改善された経験を持つ鈴鹿さんが、米粉を使ったドーナツやシフォンケーキ、シュークリーム、バースディケーキなどの絶品スイーツから、餃子、唐揚げ、パンケーキ、シチュー、ピザなどのお食事系レシピまで幅広く紹介しています。
わかりやすさはもちろんのこと、材料もシンプルで作りやすいと人気です。
「米粉の料理とおやつ うかたまBOOKS」は、米粉を用いた多彩なレシピを集めた一冊です。
著名な料理家タカコナカムラさんが手がけ、米粉の特性を最大限に活かしたレシピが紹介されています。米粉はグルテンフリーでありながら、バターなしでクリーミーなホワイトソースを作ったり、冷めてもとろみを保つ料理、さらにはサクサクの揚げ物を実現するなど、日常の料理を一段と美味しくします。
この本では、米粉の特性に基づくレシピに加え、雑誌「うかたま」から厳選した上新粉やもち粉を使っただんごや大福など、伝統的なおやつのレシピも豊富に掲載。さらに、農家が自家製粉した玄米粉を使った蒸しパンやドーナツなど、米粉を使ったおやつのアイデアも紹介されています。
米粉を使ったバラエティ豊かなレシピが一堂に集まり、日々の食卓を豊かにしてくれる一冊です。
「米粉で作る日々のごはん&おやつ 卵、牛乳、小麦グルテンなし」は、アレルギーや健康を意識した方にも安心して楽しめる、米粉を使った料理とおやつのレシピ集です。
著者の岡村淑子さんは、日本菓子専門学校で製菓衛生師免許を取得し、2005年から「小さなお菓子教室」を主宰。長年にわたって米粉を使ったレシピを開発し、生活クラブ生協などでも講習を行っています。
この新装版では、卵や牛乳、小麦を使わずに作れるおいしいレシピが満載です。アレルギーを持つ方や、ダイエット中の方でも安心して食べられる料理やお菓子が紹介されています。特に、著者が試行錯誤を重ねて生み出したレシピは、健康的でありながら、しっかりとした味わいと満足感を提供してくれると評判です。
日々のごはんから、ちょっとしたおやつまで、手軽に作れるレシピがたくさん詰まったこの一冊は、家族みんなで楽しめるヘルシーな食卓作りに役立つこと間違いなしでしょう。
今別府靖子さんの「毎日使える! 米粉レシピ - 料理編: グルテンフリー料理でココロもカラダもヘルシーに」は、米粉を使った84品のグルテンフリー料理を紹介する一冊です。
著者の今別府靖子さんは、娘さんの小麦アレルギーをきっかけに、1999年から米粉レシピに取り組んできました。以来、書籍や雑誌、テレビ出演や講演などで、健康とおいしさをテーマにした料理を紹介してきました。この本ではそんな著者が長年にわたって培ってきた米粉レシピの集大成が詰まっており、焼く・揚げる・煮る・茹でる・蒸す・炒めるといった多彩な調理法のレシピを紹介。各章では、これらの調理法に加えて、市販の米粉麺を使ったレシピも取り上げています。
ぜひ、この本を通じて、米粉を日常の食材として取り入れ、ココロもカラダもヘルシーな食生活を手に入れてください。
「クックパッド×波里 米粉で作るほうがおいしい料理」は、レシピサイトのクックパッドと国内NO1米粉のリブランドともいえる波里が共同で監修し誕生した一冊です。宝島社から出版されています。
本書のタイトル「米粉で作るほうがおいしい」には、アレルギー対応のパンやお菓子の材料として認識されがちな米粉のイメージ変えたいという思いが込められています。クックパッドと波里が主催した「米粉で作るほうがおいしいレシピコンテスト」の応募レシピから厳選された約1,000レシピが収められています。
米粉を使うと味が落ちると思われがちですが、多彩な使い方や利便性、美味しさを発見できる一冊となっているのが特徴です。購入者からも「失敗することなく美味しく作れる」と高い評価を得ています。
「米粉のおやつとおかず」は、管理栄養士で米粉料理家として活躍する中村りえさんが提案する、米粉を使った多彩なレシピ集です。
大学卒業後、食品メーカーでの商品開発やセミナーを手がけていた著者中村さんは、家族に小麦アレルギーを持つ人がいたことから米粉に注目。米粉の特性を活かした料理を通じて、日本の食文化を大切にしながら、誰でも手軽に美味しい料理が作れることを広めたいという思いでこの本を執筆しました。
本書では、米粉の特性を最大限に活用した「おやつ」「パン」「おかず」のレシピを多数掲載。もっちりとした食感や、カリカリとした歯ごたえなど、米粉だからこそ実現できる新しい食感を楽しめます。また、米粉は小麦粉の代替としてだけでなく、料理にヘルシーなアレンジを加える食材としても優れており、グルテンフリーの料理を日常に取り入れたい方にも最適です。
お菓子やパンだけでなく、毎日の食事にも米粉を取り入れたレシピが豊富に揃っており、米粉ならではの軽やかで美味しい料理が簡単に作れる工夫が詰まっています。シンプルながら満足感のあるおやつや、家族みんなで楽しめるボリュームたっぷりのおかずレシピまで、幅広いレパートリーで日常の食卓を彩ります。
「米粉さえあれば、主食からスイーツまで自由自在〜グルテンフリー生活も、米粉なら簡単〜」は、米粉を使った様々な料理のレシピを紹介する一冊です。
著者は、米粉活用のスペシャリストであるサカイ優佳子さんと田平恵美さん。彼女たちが提案するレシピは、米粉の持つ特性を生かし、普段の食事をより簡単で美味しくするためのものとなっています。
サカイ優佳子さんは、サスティナブル料理研究家として、米粉の可能性を広げる活動をしています。食べ物と環境の関係に深い関心を持ち、娘のアトピーをきっかけに食事療法を始めました。彼女の料理教室では、海外の家庭料理を学びながら、食育にも力を入れています。田平恵美さんは、乾物の利便性に着目し、食品ロスの削減や省エネ、時短料理の研究を行っています。彼女は「DRYandPEACE」の共同代表として、乾物を現代のライフスタイルに合わせて活用する方法を提案しています。
本書では、米粉を使った主食からスイーツまで、19のレシピを紹介しています。米粉の特性を生かし、小麦粉や片栗粉に頼らずに美味しい料理を作る方法が詳細に説明されています。米粉の基本知識から実際のレシピまで、初心者でも簡単に取り入れられる内容が盛り込まれているのが特徴です。
「わたしに優しい 米粉とみりんのお菓子と料理」は、「#みりん女子会®」の人気オンラインクッキングサロンから生まれた待望のレシピ本です。
著者の設楽賀奈子さんが手がけるこの書籍では、全てのレシピが砂糖を使わず、グルテンフリーで提供。米粉とみりんを使った、心と体に優しい料理とスイーツが多数紹介しています。
設楽賀奈子さんは京都で生まれ育ち、群馬に在住しています。京都の宝酒造で15年間、みりんの企画やレシピ開発に従事し、その魅力に取り憑かれました。彼女の食に対する深い情熱と「食から健康」の考え方を反映させ、米粉とみりんを使ったレシピを考案。自身の体験から、グルテンフリーや砂糖不使用の食生活がどれほど体調を改善するかを知り、それを広めるために執筆されているのが特徴です。
本書には、米粉とみりんを使った17種類のお菓子と16種類の洋食レシピが収められています。みりんを煮詰めたシロップを使用することで、甘さを控えながらも奥深い味わいを実現。シロップの作り方は簡単で、手軽に取り入れられられるのが魅力です。
設楽賀奈子が提案する、心身に優しい食の世界を体験してみてください。
「しあわせ米粉クッキング」は、料理研究家である村上祥子さんが手がける、米粉を使った多彩なレシピを収めた一冊です。
村上さんは、電子レンジを活用した時短料理のスペシャリストとして知られ、日々の食事に取り入れやすいヘルシーなメニューを提案しています。栄養学に基づいた知識と長年の経験を活かし、簡単かつ美味しく作れる米粉料理を幅広く紹介しているのが特徴です。
この本には、カレーやグラタンなど人気のおかずから、手軽にできるパンやお菓子のレシピまでが満載。特に、電子レンジで作る「35分ロールパン」は、忙しい方でも短時間で焼きたてパンを楽しめる画期的なレシピです。また、米粉ならではのもちもちとした食感を活かした点心も魅力の一つ。
米粉はグルテンフリーで、アレルギーの心配がある方や、健康を気にする方にも最適な食材。この本では、そんな米粉を活かした簡単で美味しい料理が、家庭で気軽に作れるよう工夫されています。村上さんの指導のもと、どなたでも失敗なく調理できるレシピが詰まったこの一冊で、毎日の食事に新たな楽しさを加えてみてはいかがでしょうか。
「フライパンで簡単!米粉のパン、麺、おかず、おやつ」は、大塚せつ子さんによる、米粉を活用したレシピ集です。白神こだま酵母の第一人者としても知られる大塚さんは、米粉を使った料理やパン作りの技術を全国に広め、日本の米文化を再び食卓に取り戻すことを目指しています。2013年には「日本米粉クッキング協会」を設立し、米粉の魅力を広める活動を続けてきました。
このレシピ本の特徴は、オーブンや電子レンジ、鍋を使わず、フライパン一つで簡単に作れること。第2弾となる今回は、さらに手軽に作れるメニューが揃っています。パンやフォカッチャ、ピザなどの定番から、ニョッキや麺、おかずまで幅広い料理が収録されており、米粉ならではの美味しさを存分に楽しめます。また、ケーキやクレープ、ケークサレといったスイーツレシピも充実しており、スペシャルなメニューが満載。
米粉を使ったヘルシーで美味しい料理を、フライパンひとつで手軽に作れるこの本は、小麦アレルギーの方や健康志向の方にぴったりです。毎日の料理をもっと簡単に、そして楽しくするための一冊です。
「第2回全国米粉料理コンテスト入賞者レシピ集』は、「第2回全国米粉料理コンテスト」で優秀作品として選ばれたレシピ105点をまとめた一冊です。応募総数766点の中から地区大会や全国大会を勝ち抜いたレシピは、どれも米粉の特性を最大限に活かしたオリジナリティ溢れるものばかり。各レシピには、米粉の専門家によるアドバイスが添えられ、家庭でも再現しやすい形で紹介されています。
本書には、アレルギー対応メニューも豊富に収録されており、該当レシピには「アレルギー対応」のマークが記載されているため、アレルギーのある方にも安心して活用できます。また、米粉を普段使わない方でも取り組みやすいよう、冒頭では米粉の特性や利用法について詳しく解説しています。
米粉の可能性を広げるバラエティ豊かなレシピが詰まったこの本は、日々の料理に新しいアイデアを求める方におすすめの一冊です。
「米粉でクッキング&パン作り: さくっ、もちっ、とろーりのおいしさ」は、宮崎県出身の吉田育子さんが提案する、お米を大切にしながら楽しめる新しい食べ方を紹介するレシピ本です。
著者は栄養士としての資格を持ち、新潟調理師専門学校校長として活躍するほか、料理指導や食育活動にも積極的に取り組んでいます。
本書は、米粉を使ったパン作りや、さくっとした食感、もちっとした仕上がり、とろりとした口当たりの料理を通じて、日々の食事を豊かにするレシピが満載。米粉を使うことで実現できる新しいおいしさを、手軽に家庭で楽しめるよう工夫されたレシピが詰まっています。食材の地産地消にも注目し、食文化の大切さを伝える一冊です。
毎日の料理に新しいアレンジを加えたい方や、米粉をもっと活用したいと考えている方にぴったりの本となっています。
「米粉レシピ (ブティック・ムックno.1616)」は、米粉を使ったさまざまなレシピを紹介する実用的なガイドブックです。
著者の舘野鏡子さんは、料理研究家として長年の経験を持ち、家庭料理の専門家として広く知られています。彼女は桐朋学園大学のピアノ科を卒業後、NHKの「きょうの料理」において10年以上アシスタントを務めた後、独立。舘野さんは三世代が集う家庭から生まれる実用的で美味しい料理が人気で、テレビ番組や雑誌でもそのレシピが紹介されています。
本書は、米粉を使用したパン、料理、スイーツのレシピを集めたものです。米粉は小麦粉の代用品として注目されており、小麦アレルギーや「グルテンフリー」を実践している方にとって非常に有益です。過去の出版物を再編集してまとめた本書では、米粉を使った様々な料理法が紹介。日常の食事に役立つ実践的なアイデアが満載です。
家庭料理のスキルをさらに高めたい方や、新しい食材に挑戦してみたい方には必見の一冊です。
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