健康志向の方が増えている昨今では、小麦粉の代用品として米粉が人気です。スーパーなどでも手軽に購入できるようになりましたが、実際は「どうして体に良いといわれているのだろう?」「どのように使えば良いのだろう?」と疑問に思ったことがある方も多いのではないでしょうか。 米粉は、お米を原料に作られる粉製品です。サラサラとした細かい粉で、小麦粉の代用品としてお菓子作りに使われたり、揚げ物の衣などの料理にも幅広く使用することができます。米粉のメリットはグルテンが含まれていないことで、グルテンフリーの食生活を送りたい方に特に注目されています。 本記事では、おすすめの米粉のレシピ本を紹介します。
米粉の基本的な情報は、下記の通りです。
米粉はもち米またはうるち米を原料に作られる。
一般的にスーパーで販売されている米粉は、うるち米を原料に作られる「製菓用米粉」を指す。
米粉には「菓子・料理用」「パン用米粉」「麺用米粉」の3種類ある。
以下、詳しく紹介していきます。
米粉は大別してもち米から作られるものと、うるち米から作られるものがあります。
うるち米は一般的に食べられている半透明のお米のことです。有名な品種にはコシヒカリやあきたこまちなどがあります。もち米は白く不透明で、お餅やお赤飯にする粘性のあるお米のことです。
もち米からなる代表的な米粉は白玉粉で、うるち米からなる代表的な米粉は上新粉です。
さらに製法によって、「アルファ型(α型)」と「ベータ型(β型)」に分類されます。
「ベータ型」は、製造の過程で加熱処理していない米粉を指し、「生粉製品(なまこせいひん)」ともいいます。ベータ型の米粉は上新粉や白玉粉などです。
「アルファ型」は、製造の過程で加熱処理している米粉を指し、「糊化製品(こかせいひん)」ともいいます。アルファ型の米粉はみじん粉や寒梅粉、道明寺粉などです。
スーパーなどで売られ、一般的に「米粉」または「米の粉」という名称で売られている商品は単に「製菓用米粉」と呼ばれます。原料がうるち米かつベータ型で、粒子がとても細かいです。以下、本記事での「米粉」とは、この製菓用米粉を指します。
原料は上新粉と同じですが、製法や粒子の大きさが異なります。一般的には、うるち米から2ロール製法で作られた粉が「上新粉」、胴搗き製法(どうつきせいほう)で作られた粉が製菓用米粉となります。
米粉の粒度は40メッシュ〜500メッシュのものがあり、数字が大きいほど粒子が細かいことを表します。上新粉などの米粉が90メッシュスルーであるのに対して、製菓用米粉は200メッシュスルーから400メッシュスルーと粒子が細かいのが大きな特徴です。製菓用米粉の見た目は白く、サラサラとしています。
2ロール製法は、水洗いした米を乾燥させロール製粉機で製粉するという方法です。胴搗き製法したものよりも強い粘性がありますが、水分量が少ないため硬化が早いです。
胴搗き製法は、精米後にもち米の水分が多く保たれた状態で、杆搗き臼(きねつきうす)で徐々に細かくしていく製法です。別名杵搗き式(きねつきしき)ともいいます。時間はかかりますが、良い粉を得ることができます。関西では、古くから胴付き製法で作られています。
日本米粉協会では、消費者が用途に合わせて適した米粉を選択できるように製菓用米粉を使用用途別に
1番菓子・料理用
2番パン用米粉
3番麺用米粉
と分類し、この番号や用途をパッケージに表示することを推奨しています。現在パッケージに番号や用途を表記している製品は少ないですが、表示されている製品もあるので購入する際の参考にしてみてください。
米粉のメリットは、下記の通りです。
グルテンフリー
油の吸収率が低い
だまになりにくく使いやすい
国産の商品が多い
以下、詳しく紹介します。
米粉のメリット1つ目は、グルテンフリーであることです。
グルテンとは主に小麦や大麦、ライ麦などに含まれる成分です。弾力に富むが伸びにくいグルテニンと、弾力は弱いが伸びやすいグリアジンの2種類のたんぱく質が、水分によって結びついたものをグルテンといいます。グルテンの含有量によって生地の硬さが決まり、パンなどの「ふわふわ、モチモチ」という食感はこのグルテンによってもたらされます。しかし、グルテンはアレルギーの原因となる他、消化されにくいという性質があり、肥満やむくみの原因となったり、疲れやすくなるなどの症状が身体に出ることもあります。
米粉にはグルテンが含まれないため、小麦アレルギーの方やグルテンフリーの生活をしている人が小麦粉の代用品として米粉を使用することが多いです。
ただし、「米粉」という商品名で販売されているものには製パン用にグルテンを添加しているものもあります。米粉=グルテンが含まれていないというわけではないので、原材料を確認してから購入しましょう。
米粉のもう一つの大きなメリットは、油を吸収しにくい点です。
米粉は、小麦粉と比較して油の吸収率が低いため、唐揚げや天ぷらの衣として使用すると、揚げたてのカリッとした食感を長時間保つことができ、時間が経ってもベタつきにくいという特徴があります。
また、油を吸収しにくさはカロリーを抑えることに繋がるため、ダイエットの方などカロリーを抑えたい方にとっても大きな利点であるといえるでしょう。
さらに、油っぽさが少なくなるため、胃腸への負担が軽減される点も大きなメリット。油っぽいものが苦手な方でも食べやすいです。
米粉は使いやすさの点でも優れています。
小麦粉と比べて粒子が細かいため、料理やお菓子作りの際にふるいにかける必要がなく、そのまま簡単に使用することができます。また、米粉は水に非常に溶けやすく、ダマになりにくいです。例えばシチューやソースを作る際にも便利で、滑らかで均一な仕上がりが期待できます。
パンケーキなどのお菓子作りでは、グルテンが含まれていない分、焼き菓子などの膨らみは少なくなる傾向にありますが、他の成分や工夫を加えることで十分に美味しい仕上がりに。クッキーなどの焼き菓子ではサクサクっとした米粉ならではの食感が楽しめます。
米粉のもう一つの大きな利点は、国産の商品が多いことです。
日本国内では米粉の製造が盛んで、主に国内産の米を使用している商品が多く流通しています。日本産の米粉は、農薬や化学肥料の使用が抑えられているものが多く、特に無農薬や有機栽培によるものも増えてきています。このため、化学物質に敏感な人や、小さなお子様がいる家庭から特に人気です。
食の安全性に対する意識が高まる中、国産の米粉はその信頼性や品質の高さから、多くの消費者に選ばれています。
さらに、米粉は日本の伝統的な農産物であり、地産地消の観点からも注目されています。
米粉のおすすめレシピ本を紹介します。
「米粉100レシピ 今だからこそ作りたい! おいしくて体にやさしいパンとお菓子のベストセレクション」は、米粉料理の第一人者・高橋ヒロさんによる、米粉で作るパンとお菓子のレシピ集です。
著者である高橋さんは、米粉専門教室「hiro-cafe」を主宰する料理家・フードコーディネーターです。大学卒業後にIT企業での勤務と並行して本格的に料理の勉強を始め、フードコーディネーターとして独立。現在は、書籍、雑誌、企業のレシピ開発やお店のコンサルで活躍しており、講演なども行っています。
本書は、高橋さんがこれまでに生み出してきたレシピの中から特に評判の良かったものを厳選。さらにおいしく、簡単に作れるようにブラッシュアップされたレシピを紹介しています。どれも米粉ならではの香りや甘み、食感が楽しめるものばかりです。
作業工程をわかりやすく伝えるため、プロセスカットも多数掲載しているのが特徴で、パン作りやお菓子作りの経験がない方でも簡単に作れると好評です。常に満席が続く米粉教室を開催している高橋さんの知識と経験が詰まったこの1冊で、米粉のパンやお菓子作りを楽しんでください。
「米粉レシピ (ブティック・ムックno.1616)」は、米粉を使ったさまざまなレシピを紹介する実用的なガイドブックです。
著者の舘野鏡子さんは、料理研究家として長年の経験を持ち、家庭料理の専門家として広く知られています。彼女は桐朋学園大学のピアノ科を卒業後、NHKの「きょうの料理」において10年以上アシスタントを務めた後、独立。舘野さんは三世代が集う家庭から生まれる実用的で美味しい料理が人気で、テレビ番組や雑誌でもそのレシピが紹介されています。
本書は、米粉を使用したパン、料理、スイーツのレシピを集めたものです。米粉は小麦粉の代用品として注目されており、小麦アレルギーや「グルテンフリー」を実践している方にとって非常に有益です。過去の出版物を再編集してまとめた本書では、米粉を使った様々な料理法が紹介。日常の食事に役立つ実践的なアイデアが満載です。
家庭料理のスキルをさらに高めたい方や、新しい食材に挑戦してみたい方には必見の一冊です。
「米粉の料理とおやつ うかたまBOOKS」は、米粉を用いた多彩なレシピを集めた一冊です。
著名な料理家タカコナカムラさんが手がけ、米粉の特性を最大限に活かしたレシピが紹介されています。米粉はグルテンフリーでありながら、バターなしでクリーミーなホワイトソースを作ったり、冷めてもとろみを保つ料理、さらにはサクサクの揚げ物を実現するなど、日常の料理を一段と美味しくします。
この本では、米粉の特性に基づくレシピに加え、雑誌「うかたま」から厳選した上新粉やもち粉を使っただんごや大福など、伝統的なおやつのレシピも豊富に掲載。さらに、農家が自家製粉した玄米粉を使った蒸しパンやドーナツなど、米粉を使ったおやつのアイデアも紹介されています。
米粉を使ったバラエティ豊かなレシピが一堂に集まり、日々の食卓を豊かにしてくれる一冊です。
「スイーツも料理も。グルテンフリーでおいしいを叶える 米粉のレシピ帖」は、美味しいだけではなく作りやすさもしっかり追求されたグルテンフリーのレシピ本です。
お米と米粉の専門料理研究家である鈴鹿梅子さんで、出版社はKADOKAWAです。
鈴鹿さんは、管理栄養士として日本の食文化とお米の未来を守るべく米粉の魅力を広める活動をし、自国で自給できる数少ない食材であるお米の消費量減少の問題に取り組んでいます。
この本は、鈴鹿さんの長年の研究と実践から生まれた、グルテンフリーでも楽しめるおいしいレシピが満載です。小麦粉から米粉へのシフトにより、体調不良が改善された経験を持つ鈴鹿さんが、米粉を使ったドーナツやシフォンケーキ、シュークリーム、バースディケーキなどの絶品スイーツから、餃子、唐揚げ、パンケーキ、シチュー、ピザなどのお食事系レシピまで幅広く紹介しています。
わかりやすさはもちろんのこと、材料もシンプルで作りやすいと人気です。
「クックパッド×波里 米粉で作るほうがおいしい料理」は、レシピサイトのクックパッドと国内NO1米粉のリブランドともいえる波里が共同で監修し誕生した一冊です。宝島社から出版されています。
本書のタイトル「米粉で作るほうがおいしい」には、アレルギー対応のパンやお菓子の材料として認識されがちな米粉のイメージ変えたいという思いが込められています。クックパッドと波里が主催した「米粉で作るほうがおいしいレシピコンテスト」の応募レシピから厳選された約1,000レシピが収められています。
米粉を使うと味が落ちると思われがちですが、多彩な使い方や利便性、美味しさを発見できる一冊となっているのが特徴です。購入者からも「失敗することなく美味しく作れる」と高い評価を得ています。
「わたしに優しい 米粉とみりんのお菓子と料理」は、「#みりん女子会®」の人気オンラインクッキングサロンから生まれた待望のレシピ本です。
著者の設楽賀奈子さんが手がけるこの書籍では、全てのレシピが砂糖を使わず、グルテンフリーで提供。米粉とみりんを使った、心と体に優しい料理とスイーツが多数紹介しています。
設楽賀奈子さんは京都で生まれ育ち、群馬に在住しています。京都の宝酒造で15年間、みりんの企画やレシピ開発に従事し、その魅力に取り憑かれました。彼女の食に対する深い情熱と「食から健康」の考え方を反映させ、米粉とみりんを使ったレシピを考案。自身の体験から、グルテンフリーや砂糖不使用の食生活がどれほど体調を改善するかを知り、それを広めるために執筆されているのが特徴です。
本書には、米粉とみりんを使った17種類のお菓子と16種類の洋食レシピが収められています。みりんを煮詰めたシロップを使用することで、甘さを控えながらも奥深い味わいを実現。シロップの作り方は簡単で、手軽に取り入れられられるのが魅力です。
設楽賀奈子が提案する、心身に優しい食の世界を体験してみてください。
「米粉があれば! パンもおかずもおやつも極上」は、米粉を使った様々なレシピを一堂に集めた便利なガイドブックです。
著者の沼津りえさんは、管理栄養士としての専門知識と調理師としてのスキルを持ち、東京・阿佐ヶ谷を拠点に多彩な料理教室「COOK会」を主宰しています。彼女の教室は、シンプルながらも食材の旨味を最大限に引き出すレシピが特徴で、多くの受講者から高い評価を受けています。沼津さんはまた、米粉を用いたレシピの開発にも携わり、その魅力を広める活動を行っています。
この本では、米粉を使用したグルテンフリーのパンやおやつ、さらにはおかずのレシピが豊富に紹介されています。米粉の特徴であるもっちりとした食感やしっとり感を活かし、毎日の食事をバラエティ豊かに楽しむための100品以上のレシピを提供しています。特に米粉の使い方が初心者にもわかりやすく、料理のとろみづけや揚げ物の衣、つなぎとしての活用法まで幅広くカバーしています。
本書を手に取れば、米粉の新たな魅力を発見し、健康的で美味しい食生活を送ることができるでしょう。米粉ならではの独特の食感や味わいを楽しみながら、毎日の料理がもっと楽しくなること間違いありません。
「毎日食べたい はじめての米粉レシピ おかずとパンとお菓子」は、米粉を活用したさまざまなレシピをまとめた一冊です。料理家でフードコーディネーターの上島亜紀さんが、日常の料理に簡単に取り入れられる米粉レシピを多数紹介しています。
上島さんは、手軽で美味しい家庭料理を提案することを重視しながら、料理教室「A's Table」を主宰し、楽しく魅力的なおもてなし料理を発信してきました。この豊富な経験をもとに、米粉の特徴を最大限に活かしたレシピが本書に詰まっています。
この本では、米粉を使ったおかず、パン、お菓子など、家庭で気軽に楽しめるレシピを網羅しています。特に、米粉を使用したおかずレシピは、調理法によって変わる食感を楽しめるよう工夫されているのが特徴です。例えば、米粉を使って焼いた鶏肉は、外はカリッと、内側はふんわりジューシーに仕上がり、だし巻き卵は米粉を加えることで、冷めても柔らかく仕上がります。
また、米粉で作るパンはもちもちとした食感が特徴で、お菓子は軽やかでふんわりとした仕上がりになります。どのレシピもシンプルで失敗しにくく、一度作るとリピートしたくなる美味しさです。
さらに、巻頭には米粉の扱い方やコツが丁寧に解説されているので、初心者でも安心して取り組むことができます。米粉を使った料理をこれから始めたい方にとって、この一冊は強い味方になるでしょう。
『「米粉」で作る いつものお菓子 食感と軽さがうれしい』は、柳谷みのりさんが提案する、米粉を活用したお菓子作りに焦点を当てたレシピ本です。
著者である柳谷さんは、多くのファンに支持される「みのすけ通信お菓子教室」の主宰者で、インスタグラムでも12万人以上のフォロワーを持つ人気料理家です。菓子製造技能士としての経験を持ち、数々のレシピ開発を行ってきた彼女が長年の経験をもとに生み出したレシピは、簡単でありながら美味しさをしっかりと感じられるものばかりです。
この本では、日常的に作られるお菓子を米粉で仕上げることで、新たな味わいや食感を楽しめるレシピを多数紹介。米粉を使うことで、お菓子が軽やかでふんわりと仕上がり、サクサク感やしっとりとした口当たりを楽しむことができるのが特徴です。
身近なスーパーで手に入る米粉を使った手軽にお菓子作りが楽しめるレシピが満載で、どのレシピも「美味しい」と高い評価を得ています。
「ふんわりもっちり 米粉のパンとお菓子」は、米粉を活用したパンやお菓子のレシピを提案しています。
著者の石澤清美さんは、料理書の編集者としての経験を持ち、現在は雑誌や書籍での執筆や企業メニューの開発を行う、実力派の料理研究家です。彼女の得意分野は、体に優しく季節の食材を生かした家庭料理で、多くの読者から高い評価を受けています。
本書では、グルテンフリーの食生活を実践するための米粉の使い方に焦点を当てています。米粉はグルテンを含まないため、小麦粉の代わりに使用することで、グルテン不耐症やアレルギーを持つ人々でも安心して楽しめるレシピが満載。米粉の特性を活かすことで、ふるう手間が省け、混ぜるだけで生地がしっかりまとまり、初心者でも扱いやすいのが特徴です。
特に注目したいのは、時短で作れるパンのレシピです。米粉を使うことで、発酵工程が1回で済むため、忙しい日でも手軽に美味しいパンを焼き上げることができます。また、お菓子のレシピも豊富に取り入れられており、糖分や油分を控えめにしながらも、美味しさを損なわない体に優しいスイーツが楽しめます。
石澤さんが提案するレシピは、米粉ならではのふんわりとした食感やもっちりとした口当たりを最大限に引き出しており、日常の食事に新しい風を吹き込んでくれることでしょう。健康を意識しつつも、美味しい食事を楽しみたい方にぴったりの一冊です。
「とびきりてがるなおやつ」は、著者中平真紀子さんが手がける、心と体に優しいおやつのレシピ集です。
中平さんはヨガ・ピラティス講師であり、元料理・パン講師としても活躍しています。本書では、健康を意識しながらも美味しく楽しめるおやつを提供するため、小麦粉、砂糖、さらに卵、ベーキングパウダー、乳製品を一切使用せずに作るレシピが紹介されています。
全70レシピが紹介されており、洋菓子から和菓子、サクサクしたおやつ、ひんやりスイーツまで、多彩な種類が揃っています。レシピはすべて工程写真付きで、手順を確認しながら作れるため、誰でも簡単においしいおやつを作ることができます。
中平さんの「とびきりてがるなおやつ」は、健康志向の方や、食事に気を使いながらもおいしいおやつを楽しみたい方に最適な一冊です。
「フライパンでできる 米粉のパンとおやつ 小麦粉なしでも本当においしい」は、米粉を使った手軽でおいしいパンとおやつ作りに特化したレシピ集です。
著者である多森サクミさんは、川崎市にある古民家で米粉のパンとお菓子の教室「あれこれキッチン」を主宰する人気の米粉料理研究家です。1972年生まれの多森さんは、米粉の特性を活かしたレシピ作りに情熱を注ぎ、「キメと食感」に特にこだわった独自のアプローチで多くのファンを魅了しています。
この本では、オーブンを使わずにフライパンだけで作れるグルテンフリーのパンとおやつのレシピを約50種類紹介しています。例えば、イングリッシュマフィンやクリームパン、カレーパン、トルティーヤ、ドーナツ、ビスケットといった幅広いメニューが揃い、どれも小麦粉、卵、乳製品を使わないレシピです。そのため、食物アレルギーがある子どもを持つ親や、グルテンフリーやマクロビオティックを実践している方、そして米粉の魅力を最大限に引き出した料理を楽しみたい方にとって、理想的な一冊となっています。
特に、米粉ならではのもっちりとした食感や、ふわふわとした軽やかな味わいが特徴で、子どもから大人まで楽しめるレシピが満載。フライパンを使って手軽に作れるので、初心者でも挑戦しやすく、家庭で本格的な米粉のパンとおやつを楽しむことができます。これから米粉を使った料理に挑戦したい方にも、すでに米粉の魅力を知っている方にもおすすめの一冊です。
「小麦粉・卵・乳製品不使用 ストウブで焼く米粉の鍋パン」は、グルテンフリーの米粉パンを自宅で簡単に楽しむためのレシピ集です。
著者の小川陽子さんは、東京・吉祥寺で「ラトリエ・ソランナ」という米粉パン教室を主宰。これまでに100種類以上の米粉を使ったパンやお菓子を開発してきました。彼女のレシピは、味と食感の良さで多くの人々を魅了し、米粉パンの可能性を広げています。
本書では、気密性と蓄熱性に優れたストウブ鍋を使用して、パン屋さん顔負けの本格的な米粉パンを焼くための41種類のレシピを紹介。パリッとしたクラストが特徴のカンパーニュから、ふわふわのちぎりパン、生食パンのような柔らかなソフトブレッド、そしてふわもち食感のフォカッチャまで、多彩なパンが手軽に作れます。
初心者でも簡単に取り組めるよう、レシピはわかりやすく、材料や手順もシンプルにまとめられています。米粉パンの新しい魅力を発見し、おうちで焼きたてのパンを楽しむ時間をぜひ味わってください。
「お店みたいなあつあつ米粉パン」は、パン作りが好きなすべての人に向けた、鈴木あつこさんの最新レシピ集です。
鈴木さんはパン作りに情熱を注ぎ、小麦粉や米粉を使ったパンを日々焼き続ける中で、多くの試行錯誤を経て、今回の米粉パンレシピにたどり着きました。彼女はパン教室「あつあつパン教室」を主宰し、YouTubeチャンネルでも同名の教室を運営しており、パン作りをもっと身近で簡単に楽しんでもらうために活動しています。
この本では、ふわふわでもちもちの米粉パンを、わずか1時間以内で作れるレシピが紹介されています。米粉特有の短い発酵時間と生地の扱いやすさが特徴で、初心者やこれまでパン作りに挑戦して挫折してしまった人にも最適です。鈴木さんが5年間の研究を重ねて完成させたレシピは、体にも優しく、まるでお店で買ったかのような仕上がりになります。
本書には豊富なプロセス写真が掲載されており、初心者でも簡単に形作りができるよう、丁寧に解説されています。パン作りをもっと気軽に、そして美味しく楽しみたいという方に、この「お店みたいなあつあつ米粉パン」は必携の一冊です。
「米粉のつくりおきおやつ: 卵、小麦粉、乳製品を使わない。」は、手軽に作れて体に優しいおやつを提案する今井ようこさんのレシピ集です。今井さんは、健康的な野菜料理やお菓子を教える教室「roof」を運営しており、食材にこだわったヘルシーな料理を提供しています。
この本には、卵や小麦粉、乳製品、白砂糖を使わず、米粉をベースにしたおやつのレシピが豊富に掲載されています。週末にいくつかのレシピをまとめて作り置きしておけば、平日の忙しい日でもすぐに楽しめるおやつが常備できます。保存がきくレシピが多いため、毎日手作りのおやつを楽しむことができます。
米粉は、小麦粉と比べて扱いやすく、初心者でも失敗しにくい素材です。ダマになりにくく、シンプルな工程で美味しいおやつが作れます。混ぜるだけ、焼くだけというシンプルなレシピが中心なので、初めての人でも気軽に挑戦できます。
また、甘みにはメープルシロップやてんさい糖、はちみつなど、体に優しい自然な甘味料を使用しており、しっかりとした甘さを楽しめます。低GI食品である米粉を使うことで、健康を意識しながら美味しいおやつを作ることができます。
この本では、クッキーやケーキ、ビスコッティなど、多様なレシピが紹介されています。食感や味わいのバリエーションが豊富で、体に優しいおやつ作りを始めたい方におすすめです。
「米粉で作る うれしい和のおやつ」は、米粉を使った和風スイーツのレシピを紹介する一冊です。
著者の森崎繭香さんは、フードコーディネーターであり、お菓子料理研究家として活動しています。調理師や製菓衛生師の資格を持ち、料理教室講師やパティシエとしての経験も豊富。フレンチやイタリアンの厨房で腕を磨いた後、独立してレシピ本の出版やメディア出演など多岐にわたる活動を展開しており、身近な食材を使った家庭向けのレシピ作りを得意としています。
この本では、米粉を使って手軽に作れる伝統的な和菓子や和風スイーツを、57種類のレシピとして紹介。大福やみたらし団子、どら焼き、蒸しまんじゅうといった昔ながらの和菓子から、米粉シフォンケーキやロールケーキ、抹茶を使ったスイーツまで、バリエーション豊かなメニューが揃っています。また、米粉を使った郷土菓子やおやつも紹介されており、素材の持ち味を活かしたレシピが特徴です。
米粉は、日本人の味覚に合いやすく、あんこや抹茶、黒糖といった和の素材とも相性が良いので、家庭で作る和菓子には最適です。この本では、米粉の扱いやすさもポイントとなっており、混ぜすぎやこねすぎの心配がなく、初心者でも気軽にチャレンジできるレシピが多数掲載されています。
「米粉で作る うれしい和のおやつ」は、米粉を使った和菓子やスイーツを家庭で簡単に楽しみたい方にぴったりの一冊です。
「米粉のお菓子 ー グルテンフリーのおいしいレシピ37」は、小麦粉を使わずに米粉だけで作るグルテンフリーのお菓子レシピが37種類紹介されています。
著者の石橋かおりさんは、お菓子作りの専門家で、40冊以上の著書を持ち、常に新しい食材やレシピを探求してきました。
本書では、米粉の特性を活かしたお菓子作りに焦点を当てています。石橋さんは「米粉のお菓子は、口どけが優れており、味わいも異なる」と語っています。また、米粉のお菓子は、小麦粉よりもカロリーが約5%低く、ヘルシーながらも満足感があります。
本書を参考にすればスコーン、シュークリーム、ブラウニー、レモンケーキ、チーズケーキ、シフォンケーキ、かりんとうなど、多彩なお菓子が手軽に作れます。巻末には、特定の素材(卵なし、牛乳や生クリームなし、乳製品なし)に対応した索引もあり、さまざまなニーズに応じたレシピが豊富に揃っているため人気です。
「米粉のシフォンケーキとスイーツ 小麦・卵・乳製品を使わないグルテンフリーなレシピ」は、湊麻里衣さんによる初の著書で、グルテンフリーのスイーツレシピを豊富に取り揃えた一冊です。
湊さんは神奈川県茅ケ崎市出身で、幼少期からお菓子作りに興味を持ち、レコールバンタンで製菓を学びながら地元のカフェでパティシエとしての経験を積みました。2010年にはブログ「そらのおうちカフェごはん」を開設。2015年に長女のアレルギー発症をきっかけに米粉やグルテンフリー、卵不使用のスイーツに関する研究を始めました。
本書では、米粉を使ったシフォンケーキをはじめ、パウンドケーキやクッキー、マフィンなどの人気の焼き菓子から、ムースやアイスクリーム、デコレーションケーキまで、全45品のレシピを収録。ひよこ豆メレンゲで作るムースや、おしゃれなドリップケーキなど、華やかさと美味しさが詰まったレシピとなっています。
「難しい」といった声もありますが、「グルテンフリーでこんなにふわふわなシフォンケーキは食べたことがない」と感じる人が多いほど手間暇をかけるだけの美味しさを味わえるため、満足度が高い一冊です。
「こどもとつくる! かんたん米粉おやつ」は、親子で楽しみながら作れる米粉のおやつレシピを集めた一冊です。愛媛出身で、現在東京に住む著者さよさんが、息子とのおやつ作りをきっかけに始めた米粉スイーツの世界が詰まっています。
この本では、グルテンフリーで体に優しい米粉を使ったおやつが、全て3ステップで簡単に作れるレシピとして紹介されています。忙しいママやパパでも、また小さなお子さんと一緒でも手軽に挑戦できるのが嬉しいポイント。全レシピにはプロセス写真が付いており、材料も身近なスーパーや100均で揃えられるため、試しやすいのも特徴です。
さよさんが考案したレシピは、旬の食材を取り入れたものが多く、季節ごとの栄養もたっぷり。甘いおやつだけでなく、しょっぱいおかず系のレシピもあり、ちょっとした食事替わりにも最適です。Instagramで大人気のレシピも収録されており、一度作れば「また作りたい!」というリクエストが止まらないこと間違いなし。
親子で一緒に楽しめる、体に優しくて美味しいおやつ作りが始められる一冊です。
Most Popular
中が茶色いじゃがいもは食べられる?空洞や輪になってる場合は?
食品事典
なすを切ったら種だらけ...食べられる?原因と対処法を解説
食品事典
ハンバーグが固くなる原因と柔らかく作るコツを徹底解説
食品事典
麻婆豆腐が辛い時に甘くする方法。おすすめの調味料や食品は?
食品事典
カビが生えた人参は食べられる?見分け方は?原因と対処法も解説
食品事典
小麦粉の捨て方。爆発注意?燃えるゴミでよい?再利用の方法とは
食品事典
大根は中身が茶色に変色しても食べられる?原因と対処法を解説
食品事典
トマト缶は一缶でトマト何個分?サイズ別に解説
食品事典
エリンギが水っぽい...食べられる?濡れてる原因と対処法は?
食品事典
なすの中身がスカスカ...食べられる?原因と対処法を解説
食品事典