近年、健康志向の方が増え注目されているグルテンフリーですが、グルテンフリーのお菓子を作るのは難しいと思っている方も多いのではないでしょうか。 グルテンフリーとは、グルテニンとグリアジンの2種類のタンパク質が結びついた「グルテン」を含まない食生活のことをいいます。特にお菓子には小麦粉などグルテンを含む食材を使っていることが多いため、代用品を使う必要があります。しかし、「何で代用したら良いかわからない」「なんだか美味しく作れない」という方も多いです。 本記事ではグルテンフリーの基本的な情報や、初めての方でも参考にしやすいグルテンフリーのお菓子が作れるレシピ本を紹介します。
グルテンフリーとは、グルテンを含む食材を避ける食生活のことをいいます。
グルテンとは、弾力に富むが伸びにくいグルテニンと弾力は弱いが伸びやすいグリアジンの2種類のたんぱく質が、水分によって結びついたものです。例えば、パンなどのふわふわやモチモチとした食感はこのグルテンによってもたらされます。
グルテンは食品に食感や美味しさをプラスする成分ですが、人によっては健康上の問題を引き起こすことがあります。特に、セリアック病(グルテンに対する自己免疫反応)を持つ人にとってグルテンの摂取健康上のリスクを伴います。セリアック病とは、小麦、大麦、ライ麦に含まれるグルテンに対して免疫系が異常に反応する自己免疫疾患です。セリアック病の患者がグルテンを摂取すると、免疫システムが小腸の内壁を攻撃し、腸絨毛(小腸の壁にある栄養素を吸収するための小さな突起)が損傷を受けます。
グルテンフリーは、もともとセリアック病患者の食事療法として生まれました。しかし、近年では健康志向の高まりにより、セリアック病患者の方以外にもグルテンフリーの食事を選ぶ人々が増えています。例えば、ノバク・ジョコビッチ選手や大谷翔平選手などもグルテンフリーの食生活を送っていることで有名です。
グルテンフリーの効果は下記の3つです。
腸内環境の改善
ダイエット
疲労感の軽減
以下詳しく解説していきます。
セリアック病とは異なり、自己免疫反応を伴わないまでも、グルテンに敏感な人は消化不良や腹痛、腸内ガスなどの症状が出ることがあります。特にグルテン過敏症の方がグルテンを摂取すると腸内で炎症が起きることがあり、この炎症が腸内環境を悪化させる原因となります。
特に大きな症状が見られず自覚症状がない方も多いです。しかし、実際にグルテンフリーの食事を取り入れると腸内の炎症を抑えることができるため、腸内環境が改善する効果が期待できます。腸内の炎症が抑えられることで、下痢や便秘、アトピーなどが改善したと感じる方が多いです。
また、頭痛がなくなり体調が良くなったと感じる方も多くいらっしゃいます。さらに、腸内環境が整うことで肌トラブル改善の効果も期待できます。
セリアック病では、グルテンが小腸の絨毛を破壊し、栄養素の吸収が大幅に阻害されます。これにより、体が必要とするビタミンやミネラル、特に鉄分やビタミンB12の不足が起こり、これが慢性的な疲労感を引き起こしていると考えられています。
また、セリアック病ではなくても消化に時間がかかるグルテンを摂取することで、腸内環境が乱れてしまいエネルギーを消費することが疲労感に繋がります。
グルテンフリー食を取り入れると、腸内の絨毛が修復され栄養吸収が正常化します。これにより、鉄分やビタミンB12の吸収が改善され、体全体のエネルギー生成能力が向上。その結果、疲労感が軽減されエネルギーレベルが向上するといわれています。
グルテンを多く含む食品は、食べることで一時的に満足感や快楽感をもたらし、タバコに含まれるニコチンやコーヒーなどに含まれるカフェインと同様に神経を刺激します。そのため、過剰摂取することでさらに食欲をかき立て、過食につながりやすくなるので注意が必要です。
グルテンフリーの食生活は、依存性のあるグルテンを控えることで、食欲を抑えられることも大きな効果といえます。
また、グルテンフリー食は血糖値の急上昇を抑える効果も期待できます。血糖値が急上昇すると、インスリンが大量に分泌され、余分な糖が脂肪として蓄えられやすくなります。また、血糖値も急上昇は急降下にも繋がるため腹持ちも悪くなりますが、グルテンを含む食材の代わりに低GI値の食材を選ぶことで血糖値の上昇が抑えられ、腹持ちが良くなるのでダイエットにぴったりです。
GI値とは、グライセミック・インデックス(Glycemic Index)の略で、食後の血糖値の上昇度を表す値です。食品の炭水化物を50g摂取した際の血糖値の上昇度合いを、ブドウ糖(グルコース)を100とした場合の相対値で表します。55以下を低GI、56〜69を中GI、70以上を高GIと分類し、GI値が高ければ高いほど血糖値が急上昇します。急激な血糖値の上昇は血糖値の急降下に繋がり空腹を感じやすくなるだけではなく、体に負担をかけるため緩やかな上昇が理想的です。
グルテンフリーの食事を始めた場合、その効果が現れる時期は個人の体質や健康状態によって異なりますが、一般的には1週間〜2週間で効果が現れるといわれています。
セリアック病やグルテンに敏感な人は、グルテンフリー食を始めてから数日以内に、消化器症状(腹痛、下痢、ガス、膨満感など)が改善し始めることが多いです。
セリアック病やグルテンに敏感ではない方にとっては変化を感じにくい場合もありますが、徐々に変化が出てくることも多いので、根気よく続けることが大切です。
グルテンを含む主な食材は下記の4つです。
小麦
大麦
ライ麦
食品添加物
詳しく解説します。
グルテンを含む食品の中で最も一般的なのは、小麦です。小麦には豊富なグルテンが含まれており、さまざまな食品に利用されています。
小麦のたんぱく質にはグルテニンとグルアジンが含まれているため、水分を加えるとグルテンが形成されます。小麦を原料に作られる小麦粉のグルテンの含有量は小麦の品種によって異なります。
薄力粉のグルテンの含有量は6.5~8%(原料小麦によって違いがあります)で小麦粉の中で最も少なく、強力粉のグルテン含有量は11.5~13.5%と最も多いです。中力粉のグルテン含有量は8~9%で薄力粉と強力粉の中間です。
そのため、小麦粉を使って作られるパンや麺、焼き菓子などにはグルテンが多く含まれています。
大麦は、イネ科の植物で、穀物として利用されることが多いです。古代から栽培されてきた作物で、現在でも多くの地域で食用や飼料用に生産されています。
大麦の主成分である「ビルゴ(hordein)」というタンパク質は、グルテンに似た性質を持っており、小麦のグルテンと同様のアレルゲンとして働くことがあります。そのため、グルテンフリーの食生活を送る場合は大麦を含む食品も避ける人が多いです。
大麦を原材料に使った食品には、ライ麦パンやビール、麦茶などがあります。
ライ麦もイネ科の穀物で、小麦や大麦と同じく、主に食用や飼料用として利用されます。ライ麦は寒冷地に強く、比較的厳しい気候条件でも育つため、特に北ヨーロッパや北アメリカで広く栽培されています。
ライ麦のグルテンは「セカレイン(secalin)」と呼ばれるタンパク質で、小麦のグルテンと同様に、パン生地を膨らませる役割を果たします。ライ麦に含まれるグルテンも、セリアック病やグルテン過敏症の人にとっては問題となる可能性があるため、グルテンフリーの食生活を送る場合は避けるべきです。
食品添加物である「増粘剤」や「安定剤」は、原料に小麦を使用していることが多いため、グルテンフリーの食生活を来る場合には注意が必要です。
気になる場合は、商品の裏面に記載されている食品添加物をチェクするようにしましょう。
それでは、グルテンフリーのおすすめお菓子レシピ本を紹介します。
クッキー
シフォンケーキ
マフィン
などの焼き菓子をはじめとする、幅広いお菓子レシピを紹介している人気の本を厳選しています。
「体にいいおやつ: 小麦粉・砂糖なし。思い立ったらすぐできる!」は、グルテンフリーでヘルシーなおやつを作りたい方におすすめの一冊です。
著者は、米粉おやつ研究家として多くのフォロワーを持つ著者ねぎちゃんさん。彼女は、米粉おやつ研究家で、食育アドバイザー、薬膳検定1級を持ち、「日本と日本の食の素晴らしさを学び広めたい」という思いのもと活動しています。
本書では、忙しい日常でも簡単に作れる米粉やおからを使用した【材料3つ】【混ぜるだけ】【焼くまで5分】のレシピが紹介されているのが特徴です。また、メープルシロップやはちみつなど、自然な甘さを引き出す食材を使用し、小さなお子さんにも安心して食べさせられるおやつを提案。市販のものとは異なる、優しい味わいを楽しめます。
さらに、アレルギー対応のチェック表も備えているため、さまざまなニーズに応えられる内容です。
発売前から注目を集め、重版を繰り返しながら4万部を突破している本書。グルテンフリーで罪悪感のないおやつを楽しみたい方に、ぜひ手に取っていただきたい一冊です。
「とびきりてがるなおやつ」は、著者中平真紀子さんが手がける、心と体に優しいおやつのレシピ集です。
中平さんはヨガ・ピラティス講師であり、元料理・パン講師としても活躍しています。本書では、健康を意識しながらも美味しく楽しめるおやつを提供するため、小麦粉、砂糖、さらに卵、ベーキングパウダー、乳製品を一切使用せずに作るレシピが紹介されています。
全70レシピが紹介されており、洋菓子から和菓子、サクサクしたおやつ、ひんやりスイーツまで、多彩な種類が揃っています。レシピはすべて工程写真付きで、手順を確認しながら作れるため、誰でも簡単においしいおやつを作ることができます。
中平さんの「とびきりてがるなおやつ」は、健康志向の方や、食事に気を使いながらもおいしいおやつを楽しみたい方に最適な一冊です。
「簡単! すぐ作れる! 失敗しない! 小麦粉不使用の グルテンフリーのお菓子の世界へようこそ」は、低糖質でグルテンフリーなお菓子作りに興味がある方に最適なレシピ本です。
小麦アレルギーを持つ著者yukapさんが、自身の経験をもとに、誰でも手軽に作れるおいしいグルテンフリーレシピを多数紹介。YouTubeで20万人以上の登録者を持つyukapは、シンプルでわかりやすいレシピ動画で話題となっており、週に一度新しいレシピを配信しています。
本書には、YouTubeで350万回再生以上の低糖質「チョコプリン」や120万回再生以上の材料3つの「バナナケーキ」などの人気レシピも掲載。初心者でも失敗しにくいレシピが満載です。
材料も手に入りやすく、すぐに作れるものばかり。グルテンフリー初心者でも安心して取り組めるように工夫されています。小麦粉を使わないお菓子の世界に、気軽に足を踏み入れてみませんか?
低糖質で体にも優しいグルテンフリースイーツを、この一冊でお楽しみください。
「米粉100レシピ 今だからこそ作りたい! おいしくて体にやさしいパンとお菓子のベストセレクション」は、米粉料理の第一人者・高橋ヒロさんによる、米粉で作るパンとお菓子のレシピ集です。
著者である高橋さんは、米粉専門教室「hiro-cafe」を主宰する料理家・フードコーディネーターです。大学卒業後にIT企業での勤務と並行して本格的に料理の勉強を始め、フードコーディネーターとして独立。現在は、書籍、雑誌、企業のレシピ開発やお店のコンサルで活躍しており、講演なども行っています。
本書は、高橋さんがこれまでに生み出してきたレシピの中から特に評判の良かったものを厳選。さらにおいしく、簡単に作れるようにブラッシュアップされたレシピを紹介しています。どれも米粉ならではの香りや甘み、食感が楽しめるものばかりです。
作業工程をわかりやすく伝えるため、プロセスカットも多数掲載しているのが特徴で、パン作りやお菓子作りの経験がない方でも簡単に作れると好評です。常に満席が続く米粉教室を開催している高橋さんの知識と経験が詰まったこの1冊で、米粉のパンやお菓子作りを楽しんでください。
「米粉のつくりおきおやつ: 卵、小麦粉、乳製品を使わない。」は、手軽に作れて体に優しいおやつを提案する今井ようこさんのレシピ集です。今井さんは、健康的な野菜料理やお菓子を教える教室「roof」を運営しており、食材にこだわったヘルシーな料理を提供しています。
この本には、卵や小麦粉、乳製品、白砂糖を使わず、米粉をベースにしたおやつのレシピが豊富に掲載されています。週末にいくつかのレシピをまとめて作り置きしておけば、平日の忙しい日でもすぐに楽しめるおやつが常備できます。保存がきくレシピが多いため、毎日手作りのおやつを楽しむことができます。
米粉は、小麦粉と比べて扱いやすく、初心者でも失敗しにくい素材です。ダマになりにくく、シンプルな工程で美味しいおやつが作れます。混ぜるだけ、焼くだけというシンプルなレシピが中心なので、初めての人でも気軽に挑戦できます。
また、甘みにはメープルシロップやてんさい糖、はちみつなど、体に優しい自然な甘味料を使用しており、しっかりとした甘さを楽しめます。低GI食品である米粉を使うことで、健康を意識しながら美味しいおやつを作ることができます。
この本では、クッキーやケーキ、ビスコッティなど、多様なレシピが紹介されています。食感や味わいのバリエーションが豊富で、体に優しいおやつ作りを始めたい方におすすめです。
「小麦粉、卵、乳製品なしでもかんたん、おいしい! 穂高養生園が考えるやさしいおやつ」は、アレルギーや体調を気にする方でも安心して楽しめる、ナチュラルなおやつレシピを提案しています。
著者の鈴木愛さんは、映画やCMの衣装デザインから食の道へと進んみました。都内の自然食レストランや和食店での経験を経て、穂高養生園にて季節の恵みを生かした料理を探求。自然と調和した食の在り方を大切にしています。
本書では、小麦粉や卵、乳製品を使わずに作れる55品のおやつレシピを掲載。食事にもなる蒸しパンやホットビスケット、パンケーキなど、忙しい朝でも手軽に作れるものから、パウンドケーキやクッキー、クラッカーなど幅広くカバーしており、保存方法まで詳しく紹介されているのが特徴です。
穂高養生園の自然と寄り添ったおやつ作りで、心と体を満たす一品をぜひお試しください。
「小麦粉なしでおいしいフランス菓子: グルテンフリーでカラダにいいことはじめました」は、グルテンフリーでも本格的なフランス菓子が作れるレシピ本です。
著者の大森由紀子さんは、フランスの伝統的な菓子や地方のスイーツを専門とし、雑誌や書籍、テレビなどで広く紹介されています。フランスの田舎や日常で作られる料理にも精通し、「エートル・パティス・キュイジーヌ」という教室を主宰するなどフランス菓子と料理の深い知識を持ち、フランスの伝統や地方菓子の魅力をグルテンフリーで再現する方法を伝授しています。
本書では、小麦粉の代わりに米粉やトウモロコシ粉を使用したレシピが紹介。代用粉で作る際のコツや成功するためのポイントが詳しく説明されているのも特徴です。フランスの伝統的なお菓子から地方のスイーツ、ティータイムのおやつ、食後のデザートまで、多彩なレシピが揃い、さまざまなシーンで楽しむことができます。
グルテンフリーの本格的なお菓子づくりを楽しみたい方から、高い評価を得ている一冊です。
「白崎茶会 植物生まれの気楽なおやつ〜卵、小麦粉、乳製品を使わないやさしいレシピ」は、卵や小麦粉、乳製品を使わないグルテンフリーのおやつを簡単に作るためのレシピ本です。
著者である白崎裕子さんは東京生まれで、埼玉育ち。自然食品店での料理教室講師を経て、葉山町でオーガニック料理教室「白崎茶会」を開設し、全国から多くの生徒が集まる人気の教室を運営しています。
本書では、わずか15分程度の作業で完成する、手軽で美味しいおやつのレシピが多数紹介。米粉やオートミール、おからパウダーなどを使ったレシピが中心で、道具も少なく、洗い物も簡単なのが特徴です。グルテンフリーなので、初心者でも安心して作ることができます。
前作「植物生まれのやさしいお菓子」に続くこの最新刊には、雑誌「ESSE」の人気連載から新たに撮り下ろしのレシピが追加。子どもから大人まで楽しめるやさしいおやつが満載です。
「こどもとつくる! かんたん米粉おやつ」は、親子で楽しみながら作れる米粉のおやつレシピを集めた一冊です。愛媛出身で、現在東京に住む著者さよさんが、息子とのおやつ作りをきっかけに始めた米粉スイーツの世界が詰まっています。
この本では、グルテンフリーで体に優しい米粉を使ったおやつが、全て3ステップで簡単に作れるレシピとして紹介されています。忙しいママやパパでも、また小さなお子さんと一緒でも手軽に挑戦できるのが嬉しいポイント。全レシピにはプロセス写真が付いており、材料も身近なスーパーや100均で揃えられるため、試しやすいのも特徴です。
さよさんが考案したレシピは、旬の食材を取り入れたものが多く、季節ごとの栄養もたっぷり。甘いおやつだけでなく、しょっぱいおかず系のレシピもあり、ちょっとした食事替わりにも最適です。Instagramで大人気のレシピも収録されており、一度作れば「また作りたい!」というリクエストが止まらないこと間違いなし。
親子で一緒に楽しめる、体に優しくて美味しいおやつ作りが始められる一冊です。
「米粉のシフォンケーキとスイーツ 小麦・卵・乳製品を使わないグルテンフリーなレシピ」は、湊麻里衣さんによる初の著書で、グルテンフリーのスイーツレシピを豊富に取り揃えた一冊です。
湊さんは神奈川県茅ケ崎市出身で、幼少期からお菓子作りに興味を持ち、レコールバンタンで製菓を学びながら地元のカフェでパティシエとしての経験を積みました。2010年にはブログ「そらのおうちカフェごはん」を開設。2015年に長女のアレルギー発症をきっかけに米粉やグルテンフリー、卵不使用のスイーツに関する研究を始めました。
本書では、米粉を使ったシフォンケーキをはじめ、パウンドケーキやクッキー、マフィンなどの人気の焼き菓子から、ムースやアイスクリーム、デコレーションケーキまで、全45品のレシピを収録。ひよこ豆メレンゲで作るムースや、おしゃれなドリップケーキなど、華やかさと美味しさが詰まったレシピとなっています。
「難しい」といった声もありますが、「グルテンフリーでこんなにふわふわなシフォンケーキは食べたことがない」と感じる人が多いほど手間暇をかけるだけの美味しさを味わえるため、満足度が高い一冊です。
「まいにちおいしいベジマフィン〈植物生まれの材料で作るグルテンフリーなレシピ〉 料理とお菓子」は、グルテンフリーで健康的なベジマフィンのレシピを豊富に紹介する一冊です。
料理家であり、アートディレクターでもあるuraraさんが手がけたこの本は、彼女の専門知識とクリエイティブなセンスが詰まっています。
uraraさんは、武蔵野美術大学視覚伝達デザイン学科を卒業後、大手広告代理店での経験を経て、フリーランスのアートディレクターとして独立。その後、料理家としても成功を収め、特にキャロットケーキに対する情熱で注目を集めています。彼女のInstagramでは、キャロットケーキのレシピや研究が話題となり、ブランド「Romantic Foodies」のディレクターとしても活躍しています。著書には「まいにち食べたいキャロットケーキ」があり、多くの読者から支持を受けています。
本書では、季節の野菜を16種類使ったベジマフィンレシピが主役です。すべてのレシピがグルテンフリーで、材料は全て植物由来。作り方は非常にシンプルで、材料をスプーンで混ぜて型に流し込むだけで、手軽に美味しいマフィンが完成します。簡単な作業で、オーブンや冷蔵庫に任せるだけで、自然な甘さと旨味が感じられるマフィンが楽しめます。
「まいにちおいしいベジマフィン」は、健康志向の方や、グルテンフリーの食生活を送りたい方にとって、日常に取り入れやすいレシピが詰まった素晴らしい一冊といえるでしょう。
「スイーツも料理も。グルテンフリーでおいしいを叶える 米粉のレシピ帖」は、美味しいだけではなく作りやすさもしっかり追求されたグルテンフリーのレシピ本です。
お米と米粉の専門料理研究家である鈴鹿梅子さんで、出版社はKADOKAWAです。
鈴鹿さんは、管理栄養士として日本の食文化とお米の未来を守るべく米粉の魅力を広める活動をし、自国で自給できる数少ない食材であるお米の消費量減少の問題に取り組んでいます。
この本は、鈴鹿さんの長年の研究と実践から生まれた、グルテンフリーでも楽しめるおいしいレシピが満載です。小麦粉から米粉へのシフトにより、体調不良が改善された経験を持つ鈴鹿さんが、米粉を使ったドーナツやシフォンケーキ、シュークリーム、バースディケーキなどの絶品スイーツから、餃子、唐揚げ、パンケーキ、シチュー、ピザなどのお食事系レシピまで幅広く紹介しています。
わかりやすさはもちろんのこと、材料もシンプルで作りやすいと人気です。
「本当においしい米粉のお菓子: たのしい脱小麦生活のはじめかた」は、料理とお菓子作りへの愛を持ち続けてきた東平しげ子による、新たな米粉スイーツのレシピ本です。
子どものころからお菓子作りに夢中だった著者の東平さんは、40年間の経験を経て、グルテン過敏症という診断を受けることに。これにより小麦粉を使わない生活を余儀なくされましたが、その困難を乗り越えるために米粉を使ったお菓子作りに挑戦し、その成果を本書にまとめました。
米粉のお菓子は一般的にパサつきがちですが、本書ではその特性を活かしたレシピが紹介されています。著者が試行錯誤して編み出したレシピは、小麦粉を使わなくても美味しく仕上がるコツが満載です。健康志向の方や、小麦粉に敏感な方にもぴったり。
シンプルでありながら豊かな味わいを実現するレシピが揃っており、家庭でも簡単に作れるお菓子がたくさん紹介されています。これからの脱小麦生活をより楽しく、美味しくするための必携のレシピ集です。
「グルテンフリーのおやつ」は、グルテンフリー生活をもっと楽しくするためのレシピが詰まった一冊です。
米粉料理のスペシャリストであり、米粉の技術開発と白神こだま酵母のパン作りのエキスパートである大塚さんが贈るこの本では、米粉を使ったスコーンやクッキー、マフィン、ビスコッティなどすぐに作れるおやつレシピを43点紹介しています。小麦粉を使用しないにもかかわらず、その美味しさには驚くことでしょう。米粉の特性を活かしたレシピが満載で、失敗することなく、美味しく仕上がります。
「これまでのグルテンフリーのレシピ本ではうまくいかなかったけれど、大塚せつ子さんのレシピは違う!」と高く評価される本書は、グルテンフリーおやつ作りに挑戦したい方にとって必携の一冊です。
「わたしに優しい 米粉とみりんのお菓子と料理」は、「#みりん女子会®」の人気オンラインクッキングサロンから生まれた待望のレシピ本です。
著者の設楽賀奈子さんが手がけるこの書籍では、全てのレシピが砂糖を使わず、グルテンフリーで提供。米粉とみりんを使った、心と体に優しい料理とスイーツが多数紹介しています。
設楽賀奈子さんは京都で生まれ育ち、群馬に在住しています。京都の宝酒造で15年間、みりんの企画やレシピ開発に従事し、その魅力に取り憑かれました。彼女の食に対する深い情熱と「食から健康」の考え方を反映させ、米粉とみりんを使ったレシピを考案。自身の体験から、グルテンフリーや砂糖不使用の食生活がどれほど体調を改善するかを知り、それを広めるために執筆されているのが特徴です。
本書には、米粉とみりんを使った17種類のお菓子と16種類の洋食レシピが収められています。みりんを煮詰めたシロップを使用することで、甘さを控えながらも奥深い味わいを実現。シロップの作り方は簡単で、手軽に取り入れられられるのが魅力です。
設楽賀奈子が提案する、心身に優しい食の世界を体験してみてください。
「はじめてでもおいしく作れる 米粉のパウンドケーキ ~小麦粉、乳製品、卵を使わないグルテンフリーレシピ50」は、多森サクミさんによる米粉を使ったグルテンフリーのパウンドケーキレシピ集です。グルテンフリーのスイーツ作りを始めたいけれど、どこから手を付ければよいかわからない方にぴったりの一冊となっています。
著者の多森さんは、川崎市の古民家で米粉のパンとお菓子の教室「あれこれキッチン」を運営。彼女の教室では、卵、小麦粉、乳製品を使わないグルテンフリーのレシピが人気で、食にこだわる方々から高い評価を受けています。出張レッスンも好評で、企業や雑誌にレシピ提供も行っています。これまでの著書には、『とびきりおいしい焼き菓子』(家の光協会)や『フライパンでできる 米粉のパンとおやつ』(立東社)があります。
本書では、卵、小麦粉、乳製品を使わずに作れる米粉のパウンドケーキレシピを50種類紹介。特におすすめなのは、米粉と熱湯で作る「米ペースト」を用いたレシピで、ふんわりとした食感の生地に仕上がります。また、おから、大豆粉、そば粉、ひよこ豆、きな粉、炒りぬかなどを加えたアレンジレシピも豊富に掲載されており、様々なバリエーションが楽しめます。
「小麦粉なしでかんたん、やさしい。お菓子とパン」は、桑原奈津子さんの最新書籍です。小麦粉を使わずに作れるグルテンフリーのお菓子とパンのレシピが豊富に紹介されています。
桑原奈津子さんは、大手製粉会社や外資系加工でん粉メーカーでのレシピ開発や粉の研究に従事した後、2004年に料理研究家として独立。粉もののレシピに精通し、雑誌や書籍で幅広く活躍しています。著書には『いっぴきとにひき』(大福書林)や『SIMPLE BAKE & SWEETS』(オレンジページ)などがあり、米粉を使った料理のレシピは特に高い評価を得ています。
料理研究家としての彼女のキャリアと、製粉会社での豊富な経験が反映されたこの本は、小麦粉を使わないことによる手間の軽減と健康への配慮を兼ね備えたレシピが特徴です。
本書のレシピでは粉をふるう必要がなく、簡単に作れるため、忙しい日常でも手軽に取り入れられます。米粉を基にしたレシピは、ふんわり、しっとり、さっくりとした食感が特徴。口の中で溶けるような滑らかさが楽しめます。これまでのグルテンフリーのイメージを覆すような、新しい美味しさを体験できる一冊です。
「まいにち食べたい そば粉100% のおいしいパンとおやつ」は、そば粉100%を使用したパンとおやつのレシピ本です。
著者の小池ともこさんは東京都東村山市出身。マクロビオティックや自然栽培の野菜を使ったレストランでの勤務を経て、そば粉のポテンシャルに注目しました。2016年に「sora」というそば粉専門のカフェを開店し、現在では「そば粉の実験教室」を通じて、グルテンフリーのパンやお菓子作りの知識を広めています。2018年には江戸ソバリエの資格も取得しています。
本書では、そば粉100%で作る体に優しいパンとおやつのレシピを紹介。そば粉はグルテンフリーで低糖質、低GIといった特性があり、ダイエットや健康を気にする人にも適しています。さらに、そば粉は農薬を使わずに育てられるため、近年注目されている食材です。
おやつには、マフィン、大福、シフォンケーキなど、簡単に作れる和洋のレシピも豊富に収録。そば粉の健康効果や美容効果を活かしながら、日常の食卓に取り入れやすい一冊です。
「米粉のお菓子 ー グルテンフリーのおいしいレシピ37」は、小麦粉を使わずに米粉だけで作るグルテンフリーのお菓子レシピが37種類紹介されています。
著者の石橋かおりさんは、お菓子作りの専門家で、40冊以上の著書を持ち、常に新しい食材やレシピを探求してきました。
本書では、米粉の特性を活かしたお菓子作りに焦点を当てています。石橋さんは「米粉のお菓子は、口どけが優れており、味わいも異なる」と語っています。また、米粉のお菓子は、小麦粉よりもカロリーが約5%低く、ヘルシーながらも満足感があります。
本書を参考にすればスコーン、シュークリーム、ブラウニー、レモンケーキ、チーズケーキ、シフォンケーキ、かりんとうなど、多彩なお菓子が手軽に作れます。巻末には、特定の素材(卵なし、牛乳や生クリームなし、乳製品なし)に対応した索引もあり、さまざまなニーズに応じたレシピが豊富に揃っているため人気です。
Most Popular
中が茶色いじゃがいもは食べられる?空洞や輪になってる場合は?
食品事典
なすを切ったら種だらけ...食べられる?原因と対処法を解説
食品事典
ハンバーグが固くなる原因と柔らかく作るコツを徹底解説
食品事典
麻婆豆腐が辛い時に甘くする方法。おすすめの調味料や食品は?
食品事典
カビが生えた人参は食べられる?見分け方は?原因と対処法も解説
食品事典
小麦粉の捨て方。爆発注意?燃えるゴミでよい?再利用の方法とは
食品事典
大根は中身が茶色に変色しても食べられる?原因と対処法を解説
食品事典
トマト缶は一缶でトマト何個分?サイズ別に解説
食品事典
エリンギが水っぽい...食べられる?濡れてる原因と対処法は?
食品事典
なすの中身がスカスカ...食べられる?原因と対処法を解説
食品事典